
益春菜が軽快に逃げて記念初Vへ!
川口ナイターのGII川口記念も優勝戦のメンバーが出揃った。これまで天候に恵まれ、ほとんどのレースで良走路で競争ができた。しかし、優勝戦の日は雨予報が出ており、当ブログでは晴れ、雨の両方の予想をしておく。
簡単に準決を振り返ってみたい。
9R...0ハン先行の佐藤摩弥がリードを広げ、吉田祐也が少し離されて追走するも、早川清太郎がスピードの違いで台頭。佐藤裕二も青旗過ぎに佐藤摩弥を差し込み優出を確保。
10R...池田政和がフライング。0ハンからカマシスタートを決めた益春菜が押し切る。間中大輔と高林亮が離れて追走するも、10線勢を捌いた佐藤貴也が冷静に交わして2着入線。
11R...五十嵐一夫がフライング。渡辺篤がすんなりと抜け出す。永井大介はカマシ気味のスタートを決めたが、山田徹や田中茂の抵抗にあい、追い上げて行くも2着がいっぱいだった。
12R...牧瀬嘉葵がフライングで再発走。軽快に逃げる片野利沙に影山伸が手間取り、鈴木圭一郎が順当に浮上。その後、影山が片野を交わす。新井惠匠は追い込み届かない。
ハンデ構成は0ハンに内から影山伸、益春菜。10線は内から渡辺篤、佐藤裕二、佐藤貴也、早川清太郎、永井大介、鈴木圭一郎。
スタート予想は、0ハンは益が先行。影山も10線のスタートを残して追走。10線は、ほぼ枠ナリか。乱れがあるとしたら早川が遅れるくらい。
当ブログでの本命には益を推す。影山に対してなら九分通り先行しそうだ。序盤からスピードに乗り、大きなリードを作れそう。鈴木圭や永井の追い上げは脅威だが、10線がほぼ枠ナリのスタートになると、佐藤裕や佐藤貴を抜くのに手間取ってしまいそう。その間にも益はリードを広げ、万全の態勢を築く。競り合う10線勢を尻目に益が逃げ切り完全Vを達成か。
相手には鈴木圭と永井を挙げる。10線内枠勢に手間取りそうな予感はあるが、仮にスタートでカマシ気味に出てしまえば話は別。一気に0ハンを直撃できれば優勝の可能性がグッと上がる。2人とも今節はスタートが切れており、序盤の展開しだいでは優勝争いに参加できる。次に怖いのは早川。スタート争いでやや劣勢と見るが、枠ナリに出てしまえば、道中の鋭い追い込みで上位に進出してくる。慣れているナイター戦は早川の大きな味方。今年の地元GIに続く記念制覇も見えてくる。最後に渡辺。最内の利で先行できそうであり、W佐藤が永井や鈴木圭を苦しめる展開になればチャンスが生まれる。
◎益春菜
○鈴木圭一郎
△永井大介
△早川清太郎
▲渡辺篤
雨予想。雨は益もこなす方だが、復帰してからは重走路で走ってないので不安がある。実績から言えば永井で断然だが、鈴木圭も雨は苦にしないどころが、よく乗る方なので、この両者の一騎打ちとみた。そこに割って入るのが佐藤貴。近況は連対率を下げているが、もともと重走路は得意。永井や鈴木圭に先手の攻めができれば栄冠は十分。他では、マイペースで走る益。10線最内の渡辺が怖い。
◎永井大介
○鈴木圭一郎
△佐藤貴也
△益春菜
▲渡辺篤
闇夜を切り裂く早川清太郎!
伊勢崎では珍しくシリーズ通して好天に恵まれたGIムーンライトチャンピオンカップ。優勝戦の日も降水確率はゼロ。良走路でのレースが見られそうだ。
準決では、9Rでいきなりの波乱があった。現伊勢崎ナンバー1の青山周平がまさかのフライング。再発走となった。レースも0ハンの別府敬剛が逃げ切り。三浦康平が離れて追走で、青山は猛追も3着一杯だった。
10Rでも波乱が。人気の一角であった浦田信輔が、前を走る亀井政和に接触し落車。レースは速攻を決めていた高橋義弘を早川清太郎が捲って29期決着となった。
11Rでは、絶対王者・高橋貢が序盤の展開に苦しみ4着一杯。試走タイムが出た佐々木啓が、逃げに入っていた平田を捕えて1着ゴール。
12Rは、全国ランク1位の鈴木圭一郎が3着に敗れた。レースは速攻を決めた西原智昭が逃げ切り。丹村飛竜がインコースを抑える走りで鈴木圭に隙を与えなかった。
優勝戦は0ハンに別府敬剛。10線は内から平田雅崇、三浦康平、高橋義弘、佐々木啓、丹村飛竜、西原智昭、そして大外に早川清太郎となった。0ハンの別府はスタート残せるだろう。10線はスタート巧者が内枠に揃い、ほぼ枠ナリ発進とみた。外寄りの西原もスタートは早いので、ある程度はカマシ気味に行けるか。
準決でいい逃げを見せた別府。タイムも出ており、優勝戦でもかなりの粘りを見せそう。準決で追い切れなかった三浦は、優勝戦でも別府を追えないか。平田や高橋もスピード的に厳しくなりそう。追って行けるのは10線外枠4車。この4車で最も好展開を作りそうなのは西原。10線から3~4番手の飛び出しを見せそう。
しかし、当ブログでの本命には早川を推す。序盤争いこそ劣勢になりそうだが、追い込みの鋭さは天下一品。特に地元の記念となると、いつも以上の力が出る選手。記念の優勝戦で8周回になるのを味方に、猛追撃を見せそうだ。この大会は2012年度覇者でもあり、2度目の優勝を向けて激走に期待。
相手には西原を挙げる。やはりスタート力を武器に有利な展開に持ち込めるのは魅力。スピードも出てきており、別府を先に交わしてリードを作れれば早川を振り切れるアシはある。次に佐々木。準決では上がり一番時計となる3・370をマーク。スタート争いでは微妙な面あるが、レース前半で好位置に付けられれば優勝争いにまで参加できる。そして、別府。本来なら最重ハンでもおかしくない実力を持っている。今節は車の仕上がりも良いので善戦できそう。最後に平田。おそらく10線からトップスタートを切れる。別府が態勢を作る前に交わすことができれば、粘りの走りで見せ場を作れる。
◎早川清太郎
○西原智昭
△佐々木啓
△別府敬剛
▲平田雅崇
鈴木圭一郎が大会2連覇を狙う!
浜松のGI開場記念ゴールデンレースも優勝戦の日を迎えた。浜松らしくシリーズ中は好天に恵まれ、最終日もお日様が顔を出しそうで良走路での戦いになりそう。これまでシリーズを引っ張っていた鈴木圭一郎が、準決でまさかの2着。優勝争いは簡単ではなくなったか。
優勝戦のハンデ構成は、0ハンに内枠が牧野貴博、外に山浦博幸。10線は内から藤波直也、中村友和、遠藤誠、中村雅人、永井大介、鈴木圭一郎となった。
まずスタート争い。0ハン両者は互角の評価で、内枠のぶんだけ牧野が先行しそうだ。山浦もしっかりと付いて行き、10線勢に叩かれることはないか。10線は、ほぼ枠ナリと見るが、へこむ可能性があるのは中村友。近況はスタート上向いてきたとは言え、元々はムラなタイプ。遠藤に抑え込まれてしまうケースも考えられる。予選3日間は、大外からでも素晴らしいスタートを決めていた鈴木だが、優勝戦のメンバー相手にはトップスタートまでは期待できないか。
レース展開は、まず0ハン両者が逃げに入る。牧野のペースでは10線に簡単に追いつかれてしまう。山浦が早めに逃げ態勢を築くとペースは上がりそう。10線からスタート行く藤波や遠藤では0ハン追走が一杯になるか。勝負のカギは10線外枠3者が握る。
予選準決の動きから、最も状態が高位で安定してるのは鈴木。上がりタイムも驚異的な数字をマークしていた。ただし、準決では先行する中村雅に追いつくので一杯で、1回はインに飛び込んだが、無理突っ込みのため回りきれず流れてしまい、中村雅に差し返されてしまった。それでも優勝戦で8周戦になれば、落ち着いて抜く態勢を整えてから仕掛けて行けそう。スタートでそこまで好位を奪えなくても、近況の鋭い動きから先頭まで躍り出そうだ。そこで当ブログでの本命には鈴木を推す。
相手は、その中村雅だ。長欠から復帰し、数節を消化したが、まだ本来の走りが見られていなかった。しかし、今回の準決では中村雅らしいクレバーな走りができていた。攻めの強烈さが戻ってきた。優勝戦でも、鈴木に対し常に先手の攻めができれば、この大会5度目の優勝が見えてくる。次に怖いのは永井。苦手とされている浜松走路だが、今回はスピード感ある永井の走りができている。やはりスタート後に好位を奪えれば、という条件付きだが今回の永井は期待できる動きを示してる。0ハンの山浦も10線が激しく競り合うようだとチャンス到来。それには早めに先頭に立つことが大事。独走力には定評があるので、序盤で大きなリードを作れれば金星の可能性も。最後に中村友。スタートが不安定で狙いにくい選手ではあるが、それを補って余りあるスピードは魅力。序盤でソコソコのポジションに付けられれば、大激走も十分あり得る。
◎鈴木圭一郎
○中村雅人
△永井大介
△山浦博幸
▲中村友和
鈴木圭一郎がSG4連覇に王手!
川口で行なわれているSGオールスターオートレースも優勝戦の日を迎えた。気温の上昇とともに、予選中は上がりタイムが出なくなっていたが、準決は流石に各選手がエンジン仕上げてきて、好タイムが散見された。全日本選抜、日本選手権、スーパースターに続き、鈴木圭一郎にはSG4連覇がかかっているが、果たして優勝争いは...。
0オープンのスタート争いだが、単純なスタート力は荒尾聡が最上位か。どの枠からでも好スタートを切る技術があり、ここもトップスタートを切ってきそうだ。続いて行くのは永井大介、鈴木圭一郎、青山周平あたり。その次に新井恵匠と高橋貢、佐藤貴也。松尾啓史はスタート争いだけでみれば、やや劣勢。
次はエンジン比較。準決で素晴らしい上がりタイムをマークした鈴木が一番の仕上がり。永井が次にエンジン状態が良い。高橋貢と佐藤貴也、松尾、新井が同じくらいの仕上がりで、青山と荒尾が少し落ちるか。
レース展開だが、まずは荒尾が注文通り先行しそうだ。ここに続くのが鈴木、永井、青山。荒尾を追って行く一番手は鈴木で、準決同様に早い段階で荒尾を交わして行きそう。そうなると、今度は誰が鈴木を追って行くかだが、エンジン状態一番と見てる鈴木を追って行ける選手は不在。このまま鈴木が後続を引き離しながら逃げ切りそうだ。当ブログの本命には鈴木を推す。
相手は永井。準決では本来のスタートを決め、先行する青山をマーク追走から冷静に交わして行った。エンジンは優出メンバーの中でも上位の部類で、仮にトップスタートを切るようなら優勝争いにまで参加できる。
次に怖いのは高橋と松尾。高橋は準決で安定感あるスタートを決め、最後まで先頭を譲ることなく逃げ切った。優勝戦のメンバー相手にトップスタートまでは望めないが、レース運びの巧さで中団を突破してきそうだ。松尾も序盤の位置取りは厳しくなりそうだが、エンジンの仕上がりが良く、捌きの腕もシッカリしている。SGの優勝戦で10周回になるのは好材料。最後に新井に注目。昨年末のスーパースター王座決定戦に出場したように、近年ではSG戦線でも活躍できている。爆発的な飛び出しを見せれば大金星の可能性がグッと高まる。
◎鈴木圭一郎
○永井大介
△高橋貢
△松尾啓史
▲新井恵匠
人見剛志がGI初制覇へ視界良好!
第23回GI平成チャンピオンカップも優勝戦の日を迎えた。今節は人気どころが連に絡まず、万車券のオンパレードだった。中には10万を超える配当もちらほら。準決も例外ではなく、4個レースの全てで8号車が敗れる波乱。優勝戦の顔ぶれは、やや異色となったが、地元からは4選手が進出しており、タイトル流出を全力でもって阻止する態勢が整っている。
先述の通り、準決では波乱があったため、優勝戦はハンデ戦となった。0メートルの最内から満村陽司、山浦博幸、吉松憲治。10線の最内から遠藤誠、人見剛志、池田政和、松尾啓史、荒尾聡。
優勝戦のスタート争いだが、まずは0ハンから。ほぼ互角とみるが、満村と吉松が安定感の面からやや劣勢。センターから山浦が飛び出しそうだ。10線は、ほぼ枠ナリ。遠藤の飛び出しに人見が乗って行く。その後は、池田、松尾が続きそうだが、大外から荒尾がカマシ気味に出て行くか。
0ハンからスタート決めそうな山浦はペース上がるタイプ。しかし、準決も独走の展開で上がり3・410は少々物足りない。逃げ切るまではないか。仮に、道中で満村や吉松が先頭に立っても、山浦と同様に逃げ切りまでは考えにくい。レース中盤には10線勢が浮上してきそうだ。
0ハンを追う一番手の遠藤だが、10線の外枠勢が競っている間に先頭に踊り出る可能性もある。しかし、遠藤もそこまでペースは上がらなそうで、勝ち切るまでは厳しそう。そうなると勝つのは誰か。
当ブログでの本命には人見を推す。近況はスタートが切れているし、今年に入ってからはエンジン絶好調。10線から2番手に出て、前団を一気に抜き去りそうだ。先頭に立ってからもスピードに乗った走りで後続を引き離せる。機力も気力も充実している人見の現状は敵なし。負けるとすれば天候に恵まれなかった時だけ。重走路では力を出せない可能性が高いが、良走路なら圧巻の走りを披露する。
相手候補には松尾を挙げる。準決では浦田信輔を逆転したように、道中のレース運びは抜群。展開が良く見えており、記念の優勝戦で8周回になるのも松尾にとっては好材料。地元の期待に応えるためにも、実力以上の力を出すくらいの気持ちでレースに臨みそう。次に怖いのは池田。近年では優勝戦で結果を残せない傾向にあるが、実績だけで言えばこのメンバーの中で断トツ。準決でもしっかりとタイムが出ていたので、序盤の展開次第では優勝争いに参加できる。
機力面で不安を感じる荒尾だが、武器のスタート力を存分に発揮し、内枠勢を全て置いて出れば優勝のチャンスが巡ってくる。得意の速攻で早めに先頭を奪い、後続をブロックする走りができれば勝機十分。最後に挙げるのは山浦。0ハンから先行できそうなのは大きな強み。10線勢が激しく競り合うような展開になれば、グッと栄冠は近づいてくる。
◎人見剛志
○松尾啓史
△池田政和
△荒尾聡
▲山浦博幸