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11/29北見記念回顧

カネサブラックがきっちり差し切る!

 29日(日)は重賞・北見記念(3歳以上オープン)が行われ、3番人気の、カネサブラックが勝利。トップハンデ880キロをものともせず、今季重賞4勝目を飾りました。

 馬場水分は4.3%とやや低めで高重量戦とあって、道中はゆったりとしたペース。障害中間点あたりでニシキダイジンが主導権を奪い、最大3馬身ほどリード。ほぼ横一線で続く各馬を引き連れて、第2障害を迎えました。
 じっくりタメたのちに仕掛けたのは、やはりニシキダイジン。これにトモエパワーも続きますが、ともに苦戦を強いられます。さらに脚をタメていた各馬がようやく腰を上げると、抜群のかかりを見せたのはナリタボブサップ。これにアローファイター、先に登坂態勢に入っていたニシキダイジンが続き、並ぶようにしてクリア。さらに1馬身ほど後ろから、カネサブラックも続いていきました。
 懸命に逃げるナリタボブサップを目標に、残り30メートル付近でカネサブラックが2番手に浮上。しかし2頭の1馬身差はなかなか詰まらず、このまま逃げ切りかと思われた残り10メートル。ナリタボブサップの脚いろが一気に鈍り、最後の力を振り絞ってカネサブラックも猛追。そして並びかけたその瞬間がゴールライン。0秒2差の大接戦は、カネサブラックに軍配が上がりました。1番人気のフクイズミはヒザ折りでリズムを崩しながらも、障害5番手から猛追して3着。

 これが「勢いのなせる業(わざ)」と言うものでしょう。今季ここまで【5・1・0・1】、重賞3勝と波に乗っているカネサブラックが、大接戦の末に勝利。単勝3番人気が示す通り、今回は880キロのトップハンデもあってけっして楽ではなかった一戦。そしてその通りに苦しいレース展開でした。しかし、それでも結果を出したあたり、想像以上の充実ぶりと言えるでしょう。これで今季6レース行われた古馬重賞のうち、カネサブラックが4勝で、残り2勝はフクイズミ(旭川記念、ばんえいグランプリ)。すなわち松井浩文厩舎の全勝で、今後もさらにこの厩舎から目が離せなくなりました。
 ナリタボブサップは岩見沢記念に続いての2着。今季は重賞で【0・3・2・0】と抜群の安定感を誇る反面、勝ち切れないのも事実。終いの詰めの甘さは、今後も課題となりそうです。

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松田道明騎手「今日はトップハンデということで障害でヒザを折る確率も高かったですから、その点に気をつけて、あとはタメ込んで力を発揮させようと思っていました。ボブサップも思ったより先に行かなかったし十分に息も入れられたので、万全の状態で障害をクリアできました。残り30メートルあたりで追い込みに入った時に、ボブサップの動きが思わしくないように見えたので、ここは少しタメ込んでゴール間際に賭けようと思って追い出しを我慢しました。なんとかうまくいきましたね」

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