
通算V6に王手をかけた青山周平(SS王座決定戦)/池田政和と佐藤励の全勝対決(SSシリーズ優勝戦)
12R...スーパースター王座決定戦
いったんは鈴木圭一郎に奪われたトライアル得点1位の座を4日目の対戦で奪還した青山周平が、枠番選択で1枠を手に入れた。同じく1枠から逃げて鈴木圭を完封した初日のトライアル第1戦の走りを再現しよう。
黒川京介が4日目に自己最高タイムを更新して圧勝。機力・出足とも高いレベルに達しており、内枠勢を抑え込むスタートが決まれば逆転Vまでありそう。
大外8枠では人気を集めることの考えにくい佐藤貴也が思いきったスタートを放つと、上位争いに喰い込む可能性は十分。
◎ 1 青山周平
○ 2 鈴木圭一郎
△ 4 黒川京介
▲ 3 有吉辰也
穴 8 佐藤貴也
おすすめの買い目
1-2=438
穴なら
1=8-243
11R...SSシリーズ優勝戦
上昇曲線を描き続けている成長度と勢いから佐藤励のSSシリーズ連覇も大いにありうるが、この8名の中では圧倒的な実績を誇る池田政和が射程に入ればきっちり捌く。丸山智史の現状のエンジンも最高水準と評価したい。山田真弘や西原智昭は武器であるスタート力を最大限に活用したいところ。
◎ 2 池田政和
○ 1 佐藤励
△ 5 丸山智史
▲ 3 山田真弘
穴 4 西原智昭
おすすめの買い目
2=1-534
穴なら
4=1-253
文/鈴木
好枠を生かす荒尾に期待する!
準決は不安定な走路で行われたが、タイムは出ていたので良走路と同等のモノと思ってもそれほど問題ない。そこで上がり一番時計が出ていたのは荒尾。優勝戦は10メートルオープンになったが、現ランクを考えるとハンデ位置が魅力。枠ナリ以上のスタートを決めて、序盤で先頭に立てそうだ。
その荒尾を追って行くのは佐藤励と金子大。佐藤励はスタートの切れにやや不安はあるが、試走タイムは連日出ているようにエンジンの仕上がりは上々。金子大もここまで連対を外しておらずエンジンは安定している。この両者は追い込み型なので、記念レースの優勝戦で8周回になるのは有利に働くだろう。丹村飛も枠的にチャンスがある。トップスタートを切るようなら外枠勢を振り切るかも。準決で好タイムを出した石本は、元々スタート巧者で先行するようなら大金星もある。
◎ 5 荒尾聡
○ 7 佐藤励
△ 8 金子大輔
△ 4 丹村飛竜
▲ 2 石本圭耶
おすすめの買い目
5-2478-2478
穴なら 石本の大駆けだ
2-4578
1枠の有吉が最短距離を8周回走る
優出8名が最重ハン選手で占められて決勝戦の枠番は選択制で決められた結果、有吉辰也が1枠を獲得。スタート力に定評があり、速攻タイプの三浦康平や久門徹を突っ張って1周回1コーナーへ先頭で進入すれば、道中も他者の追撃を退けて逃げ切れる。
怖いのは池田政和の存在。SG通算8度Vは浦田信輔と並びこの8名では最多。かつて乗っていた競走車名『カイザー』にちなんで皇帝とも呼ばれた実力は、追われる者にとっては大いなる脅威。
松尾啓史も中枠なら早めに好位置を取れそうで、追い込みタイプゆえ8周回に延びる点は確実にプラス材料。
地元勢はSGホルダーがゼロの2名のみと劣勢に見えるが、三浦がトップ旋回を決めるようだと見せ場を作る以上の活躍も見込める。
◎ 1 有吉辰也
○ 2 池田政和
△ 5 松尾啓史
▲ 4 久門徹
穴 3 三浦康平
おすすめの買い目
1=2-543
穴なら 三浦にとってはとにかくスタートが重要だ
3=1-2548
青山周平が鈴木圭一郎に先手で進出
準決勝戦で青山周平が披露した長距離の差しは超一流の証し。そこから写真判定での同着1着まで車を押し上げた勝負強さも凄いのひとこと。
鈴木圭一郎も青山周と同様に準決勝戦の中盤周回では後方5番手あたりに置かれて、追い込みきれず2着。予選中のコメント内容からもエンジン状態が万全には至っていない様子で、青山周と対決するにはわずかながら不安が残る。
松尾啓史の仕上がりが素晴らしい。レース序盤に番手を上げて展開を作れていて、今節のタイムも優秀。8周戦向きのスタミナも豊富だ。
木村武之は早めの時間帯に走った2・3日目や事故レースだった準決勝戦のタイムは見劣るが、11レースを走った初日は速いタイムが出ており、陽がだいぶ傾く12レースの決勝戦ならスピードアップする可能性は大いにある。
◎ 7 青山周平
○ 8 鈴木圭一郎
△ 5 松尾啓史
▲ 6 金子大輔
× 4 木村武之
おすすめの買い目
7=8-5643
穴なら
4=7ー856
文/鈴木
鈴木圭一郎が完全優勝を決めるか!
G2オートレースメモリアルの準決は4個全てが10メートルオープンで行われた影響か、有力選手の苦戦が目立った。それでも鈴木圭一郎と青山周平のオート界ツートップはしっかりと優出。準決からハンデが重くなった桝崎陽介や丹村司が頑張りを見せた。
スタート争いの想定がかなり難しい。単純なスタート力なら青山周や鈴木圭だが、10メートルオープンの外枠ではトップスタートとまでは行かないか。ただし、記念レースの優勝戦で8周回になるのはこの両者にとってプラス材料。スタート後にある程度の位置に付けることができれば、残りの周回で番手を上げて行ける。鈴木圭の内枠に入った青山周は絶対に負けたくはないだろう。スタートでも鈴木圭よりは先に出て、内枠勢の攻略にかかる。それでも今節の初日に鈴木圭が青山周を捌いたように、優勝戦でも鈴木圭が道中で捌くケースは大いにある。今節のこの両者の比較では鈴木圭を重視したい。
準決からハンデが重くなっている丹村司と桝崎陽だが、タイムはしっかり出ているので枠ナリにスタート出て行くとかなり粘れそう。3着候補に入れたい。他では浅田も動きは軽快で車券絡みがありそう。地元山陽勢の岡部、岩崎、浜野もスタート次第では好勝負できる。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 7 青山周平
△ 1 丹村司
△ 2 桝崎陽介
▲ 3 浅田真吾
おすすめの買い目
8=7-123
穴なら 外枠勢が競り合った場合は桝崎陽や浅田にもチャンスある
2-1378、3-1278