ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2010年10月 | メイン | 2010年12月 »

2010年11月 アーカイブ

<<前へ 123

今週の見どころ(11/6~11/8)

2010年11月 5日(金)

 今年デビューの2歳馬が、決勝戦である12月30日の重賞・ヤングチャンピオンシップを目指し、産地別に分かれて予選を戦うばんえい甲子園。今年も、7日(日)第10レースの北央産駒特別を皮切りに、南北海道、釧路、北見、十勝の各地区別予選が5週にわたって行われます。ばんえいの未来を背負って立つ若駒たちの激闘にぜひご注目ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら
ゴールデンバージグッズなどが当たるオッズパークのキャンペーン情報はこちら

 11月6日(土)のメイン第11レースはクラブツーリズムカップ(B1・B2級決勝混合・17:05発走予定)。10月30日第9レース(B2級-1組)と31日第9レース(B1級-1組)の上位馬による一戦です。
 前走B2級-1組で2着のカネサテンリュウは堅実な末脚を武器に目下15戦連続して3着以内をキープしています。その間、勝ち星は2つだけで、ここも勝ち切るまではいかないかもしれませんが、連軸には最適でしょう。
 前走B1級-1組で3着のヒマワリカツヒメも近9戦中8戦が3着以内の堅実派。差して届かずというレースが続きますが、障害のキレもよく、展開次第で勝利もありそうです。
 B2級-1組で3着で障害巧者のカツタカラヒメはこのところ、同世代限定戦でヒマワリカツヒメと同重量で好勝負しています。今回はカツタカラヒメのほうが5キロ軽く、俄然有利になった印象を受けます。
 B1級-1組を7番人気で勝ったキョウワテンリュウ、B2級-1組を9番人気で制したキタノギンガの両馬は、ここでも上位争いできれば本物といえそうです。

 11月7日(日)のメイン第11レースは狩勝賞(オープン・A1級混合・17:05発走予定)
 カネサブラックが中心でしょう。このところ重賞ではやや精彩を欠いていますが、今季、重賞以外では4戦4勝と抜群の安定感を誇ります。トップハンデ750キロですが、半数以上が準オープン馬のここは負けられません。
 相手はニシキセンプーが有力。2走前のダークホース賞ではゴール寸前で差し切られたとはいえカネサブラックと1秒9差。前走はこの馬らしい会心の差し切り勝ちと状態も良好で、再び強豪に挑みます。
 キタノタイショウも準オープンクラスが多数のここなら上位争いできそうです。

 この日の第10レースは北央産駒特別(2歳産地限定・16:30発走予定)。ばんえい甲子園の第1戦で、空知、上川、留萌、宗谷管内の産駒による一戦です。
 今回のメンバー中で、特別戦を経験しているアグリローズアグリコトブキが一枚上といえそうです。なかでもアグリローズは、前々走2歳A級-2組で圧勝し、前走2歳A級-1組ではナナカマド賞の勝ち馬オイドンに先着と格上の実績を誇ります。

  11月8日(月)のメイン第11レースはとかちクラツー賞(B3・B4級決勝混合・16:45発走予定)。10月30日第8レース(B3級-1組)と31日第6レース(B4級-1組)の上位馬による一戦。各馬の能力が接近しており混戦模様です。
 とりあえずは、前走B3級-1組で1着のキタノカイザー、2着のドオーダッシュが上位でしょう。キタノカイザーは障害巧者。追走さえスムーズならここも勝ち負け必至です。ドオーダッシュは2走前には格上B2級との混合特別でも僅差2着に入っています。
 前走B4級-1組を制し3連勝中ファーストスターの勢いも侮れません。B級に上がってからやや苦戦気味のコサカコブラも行き切れば面白い存在です。

ばんえい菊花賞 予想結果

2010年11月 1日(月)

矢野:ハズレ 収支-5,000円
斎藤:ハズレ 収支-5,000円
山崎:ハズレ 収支-5,000円
須田:ハズレ 収支-5,000円

【ここまでの集計】
斎藤  修  -4,050円
山崎エリカ  -6,900円
矢野 吉彦  -8,400円
須田 鷹雄 -11,700円

10/31ばんえい菊花賞回顧

テンマデトドケが復活の重賞3勝目!

 31日(日)は重賞・ばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われ、単勝5番人気のテンマデトドケが勝利。昨季の世代チャンプがトップハンデをものともせず、重賞3勝目を挙げました。

 馬場水分は1.5%とやや重め。道中はレットダイヤ、ミスタートカチ、タケノビジンらが果敢に先行し、やや速めの流れ。それでも各馬懸命に食らいつき、ほぼ一団のまま第2障害を迎えました。
 真っ先に挑んだのはダイリンビューティ。差なくレットダイヤ、ミスタートカチ、タケノビジンも登坂を開始しました。なかでも抜群の掛かりを見せたのはタケノビジンで、いったんヒザを折りながらも即座に立て直し、先頭でこれをクリアしました。遅れてミスタートカチ、トレジャーハンターも難関を突破。以下フェイ、ホクショウバトル、テンマデトドケが続きました。
 残り30メートル付近で逃げるタケノビジンにトレジャーハンターが並び掛け、後続も一気に詰め寄り大混戦に。残り20メートルでタケノビジンが脚を止め、トレジャーハンターが一歩リード。そこへ強襲したのがテンマデトドケで、残り5メートルで脚いろが鈍ったトレジャーハンターを捉えると、これを置き去りにして先頭でゴールを果たしました。結局トレジャーハンターはストップし、立て直したタケノビジンがこれを交わして2着。トレジャーハンターは3着で入線しました。

 トップハンデが懸念されてか、単勝5番人気と評価の低かったテンマデトドケでしたが、終わってみれば2着に3秒4差をつける完勝。底力を問われるサバイバル戦となったことが、地力上位のこの馬に味方した印象です。つまり、この世代ではテンマデトドケの実力が抜けているということ。定量戦のばんえいダービーでは勝ちっぷりが焦点となるでしょう。
 重賞初挑戦のタケノビジンが2着。軽量780キロが味方したのは言うまでもありませんが、最後にもう一度脚を伸ばした点は、この馬の勝負根性を物語るもの。ばんえいプリンセス賞3着ののち、今回も含めて5連続連対と力をつけている印象で、ばんえいオークスでも侮れない存在となりそうです。

成績はこちら
映像はこちら

大河原和雄騎手「自分が思っていた以上に強い内容でした。馬体が戻ってこない点が気がかりでしたが、何とか5キロ、ギリギリのところまで戻ってくれましたね。じっくり育ててくれた厩舎スタッフに感謝したいです」

<<前へ 123
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.