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今週の見どころ(1/28~1/30)

 1月30日(月)のメインには、5歳オープンによる特別戦・ダイヤモンドダスト賞が組まれています。2歳時から続いてきた同世代限定の重賞が、正月の天馬賞で終了。明け5歳馬は、いよいよ本格的に古馬戦線へ組み込まれていきます。このレースには、牡馬が出走可能な9つの同世代限定重賞のうち8つを制した絶対王者センゴクエース(唯一、勝利していない3歳一冠目・ばんえい大賞典は競走除外)が不在。出走各馬はこのチャンスを生かしたいところでしょう。

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【第22回開催4日目】
 1月28日(土)のメイン第10レースは、みずがめ座特別(B1級-1・2組決勝・18:05発走予定)。B1級-1組(1月22日)、B1級-2組(21日)の両予選上位馬による一戦です。
 昇級初戦だったB1級-1組予選が1番人気で3着◎フクトクに注目します。走路を雪が覆っているような軽馬場で、障害を早めに越えた馬がそのまま残る流れでは、末脚不発も仕方ありませんでした。2走前のB2級の特別戦では、第2障害2番手クリアから鮮やかに差し切っているように状態は良く、馬場さえ回復すれば、十分勝負になるでしょう。
 1組予選で5着だった○ニシノキングは、不得手なスピード勝負でも、掲示板内をキープしたところには評価が可能。元日のニューイヤーカップ(B1級-1組)2着をはじめ、今季B1級の特別戦では3戦して3、1、2着と実績上位なだけに、特別戦に替わって巻き返してきそうです。
 1組予選2着▲ライデンティダも、今季B1級の特別戦で2、2、4着と堅実な走り。4着はニューイヤーカップでしたが、逃げ切り勝ちを収めたホンベツイチバン(現A2級)、強烈な決め手がある3着オレモスゴイが不在のここは、着順を上げてくるはず。
 B1級-2組予選勢では、2着△シンエイパワーに注目。障害には自信を持っており、こちらも今季B1級の特別戦では4戦して3、4着各2回と崩れなし。あとひと押しがきけば、連争い候補です。

【第22回開催5日目】
 1月29日(日)のメイン第10レースは、柏林馬事公苑特別(オープン・18:05発走予定)
 前開催の睦月特別(1月15日・オープン)は、トレジャーハンターが逃げ切りを狙うところ、第2障害ひと腰、離れた2番手で越えたキタノタイショウがゴール前でとらえて快勝しています。今回注目は2着だった◎トレジャーハンター。同じく2着だった前々走のばんえい十勝金杯(1月5日・オープン・A1級混合)のリプレイ映像を見ているかのようなレースで、2戦続けての1秒台の差での惜敗でした。少しの展開利があれば、勝利に手が届きそうです。
 ○コウシュハウンカイは、3開催前の師走特別(オープン)3着、2開催前のホワイトクリスマス賞(オープン)6着。ともにトレジャーハンターが逃げ切ったレースでした。2開催前の6着は重賞前のひと叩きといった感じで仕方なしとしても、続く帯広記念で見せ場なし8着は気になるところ。とはいえ力はあるだけに、トップハンデでも軽視しにくい感はあります。
 ▲ニシキエーカンは、昨季はオープン特別で勝利していた実績馬。A1級からスタートした今季は、先行力を身につけたことで、単なる差し馬から成長して、オープンに帰ってきました。ここは相手強化でも期待のほうが大きいです。
 △オイドンは、師走特別4着、ホワイトクリスマス賞2着という成績を考えると、睦月特別の6着は不満が残るところ。障害で大きく手こずらなければ、ハンデを考えても差のない競馬が可能でしょう。
 睦月特別ではトップハンデでも4着と崩れなかった△フジダイビクトリーや、流れが合えばキタノタイショウにも再び出番がありそうです。

【第22回開催6日目】
 1月30日(月)のメイン第10レースは、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:05発走予定)。4歳シーズン三冠馬センゴクエースの名前がなく混戦模様。A1級の牡馬キンメダル、バウンティハンターの740キロから、B1級の牝馬4頭の700キロまでハンデ差は最大40キロです。
 注目は◎バウンティハンター。4歳シーズン一冠目・柏林賞では、逃げ切り勝ちを収めたセンゴクエースから離されたとはいえ、第2障害2番手からそのまま2着に粘り込んでいます。三冠目の天馬賞でもセンゴクエースに次ぐ2番手でクリア。結果失速し5着だったとはいえ、同世代で屈指の先行力と障害力を見せています。8月には、センゴクエースが不在だった重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)を制覇。その後は凡走が続きますが、B1から飛び級でA1へ上がり、しかも特別戦では賞金別定15キロが課されているのも理由でしょう。絶対王者が不在で、賞金別定重量の加増がない今回は、ぜひとも勝っておきたいところです。
 B1級の牝馬○レジーナは、メンバー中で最多タイの今季8勝をマークしている上がり馬です。4歳牝馬重賞・クインカップ(11月13日)では690キロで障害をひと腰でまとめて4着と善戦。さらに5キロ重かった元日のB1級-1組の特別戦では大外枠に入ってもひと腰で切って5着。今回はさらに5キロ重い700キロでも、おそらく大丈夫。同世代の牡馬一線級とは初対戦ですが、最軽量ハンデを生かして見せ場以上が期待できます。
 ▲キンメダルは、二冠目・銀河賞2着、天馬賞3着。ともにセンゴクエースから5秒ほどの差に健闘しています。A1級は頭数が少ないため、オープン馬との対戦が多いものの、堅実に掲示板を確保するあたりは実力の証明といえそう。今回は同型バウンティハンターの出方次第ですが、展開を作れるようなら、勝機もあるでしょう。
 A2級の牡馬△コウリキは、天馬賞では差し脚を生かして、8番人気ながら2着。続く前走A2級-1組の特別戦では長くいい脚を使って3着と、久々に連続して好走しました。バウンティハンターとキンメダルが天馬賞から20キロ減なのに対し、この馬は30キロ減なのが有利。とはいえ、展開に左右される面は否めないので、押さえまで。
 B1級の牡馬で720キロ△アアモンドロシアは、B1昇級後4戦して2、3着各2回。3、2走前は特別戦で、ともに715キロでも障害のカカリもよく、好調を維持しています。7着に終わった柏林賞時より、障害力がついており、見せ場以上が見込めます。
 同じくB1級の牡馬×イノリノチカラは、柏林賞3着、銀河賞5着、天馬賞4着と力はあります。ただ、近2走が後方をついてまわっただけで、見どころがないのは気になるところです。

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