夜も盛り上がる川口オートのナイトレース!
このところ開催ラッシュが続いている川口オート。今回は『ナイトレース』で第1Rが始まるのは18時52分。最終Rは21時50分の予定だ。ちなみに各レース7車立てで、全8R制で執り行われる。直前まで行われていた昼間開催から参加する選手がメインで、レースの時間帯が変わるとはいえ、その時の動きが大いに参考になる。
今回の目玉は中村雅人。近況はSGを含め、ほとんどの開催で優勝戦まで進んでいる。エンジン状態は高い位置で推移しており、今回も優勝候補の筆頭に挙げられる。走路温度が低くなる季節なので、追い込みが効きやすくなる。その中村と同じくらい突破力があるのは若井友和。近況はエンジンが安定しており、成績も上位でまとまっている。前走も、SGでも悪くはなかった。このところずっと地元で走っているが4節前の一般開催では完全優勝も達成している。今回も優出はノルマと言える。
他に地元S級は鈴木清、佐藤裕二、黒川京介、平田雅崇など。いずれもエンジン的には十分戦えるだけの状態にある。鈴木清と佐藤裕二は爆発的スタートからの速攻に期待できる。平田は混戦が得意。前団がゴチャ付いていればいるほど、持ち味の力強い差しが活きてくる。黒川はデビューしてから33期をけん引する活躍。ちょっと前までは軽く成長の壁にぶち当たっていたが、ここ2ヶ月は再び成長が著しくなっている。SGなどの大舞台で揉まれている影響が、ここにきて出ている印象だ。
外来S級は3者の予定。飯塚から篠原睦と重富大輔。山陽から丹村飛竜。と言っても川口での競争はSG日本選手権から3節連続になる。セッティング的にある程度、答えは出ているだろうからエンジンの仕上げは問題ない。ただし、重富は前々走で、丹村は前走でフライングを切っている。その後の走りを見る限り、そこまで悪影響はなさそうに見えたが今回はどうか。
A級では中野憲人と岩田行雄に注目。中野憲は最重ハンの10M前に置かれ、レース展開がぐっと楽になっている。前走でも初日から連勝を決め優出。今回はハンデ変動があるのかどうかは大きな注目点。岩田は全盛期の迫力が戻りつつある。前走では優出していたし、SGの前までも連続で優出していた。
中山透と中山光の兄弟レーサーも近況は好調。どちらも大きなコースを通って車速を乗せてくるタイプ。透の方はスタートにやや課題を残しているが、そこをどうにかこなせばパワー駆けができる。
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主な出場予定選手
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中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
若井 友和〔川口 S-18(25期)〕
鈴木 清〔川口 S-33(23期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-45(24期)〕
黒川 京介〔川口 S-47(33期)〕
平田 雅崇〔川口 S-48(29期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-11(26期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-23(29期)〕
A級に好調な選手が多く、波乱ムードが満載!
今回の山陽オートは、前回のGII若獅子杯以来となる約一ヶ月ぶりの開催。参加するS級選手のほとんどが、前走はSG日本選手権だった。地元選手を含め、そこで大活躍できた選手はいないが、今回は仕切り直しのシリーズ。また、A級にも動きが活発な選手が多い。気になる選手を挙げていく。
地元S級陣はおおむね調子がイマイチ。今回出場する中で地元ランクトップは松尾啓史。前走のSGではシリーズ中に白星がなかった。試走タイムも30が一杯。走路温度が下がってくるこの時期は、試走も30を切るタイムを出したいところ。今回は、その辺が一つの目安になる。
丸山智史もSGでは不本意な結果に終わった。ただし、前々走のGII若獅子杯では、自身初となる記念レース優勝を果たしている。その前の地元ミッドナイトでも準優勝しており、地元走路の方が現況は結果が残しやすい。岩崎亮一はエンジンがパッとしない。近況に限らず、今年は好調の波に乗れた時がなく、優出も1回と寂しい数字。しかし、どこかで立て直してはくるだろうから、地元走路での競争となる今回がその時かも。長田恭徳の近況も緩やかに下降線。今年はGIで初優勝するなど一時は話題をさらった。その時の動きが戻るように整備に取り組んでくるか。緒方浩一はSGの後半2走はともに連対。今回に向けて一応の弾みは付けた。
外来S級は浦田信輔や吉原恭佑などが主力。浦田はSG日本選手権で準決まではいけたが、そこでは7着。ただし、エンジンの方はまずまずといった線。今回のメンバーなら十分優出も狙える状態だ。吉原はSG日本選手権では準決まで行けなかったが、ある程度で着をまとめていた。その後は地元一般開催で補充として2走。両方とも1着だったので流れは悪くない。
西原智昭、久門徹、岩見貴史といったあたりはエンジン状態が並だが、スタートの切れはそこそこで速攻に期待できる。東小野正道はSGで後半2日間に1着2本。エンジン自体は悪くなかった。
A級では亀井政和に注目。前走の地元3日間開催ではオール1着の完全優勝を達成した。その前の浜松から気配は出ており、この好調をどこまで持続させられるかがポイント。その優勝戦には稲原良太郎や木村享平も乗っており、車の行き方は良さそうだった。
直前まで行われていた飯塚ナイターでは森本優佑、根本将人、斎藤隆充が優出していた。森本はスピードが増してきた印象で、更に捌きの方にも成長が見られていた。斎藤は捲り攻めが決まっていた。レース序盤の甘ささえ何とかすれば上位着でまとめられている。藤川幸宏、辻大樹の両者はエンジン上昇とともに速攻が決まっている。内山雄介や高宗良次らはスピードある走りができる状況。
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主な出場予定選手
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松尾 啓史〔山陽 S-20(26期)〕
丸山 智史〔山陽 S-21(31期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-29(25期)〕
長田 恭徳〔山陽 S-37(32期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-5(23期)〕
久門 徹〔飯塚 S-28(26期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-30(32期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-34(28期)〕
3日間ながら豪華な顔ぶれの一般開催!
熱狂したSG日本選手権から間隔を空けず、3日間の一般開催が行われる川口オート。優勝した森且行はもちろん、SGから連続参戦となる強豪選手が多く、一般開催でもかなり盛り上がりそう。
悲願のSG初Vを達成した森且行はリズムが最高潮。気候的に大きな変化はなく、エンジンも同じ状態で今回に臨めるはず。優勝した勢いをこのまま持続させたい。
そのSG優勝戦のリベンジを果たしたいのは中村雅人、木村武之、鈴木圭一郎、山田達也。優勝戦1枠に入った中村は、スタートが決まらず8番手からの競走になった。ここから追い込んで行ったが、結果的には5着止まり。厳しい結果になったが、エンジン的にはシリーズ序盤からある程度折り合いが付いており、いい状態を保てていると言える。木村武は優勝戦6着。試走タイムから物足りなかったが、予選道中は30を切るタイムをマークしていた。山田達也はSG優勝戦で自身最高位となる4着。これは大きな自信につながるはず。鈴木圭はレース道中で落車し戦線離脱。気配は良さそうだったので、落車による悪影響がなければいい。
ほろ苦いシリーズになってしまったのは青山周平と永井大介。初日から3連勝で来ていた青山は、準決でまさかのフライング。レースでは2着入線したが、優勝戦には進めなかった。ただ、最終日もキッチリと1着を取っていたので、気持ちの面での切り替えはできている。永井は予選3日間良かったが、準決ではスタート行けずに凡走。最終日もスタートが決まらず苦しい展開になってしまった。ただ、エンジン面は悪くなさそうなので、今回でまさにリベンジとなるか。
他に有力どころは佐藤摩弥、若井友和、佐々木啓、佐藤貴也、篠原睦、有吉辰也など。佐藤摩は持ち前のスタート力を存分に発揮していた。準決が重走路になってしまったのはやや悲運な感じもする。ただ、エンジン自体は悪くなさそうだった。若井や佐々木もエンジン自体はまずまずのレベルにありそう。佐藤貴、篠原はシリーズ中に何度も見せ場を作っていた。有吉は準決に乗れなかったが、後半2日間はともに1着。
若手で活躍が目立ったのは黒川京介。ごまかしが利かない0Mオープン戦で、強豪相手に初日以外は全て車券に貢献できていた。準決3着も十分立派なもの。今後の成長に楽しみを感じさせた。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-8(23期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-10(31期)〕
永井 大介〔川口 S-13(25期)〕
森 且行〔川口 S-25(25期)〕
好調の波に乗りそうな選手が多いナイター戦!
新走路になった飯塚オートはこれまでミッドナイトが2節、昼間開催が1節行われてきたが、今回はナイター開催。第1Rと最終12Rでは走路温度が大きく異なり、レースを予想する上でも大きな要因になってくる。車券を購入する直前まで状況を見極めたい。
前回のミッドナイトで優勝したのは内山雄介。優勝戦は6車並んだ20線から好発進し、速攻で先頭に立ってそのままゴール。自身5度目となる優勝を決めてみせた。今回はレースの時間帯が変わってくるが、乗り手のリズムとしては絶頂なので初日から快走が見られそう。
その優勝戦に乗っていた中で、今回も出場するのは他に辻大樹、田中輝義、桜木公和、吉松優輝。辻は準優勝で、長らく続いた軽いスランプのトンネルからようやく脱出できた。これからは今までの分まで取り返す走りを見せたい。田中輝は優勝戦3着。デビューしてからこれまで30回の優出はあるが、まだ優勝の美酒を味わってはいない。ただし、その機運は高まりつつあるので、今回がその時になるかも。桜木は前々走に反則妨害はあるが、ここ数節は安定して好成績でまとめられている。吉松は現在B級だが、デビューした当初よりも近況で成長が著しい。初優勝も十分狙える走力が身に付いてきた。
今回出場する中の地元で、ランクトップは森本優佑。前走もそこそこの成績だったが、その前の節では優勝を決めている。エンジンレベルは高い位置にあり、今回も楽しみな存在。ランク的には井村淳一、松尾隆広なども上位の部類。ただ、エンジン的にはもうワンランク上げたい現状。整備でどこまで上積みができるかどうか。
外来勢で最も注目なのは浜松の筒井健太。近況は伊勢崎で2節走って、優勝と準優勝。それも6走した全てで車券に絡めている安定感。元々はSGでも優出経験があるなど高いポテンシャルを秘めていた選手。一時期、雌伏の時があったが、ここにきてその才能が再開花し出してきている。
他にも強気な走りで番手を上げる石橋大。混戦になると威力が増す水本竜二。軽やかな捲り攻めで上位に食い込む牧瀬嘉葵や丹村司。鋭いスタートからの速攻に期待できる藤川幸宏や青山文敏。1走ごとにスピードを増している木山優輝などにも注目したい。
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主な出場予定選手
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森本 優佑〔飯塚 A-28(31期)〕
井村 淳一〔飯塚 A-42(28期)〕
松尾 隆広〔飯塚 A-46(28期)〕
桜木 公和〔飯塚 A-68(24期)〕
田中 輝義〔飯塚 A-98(29期)〕
辻 大樹〔飯塚 A-106(28期)〕
内山 雄介〔飯塚 A-109(30期)〕
筒井 健太〔浜松 A-116(29期)〕
激戦必至のA級、B級戦!
前節で通常のナイターは終了し、今回から昼間開催に移行する伊勢崎オート。直前にSG日本選手権が行われている関係で、今回はA級中堅以下での戦いになる。まだ優勝経験のない選手にとっては初優勝を掴むチャンス。
今回出場する中でランクトップは田中哲。近況のエンジン状態はまずまずといったところ。走りの特徴としては強気な面が目立つ。前を走る車を抜く態勢が万全でなくても、インに強引にねじ込み番手を上げていく印象。展開的に他車がバラけるスピード戦よりも、車群が密集する混戦で持ち味が生きてくる。今節はスピードある選手が少ないので、田中哲にとってはやりやすいメンバーと言える。
同じように混戦で走りの威力が倍増されるのは新井淳や清水卓。新井淳はデビュー時からスタート力がウリで、短ハンデ戦で好成績を残せるタイプ。前を走る車群がスローな流れになるとインから攻め上げていける。清水卓も同様で、レース序盤から一気に仕掛けていくシーンが目立つ。前々走では久々に優勝を果たしており、本人のリズムも良い。
今節の中では数少ないスピードタイプは桜井晴光や岩沼靖郎、鈴木将光など。桜井は混戦になると凡走も多いが、スピードが活きてくる展開になると伸び伸びとした走りで台頭してくる。岩沼は元々スピードがある方で、今はハンデ的にも恵まれているので上位着に期待できる。鈴木将はスピードに加えてパワーもある。前団が混み合っていても豪快に攻めて行ける。
優勝経験がない中で、最も初優勝に近いのは浜松の長谷晴久。前走の飯塚4日間開催では、オール連対での準優勝だった。スタートに不安要素はあるが、レース道中の攻めはしっかりしており、デビュー28年目にして初優勝が狙える状態。吉田恵輔もまだ優勝経験はないが、今回のメンバーの中ではランクが上位の部類。スタート力や重走路でアドバンテージがあるので、天候が不順なら初優勝も十分ある。長谷が準優勝だった飯塚の開催で、優出3着だったのは林弘明。課題のスタートに一定の改善が見られ、近況は好成績でまとまっている。道中の捌きも的確な方だ。
B級では北爪勝義が前走の地元で優出している。成績は安定しない傾向あるが、有利なハンデ位置に置かれた時は激走が目立つ。渋太いイン走法があるのは深沢悟。スタートで多少遅れてもインから巻き返して行けるのは小林晃や岩永清文。一発力があるのは稲原良太郎だ。
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主な出場予定選手
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田中 哲〔伊勢崎 A-29(28期)〕
桜井 晴光〔伊勢崎 A-35(26期)〕
清水 卓〔伊勢崎 A-63(19期)〕
鈴木 将光〔伊勢崎 A-64(27期)〕
新井 淳〔伊勢崎 A-76(23期)〕
岩沼 靖郎〔伊勢崎 A-78(25期)〕
長谷 晴久〔浜松 A-173(23期)〕
林 弘明〔山陽 A-131(24期)〕