1月30日(月)には、5歳オープンによるダイヤモンドダスト賞が行われ、2番人気のイノリノチカラが快勝しました。今週は2月5日(日)のメインに4歳オープンの白雪賞が組まれています。年度末のばんえい記念への路線だけではなく、3月12日に実施される重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)へ向けての若い馬たちの戦いにもご注目ください。
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【第23回開催1日目】
2月4日(土)のメイン第10レースは、十勝川温泉彩凜華杯(A2級・18:05発走予定)。
◎テルシゲは、昨季はA1級で活躍していた実力馬。それを考えると、近3走の平場戦が7、5、4着というのは不本意です。とはいえ敗因は障害ではなく、流れに乗れていないこと。それならペースが落ち着く特別戦に替わるのは歓迎のはず。長澤幸太騎手へ乗替わることも考慮して、変わり身が期待できそうです。
直近のA2級の特別戦は、2開催前のガーネット特別(1月9日・A2級-1組)。雪中のレースで、逃げ切り勝ちを収めたホクショウメジャーはすでにA1へ昇級、2着ホクショウディープも2月5日の4歳オープン特別戦へ出走予定のため今回は不在です。となれば4着だった○サカノテツワンが巻き返してきそう。第2障害を2番手で越えると、決め脚あるホクショウディープ、コウリキに差されたものの僅差で踏ん張りました。12月10日の冬月特別(A2級-1組)でアサヒリュウセイ(現A1級)の2着という実績もあります。
▲コウリキは、ガーネット特別がサカノテツワンに先着しての3着で、続くダイヤモンドダスト賞(1月30日・5歳オープン)では2着。これで4走続けて障害をひと腰でクリアと、充実しています。もともと決め手は一級品なだけに、このメンバーなら突き抜ける可能性も十分です。
△カツオーカンは、12月の2開催、年始の1開催を休んで臨んだガーネット特別では8着。続く前走のA2級戦(1月21日)は6着ですが、ともに着順ほど内容は悪くありません。もともとこのクラスの上位常連だけに、体重が戻ってくれば上積みがあるでしょう。
△タキニシサンデーは、前走の重賞・ヒロインズカップ(1月22日)こそ大敗したものの、3、2走前はA2級の平場戦で1、2着と好走していました。自己条件であれば、先行力を生かし上位争いできそうです。
【第23回開催2日目】
2月5日(日)のメイン第10レースは、白雪賞(4歳オープン・18:05発走予定)。重量格による別定重量戦で、ハンデ差は最大40キロです。ばんえい大賞典、ばんえいダービー(12月25日)の3歳二冠馬マルミゴウカイが不在となっています。
注目は、ばんえいダービー5着◎プレザントウェー。同レースを挟んで6戦連続連対(5勝、2着1回)と絶好調です。圧巻だったのは前走の吹雪特別(B2級-1組)での勝ちっぷり。715キロで第2障害ひと腰から早めに先頭に立つと、混戦の2着争いを尻目に9秒4差をつけての大勝でした。今回は前走より5キロ軽い710キロ。定量戦だったばんえいダービーの2、3着馬とは20、10キロ差がつくことで、好走はまず間違いありません。
状態の良さなら○アラワシキングも負けていません。ばんえいダービー6着後が2、3、1、2、1着。昨秋以降のスランプから脱出しています。連闘続きでも馬体に大きな減少がみられず、前走のB2級-2組戦も逃げ切り楽勝でした。現状なら710キロでも十分やれそうです。
ばんえいダービー2着馬▲ホクショウディープも近4走が2、3、3、1着と好調。4走前は、A2級-1組のガーネット特別で、決め手を生かし勝ち馬を追い詰めています。同世代限定の重賞・特別戦では3勝、2着1回、3着2回、4着1回という堅実さも魅力。トップハンデ730キロでもダービー1着馬が不在なら好勝負が期待できます。
△ツルイテンリュウは、ばんえい大賞典3着、ばんえい菊花賞1着、ばんえいダービー3着と三冠すべてで馬券に貢献。近2走がイマイチですが、同世代限定戦ならやはり有力な1頭。
△キタノリュウキも3歳三冠が2、4、4着という実力馬。流れが落ち着く特別戦のほうが力を発揮しやすそうです。
【第23回開催3日目】
2月6日(月)のメイン第10レースは、東京スポーツ賞(A1級-1組混合・18:05発走予定)。
障害巧者◎サクラリュウの特別戦連勝が濃厚です。前開催のデイリースポーツ杯(1月23日・A1級)では第2障害ひと腰クリアから逃げ切って快勝。12月11日のおおいぬ座特別(A1級混合)以来、今季2度目の特別戦勝ちを収めています。今回はデイリースポーツ杯2、3着馬が不在で、唯一のオープン馬ホクショウユウキくらいしか強敵がいません。
その○ホクショウユウキは、2走前のプロキオン特別(1月14日・A1級-1・2組決勝混合)では2着。4着サクラリュウにはコンマ9秒だけ先着しています。サクラリュウと同型で、終いの踏ん張り次第で、勝利が見えてきます。
決め手上位の2頭がどこまで迫れるでしょうか。▲アサヒリュウセイは、デイリースポーツ杯こそ障害で崩れ7着でしたが、正月開催では準重賞・ばんえい十勝金杯(オープン・A1級混合)を勝っている実力馬。これだけでは見限れません。また△ソウクンボーイは、プロキオン特別、デイリースポーツ杯とも5着。ともにトップハンデの克服もカギになりそうです。
△ダイコクパワーは、デイリースポーツ杯10着は実力ではありません。流れに乗れさえすれば一発があっても驚けません。