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11/1ばんえい菊花賞回顧

2009年11月 2日(月)

キタノタイショウ世代最強を証明!

 1日(日)は3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われ、キタノタイショウが優勝。イレネー記念に続く勝利で、世代上位の力を見せつけました。

 第1障害ではヒマワリカツヒメがやや遅れるかたちでしたが、徐々に追いついてほぼ横一線で中間点を通過。軽馬場もあってか、やや速い展開でレースが進んでいきました。障害手前で3、4頭が息を入れ、結局はバラついた隊形で勝負どころの第2障害へ。
 間髪入れずに仕掛けたのはワタシハキレイズキ。しかし続けて仕掛けたアオノレクサスの白い馬体もグイグイ上がり、結局はアオノレクサスが先頭でクリア。一気に突き放したいところでしたが、そうはさせじと、障害でじっくりタメていたキタノタイショウがひと腰で荷物を上げきり、2番手で障害を越えていきました。差なくホクショウバンク、ワタシハキレイズキ、ワタシハスゴイが続く展開。
 先頭を行くアオノレクサスの脚が鈍りはじめ、一気に差を詰めたのがキタノタイショウ。目を見張るような豪快な末脚を繰り出し、残り20メートル付近で追いつき、残り10メートルで完全に抜け出す圧倒的なレースぶり。結果、1馬身半ほどの差をつけてゴールを駆け抜けました。粘ったアオノレクサスが2着で、3着にはホクショウバンク。イレネー記念とまったく同じ1~3着となりました。

 キタノタイショウは前述の通り重賞2勝目。一冠目のばんえい大賞典は重量を課せられることを嫌って回避しましたが、2歳チャンプの名に恥じないレースぶりで世代最強を証明しました。持ち前のスピードに加え、ここへきて馬体を着実に増やしたことからも力強さを増した印象。さらなる重量増加にも対応できそうで、今後の飛躍が大いに期待できそうです。
 アオノレクサスは抜群の障害力を見せましたが、イレネー記念同様にキタノタイショウに交わされての2着。ばんえい大賞典ではトップハンデを課せられて7着でしたが、定量戦のここなら話は別。やはり世代上位の力を持っていることは間違いなく、しまいの粘りが増せば、悲願の重賞初制覇も可能性十分です。
 ゴール前でも確かな脚取りを見せていたホクショウバンクですが、結局アオノレクサスを捉えきれず3着。ただ結果的には障害の差と言えそうで、展開次第では逆転可能な範囲。今後の巻き返しに期待できそうです。

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大河原和雄騎手「スタッフが万全に仕上げてくれたので、あとは自分がいかに操縦するか、それだけでした。軽めの馬場も天からのプレゼントでしたね。第2障害を上がった時点で、イケると確信しました。ばんえい菊花賞はこれまでも多くの名馬に獲らせてもらっていますが、調教師に初めてこのレースをプレゼントすることができましたね」

11/1ばんえい菊花賞予想 山崎エリカ

2009年11月 1日(日)

アオノレクサスにチャンス到来

 11月1日(日)は帯広競馬場で競馬実況アナウンサーの小枝佳代さん、馬エッセイストの旋丸巴さんと一緒に「JBC&ばんえい菊花賞予想トークショー」をやらせて頂きます。8レース終了後の15時20分から帯広競馬場1階中央特設コーナー、もしくはパドック横表彰台でやらせて頂きますので、お近くにお住まいの方はぜひ遊びに来て下さいね♪

 そんなこんなで、ぜひとも当てたいばんえい菊花賞。◎にしてみたいのは2歳(明け3歳)チャンピオン決定戦のイレネー記念で2着のアオノレクサスです。自己条件の特別戦の前走は、道中から積極的に動いた分、ゴール前の直線で止まってしまっての9着でしたが、もう少し刻んで行ったら上位が狙えたような内容でした。イレネー記念で先着を許したキタノタイショウはこのメンバーでは実績最上位の存在ですが、同馬は今回休養明けで高重量戦の重賞に挑むわけですから、人気ほどの信頼はできないでしょう。実際にばんえい大賞典をスキップして挑んだ、栗毛馬選抜戦のゴールデンホース賞では4着に敗れていますから、今回は逆転の可能性に期待します。

 ○にはそのキタノタイショウ。メンバー中、唯一450万クラスで戦っていた実績馬ですから、休養明けといえどもあっさりクリアしてしまう可能性も考えられます。2開催休ませたことで、スタミナが不足した状態でしょうから、日曜日の雨は恵みの雨となりそうです。

 ▲にはばんえいプリンセス賞の勝ち馬ワタシハキレイズキ。今回は前走比60kg増の重量を曳くことになりますが、自分でペースを作って目下2連勝の勢いを考えると、やはり重い印を打たざるを得ません。

 あとは△に2歳時の重賞ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップでは◎○を下し、イレネー記念でも3着のホクショウバンク。前走の270万クラスの決勝では、先週のクインカップを制したユーファンタジーに先着を許しましたが、休養明けを使われつつ基調を上げてきているので、今回で通用しても不思議ではありません。

 △にはばんえい大賞典の勝ち馬ワタシハスゴイ。前3走は障害で崩れてしまい本調子ではない様子でしたが、1開催休ませたことが良いリフレッシュになれば今回で変わり身を見せる可能性も少しだけ考えられます。

 ◎アオノレクサス
 ○キタノタイショウ
 ▲ワタシハキレイズキ
 △ホクショウバンク
 △ワタシハスゴイ

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