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2/12黒ユリ賞予想 須田鷹雄

好調コウシュハサマーを頭で

 ヒロインズカップでは買い方の妙で順位を上げることに成功。ばんえいそのものへの習熟度では矢野さんや山崎さんにかなわないが、馬券の組み立ては専門家に近いので、レースに合った買い目デザインで勝負していこうと思う。

 黒ユリ賞は◎コウシュハサマーの1着決め打ちでいく。ナナカマド賞のあとダメージを引きずっている感じだったが、このところの2連勝で勝ち癖をつけてよい形でここへ向かうことができた。
 前走はひやっとする場面もあったが、それゆえ今回は障害の仕掛けも慎重にするはず。メンバーの中では圧倒的に馬格のある馬なので、負担重量が増えるこの局面でパワーを生かしたい。
 ○にはもともと格上のシンエイボブ、▲にはナカゼンガキタとシルシ上は常識的な感じでいくが、○は近走内容、▲には展開次第で大崩れもある点に不安が残る。そこで☆キタノサカエヒメ、△メヂカラ、△プレシャスリンまで5頭相手の1着固定とする。◎○▲の絡みだと順番次第でガミるだろうが、それでもよいとする前提での買い目だ。

 ◎6コウシュハサマー
 ○4シンエイボブ
 ▲9ナカゼンガキタ
 ☆7キタノサカエヒメ
 △2メヂカラ
 △3プレシャスリン

 3連単
 6→2,3,4,7,9→2,3,4,7,9 300円 計6000円

2/12黒ユリ賞予想 矢野吉彦

2017年2月10日(金)

A1で好走のあるナカゼンガキタ

 いつもながらの自虐ネタですみません。そうそう私の天下が長く続くとは思っていませんでしたよ。だから、首位の座を明け渡したからって、ショックではありません。とにかくまぁ、そんなものです。
 むしろ逆に、気が楽になったとも言えます。そんな状態で、黒ユリ賞を予想してみました。

 牝馬は格より調子、という"競馬ことわざ"からすれば、コウシュハサマーなんでしょうね。でも、直前にA2で2連勝してきた同馬より、ちょっと前にA1で好走した馬のほうを狙ってみようと思います。
 そこで本命はナカゼンガキタ。前々走ではコウシュハサマーに先着を許していますが、4走前にはA1で健闘していました。とにかく堅実に走る馬なので、これを軸馬とします。
 相手は、シンエイボブ、コウシュハサマー、キタノサカエヒメ、メヂカラ、ヤマトダイジンの5頭。馬券は3連単の1頭軸マルチとしてみました。

 ◎ナカゼンガキタ
 〇シンエイボブ
 ▲コウシュハサマー
 △キタノサカエヒメ
 △メヂカラ
 △ヤマトダイジン

 3連単1頭軸マルチ
 9→4,6,7,2,1 100円 計6000円

 当たっても損になる買い目がいくつかあると思いますが、それはしょうがないでしょう。とりあえず当たればいいんです。では、今回はこのへんで。

2/12黒ユリ賞予想 斎藤修

連勝コウシュハサマーに期待

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎6コウシュハサマー
 ◯9ナカゼンガキタ
 ▲3プレシャスリン
 △4シンエイボブ
 △7キタノサカエヒメ
 △2メヂカラ

 3連単1頭軸マルチ
 6→2,3,4,7,9 100円 計6000円

今週の見どころ(2/11~2/13)

 2月12日(日)のメインには、2歳シーズンの女王決定戦・黒ユリ賞が組まれています。2013年の勝ち馬ナナノチカラは、牝馬限定重賞を総なめにし、14年のキサラキクは、ばんえいオークスに加え、昨年11月にはドリームエイジカップも制覇、15年のシリウスは、ばんえい大賞典で牡馬を一蹴するなど、このレースの勝ち馬には、その後の活躍にも期待できそう。3月5日に行われるイレネー記念へ向けても見逃せない重賞といえます。

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【第23回開催4日目】
 2月11日(祝・土)のメイン第10レースは、然別賞(オープン・18:05発走予定)
 ◎ニュータカラコマは、今季2戦目から10戦続けて連対。前走の重賞・帯広記念(1月2日)で3着に敗れ、連続連対は途切れましたが、それでも馬券圏内は死守しており、毎回勝ち負けの安定感は特筆ものです。賞金別定30キロ増でも、出走全馬が10キロ以上のハンデを課されているというメンバー構成なので、大きな不利にはならないでしょう。
 ○コウシュハウンカイも、今季19戦して、馬券対象にならなかったのは4回だけという堅実ぶり。2着だった前開催の柏林馬事公苑特別(1月29日・オープン)ではゴール線上で、20キロ軽いキタノタイショウに差されたとはいえ、コンマ1秒差は強い競馬でした。引き続きハンデは厳しいものの、地力発揮に期待です。
 ▲フジダイビクトリーも、前述両馬と同じく30キロの賞金ハンデが課されています。睦月特別(1月15日・オープン)4着、柏林馬事公苑特別5着ですが、相変わらず障害は切れています。控えては持ち味が出ないので、勝ちに行く競馬をするかどうかです。
 △キタノタイショウは、帯広記念2着のあと、睦月特別、柏林馬事公苑特別とオープン特別戦を2連勝と軌道に乗りました。賞金別定10キロ増というのも有利で、ここも決め手が冴えわたるかもしれません。
 △トレジャーハンターは、柏林馬事公苑特別では1番人気で6着。第2障害でふた腰かかったことが最後まで響いた印象でした。オープン一線級が揃う多頭数のレースでは、少しのロスが命取りになりそうです。

【第23回開催5日目】
 2月12日(日)のメイン第10レースは、重賞・第42回黒ユリ賞(3歳牝馬・18:05発走予定)。定量640キロで2歳シーズンの女王を争います。
 注目は、今季牝馬で唯一、2歳(3歳)A級-1組戦を勝っている◎ナカゼンガキタ。ここまで出走した特別戦3レースでは4、3、3着とすべて掲示板をキープ。南北海道産駒特別で接戦を繰り広げた牡馬センショウニシキが、のちに重賞・ヤングチャンピオンシップで4着に入っていることを考えてもここでは実力上位です。
 ○コウシュハサマーは、9月に牝馬限定のいちい賞での勝利がありましたが、その後は低迷。しかし、近2走の3歳A級-2組戦を連勝して復調気配です。長く使えるいい脚を駆使して初タイトルという可能性も十分でしょう。
 ▲シンエイボブは、重賞・ナナカマド賞(4着)、十勝産駒特別(5着)とも牝馬最先着。牡馬相手での好走だけに、これだけで十分強調材料になります。年末からの4開催すべての2歳(3歳)A級-1組戦に出走しているタフさも魅力です。
 △キタノサカエヒメは、釧路産駒特別で逃げ切り勝ちを収めています。先行して善戦止まりというレースが多いものの、3着だった前走の3歳A級-2組戦(1月29日・勝ち馬はコウシュハサマー)で披露した末脚には見どころがありました。その脚がここでも使えれば楽しみです。
 △プレシャスリンは、この世代最初の特別戦・白菊賞(8月14日・牝馬限定)を制しています。10着だった前走の3歳A級-2組戦(1月29日)のように、時に障害でもろさを見せますが、実力的に差はないはずです。

【第23回開催6日目】
 2月13日(月)のメイン第10レースは、準重賞・スピードスター賞(4歳以上選抜・18:05発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ減)で争われる稲妻賞、疾風賞、地吹雪賞の予選3レースの上位馬による決勝戦です。
 昨年のこのレースの覇者で、12月の地吹雪賞でも逃げ切り勝ちを収めている◎ナナノチカラに注目。この条件で2着フクドリにつけた3秒2は決定的な差といえます。特別戦、重賞と2連勝の勢いに乗っての参戦だった前回と比べ、今年はイマイチの臨戦過程ですが、通常のレースと要求される能力が違うため、気にしなくてもよさそう。現役ラストランを、スピードスター賞2連覇で飾りそうです。
 ○キタノサムライは、10月の疾風賞の勝ち馬。ほぼ同時に先頭で第2障害を降りたオイドンを残り30メートルから突き放し圧勝しています。昨年のこのレースは4着で、それ以上を狙います。
 ▲キサラキクは、疾風賞では障害離れた3番手クリアから長くいい脚を使って2着。この条件には初挑戦でしたが、適性があることを証明しています。相手強化のここでも期待が高まります。
 △オイドンは、疾風賞が3着。この条件では7勝、2着2回、3着2回とさすがの安定感ですが、若い世代の台頭で勝ち切れなくなってきたのも事実。
 △セイコークインは、8月の稲妻賞で逃げ切って楽勝していますが、相手に恵まれた印象もあります。

今週の見どころ(2/4~2/6)

2017年2月 3日(金)

 1月30日(月)には、5歳オープンによるダイヤモンドダスト賞が行われ、2番人気のイノリノチカラが快勝しました。今週は2月5日(日)のメインに4歳オープンの白雪賞が組まれています。年度末のばんえい記念への路線だけではなく、3月12日に実施される重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)へ向けての若い馬たちの戦いにもご注目ください。

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【第23回開催1日目】
 2月4日(土)のメイン第10レースは、十勝川温泉彩凜華杯(A2級・18:05発走予定)
 ◎テルシゲは、昨季はA1級で活躍していた実力馬。それを考えると、近3走の平場戦が7、5、4着というのは不本意です。とはいえ敗因は障害ではなく、流れに乗れていないこと。それならペースが落ち着く特別戦に替わるのは歓迎のはず。長澤幸太騎手へ乗替わることも考慮して、変わり身が期待できそうです。
 直近のA2級の特別戦は、2開催前のガーネット特別(1月9日・A2級-1組)。雪中のレースで、逃げ切り勝ちを収めたホクショウメジャーはすでにA1へ昇級、2着ホクショウディープも2月5日の4歳オープン特別戦へ出走予定のため今回は不在です。となれば4着だった○サカノテツワンが巻き返してきそう。第2障害を2番手で越えると、決め脚あるホクショウディープ、コウリキに差されたものの僅差で踏ん張りました。12月10日の冬月特別(A2級-1組)でアサヒリュウセイ(現A1級)の2着という実績もあります。
 ▲コウリキは、ガーネット特別がサカノテツワンに先着しての3着で、続くダイヤモンドダスト賞(1月30日・5歳オープン)では2着。これで4走続けて障害をひと腰でクリアと、充実しています。もともと決め手は一級品なだけに、このメンバーなら突き抜ける可能性も十分です。
 △カツオーカンは、12月の2開催、年始の1開催を休んで臨んだガーネット特別では8着。続く前走のA2級戦(1月21日)は6着ですが、ともに着順ほど内容は悪くありません。もともとこのクラスの上位常連だけに、体重が戻ってくれば上積みがあるでしょう。
 △タキニシサンデーは、前走の重賞・ヒロインズカップ(1月22日)こそ大敗したものの、3、2走前はA2級の平場戦で1、2着と好走していました。自己条件であれば、先行力を生かし上位争いできそうです。

【第23回開催2日目】
 2月5日(日)のメイン第10レースは、白雪賞(4歳オープン・18:05発走予定)。重量格による別定重量戦で、ハンデ差は最大40キロです。ばんえい大賞典、ばんえいダービー(12月25日)の3歳二冠馬マルミゴウカイが不在となっています。
 注目は、ばんえいダービー5着◎プレザントウェー。同レースを挟んで6戦連続連対(5勝、2着1回)と絶好調です。圧巻だったのは前走の吹雪特別(B2級-1組)での勝ちっぷり。715キロで第2障害ひと腰から早めに先頭に立つと、混戦の2着争いを尻目に9秒4差をつけての大勝でした。今回は前走より5キロ軽い710キロ。定量戦だったばんえいダービーの2、3着馬とは20、10キロ差がつくことで、好走はまず間違いありません。
 状態の良さなら○アラワシキングも負けていません。ばんえいダービー6着後が2、3、1、2、1着。昨秋以降のスランプから脱出しています。連闘続きでも馬体に大きな減少がみられず、前走のB2級-2組戦も逃げ切り楽勝でした。現状なら710キロでも十分やれそうです。
 ばんえいダービー2着馬▲ホクショウディープも近4走が2、3、3、1着と好調。4走前は、A2級-1組のガーネット特別で、決め手を生かし勝ち馬を追い詰めています。同世代限定の重賞・特別戦では3勝、2着1回、3着2回、4着1回という堅実さも魅力。トップハンデ730キロでもダービー1着馬が不在なら好勝負が期待できます。
 △ツルイテンリュウは、ばんえい大賞典3着、ばんえい菊花賞1着、ばんえいダービー3着と三冠すべてで馬券に貢献。近2走がイマイチですが、同世代限定戦ならやはり有力な1頭。
 △キタノリュウキも3歳三冠が2、4、4着という実力馬。流れが落ち着く特別戦のほうが力を発揮しやすそうです。

【第23回開催3日目】
 2月6日(月)のメイン第10レースは、東京スポーツ賞(A1級-1組混合・18:05発走予定)
 障害巧者◎サクラリュウの特別戦連勝が濃厚です。前開催のデイリースポーツ杯(1月23日・A1級)では第2障害ひと腰クリアから逃げ切って快勝。12月11日のおおいぬ座特別(A1級混合)以来、今季2度目の特別戦勝ちを収めています。今回はデイリースポーツ杯2、3着馬が不在で、唯一のオープン馬ホクショウユウキくらいしか強敵がいません。
 その○ホクショウユウキは、2走前のプロキオン特別(1月14日・A1級-1・2組決勝混合)では2着。4着サクラリュウにはコンマ9秒だけ先着しています。サクラリュウと同型で、終いの踏ん張り次第で、勝利が見えてきます。
 決め手上位の2頭がどこまで迫れるでしょうか。▲アサヒリュウセイは、デイリースポーツ杯こそ障害で崩れ7着でしたが、正月開催では準重賞・ばんえい十勝金杯(オープン・A1級混合)を勝っている実力馬。これだけでは見限れません。また△ソウクンボーイは、プロキオン特別、デイリースポーツ杯とも5着。ともにトップハンデの克服もカギになりそうです。
 △ダイコクパワーは、デイリースポーツ杯10着は実力ではありません。流れに乗れさえすれば一発があっても驚けません。

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