
無敗でグランドスラマーの仲間入りへ鈴木圭一郎
6日間の長丁場もいよいよファイナル。1番目に1枠を選んだ青山周平、2番目は鈴木圭一郎が枠1つ空けて3枠をチョイス。その間に入ったのが黒川京介。そして、佐藤摩弥は4枠となった。
青山周はグランプリ3連覇と大会5度目の栄冠を狙う。鈴木圭はなかなか手が届かない『グランプリ』のタイトル獲ってSGグランドスラムへ、いざ行かん。1コーナーの入りが重要になるが、4枠から佐藤摩が起死回生のスタート狙って虎視眈々。
若井友和は2004年のグランプリで優勝しており、夢よ再びと言ったところ。SG初優勝がグランプリだった木村武之もひと頃の不振がウソのように躍動してる。展開次第ではチャンスありそう。記念Vに縁遠い鈴木宏和がいきなりSGのタイトルを獲るには、よほどのアドバンテージを作らないと厳しいか。
心情的には佐藤摩の女子レーサーSG初優勝に期待したいが、タイム不足は否めない。青山周と鈴木圭の2強を倒せるスピード秘めるのは黒川だが、百戦錬磨の青山周、鈴木圭を序盤で突き放すことができるかがカギ。5100mのオーバルコースに壮大なドラマが繰り広げられる。
◎ 3 鈴木圭一郎
○ 1 青山 周平
× 2 黒川 京介
△ 4 佐藤 摩弥
▲ 7 木村 武之
穴 6 若井 友和
《おすすめ車券》
3-1=2、3-1=4、123BOX
《期待を込めて》
4-1-2、4-1-3
《穴なら》
6=7-流し
黒川京介が鈴木圭一郎を破って大会連覇
初日の選抜予選で黒川京介は0メートルオープン戦の5枠からトップスタートで独走態勢を築いたが、3枠から3番手発進した鈴木圭一郎に5周回で捕まり捌かれた。ただこのレースは走路温度が36℃で本走タイムは鈴木圭が3.377秒、黒川が3.384秒。
2日目と4日目は両者とも走路温度50℃越えの気象条件で走り、準決勝戦11レースの黒川は1周回で先頭に立ち独走で3.402秒。12レースの鈴木圭は1周回バックストレッチ8番手から捌いて追い上げて3.412秒。追いが効きにくいとされる熱走路で7車を抜き上げた鈴木圭はさすがだが、黒川が決勝でも鈴木圭より先にスタート出てリードを拡げると、高い表面温度が見込まれる走路条件ならば初日のようには捕まらないのではないか。ここは黒川の鋭いダッシュと大会2連覇に期待したい。
◎ 7 黒川京介
○ 8 鈴木圭一郎
△ 1 浜野淳
▲ 2 藤岡一樹
穴 3 田中茂
おすすめの買い目
7=8-123
穴なら
3=8-2714
文/鈴木
地元33~35期が果敢に挑む
現時点の捌きの完成度では鈴木圭一郎や永井大介にかなわないが、33期の黒川京介・34期の上和田拓海・35期の佐藤励が若武者らしい思いきった走りを見せてくれそうだ。
スタート後に少しでも良い位置を取ろうと1周回1コーナーの内寄りへ各車が殺到しそうな、その外を黒川が豪快に伸びて行くか。内枠すぎずスタート切りやすい永井や佐藤摩弥も序盤に良い位置へ付けそう。鈴木圭は角度のある10メートル8車並びの大外枠ではトップスタートは難しいかも。パワー満ちあふれる加賀谷建明は出足に不安が残り、発走後に外枠勢へ前へ出られると厳しくなる。
◎ 7 黒川京介
○ 6 佐藤励
△ 8 鈴木圭一郎
▲ 4 永井大介
× 5 佐藤摩弥
おすすめの買い目
7=6-845
穴なら 前年覇者の看板はダテではない
5ー8=4761
好リズムの有吉辰也が同大会2度目のVへ!
ここまで抜群の安定感を誇っているのは有吉。3日目の2着以外は全て1着を取っている。優勝戦は10線に6車並んだ大外で展開的には厳しくなるが、枠ナリ以上のスタートを決められそう。更に記念レースの優勝戦で8周戦になるので、追い込む立場の有吉にとってみれば好材料。2周目までにはある程度の位置に付け、そこからの残り6周回で順当に前団を捌き上げて行きそうだ。
対抗格には岩見を挙げたい。3日目から連勝で優出を決めたように、エンジンは上昇している。10線からトップスタートを切れないこともなく、もし先行するようなシーンが見られれば先手先手の攻めで抜け出すか。先頭に立ってからはインコースを抑えて粘り込みそう。佐藤摩もスタート次第では十分勝負になる。エンジンもある程度の位置で安定している様子。内寄りの木山は初日の重走路こそ6着だったが、そこからの良走路3走はオール連対。上がりタイムもそれなりに出ており、レース序盤で好位置に付けられれば記念初Vのチャンス。10線勢が競り合えば道智の逃げ粘りも侮れない。
◎ 7 有吉辰也
○ 5 岩見貴史
△ 6 佐藤摩弥
△ 3 木山優輝
▲ 1 道智亮介
おすすめの買い目
7-1356-1356
穴なら 木山が速攻で抜け出せば大逃げ十分
3-1567-1567
鈴木圭一郎が同大会連覇を目指す!
準決から最重ハン以外の選手のハンデが重化したが、その中で浅田が苦境を乗り越え優出。優勝戦は10メートルオープンとなった。
10メートルオープンだけにスタート争いは内枠が断然有利だが、4枠から佐藤摩が飛び出しそう。となると、その内枠の3車は包まれるので展開が厳しくなる。佐藤摩のスタートに乗って行くのは鈴木宏、佐藤貴。大外ながら鈴木圭も好スタートを切りそうだ。
いきなり逃げに入りそうな佐藤摩。準決では金子大を交わしたようにエンジン状態は良い。そのまま逃げ切りも十分考えられる。しかし、今節の鈴木圭もほぼ万全の仕上がり。準決でも猛ダッシュから圧勝劇を演じてみせた。優勝戦でもスタート後に4~5番手には付け、8周回を最大限に使いながら先頭まで躍り出そうだ。
逆転あれば佐藤摩。トップスタートを決め、鈴木圭が後ろに来る前に大きなリードを作れれば逃げ切りもある。鈴木宏は2番手発進が望める。佐藤摩に離されず付いて行き、道中で交わすチャンスがあれば記念初優勝の目が出てくる。佐藤貴は3番手発進と見ているが、仮にトップスタートを決めるようだとインブロック炸裂で押し切りも。金子大は展開的に厳しくなりそうだが、確かな捌きで番手を上げていきそう。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 4 佐藤摩弥
△ 5 鈴木宏和
△ 6 佐藤貴也
▲ 7 金子大輔
おすすめの買い目
8-4567-4567
穴なら記念制覇に燃える鈴木宏
5-4678-4678