青山周平がスーパースター4連覇へ意欲!
4日間のトライアルを戦い終え、スーパースター王座決定戦の8人が出揃った。トライアルポイント上位者から優勝戦の枠番を選択し、1位の青山周平が1枠へ。2位の鈴木圭一郎は3枠へ。3位の早川清太郎が2枠、そこからは選択順に4枠から有吉辰也、松尾啓史、小林瑞季、荒尾聡、加賀谷建明となった。
4走とも良走路で行われたのでエンジンの評価はしやすい。ここまで上がりタイム一番は3日目の鈴木圭で3・322。青山の一番時計は3・327。小林瑞も3日目に3・324を叩き出している。早川は3・334がベストタイム。この4者がやや抜けているか。
0Mオープンのスタート争いだが、青山が真っ先に1枠を選択したのは自信の表れ。外枠に包まれると一気に展開が厳しくなる1枠だが、逆にスタートに自信があれば先行して1コーナーをトップ旋回できる。優勝戦は青山がトップスタートを決めそうだ。これに乗って出るのは鈴木圭と有吉。7枠から荒尾がカマシ気味に出るかも。
青山が逃げる展開でレースが始まりそう。青山は後続を離して逃げるレースをしていないが、タイムは出ているし抜かせない走りは巧い。先頭を走ればコースを抑える走りで後続に隙を与えないだろう。インコースを締めつつペースを上げて逃げ切りそうだ。そこで、当ブログでの本命には青山を挙げる。
相手は鈴木圭。ここは2番手発進が望めそうで、青山を終始マークする走りになりそう。その青山にワンミスでもあればインにねじ込んでいく技量はある。もしもトップスタートを決めるようなら、序盤からハイペースになり、そのまま押し切りも可能だ。逆転の可能性は十分にある。次に早川。両隣にスタート巧者がいて、レース序盤の位置取りには不安あるが、1周バックストレッチでインに潜り込めれば上位争いに参加できる。今の早川はSG初優勝できるだけの要素が整っている。そして有吉。内枠勢を抑え込んでスタート行ければ、変幻自在の走りで後続をブロックできる。3日目の走りを見ると、近年で一番良い出来にも思える。最後に小林瑞。今節は2日目に落車したが、整備でむしろエンジンは良くなっている。スタートも早い方なので、序盤の展開次第では大金星もあるか。
◎青山周平
○鈴木圭一郎
△早川清太郎
△有吉辰也
▲小林瑞季
SSシリーズ戦の優勝戦は10Mオープン。最内から阿部剛士、佐藤摩弥、長田恭徳、中村杏亮、黒川京介、金子大輔、佐藤貴也、若井友和となった。10Mオープンで肝心のスタート争いだが、2枠に入った佐藤摩が先行しそうだ。ここから外はほぼ枠ナリ発進か。乱れがあれば佐藤貴がカマシ気味に出ていった場合。
いきなり逃げに入る佐藤摩だが、準決では3・379の上がりタイムをマークしている。これだけの数字を叩き出していれば簡単には追い付かれない。更に佐藤摩はインコースを抑えて走るのが得意。走法的にもタイム的にも優勝は十分ある。対抗視は佐藤貴。7枠なので枠ナリ発進になると厳しいが、内枠勢を少しでも置いて出ることができれば勝負圏内に入れる。コースを守る佐藤摩のインに突っ込んで行く可能性は十分。
次に金子大。準決では佐藤摩を上回る上がりタイムを出している。スタートはそこまで早くないので有利な展開を作りにくいが、捌きの腕は確かで、8周戦になることを考えるとレース後半に追い込んでこれる。そして若井。10Mオープンの大外はいかにも厳しい位置だが、地元ファンの声援をバックに果敢な差しを連発させてくるかも。穴っぽいところで言えば阿部剛。最内から先行すれば、佐藤摩を抑え役にして序盤でリードを作れる。
◎佐藤摩弥
○佐藤貴也
△金子大輔
△若井友和
▲阿部剛士
青山周平が大会連覇へ向け激走!
大会4日目は重走路で始まった山陽のGIスピード王決定戦だが、準決が始まるあたりから走路の所どころが乾き、ブチ走路に近い状態になった。選手からしたら走りにくい状況だと思われるが、そんな難走路を乗り切って優勝戦まで進んだ8人は立派。
軽ハンの石橋大が奮闘を見せた関係で、優勝戦は0、10Mのハンデ戦。0ハン単騎に石橋。10線は内から緒方浩一、三浦康平、松本やすし、丹村飛竜、松尾啓史、若井友和、青山周平となった。
今節は準決を含めて不安定な走路での競走が多かったので、正味のエンジン比較は難しい。シリーズ中に最も上がりタイムが良かったのは3日目の青山で3・357。同じような上がりタイムを松尾と丹村、松本も出している。この4人がエンジン的には上位グループか。
スタート争いは0ハンの石橋が残しそう。10線は最内の緒方が先行とみた。他も枠ナリに出て行きそうだが、大外も青山がカマシ気味に出て行くかも。
逃げる石橋だがペース的にどうか。記念の優勝戦で8周回逃げ粘るまでは厳しそう。早々と緒方が交わして逃げに入るとみた。これに三浦や松本が続いていくも、青山がダッシュ決めるとレース中盤までに上位争いに加わってくる。当ブログでの本命には青山を推す。
大外からのレースとはいえ、内枠勢を何車か置いて出そうだし、8周戦になれば追い込む側に有利になる。エンジンの仕上がりも良さそうなので、8周を回り終えるまでには先頭に立てる。昨年に続き、スピード王決定戦を制しそうだ。相手は松尾。レース序盤の展開は微妙だが、エンジンは良さそう。レース運びが巧く、地元の利もあるのでレース中盤から後半にかけて浮上してくる。
次に松本。今節はここまでオール連対できている。記念レースでここまで好成績を残している松本は記憶にない。この流れを大切にしたまま、思い切ったレースができれば記念初タイトルも夢ではない。そして緒方。10線最内なら先行できそうで、石橋を一気に交わせば大きなリードを作れる。最後に丹村。松尾と同様にレース序盤の展開作りがポイントになるが、地元エースとしてファンの前で力走を見せそう。
◎青山周平
○松尾啓史
△松本やすし
△緒方浩一
▲丹村飛竜
鈴木圭一郎が初代メモリアルの王者に!
浜松オートで行われているGIIオートレースメモリアルは優勝戦のメンバーが出揃った。重走路の準決で好成績を残した8名による戦い。ハンデ構成は10Mオープンになった。枠順は最内から竹谷隆、岩崎亮一、金子大輔、加賀谷建明、佐藤貴也、高橋貢、荒尾聡、鈴木圭一郎。
まずはスタート想定。10Mオープンとなると内枠が断然有利。最内の竹谷の先行も考えられるが、外枠にスタート巧者が多く揃い、1コーナーに飛び込むまでに包まれる恐れがある。ここは2枠の岩崎が先行するとみた。それに加賀谷、佐藤貴、荒尾、鈴木圭が続いていくか。
岩崎の逃げでレースは始まる。今節は良走路で2走しているが、3着が一杯でタイムの面でも8周回先頭を守れるかどうか。誰かが道中で交わしにいきそう。その一番手は加賀谷。優勝戦では2番手発進が望めそうで、早い段階から岩崎と一対一の態勢を作れる。加賀谷は初日に良走路で1着を取っており、上がりタイムもそこそこ出ていた。エンジン的には十分だろう。佐藤貴、荒尾もレース序盤で好位を取れれば優勝争いに参加できそう。しかし、当ブログでの本命には鈴木圭を挙げる。
10Mオープンの大外に置かれているが、スタートで内枠勢を何車か置いて出ることは可能。エンジンの仕上がりも申し分なく、初日には強烈なタイムをマークしている。更にここまで負けなしの4連勝。好リズムのままレース序盤から鋭い仕掛けを連発し、8周回を終えるまでには先頭に踊り出そうだ。相手は加賀谷。2番手発進、もしくはトップスタートまで狙えそうで、独走に入ればハイペースの逃げに持ち込むことができる。前走の飯塚GIに続いて連続で記念優勝も十分ある。
次に岩崎。やはりスタートで先手を奪えそうなのは大きな魅力。序盤で大きなリードを作り、後続が激しく競り合うようなら、そのまま押し切りもあるだろう。そして佐藤貴。5枠に置かれているが、3番手までにはスタートで出て行きそうで、前を走る選手がリズムを掴む前にインに突っ込んでいく可能性もある。先頭に立てばコースを抑えつつ車速に乗せる走りで後続を封じ切るかも。最後に金子。スタートで枠ナリ発進を切ることが条件になるが、金子も今節はここまで負けなしの4連勝。気合が入っており、エンジンの仕上がりも良好だ。
◎鈴木圭一郎
○加賀谷建明
△岩崎亮一
△佐藤貴也
▲金子大輔
鈴木宏和が記念初タイトルへ、舞台は整った!
飯塚オートで行われているGI開設記念レースは優勝戦のメンバーが出揃った。準決では鈴木圭一郎が3着に敗れる波乱があったが、優勝戦まで駒を進めた顔ぶれはそうそうたるもの。優勝戦を展望していく。
ハンデ構成は10Mオープン。最内から岩崎亮一、中村杏亮、浦田信輔、加賀谷建明、鈴木宏和、松尾啓史、木村武之、青山周平となった。
スタート争いが大事になるが、優出メンバーの中でスタート力上位は鈴木宏か青山。次いで加賀谷、岩崎、木村あたりか。10Mオープンの枠も考えてのスタート争いは鈴木宏が先行とみた。これに青山が乗っていくか、木村が突っ張るか。紛れがあれば加賀谷が飛び出すケースや岩崎が最内の利を生かすケース。
鈴木宏の逃げでレースは始まりそう。以前だったら独走に入ってもペースが上がらないことが多かったが、近況の鈴木宏はスピード面の強化が図れている。いきなり独走に入れる利点を生かしてペースを上げていけそう。追って行けるとしたら青山のみ。それも早い段階で一対一の態勢を整えないと、鈴木宏が大きなリードを作りそう。青山にとっては2番手以上のスタートを切りたいところ。仮にスタートで木村に抵抗されると、レース展開に多少の影響がありそう。
当ブログでの本命には鈴木宏を挙げる。トップ級のスタート力で独走態勢を作り、8周回をペース落とさず走るとみた。前節の地元で優勝。そして今節はここまで負けなし。2節連続優勝、そしてGIで完全優勝へ向け激走する。相手は青山。10Mオープンの大外に置かれようが、爆裂スタートで1周バックでは好位置を奪いそう。鈴木宏がリズムを掴む前に交わせれば、その後は後続を引き離す一方になるだろう。
次に加賀谷。加賀谷は今大会に入るまで約3ヶ月の休養があり、久しぶりのレースだったが、初日から快走を披露した。レース感覚が不安視されていたが、その心配は全く不要だった。一つ外にスタート巧者の鈴木宏が控えているが、先行を果たすようなら定評ある独走力で初めてのGIタイトルを奪取するかも。そして、岩崎。タイムの面ではもう少しだが、10Mオープンの最内は断然有利。外枠勢を突っ張って出れば、序盤は有利に進められる。最後に木村。スタートで青山を張りつつ、鈴木宏のスタートに乗って行ければ、道中でチャンスが巡ってくるかも。
◎鈴木宏和
○青山周平
△加賀谷建明
△岩崎亮一
▲木村武之
鈴木圭一郎が大会連覇を狙う!
飯塚オートで行われているSG日本選手権オートレースは優勝戦のメンバーが出揃った。現2強の鈴木圭一郎と青山周平。地元の荒尾聡、有吉辰也。絶対王者・高橋貢。追い込み巧者の早川清太郎、松尾啓史。近況の動き活発な三浦康平が激闘を演じ、ファイナルに進出した。枠は内から鈴木圭、荒尾、高橋貢、青山、松尾啓、三浦、有吉、早川となった。
0Mオープン戦で大事になるスタート争い。選手権で優出する選手たちなのでスタート巧者が多いが、この中では鈴木圭、青山、有吉、荒尾あたりが安定して切れている。高橋貢も今節は好スタートを決めている。三浦と早川、松尾啓は枠も考えるとこの中では劣勢か。
レース展開だが、スタート先行は鈴木圭か青山とみている。今節ここまで全てのレースでトップスタート、とまではいかないが序盤で十分な位置に付けるスタートは切れている。そして、このどちらかがペースを上げて逃げそう。準決の動きを見る限りは、鈴木圭の方がエンジンに余裕がありそうだった。鈴木圭が先行なら、そのまま逃げ切り。青山が先行だとしても、10周回ある道中で鈴木圭が仕掛けどころを探り、インに突っ込んでいきそう。そこで、当ブログでの本命には鈴木圭を挙げる。昨年に続き、日本選手権連覇を狙う。
相手は青山。準決の動きを見ると上積みが欲しい状態だが、トップスタートまで望めそうだし、先頭を走れば抜かせない走りにシフトして後続をシャットアウトするかも。2019年以来、3度目の選手権制覇に全力疾走。次に荒尾。準決では8枠から3番手発進を決めると、前を走る2車を冷静に捌いていた。優勝戦ではトップスタートの可能性もあるし、今の荒尾はレース道中で追い込むシーンも多く見られる。仮にトップスタートではなくても、走り慣れた地元走路で躍動するか。そして、高橋貢。準決ではトップスタートを決め、後続に隙を与えない走りを見せていた。タイム的にはやや不安はあるが、レース巧者として状況に応じた走りに切り替えられるのは大きな強み。最後に有吉。かつては枠不問でトップスタートを連発させていた。今回は何度と見ている地元のスタート大時計。外枠からでも先行すると波乱の立役者になるかも。印は回らなかったが、早川の動向にも注目。準決では怒涛の追い込みを見せていた。枠的に序盤の展開は厳しくなりそうだが、準決よりも2周伸びる優勝戦。見せ場を作る可能性は十分ある。
◎鈴木圭一郎
○青山周平
△荒尾聡
△高橋貢
▲有吉辰也