
鈴木圭一郎が4年ぶり2度目の大会制覇をめざす
10月から適用中の今期全国ランキングでは黒川京介に抜かれてS3となった鈴木圭一郎だが、今節の走りはスピードも捌きも充実しており、実績および総合力そして枠の内外も考え合わせて、同ハンの川口ホープ2名にSGグランドスラマーの格を見せ付けるとみた。
中団からの展開になっても冷静に攻めていけた準決勝戦の佐藤励。優勝戦が鈴木圭と黒川に前を走られる展開になったとしても、この両車が競り合うようなら今春のSGオールスター優勝戦のように間隙を突いて先頭へ躍り出るシーンを想定しておきたい。
準決勝戦での直線の先伸びは鈴木圭とほぼ互角だった長田稚也、出足もスピードも急上昇した新井日和が上位争いに加わる可能性十分。押田幸夫・山本将之・石本圭耶は8周戦の経験が少ないぶんレース後半のスタミナに不安が残る。
◎ 7 鈴木圭一郎
○ 8 黒川京介
△ 6 佐藤励
▲ 5 長田稚也
× 4 新井日和
おすすめの買い目
7=8-654
穴なら
4=7-865
文/鈴木
青山周平の完全優勝で幕を閉じそうだ!
4日間の予選、準決を戦い終え、ついに優出8人が出揃った。シリーズ中、無敗で優出となったのは青山周平と黒川京介。佐藤励は初日こそ3着だったが、そこからは3連勝で上り調子。鈴木圭一郎は初日、2日目と苦しんだが、3日目からは調子を取り戻し連勝で優出。佐藤摩弥はオール連対での優出となった。
スタート巧者がずらりと並んだので、レース直後の展開予想は難しい。1枠から6枠までは誰がトップスタートを切ってもおかしくない状況だ。それでも切り慣れたオープン戦の1枠に入った青山が先行しそう。青山が先頭を走れば強烈なブロック力を発揮し、後続を最後まで抑え切れる。ここは青山が完全優勝するとみた。
相手候補に指名したいのは黒川。4枠に入ったが、ここ一番での爆発力には定評があるので先行も十分。黒川が先頭を走るとハイペースの流れになり、誰も付いてこれない。黒川も完全優勝がかかっており気合は満点のはず。3連勝中の佐藤励にしてもトップスタートを決めるようなら優勝十分。鈴木圭、佐藤摩も序盤で好位置につけることができれば上位争いに参加できる。
◎ 1 青山周平
○ 4 黒川京介
△ 2 佐藤励
△ 3 鈴木圭一郎
▲ 5 佐藤摩弥
おすすめの買い目
1-2345-2345
別線は佐藤摩弥のスタート一気
5-1234
鈴木圭一郎が底力を発揮して追い上げる!
反則が多かった大会4日目だったが、最終レースでも青山周がまさかの反則妨害。優勝戦に進むことができなかった。谷津が繰り上がりで優勝戦に進出し、ハンデ構成は10メートルオープンになった。
スタート争いは3枠の鈴木宏が先行しそう。これに4枠の荒尾が乗って出る形か。佐藤励や黒川も枠ナリ以上には出て行くことが想定される。レースは序盤から鈴木宏が引っ張る展開。準決ではマズマズのタイムをマークしており、最初から最後まで先頭を譲らずゴールするケースも考えられる。しかし、外枠勢も黙っていない。今節はまだ1着がない鈴木圭だが、記念開催の優勝戦で8周回になることを味方に猛烈な追い上げを披露する。
佐藤励と金子大は今節オール連対で優出しており、乗り手のリズムは良い。レース序盤の位置取り次第では優勝争いに参加できる。スピード的には黒川も負けていない。やはりスタートで好位置につけるようなら上位進出も可能。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 3 鈴木宏和
△ 6 佐藤励
△ 5 金子大輔
▲ 7 黒川京介
おすすめの買い目
8-3567-3567
別線は鈴木宏の押し切り
3-5678
青山周平と佐藤摩弥の31期両名が活躍しそう
決勝戦は枠番選択によって枠順が決まり、準決勝戦が2着だったため選択順が6番目になった青山周平は内寄りの枠に入れなかった(選べなかった)。
焦点のスタートは佐藤摩弥・久門徹・荒尾聡の3名による先陣争いとなるか。さすがの青山周平でも、この3車に重なって走られると突破に苦労しそうだ、となれば序盤周回いかに素早く仕掛けるかがポイントとなる。
篠原睦は4~5番手発進、中村雅人は8番手発進になりそうだが、今節の捌きアシはいつも以上に優秀なので、8周回の長丁場をフル活用して番手を上げたい。
中村杏亮と松本康はこの中ではスピードが見劣り、準決勝戦は青山周を封じることのできた久門も相手が一段と強化されたこの優勝戦では他者の追撃をしのぎきれないか。
◎ 5 青山周平
○ 1 佐藤摩弥
△ 4 荒尾聡
▲ 3 篠原睦
× 8 中村雅人
おすすめの買い目
5=1-438
穴なら
8=4-153
文/鈴木
黒川京介が青山周平の4連覇を阻止するか
今シリーズ無敗の5連勝で決勝戦へ駒を進めた黒川京介が、青山周平の大会4連覇&通算6Vに「待った」をかけることは可能だ。そして自身2度目のSG優勝へ快走する。
この両雄よりスピードは少し劣勢だが、篠原睦も4年ぶり2度目のグランプリ制覇を狙えるレベルまでエンジンを仕上げてきた。佐藤摩弥と鈴木宏和のスタートの切れ味は最高潮といえて、どちらも展開次第では初のSGタイトル獲得まで手が届くかも。
鈴木圭一郎は準決勝戦2着に敗れたため、決勝戦の枠番選択の順番が5番目となり内寄りの枠を得られなかった。しかし内枠勢のレース序盤の攻防を客観的・俯瞰的に見ながら展開を冷静に練ることのできる位置に入ったのは逆にプラスにできるかもしれない。そのためにはまずは佐藤摩弥や篠原睦のカマシを喰い止めることが肝要だ。
中村雅人は両隣からスタート挟まれる懸念を残すが、今節の走りは普段以上にスピード感が高く、速い流れの展開になったとしても自在闊達な捌きで追い上げていける。
◎ 1 黒川京介
○ 2 青山周平
△ 5 鈴木圭一郎
▲ 4 鈴木宏和
× 3 中村雅人
おすすめの買い目
1=2-543
穴なら
3=1-254
文/鈴木