9月17日(祝・月)のメインレースに第31回ばんえいプリンセス賞が行われます。
今季すでに行われた3歳限定の黒ユリ賞・ばんえい大賞典と同様、今回も別定重量での一戦となり格付けごとに620~650キロの負担重量が設定されました。メンバー的には、一冠目・黒ユリ賞の再戦模様です。
実績上位なのが、いずれも重賞勝ちのあるプリンセスモモ、ニシキガール、エリザベスライデンの3頭。黒ユリ賞では600キロのエリザベスライデンが2着に10秒以上の差をつけ勝利しましたが、7着プリンセスモモが620キロ、9着ニシキガールが630キロとハンデを課せられていたため、3頭の実力差を計るには5キロ以内の重量差で対戦したばんえい大賞典(7月29日)と、はまなす賞(8月19日)のほうが参考になります。
ばんえい大賞典を逃げ切り、はまなす賞でも牝馬最先着の4着に健闘したのがプリンセスモモ。ニシキガールがそれぞれ4、7着、エリザベスライデンが両レースとも8着だったことから、現在の3歳牝馬実力ナンバー1はプリンセスモモと言えるでしょう。
そのプリンセスモモは今回、ニシキガール、エリザベスライデン以外とは20~30キロの重量差がつきますが、牡馬相手に互角にわたりあっている近況、レース当日はばんえい大賞典と同じ軽い馬場が予想されることなどから中心に期待をかけたいところです。
焦点は2着争い。600キロを曳いた黒ユリ賞で2着に追い込んだヒカルアサヒは、エリザベスライデンより20キロ軽い重量と恵まれまれただけに今回も一発の可能性があります。また女性騎手の10キロ減量はあったもののヒカルアサヒと今季7回対戦して、6勝1敗と圧倒しているトモエマツノにもチャンスがありそうです。
もちろんエリザベスライデン、ニシキガールらが巻き返してくる可能性はありますが、近走の成績がイマイチなだけに強気には出にくいところです。
ほか、黒ユリ賞で3着だったアグリタカラ、100万円未満で3戦連続連対と調子が出てきたダイヤローズ、堅実な成績を残しているペガサスプリティー、ノリノメイチャン、少しでも上位を目指したいミスダイヤが出走します。
出走表はこちら
【参考レース】
6/17黒ユリ賞(勝ち馬:エリザベスライデン)
7/29ばんえい大賞典(勝ち馬:プリンセスモモ)
8/19はまなす賞(4着:プリンセスモモ)