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2011年10月 アーカイブ

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10/9ナナカマド賞予想 須田鷹雄

本命オメガグレートだが...

 ブラックボスが人気になりそうだが、遅れてデビューしてきたがゆえの5戦4勝という看板はもちろんアテにできない。青雲賞勝ちもそれ自体は立派なことだが、今年の2歳馬は勝ったり負けたりの連続。青雲賞もそのひとコマという可能性はある。

 勝ったり負けたりの関係、というところから紐解くと、考え方は2つある。負けて人気が落ちているタイミングの馬を買うか、派手に勝つことはないが崩れていない馬を狙うかだ。
 今回は後者を選択して◎オメガグレートといきたい。しかも◎でありながら1着は捨てる。3連単の2着付け・3着付けだけだ。

 対戦表と成績を見れば分かるように、過去に先着された馬にも後で先着できるが、その時は別な馬に先着されている......というこの馬。2、3着の可能性だけを買うというのはアリだと思うし、特に3着の方を厚くしたい。
 870キロ前後の馬なので重量には不安があるが、最近の障害はすんなり行っているだけに、重量が他馬の障害のデキに影響するようだと、相対的に有利になるかもしれない。先に下りて、後から来た馬に1頭、2頭交わされてゴール......というイメージの馬券を買う。

 ◎7オメガグレート
 ○6ヨシツネ
 ▲4ブラックボス
 △2ヤマノウンカイ
 △8ニシキエーカン
 △9タカラハヤヒメ

 3連単
 2,4,6,8,9→7→2,4,6,8,9 各100円
 2,4,6,8,9→2,4,6,8,9→7 各200円

10/9ナナカマド賞予想 斎藤修

3連勝の勢いでブラックボス

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎4ブラックボス
 ○2ヤマノウンカイ
 ▲7オメガグレート
 △5ニシキウンカイ
 △6ヨシツネ

 前回の岩見沢記念は見事にハマったが、ギンガリュウセイ(2着)1頭軸の狙いなので贅沢を言えば、フクイズミ、ニシキダイジンという人気2頭との組合せではなくもう少し荒れてほしかった。
 今回は2歳最初の重賞だけに3連単はさすがに当たる気がしないので、印をつけた5頭の馬単ボックスで。

 馬単ボックス
 2,4,5,6,7 300円 計6000円

今週の見どころ(10/8~10/10)

2011年10月 7日(金)

 今週の3日間で、今季のばんえい十勝ナイターは終了。10月9日(日)のメインには、2歳世代三冠の初戦・ナナカマド賞、10日(祝・月)のメインには、8月に行われた毛色別オープン戦の上位馬による争い・カラフルカップが組まれています。しばらく見収めとなる夜のばんばをお楽しみください。

帯広競馬場でのイベントはこちら
Aiba札幌駅前場外、Aiba函館港町場外でのイベントはこちら

 10月8日(土)のメイン第11レースは神無月特別(A2・B1級決勝混合・20:05発走予定)。10月2日第10レース(A2級-1組)、3日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦ですが、回避が相次ぎ7頭立てとなりました。
 格付では下ですが、3日第9レース組から勝ち馬ファーストスターに注目。逃げ残りをはかるカネサローズ(今回は不出走)を最後にきっちり捕まえる、この馬らしい競馬でした。今回は初の古馬A級混合戦ですが、長く使える確実な末脚は、ここに入っても通用するはず。連勝が期待できそうです。
 ヒロノドラゴンは前走3日第9レースでも3着と、相変わらず安定したレースぶりが光ります。勝ち切れない面はありますが、3連勝式の押さえには欠かせない存在といえます。
 2日第10レース組では、6着だったニシキユウの巻き返しに期待。前走は軽量の3歳馬2頭がいたこともあり、追走に苦労していました。今回はその3歳両馬が不在で、基礎重量が増える特別だけに、マイペースで運べるでしょう。
 同じことが同4着シベチャタイガーにもいえそう。前走も障害はひと腰でまとめており、前走以上の着順が期待されます。

 10月9日(日)のメイン第11レースは重賞・第34回ナナカマド賞(20:10発走予定)。ヤングチャンピオンシップ(12月30日)、イレネー記念(12年3月11日)へと続く2歳世代三冠の初戦です。
 牝馬トライアル・いちい賞の1、3着、牡馬トライアル・青雲賞の上位3頭を含む10頭立て。牡馬560キロ、牝馬540キロでの争いとなりました。
 いちい賞の勝ち馬ニシキウンカイを中心視します。スタートに課題がありますが、それをカバーして余りある強烈な決め手を誇ります。特に7月31日の2歳A級-1組で、テンに大きく置かれたうえ、集中力を欠く走りながら、勝ち馬ヨシツネに2秒2差(3着)まで迫ったレースぶりは、荒削りながら能力の高さを感じさせました。いちい賞では障害でヨレながらも勝利して、ここへの優先出走権を獲得。気性的に若く絶対的な信頼は置けませんが、牡馬相手でも互角以上の戦いが期待できます。
 相手筆頭は青雲賞2着のヨシツネでしょう。こちらも切れる末脚が武器。青雲賞で逃げ切り勝ちを収めたブラックボスとの4秒6差は、位置取りからすれば善戦といえるものでした。
 今回は全馬が初の負担重量ということで、障害巧者が台頭する可能性も。その筆頭は青雲賞3着のオメガグレートでしょう。09年1月デビューの菊池一樹騎手にとっても重賞初制覇のチャンスといえます。
 勢いではブラックボスです。8月のデビューからわずか5戦、3連勝で青雲賞を制覇。ゴール前でヨシツネを突き放した末脚も見どころがありました。ただ、青雲賞は、負担重量で恵まれていました。今回は牡馬すべてが560キロと、ハンデ差がつかないのは不利といえます。

  10月10日(祝・月)のメイン第11レースはカラフルカップ(3歳以上オープン・20:10発走予定)。8月に行われた毛色別オープン戦(白夜賞、ゴールデンホース賞、ダークホース賞、赤兎馬賞)の上位馬による一戦です。
 予選でいちばんメンバーのレベルが高かった赤兎馬賞の勝ち馬ホクショウダイヤに期待します。前走の岩見沢記念は実績がない830キロで7着に沈みましたが、今季、平場・特別戦では、8戦3勝、負けた5戦もすべて勝ち馬から5秒差前後程度に駆けており、大崩れがありません。今回の730キロは、フクイズミより10キロ重いだけの負担重量と、恵まれた感があります。
 相手も赤兎馬賞組で、2着だったフクドリ。この馬も730キロでの出走です。今季、ホクショウダイヤとは同重量での争いだった平場・特別では3戦すべて1秒5差以内の大接戦を演じています。ここも一騎打ちに持ちこむ気迫でしょう。
 フクイズミ(白夜賞1着)もハンデは厳しいですが、力量上位なだけにブザマな競馬はできません。

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