11月4日(日)のメインに、3歳三冠の第2弾・第32回ばんえい菊花賞が行われます。
一冠目のばんえい大賞典(7月29日)は別定戦でしたが、今回は700キロ(牝馬680キロ)の定量戦。実力馬が素直に力を発揮できる舞台といえるでしょう。そのばんえい大賞典は7番人気の牝馬プリンセスモモが逃げ切り勝ち。2着に6番人気コーネルフジが入り波乱の決着となりました。
今回は、好メンバーで争われたオッズパーク杯秋桜賞(10月7日)の上位陣が主役となりそうです。
その秋桜賞を制したのがシベチャタイガー。ほぼ同時に障害を越えた同重量のアローファイターを残り30メートルで突き放しました。これでばんえい大賞典(5着)後の3歳オープンは2戦2連対。持ち前の登坂力を生かし、今回も先行して粘り込むシーンが期待できます。
惜しくも2着だったアローファイターは、ばんえい大賞典3着の実績。当時は、シベチャタイガーより5キロ重い重量を課せられながらも先着しており、この2頭の力関係はほぼ互角とみていいでしょう。
牝馬の筆頭格は、やはり秋桜賞3着のプリンセスモモ。今回は、上位2頭との重量差が前走より5キロ縮まりますが、能力的に大きな差はなく、牝馬ながら二冠獲得も夢ではありません。
3歳牝馬三冠初戦・黒ユリ賞を制し秋桜賞は4着のエリザベスライデンや、ばんえい大賞典の次走・はまなす賞でも3着に入り実力を示したコーネルフジ、軽ハンデを利してはまなす賞を制したパワー自慢のミサキスペシャルらも見どころがあります。
2歳二冠の実績馬カネサリュウは、メンバー中最高位の500万円条件馬。3歳限定戦では毎回ハンデを積まれ苦戦が続いていましたが、定量戦の今回は上位進出の可能性もあります。
ほか、昨季の黒ユリ賞馬ニシキガール、秋桜賞6着のホッカイノリキ、150万円条件からの挑戦となるアアモンドヤワラが出走します。
出走表はこちら
【参考レース】
7/29 ばんえい大賞典(勝ち馬:プリンセスモモ)
8/19 はまなす賞(勝ち馬:ミサキスペシャル)
9/17 ばんえいプリンセス賞(勝ち馬:ペガサスプリティー)
10/7 オッズパーク杯秋桜賞(勝ち馬:シベチャタイガー)