ブルーオーシャンがスピードで押し切る
先週のばんえい菊花賞は、当初、9月に入って強豪相手に連勝していたナカゼンガキタが有力だと思っていたのに、直前になって「高重量戦は大丈夫か?」などと心配になり、本命を変えて大失敗しました。当てたいがあまりに生じた不安だったのかもしれませんが、あまり強気に攻めすぎても痛い目に遭うので、予想行為は本当に難しいものです。まあ、高い山ほど登ってみたくなるように、ハードルが高いからこそ、挑戦したくなるんですけど...(笑)。
そんなこんなで、今週は4歳牝馬限定戦のクインカップ。今週も穴っぽい馬がたくさんいて、荒れる気配はあるのですが、それらはもともと強いけど、近走、前走で負けている馬ばかり。復活や復調に賭ける馬券というのは、近走、前走で多少気配を見せていたとしても、4着、5着などの善戦止まりのことが多いので、本命にするのは躊躇します。なんだかんだ、直前の勢いも重要ですからね!
よって、◎には、前哨戦の紅バラ賞・2着を始め、近走充実のブルーオーシャンを推します。この馬は黒ユリ賞の優勝馬ではありますが、障害がそれほど上手ではないので、高重量戦になることの不安はあります。ただ、今の時期は水分量以上に馬場が軽いため、この馬のスピードで押し切れる可能性が高いと見ました。
○は、紅バラ賞の3着馬ラッセルクイン。この馬も近走充実。しかし、昨年のばんえいオークスで1番人気に支持されながらも6着に終わったように、障害はあまり得意ではないタイプ。ただし、ばんえいオークスは、初めての重賞挑戦に加えて、馬場が渋っていたことも影響したはず。近走のレースぶりから馬場が軽ければ、高重賞戦でも対応可能と見て、対抗評価にしました。
▲は、昨年のばんえいオークスでは、他馬が障害などで苦しむところを抜け出しての優勝だったホクトノホシ。今シーズンは長期休養により、大きく体を減らしてしまったためになかなか成績が上がって来ませんが、ここへ来て馬体回復。前走でも障害ひと腰で抜け出せたので、ここでの一発があるかもしれません。高重量戦向きのこの馬をここで本命にし切れなかったのは、ばんえいオークス時よりも馬場が軽いことと、近走でもう少し走れていて欲しかったからです。
あとは△に先行力も障害力もある、紅バラ賞の4着馬ヒカルナナヒメ。この馬も近走充実で、大きなマイナス材料はありません。ただし、軽馬場を考慮すると、ブルーオーシャンやラッセルクインに見劣りするので狙い下げました。
他では紅バラ賞の勝ち馬コウシュハローヤル。この馬はばんえいオークスの3着馬でもあり、実績面は申し分ありません。しかし、今回でトップハンデを背負うことと、重賞レース直前に上のクラスで戦うと疲れを残してしまう場合もあるので狙い下げました。
◎ (5)ブルーオーシャン
○ (10)ラッセルクイン
▲ (2)ホクトノホシ
△ (4)ヒカルナナヒメ
△ (8)コウシュハローヤル
馬複
5-10,2 各2000円 計4000円
5-4,8 各1000円 計2000円