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2018年1月 アーカイブ

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今週の見どころ(1/27~1/29)

2018年1月25日(木)

 1月29日(月)のメインには、明け5歳馬による特別戦・ダイヤモンドダスト賞が組まれています。この世代は3、4歳シーズンで五冠を獲得したマルミゴウカイがナンバーワン。今回はハンデ差が大きい設定ですが、底力で克服なるか。注目でしょう。

【第22回開催4日目】
 1月27日(土)のメイン第10レースは、みずがめ座特別(A1・A2級決勝混合・18:10発走予定)。A1~B1まで3クラスの混合戦です。
 ◎カンシャノココロは、3走前の重賞・帯広記念(6着)を挟んで3連勝中。2走前にはプロキオン特別(A1級-1組)、A1級予選とも先行策から押し切っています。引き続き賞金ハンデ5キロ増で臨めるのも有利。格下相手のここは連勝を伸ばしそうです。
 ○ホンベツイチバンは、カンシャノココロと同じ近2走が4、2着。すっかり障害が立て直されており、ここも上位争い必至といえます。
 ▲スーパータイトルも同じ2走では2、4着と好調。連争いでは互角の存在でしょう。
 △ホクショウマックスは、3走前のA2昇級初戦・新雪特別(A2級-1組)を完勝。A2級-1組混合予選は3着でしたが、先着された2頭(2着馬は回避)は障害にムラがあるのでここではどうかといった感も。A1級の強豪を相手にどこまでやれるでしょうか。
 △ブチオは明け5歳で、特別戦では10キロ減があるのが有利。とはいえ相手強化のここは試金石といえそうです。

【第22回開催5日目】
 1月28日(日)のメイン第10レースは、柏林馬事公苑特別(オープン-1組・18:10発走予定)
 前開催の睦月特別(オープン)は、早めに仕掛けたサクラリュウ、フジダイビクトリーがともに障害で苦戦。両馬を見るようなかたちでレースを進めたセンゴクエースが逃げ切り勝ちを収めています。
 注目は◎サクラリュウ。障害で転倒しかけましたが踏ん張り、2番手で越えたものの、決め手のないこの馬にとっては苦しく4着でした。障害巧者だけに、2走続けて障害で苦戦するシーンは想像しにくく、今開催から基礎重量が10キロ増えるのは歓迎。巻き返しが期待できます。
 ○センゴクエースは、賞金別定重量の加増が5キロ増え30キロとなった睦月特別でも、障害をきっちりまとめて2連勝。当然3連勝が視野に入りますが、基礎重量が増えるのはマイナスでしょう。
 ▲フジダイビクトリーは、前走では6頭立ての6着だったとはいえ本来は障害巧者。それまで8走連続で複勝圏をキープしていた安定感を考えれば、これだけで評価は下げられません。
 △トレジャーハンターにとっては相手強化ですが、好調だけに押さえには必要でしょう。

【第22回開催6日目】
 1月29日(月)のメイン第10レースは、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:10発走予定)。4歳シーズン三冠を達成したマルミゴウカイがトップハンデ780キロで、A2級の牝馬2頭の710キロまで、最大70キロ差がつきます。
 ◎サクラダイチは、三冠すべてに不出走。今季の同世代限定戦は8月の山鳩賞(4歳オープン)が唯一ですが、障害先頭クリアから、マルミゴウカイにこそ差されたものの2着に踏ん張る好内容でした。今回マルミゴウカイとのハンデ差は、当時の30キロから60キロへと広がります。持ち味は障害力で、前走自己条件B1級の特別戦ではひと腰で上げている715キロから5キロだけ重い720キロなら克服できるでしょう。
 ○ホクショウディープは、三冠すべてが2着で、マルミゴウカイとは、一冠目・柏林賞が10キロ差で14秒差、二冠目・銀河賞が20キロ差で3秒6差、そして年明けの三冠目・天馬賞が同じ760キロで4秒差。着実に力をつけており特に三冠目はハンデ差があれば着順は逆だった可能性が大。今回は750キロで30キロ差つき、しかも天馬賞より10キロ軽くなることで末脚の威力も増しそうです。
 ▲タカラシップ△フウジンライデンは、天馬賞では760キロで障害ひと腰クリアから3、5着。続く前走もともに古馬A級戦で3着と好状態をキープしているようです。
 △マルミゴウカイは、実績では抜けていますが、天馬賞より20キロ重い780キロが課題。3月のポプラ賞では790キロで9着と敗れています。

ヒロインズカップ 予想結果

2018年1月22日(月)


矢野:ワイド1000円×2点的中! 収支+200円
目黒:3連複600円的中! 収支-2,400円
荘司:馬複600円的中! 収支-3,720円
斎藤:3連単100円的中! 収支-4,370円

【集計】投資額 6,000円×20R=120,000円

山崎  -4,950円  
目黒  -6,230円  
矢野  -8,390円  
斎藤  -36,180円  
須田  -40,020円  
荘司  -81,460円  

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白組  -84,590円  
紅組  -92,640円  

1/21ヒロインズカップ回顧

キサラキクが牝馬ナンバー1の力を示す!

 21日(日)は重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬オープン)が行われ、単勝1番人気のキサラキクが優勝。トップハンデ790キロをものともせず、重賞5勝目を挙げました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.アアモンドセブン 5.3
 2.ファイトガール 20.0
 3.フェアリードール 13.5
 4.コウシュハサマー 9.7
 5.ヒカルナナヒメ 17.5
 6.キサラキク 1.6
 7.メムロコマチ 56.5
 8.セイコークイン 6.3

 最重量を課せられたキサラキクでしたが、今シーズンも北見記念で3着に食い込むなど、牡馬相手に互角の立ち回りを披露。牝馬ナンバー1という評価が、そのまま単勝1.6倍というオッズに反映されました。昨年のこのレースの覇者で、前哨戦のレディースカップで2着に入ったアアモンドセブンが2番人気。昨年の2着馬セイコークインが差のない3番人気と、牝馬戦線で実績を残してきた各馬が上位人気に推されました。

 馬場水分は1.4%と、乾いたなかでスタート。道中はキサラキク、セイコークイン、ファイトガールあたりがペースを握りますが、力の要る馬場だけあって、ゆったりと歩を進めます。これにアアモンドセブン、フェアリードールも続き、5頭が並んだ状態で第2障害を迎えました。
 最初に仕掛けたのはセイコークイン。天板近くまで駆け上がりますが、越えるには至らず脚を止めます。その間、じっくり脚をためたのがキサラキクで、満を持して動くと抜群の登坂を見せ、ひと腰で障害を突破します。これに続いたのがフェアリードールとアアモンドセブンで、さらにコウシュハサマーとヒカルナナヒメも並んで先頭を追いかけます。
 しかし、キサラキクの末脚は衰えるどころか、さらに勢いを増す一方。10メートル以上の差をつけて独走すると、そのままゴールまで他馬を問題にせず、トップで荷物を運び切りました。4頭による2番手争いから抜け出したのはアアモンドセブンで、残り10メートル付近で差を広げにかかると、キサラキクから11秒差でゴール。さらに6秒差の3着にはセイコークインが入りました。

 トップハンデながら、女王の名にふさわしい圧倒的なレースを見せたキサラキク。強豪牡馬にもまれてきた実力をいかんなく発揮し、牝馬の頂点に君臨しました。重い馬場を考慮して仕掛けを遅らせた阿部武臣騎手の手綱さばきも特筆すべき点で、今後もこのコンビに注目です。
 勝ち馬には突き放されたアアモンドセブンでしたが、他馬には決定的な差をつけて2着。特に残り20メートルを切ってからの末脚には見どころがあり、今後も牝馬同士なら好勝負が期待できそうです。

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阿部武臣騎手「ばんえい最強牝馬として君臨してきているので、トップハンデでしたが負けられないレースでした。優勝できてホッとしています。馬場が重たかったので障害に不安はありましたが、障害を重点的に調教してきました。ここさえうまく越せたら、末脚のある馬なので勝機はあると思って騎乗しました」

1/21ヒロインズカップ予想 山崎エリカ

2018年1月21日(日)

4歳馬コウシュハサマーの挑戦に注目

 今年のヒロインズCは、重賞でありながら近走、前走で障害ひと息の馬と、大敗馬が揃った一戦。それゆえに腹を括るには好都合となりました。
 ◎には、前走のばんえいプリンセス賞でトップハンデを背負って勝ち馬と6.4秒差、4着と善戦したコウシュハサマーを推します。4歳馬のこのレースへの出走は8年ぶり。しかし、8年前に挑戦した4歳馬ワタシハスゴイは、他馬が障害で苦戦する中、障害を2番手で降りて、女傑エンジュオウカンの2着と好戦しました。
 その時のワタシハスゴイの出走理由が「高重量戦を求めて」だったと記憶していますが、コウシュハサマーもそういう理由でしょう。この馬は4歳馬とは思えないほど馬格があり、前々走のニューイヤーCのようなスピードも問われるレースでは脆い一方、ばんえい菊花賞勝ちの実績があります。今回は相手強化の一戦になりますが、他馬に勝る充実度と軽量味方に一発を狙います。
 ○は、昨年のこのレースの覇者アアモンドセブン。この馬は前哨戦のレディースCでもキサラキクと接戦の2着。その後のレースでは相手が強いこともあり苦戦していますが、前走の山羊座特別ではキサラキク同様に大敗でも、障害はスムーズだった点を評価しました。
 ▲は、一昨年のドリームエイジC勝ちや昨秋の北見記念で3着の実績があるキサラキク。この馬はこれまでヒロインズCに2度挑戦して無縁ですが、昨年は馬場が真っ白になるほど降った雪の影響で、スピードレースになりすぎたことが一番の敗因でしょう。また、前走のようにペースが速い中でおっつけて追走すると障害で崩れてしまう脆さもありますが、本来、ゆったりとレースが運べる高重量戦は向くタイプだけに、巻き返しを期待しました。
 △に昨年のこのレースの2着馬セイコークイン。前走の山羊座特別では、障害をひと腰でまとめてアアモンドセブンやキサラキクに先着と復調気配を感じさせる内容でした。この馬は7走前の疾風特別を勝利しているように、スピードがある馬。快速馬が前走で障害を克服したとなれば、当然、警戒が必要でしょう。
 あとは古馬になってからは目立った実績はありませんが、特別戦の常連馬フェアリードール。この馬はもともと障害力に加えて、先行力もありましたが、年齢とともにテンに置かれることが多くなりました。前走障害で失敗したのは、前々走のように障害を早めを意識したところもあったでしょう。しかし、意外とペースが速くて、障害で苦戦したようなレースぶりでした。高重量戦の今回はこれまでよりも息を入れて追走できるので、障害巧者ぶりが見せられるかもしれません。
 他では、昨年のクインCの2着馬ヒカルナナヒメ。A2クラスに昇級後は大敗続きの上に、今回でさらに重量が加算されるというのは明らかにマイナス材料でしょう。しかし、実績馬が明確に前走ひと息で、障害で苦戦しそうな雰囲気があることや、またそれらと対比した場合に重量が軽いので、少しだけ押さえることにしました。

◎ (4)コウシュハサマー
○ (1)アアモンドセブン
▲ (6)キサラキク
△ (8)セイコークイン
△ (3)フェアリードール
△ (5)ヒカルナナヒメ

馬複
4-1,6 各2000円 計4000円
4-8 1000円
3-4 700円
4-5 300円

1/21ヒロインズカップ予想 荘司典子

2018年1月20日(土)

リピーターのBOXで勝負

 普通に予想したのでは当たらない...そんな状態に陥っているので、今回はちょっと変則的な予想を(汗)。
 過去3年のヒロインズカップ1、2着馬が前年の同レースに出走していたか、出ていた場合は何着だったかを調べてみました。
 まず2015年1着のクインフェスタは未出走、2着ダイリンビューティは前年の覇者。2016年1着のナナノチカラは前年3着、2着アアモンドマツカゼは前年5着。2017年1着のアアモンドセブンは前年7着、2着セイコークインは前年6着。
 続いて今回のメンバーで過去にヒロインズカップ出走経験のある馬をピックアップしてみると、セイコークインが今年で4回目、キサラキクとアアモンドセブンとフェアリードールが3回目、ファイトガールが2回目の挑戦。それぞれの成績はセイコークインが2015年6番人気4着、2016年3番人気6着、2017年2番人気2着。キサラキクは2016年1番人気5着、2017年4番人気6着。アアモンドセブンは2016年7番人気7着、2017年3番人気1着。フェアリードールは2016年9番人気10着、2017年10番人気5着。ファイトガール7番人気3着。
 ふむふむ。え?これで何が言いたいかって?はい、近年の成績を見ると人気にあまり関係なく複数回出走経験のある馬が連対している傾向にあることがわかります。
 2015年のクインフェスタのような...今回で言うとヒカルナナヒメやコウシュハサマーが上位に来てしまうと意味をなさない検証なんですが、ここは「えい!」と複数回出走馬で狙うことにしました。一応実績などから印の順番は付けましたが、馬券は何も考えずにリピーター5頭のBOXで購入します。

◎6キサラキク
○8セイコークイン
▲1アアモンドセブン
△2ファイトガール
△3フェアリードール

馬複BOX
1,2,3,6,8 600円 計6000円

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