トモエパワーが勝つ!
秋も深まり、というより、冬の到来とともに、いよいよばんえい競馬がおもしろくなる季節を迎えました。今週はバリバリの古馬オープンクラスによる伝統の重賞・北見記念。張り切って予想しましょう!
ほぼ岩見沢記念の再戦と見ていいメンバー構成。同レースの1、2着馬が、3着以下の馬に比べると10㎏増量された形になりました。これでもまだ、カネサブラックには有利な状況です。なにしろ岩見沢記念は圧勝でしたからね。このあと、よほどのハンデ差をつけられない限り、同じ相手なら勝ち続けてしまうのではないかと思うほどでした。でも、ばんえい競馬の場合、長期間にわたって連勝するのは至難の業。カネサブラックには失礼ですが、ゼッタイどこかで負けるはずです。それがいつになるかを当てることが、今後のレース検討のテーマになったと言ってもいいいでしょう。
岩見沢記念から今回が中5週。この後、1月2日の帯広記念までレースを使わなければ、次走は中4週で迎えることになります。ここで目一杯の力を出し切ってしまうと、次の帯広記念までの調整は今回のレース前よりきつくなるかも。わずか1週の違いではありますが、前走から30㎏増量される今回は、その分だけ前走よりも反動が大きくなるわけで、リフレッシュさせるのはよりタイヘンになると考えられます。なんて勝手に決めつければ、ここが"負けどころ"になってしまう可能性はありますね。
重賞に出てくるからには勝ちに来ているに違いないので、私の見方はあくまでも"うがった"ものです。決してまともな見方ではありませんから、「それでも付き合うよ」という方だけ参考にしてください。と、一応お断りしておいた上で結論です。今回はカネサブラックを頭にはしません!
ついでに、ナリタボブサップも、岩見沢記念から30㎏増量されるここは、同レースで3着以下になった馬と差がなくなったと見て、軸にはしないことにしました。
岩見沢記念から20㎏増量の馬の中で、ニシキダイジン、フクイズミ、トモエパワー、スーパークリントンの差はほとんどないでしょう。ちょっと何かあれば、この3頭の着順は簡単に入れ替わってしまうと思います。で、高重量戦で乾いた馬場(29日の帯広は晴れ予報)となれば、馬券を買っておもしろいのはトモエパワーじゃないですか?
ここ2戦、不得手の軽量戦でも勝ち馬から差のないところに健闘しています。最近の中では、比較的いい状態でレースに出続けているように思えるんです。ばんえい記念しか勝たない馬と決めつけたら大間違い。ここは勝てると見ました。
なので、思い切ってトモエパワーを頭の馬単を買ってみます。相手は、ニシキダイジン、フクイズミ、ナリタボブサップ、カネサブラック、スーパークリントン。「あのトモエパワーが勝ったのに、こんなについちゃった!」なんて言えるのはここしかないかもしれませんよ。
押さえはウラ目、としたいところですが、カネサブラックを頭にはしないと断言したからには、カネサブラック1着でトモエパワー2着の馬券を買うわけにはいきませんね。なので、トモエパワーからの馬複を押さえとします。さぁ、このヒネクレ馬券、当たりますかねぇ? では、今回はこのへんで。