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2008年6月 アーカイブ

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6/15黒ユリ賞予想 山崎エリカ

2008年6月14日(土)

ユーファンタジーから攻める

 先日、友人の誕生日パーティーに出席し、たまたま隣に座っていた方が競馬ファンだというので意気投合。中央競馬の話からばんえい競馬の話になり、「私ばんばが好きなんです」と言うと、「デブ専ですか?」と訊ねられました。

 一般的な視点で見ると、ばんばってデブなんですかね? 私がデブ好きかって話は、もちろん“YES”ですけど(笑)。ホンジャマカ石塚さんのような力持ちで心優しいデブが好きです。

 しかしそのデブに対する愛情も相手には伝わらないのか? どうやらばんばにも愛されていないようで、重賞予想が重症なほど当たりません。今回の黒ユリ賞も何を買っても裏を引いてしまいそうですが、それでもここは◎(2)ユーファンタジーで攻めます。

 ユーファンタジーは前2走とも第2障害で転倒したことで人気を落としました。しかしながら3走前の120万未満の勝入戦を勝っているように、もともと力はあるはずなんです。実績上位の(3)カネヅルが調子落ちを感じさせる前走内容で、(4)ウィナーナナがどういうわけだかひと開催休ませていることに違和感があるので(立て直しというよりは、連勝の疲れが出だから休ませたのではないかと?)、ここは攻めて正解のような気がします。

 ○は、カネヅル、ウィナーナナが本調子ではないことが前提で(9)キタノメイゲツ。昨季はカネヅルやウィナーナナを相手に好勝負していたんだから、十分チャンスはあるでしょう。前走は第2障害で腰が抜けてしまいましたが、2〜3走前の内容を考慮すると巻き返せると思います。

 ▲は、前走ハイペースを先行&第2障害で膝折りしてしんがり負けしましたが、(5)プリンセスビジンを破った前々走が強い内容だっただけに巻き返しが怖い(6)ニシキエース。同馬も昨季はカネヅルやウィナーナナと好勝負していた馬です。

 あとは△に連勝馬のナナちゃんと、3走前の120万未満の勝入戦で第2障害を真っ先に仕掛けて、ナナちゃんを下した内容が圧巻だったカネヅル。カネヅルは今回金ヅルにはならないような気がしているんですがねぇ〜。でもユーファンタジーから馬券を買ってヒモ抜け食らうと悔しいので一応買います。

 ◎ (2)ユーファンタジー
 ○ (9)キタノメイゲツ
 ▲ (6)ニシキエース
 △ (4)ウィナーナナ
 △ (3)カネヅル

6/15黒ユリ賞予想 矢野吉彦

来れば頭のカネヅル

 前回の柏林賞予想、よかったでしょう? オッズ次第で総流し、っていうのが効きましたね。最低人気の馬が来ちゃうんですから。これもばんえい競馬ならでは。穴を狙うときは迷わず総流しですよ!

 さて、今週は3歳牝馬の黒ユリ賞。古馬に混じったときに120万条件になる馬と60万条件になる馬との勝負です。その中でも、120万条件で好走しているウィナーナナと、3走前に同馬を破ったカネヅルが人気になりそうです。
 カネヅルがウィナーナナを下した5月4日のレース。カネヅルは、スタートダッシュこそ今イチでしたが、第1障害から第2障害の間にハナを奪い、第2障害を先に仕掛けてまんまと逃げ切りました。その後の2レースは、軽馬場での古馬のハイペースについていけず、障害で手間取って惨敗。で、今回。同世代同士の対戦で勝とうとすれば、先手を取って粘り込みたいはずです。ところが、同馬のここ3戦のスタートダッシュと今回の重量からすると、第2障害までに先手を取るには、ちょっと脚を使わなくてはならないでしょう。うまく第2障害を越えれば圧勝もありますが、そこでダメなら着もなし。つまり、この馬は馬単の頭で狙うべきで、ウラを押さえるとか馬複で狙う馬ではない、ということだと思います。
 これに負けても2着には来そう、というのがウィナーナナ。もちろん、こちらはフツウに考えて優勝候補Nナンバー1。馬単の軸には最適の馬でしょう。あとは、5月16日に馬場水分2.3%で1分57秒0で走ったニシキエースと、5月17日に馬場水分1.9%で1分50秒6で走ったウィナーナナの比較。この6秒4のタイム差は、馬場水分の差をもってしても、ウィナーナナのほうがやや有利。でも今回、息の入る流れになる重賞なら、一呼吸の差と言えそうです。両馬はほぼ互角の力と見ました。
 ということで結論を。買い目を絞って馬単を買ってみます。まずはウィナーナナとニシキエースのオモテウラ。あとはカネヅルを頭にウィナーナナとニシキエースへ。この4点で行きます。もちろん、資金配分はオッズと相談です。
 もし穴を買うとすれば、3月の福寿草特別でカネヅル、ニシキエースと同じ590キロを引いていた=そこまでに2頭並みの賞金を稼いでいたプリンセスビジンですか。資金をうまく振り分けられるのであれば、この馬からの馬単軸2着流しで、ウィナーナナ、ニシキエース、カネヅルが頭の馬券も買っておきましょう。

 ところで、20日(金)に、金沢競馬場でばんえい競馬全レースの場外発売を実施します。当日は私が場内で場立ち予想会をやりますので、金沢周辺の方はお誘い合わせの上、ぜひご来場ください。では、今回はこのへんで。

6/15黒ユリ賞予想 斎藤修

好調度でウィナーナナ

 ◎ウィナーナナ
 ○カネヅル
 ▲ニシキエース
 △アカネオーカン

 詳細はオッズパークのブログにて

6/15黒ユリ賞プレビュー

2008年6月13日(金)

  6月15日(日)のメインは、重賞・第34回黒ユリ賞ばんえいプリンセス賞(9月15日)、ばんえいオークス(12月14日)と続く3歳牝馬三冠の初戦です。60万円条件が610キロ、120万円条件が620キロと、各馬とも普段より40〜50キロ重い負担重量での戦いで、ほとんどの馬が未経験の重量となります。
 近走成績で見れば、3歳オープン・えぞりす特別(2月24日)勝ちがあり今季開幕からの4戦すべてで3着以内のウィナーナナと、3歳牝馬オープン・福寿草特別(3月23日)の勝ち馬で今季4戦して2連対のカネヅルによる上位争いが濃厚。しかし、やはり初となる620キロが心配です。
 そこで期待したいのが、メンバー中で唯一620キロ以上を経験しているニシキエース。3月の重賞・イレネー記念では勝ち馬からは1分以上離された8着でしたが、強力牡馬勢に混じって650キロを曳いたことは大きな糧となっているはず。オープン実績もあり、ここは先行しての押し切りに期待。今季絶好調の松田道明騎手も魅力です。
 相手は、やはりウィナーナナカネヅルが有力。
 福寿草特別では人気薄で2着に入ったスマイルダンスは、一発の魅力を秘めていますが、6戦して3着以内4回と相性のよかった鈴木勝堤騎手からの乗替わりは歓迎材料ではありません。
 プリンセスビジンは2走前(5月16日)の120万円未満では、勝ったニシキエースからコンマ7秒差の2着に健闘しています。とはいえ、その時は10キロハンデに恵まれており、同じ620キロでの戦いとなる今回、逆転は厳しそうです。
 10キロ軽い610キロの3頭からはスーパーシャトルに注目。このところずっと障害で遅れるレースが続いていますが、2歳前半の実績では出走馬中で上位の存在。障害さえスムーズなら、好位からキャンターで抜け出す勝ちパターンが久々にハマるかもしれません。

出走表はこちら

【参考レース】

 1/ 1初夢特別(2着:ニシキエース)
 2/24えぞりす特別(勝ち馬:ウィナーナナ)
 3/23福寿草特別(勝ち馬:カネヅル)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

今週の見どころ(6/13〜6/15)

2008年6月12日(木)

 15日(日)のメインレースには、3歳牝馬重賞・黒ユリ賞が行われます。当日はばんえいレディースデーとして、帯広競馬場にご来場の女性(またはカップル)に、バックヤードツアーや、黒ユリ賞優勝馬との記念撮影、カフェ・ド・ペルシュロンのスイーツプレゼントなどさまざまな特典があります。参加希望の方は、当日16:10までにインフォメーションカウンターにお申し込みください。
 また、13日(金)・14日(土)には15日の父の日にちなみ、当日配布のイベントチラシと、確定前の馬券500円以上を持参の方を対象に、ばんえいグッズが当たる父の日抽選会(19:00から総合案内所横特設コーナー)も行われます。

 6月13日(金)のメイン第11レースは士幌高原特別(400万円未満)
 注目は、前々走の混合400万円未満、前走の勝入混合500万円未満でともに2着に好走したシンザンウィーク。前々走は早め障害クリアからコトノカツマとマッチレースを演じコンマ1秒差、格上馬との対戦だった前走は先行できず中団からの競馬になりましたが、終いはきっちり末脚を伸ばしてきました。今回は自己条件に戻っての一戦だけに、昨季は準オープンで勝ち負けしていた実力を示したいところです。
 相手筆頭はコトノカツマ。今回は鈴木勝堤騎手への乗替わりで10キロ減の恩恵がありませんが、すんなり先行できれば好勝負に持ち込めるはずです。
 前開催のサクラ草特別(400万円未満)出走馬が多数を占める組み合わせとなりましたが、そのなかでは、今回のメンバー中で最先着の2着だったタケノホウシュウに期待。今季開幕から300万円条件を3連勝し臨んだ昇級初戦の前走も積極的なレースから僅差の2着に粘り込みました。
 牝馬の20キロ減+4歳馬の10キロ減で最軽量660キロが魅力のプリンセスモモ、サクラ草特別6着からの巻き返しを期すキングファラオも争覇圏でしょう。

 6月14日(土)のメイン第11レースは涼風特別(オープン)
 ここはツジノコウフクに注目です。オープン一線級との対戦だった重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯、じゃらんカップ(オープン)はともに6着に敗れましたが、相手が楽になった前開催のつつじ特別(オープン)では障害先頭から僅差3着に粘りました。メンバー的にそれほど強化した感がない今回も引き続き好走の期待がもてるでしょう。
 一発を秘めているのがホクショウダイヤ。ばんえい十勝オッズパーク杯では鋭く追い込んで4着を確保。今回は、ニシキセンプーエメラルドギャンブラークインはじめ前に行きたい馬が揃ったため、道中は息が入らないハイペースになる可能性があります。そうなれば決め手のあるこの馬が突き抜けるシーンも一考です。
 先行して粘れればニシキセンプー、障害さえスムーズならホクショウファイト、実績上位のシンエイキンカイもそれほど差はありません。

 6月15日(日)のメイン第11レースは、重賞・第34回黒ユリ賞(20:00発走予定)です。このレースは別掲の黒ユリ賞プレビューをご覧ください。

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