来れば頭のカネヅル
前回の柏林賞予想、よかったでしょう? オッズ次第で総流し、っていうのが効きましたね。最低人気の馬が来ちゃうんですから。これもばんえい競馬ならでは。穴を狙うときは迷わず総流しですよ!
さて、今週は3歳牝馬の黒ユリ賞。古馬に混じったときに120万条件になる馬と60万条件になる馬との勝負です。その中でも、120万条件で好走しているウィナーナナと、3走前に同馬を破ったカネヅルが人気になりそうです。
カネヅルがウィナーナナを下した5月4日のレース。カネヅルは、スタートダッシュこそ今イチでしたが、第1障害から第2障害の間にハナを奪い、第2障害を先に仕掛けてまんまと逃げ切りました。その後の2レースは、軽馬場での古馬のハイペースについていけず、障害で手間取って惨敗。で、今回。同世代同士の対戦で勝とうとすれば、先手を取って粘り込みたいはずです。ところが、同馬のここ3戦のスタートダッシュと今回の重量からすると、第2障害までに先手を取るには、ちょっと脚を使わなくてはならないでしょう。うまく第2障害を越えれば圧勝もありますが、そこでダメなら着もなし。つまり、この馬は馬単の頭で狙うべきで、ウラを押さえるとか馬複で狙う馬ではない、ということだと思います。
これに負けても2着には来そう、というのがウィナーナナ。もちろん、こちらはフツウに考えて優勝候補Nナンバー1。馬単の軸には最適の馬でしょう。あとは、5月16日に馬場水分2.3%で1分57秒0で走ったニシキエースと、5月17日に馬場水分1.9%で1分50秒6で走ったウィナーナナの比較。この6秒4のタイム差は、馬場水分の差をもってしても、ウィナーナナのほうがやや有利。でも今回、息の入る流れになる重賞なら、一呼吸の差と言えそうです。両馬はほぼ互角の力と見ました。
ということで結論を。買い目を絞って馬単を買ってみます。まずはウィナーナナとニシキエースのオモテウラ。あとはカネヅルを頭にウィナーナナとニシキエースへ。この4点で行きます。もちろん、資金配分はオッズと相談です。
もし穴を買うとすれば、3月の福寿草特別でカネヅル、ニシキエースと同じ590キロを引いていた=そこまでに2頭並みの賞金を稼いでいたプリンセスビジンですか。資金をうまく振り分けられるのであれば、この馬からの馬単軸2着流しで、ウィナーナナ、ニシキエース、カネヅルが頭の馬券も買っておきましょう。
ところで、20日(金)に、金沢競馬場でばんえい競馬全レースの場外発売を実施します。当日は私が場内で場立ち予想会をやりますので、金沢周辺の方はお誘い合わせの上、ぜひご来場ください。では、今回はこのへんで。