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2013年7月 アーカイブ

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7/14北斗賞予想 山崎エリカ

2013年7月14日(日)

力をつけたインフィニティーに期待

 旭川記念の出走馬がフル参戦する今年の北斗賞。上位入線する馬を予想するのはそれほど難しくありませんが、儲かる予想をするのは難しいレースです。その理由として旭川記念の5着馬までの着差が10秒差以内だったこと、勝ったキタノタイショウが他馬よりも20kg重い重量を背負うことなどが挙げられます。

 それならばスライドで旭川記念2着のギンガリュウセイを狙いたくなりますが、同馬は崩れないのが魅力である反面、勝ち身に遅いのが弱点。それでいて中心になるでしょうから、3連複や3連単の軸というわけにはいきません。

 また、旭川記念3着のホリセンショウは、同レースで障害2位のタイムで通過した障害巧者ですが、近2走ではヒザを着いて4着に敗れているという点が引掛かります。昨シーズンは高重量戦なら慌てず騒がず条件が好転すると考える方向で、このタイプを積極的に狙っていきましたが、ときに穴を開ける反面、高重量が祟って障害で完全アウトの悲惨なパターンがしばしばだったので、このタイプを本命にする作戦は卒業することにしました。うっかり勝ったら、「たまにはあること」で片付けようと思います。

 よって、今回の本命◎は旭川記念の4着馬インフィニティーとします。同馬は初めての重賞挑戦だった今年の十勝オッズパーク杯で3着、前々走のミントスポット杯では重量差があったとはいえ、今回のメンバー相手に勝利しました。前走のこと座特別ではさすがにトップハンデが堪えての5着でしたが、着実に力をつけています。今回のメンバー相手に勝ち負けするにはもう少し成長が欲しいところですが、それほど人気のない今回は馬券圏内突入を期待する価値はあるでしょう。

 ○は前記のギンガリュウセイ。どうしてもテンに置かれてしまうのですが、あまり刻まずに動いて、障害で勝利争奪圏内を確保しているレース内容から、今回でも大崩れはなさそうです。

 ▲は昨シーズンの重賞で2勝のホッカイヒカル。旭川記念では障害でスムーズさを欠いて7着に敗れましたが、前走のミントスポット杯では勝ち馬インフィニティーと0.6秒差の2着と復調気配を見せているので、ここも上位入線が期待できます。

 あとは△に今シーズンのばんえい十勝オッズパーク杯と旭川記念ともに勝利したキタノタイショウ。前走のミントスポット杯では5着に敗れていますが、これは3走前同様に障害に重点を置くレース内容だったので敗戦そのものはそれほど気になりません。しかし、ひと昔前のカネサブラック級の存在ではないのに、トップハンデ810㎏を背負うことが気になり、狙い下げました。

 他では旭川記念の3着馬ホリセンショウ。前走で着順に関係なく、障害の修正がされてさえいれば、配当妙味も加味して本命にしましたが、今回で障害が修正されるという保障がなく、基調の低下とも受け取れるレース内容だったので狙い下げました。

 他では今シーズンに入って、連対率100%で旭川記念では1番人気に支持されたホクショウダイヤ。個人的には実績面と(昨年のチャンピオンカップ勝ちも、ビッグネーム不在)、前々走で目一杯のレースをして余力が感じられなかったことから、旭川記念では無印としました。しかし、5着と予想以上の走りを見せたというのが率直な感想です。ひと開催休ませたことが吉と出れば、巻き返しのチャンスはあるでしょう。他馬が旭川記念から重量が20~30㎏増量されるのに、同馬は10kgしか増量されない点も好ましいです。

 ◎ (3)インフィニティー
 ○ (10)ギンガリュウセイ
 ▲ (7)ホッカイヒカル
 △ (2)キタノタイショウ
 △ (8)ホリセンショウ
 △ (1)ホクショウダイヤ

 3連単1頭軸マルチ
 3→10,7,2,8,1 各100円 計6000円

7/14北斗賞予想 矢野吉彦

2013年7月13日(土)

ホクショウダイヤ断然有利も...

 日本列島のあちこちで猛暑が続いていますが、みなさんお元気ですか? 競馬の予想は体力勝負。いい馬券を当てるためにも、暑さに負けないようにしましょうね。

 さて、旭川記念に出走した10頭がそっくりそのまま顔をそろえた今回の北斗賞。その時との重量比較からすると、ホクショウダイヤが断然有利なことは間違いありません。同馬を軸にして買うのが正攻法でしょう。
 もうそういう予想は斎藤さんと須田さんが披露しちゃってるので、私としてはちょっと趣向を変えたいところ。でも、なかなか妙案が浮かんでこないんです。2人とも的中、あるいは一方が的中というのがほぼ確実なような気がして・・・。
 熟慮に熟慮を重ねてようやく結論を出しました。とりあえず、ここで勝ち負けできるのはホクショウダイヤ、キタノタイショウ、ギンガリュウセイの3頭だと思います。この見立てを基に3連単を2通り買いましょう。
 まずは3頭が1着で、2、3着はその3頭とインフィニティー、ホリセンショウというフォーメーション。これが36通りになります。そして、1着がホクショウダイヤで、2、3着がキタノタイショウ、ギンガリュウセイ、インフィニティー、ホリセンショウという1着固定の3連単流し。こちらは12通りです。なので、フォーメーションを100円ずつ、1着固定のほうを200円すつとしておきます。

 3連単
 1,2,10→1,2,3,8,10→1,2,3,8,10 100円 計3600円
 1→2,3,8,10→2,3,8,10 200円 計2400円

 よく考えたわりには、斎藤さんと須田さんの予想の"いいとこ取り"みたいな予想になっちゃいましたね。ただし、ホクショウダイヤがまさかの4着以下という買い目もちょっとだけ入っています。さぁ、この作戦が功を奏するか? では、今回はこのへんで。

7/14北斗賞予想 須田鷹雄

あっさりホクショウダイヤ

 重量面で▲キタノタイショウの不利さが目立つ一戦。となると安定した走りを続けている○ギンガリュウセイでいいだろう......となるところだが、実は相対的に見て◎ホクショウダイヤが一番良い選択肢ではないかと思う。

 今季に入ってからのレース振り返ってみよう。緒戦となったスプリングカップはぶっちぎりの1着。さつき特別は僅差2着だったが当時は勝ったシベチャタイガーのほうが10キロ軽かった(今回は同じ)。エメラルド特別は△ホッカイヒカルに詰め寄られたが1着。大雪賞は5キロ余計にもらって1着。
 唯一旭川記念が人気を裏切る結果となったが、ギンガリュウセイらとは当時10キロ余計にもらって今回は差額ゼロ。キタノタイショウとは当時同重量で今回は20キロもこちらが軽い。
そもそもレースぶりも前走は前半を慎重に進めすぎ、それが仇となった。島津騎手なら積極的な位置取りが予想されるので、後方不発は無い。問題があるとすれば障害で、790キロになると特に心配ではある。ただ前走にしても24秒でクリアしており、今回はハマりさえしなければいい。
 障害に手こずることがなればあっさり1着、手こずったらどこにも無しというイメージで、馬券は◎1着固定の3連単でいく。

 ◎1ホクショウダイヤ
 ○10ギンガリュウセイ
 ▲2キタノタイショウ
 △3インフィニティー
 △7ホッカイヒカル
 △8ホリセンショウ

 3連単1着固定
 1→2,3,7,8,10 300円 計6000円

7/14北斗賞予想 斎藤修

重量有利で巻き返すホクショウダイヤ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎1ホクショウダイヤ
 ◯10ギンガリュウセイ
 ▲2キタノタイショウ
 △7ホッカイヒカル
 △8ホリセンショウ
 △6シベチャタイガー

 3連単1頭軸マルチ
 1→2,6,7,8,10 100円 計6000円

今週の見どころ(7/13~7/15)

2013年7月12日(金)

 7月14日(日)のメインに800キロ前後の負担重量での戦い・北斗賞が、翌15日(祝・月)のメインには定量500キロでの争い・サマーダッシュが組まれています。昨年の両レースの勝ち時計は、北斗賞の2分11秒1(馬場水分1.9%)に対して、サマーダッシュは51秒6(同1.7%)。同じ直線200メートルの競馬ですが、違った適性が要求される2つのレースにご注目ください。

『ばんえいグランプリ』のファン投票ただいま受付中(7/22まで)

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今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→10コースに最後の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 7月13日(土)のメイン第10レースは、シンザンフェスティバル杯(B1級-1組・20:05発走予定)
 近2走の層雲峡特別(B1級-1・2組決勝)、拓成湖特別(B1級-1組)を含め目下4連勝と勢いに乗るアローファイターに注目。その4連勝はすべて逃げ切りと、障害のキレも申し分ありません。B1級での近3走で、今回出走する多くの馬を下しています。引き続き賞金別定5キロ増で出走できるため、連勝を伸ばす公算が大でしょう。
 相手は、近走でアローファイターと戦っていない馬から。その筆頭はテルシゲでしょう。3走前のオッズパーク賞スタリオンカップではオープンからの降級馬ホリセンショウと1着同着に持ち込んだ実績があります。アローファイターとは2月17日(B1・B2級決勝混合)以来の対戦ですが、当時は同重量でテルシゲが8秒2差をつけて優勝しています。アローファイターの快進撃を止めるとしたらこの馬でしょうか。
 ニシキエースは2走前の拓成湖特別こそ6着でしたが、その前後のレースでは勝利。拓成湖特別では隣枠のアローファイターをマークするようなレースをして障害で崩れましたが、今回は逆にプレッシャーをかけることができるでしょうか。
 層雲峡特別4着、拓成湖特別3着と安定しているスギノファントムにも上位争いを期待します。

 7月14日(日)のメイン第10レースには、第21回北斗賞(20:05発走予定)が行われます。ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念と今季重賞2勝のキタノタイショウが810キロで、その他の牡馬・セン馬は790キロでの出走となります。
 今回出走の全馬が使われていた旭川記念時の負担重量と比べると、キタノタイショウの30キロ増を筆頭に、ほとんどの馬が20キロ増となっているなか、唯一10キロ増なのがホクショウダイヤ。旭川記念は1番人気で5着でしたが、キタノタイショウと同じくトップハンデの780キロながら、離れた第2障害クリアから8秒1差まで詰めてきた末脚には見どころがありました。この北斗賞とは、5戦2着1回、3着2回、4着1回と比較的相性がよく、昨年がトップハンデ810キロで3着だったことを考えれば、今年の790キロは恵まれた感があります。前開催のオープン混合特別を自重してきたローテーションにも勝負気配を感じます。
 ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念ともに2着だったギンガリュウセイも巻き返しを期します。両レースともキタノタイショウにゴール前で捕まっていますが、その差は同重量でコンマ3秒、10キロ差で2秒1とともに僅か。20キロ差がつく今回こそ、押し切りに期待できそうです。
 旭川記念は7着だったホッカイヒカルは、減少傾向にある馬体重の回復が復活へのカギといえるでしょう。このレース連覇を目指すキタノタイショウはハンデとの戦いとなりそうです。
 繰り上がりでの参戦だった旭川記念で、ホリセンショウは3着、インフィニティーも4着と人気を上回る好走をみせました。ここも同じく繰り上がりでの出走ですが、3着争いには食い込んできそうです。

  7月15日(祝・月)のメイン第10レースは、サマーダッシュ(3歳以上選抜・20:05発走予定)
 定量500キロ(牝馬480キロ)で争われるスピード決戦。この条件で実績のない馬が多いということもあり、昨年のこのレースで2着に入っているライデンロックがひとまず中心といえそう。目下3走連続2着という歯がゆさを打破する逃げ切りに期待したいところです。
 マタキタヨは昨年12月に行われた同条件戦・地吹雪賞で3着の実績があります。障害に不安があり、詰めを欠く傾向もあるので、近走は掲示板にも載れていませんが、500キロなら一変があるかもしれません。
 一昨年のこのレース(7着)以来の同条件戦への出走となるキンサマや、この条件へは初登場となるヒメサマも障害さえこなせればしっかり伸びる末脚を持っています。

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