今回は4日間開催のミッドナイトレース!
2月19日に終わったばかりの山陽ミッドナイトが、間隔を空けず再び開催される。今回は4日間開催で、初日は前回最終日と全く同じ番組構成。1着だった選手は連勝を狙い、敗れてしまった選手にとってはリベンジのチャンスとなる。前回最終日は重走路だったので、その時とは違ったレース結果になる可能性は高い。
まずは優勝戦に出た7人。重走路のレースを制したのは丹村飛竜。地元のエース格としてキッチリ仕事をこなした。得意の重走路ではあったが、良走路でも初日に上がり3・346をマークするなど、近況は迫力ある走りを見せており、天候に関わらず狙える強みがある。その前の節からの連続優勝を更に延ばしてくるか。
その丹村に敗れて準優勝だったのは藤岡一樹。優勝戦ではトップスタートを決めたが、ペースを掴む前にやられて2着。ただし、良走路に近かった準決では丹村を振り切って1着ゴールしており、走路状況によってはリベンジが決まりそう。
優勝戦3着だった西村龍太郎は、走路状況に左右されない走りが魅力。エンジンも中堅上位は保てている。4、5着だった中村友和と滝下隼平は、良走路で走りたかった部類か。ともに予選中は驚異的な上がりタイムをたたき出しており、こちらも良走路ならリベンジ達成も十分あり得る。
優勝戦6着は穴見和正。スピード戦になりがちなミッドナイトでも健闘していた。その前の地元開催から連続優出。優勝戦末着は吉原恭佑。重走路は苦にしない同選手だが、優勝戦では見せ場を作れなかった。ただし、良走路でのエンジンは良さそうだった。
他にも、今回こそ優出を狙いたい選手は多数いる。岡谷美由紀は準決で2番手を激走していたが、最後は丹村にイン入り込まれて3着。前田淳、岩田裕臣なども優勝戦に進出できる実力を有している。角南一如、久門徹などはシリーズ通して振るわなかったので、しっかりと立て直しを図りたい。
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主な出場予定選手
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丹村 飛竜〔山陽 S-13(29期)〕
角南 一如〔山陽 S-40(27期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-16(32期)〕
久門 徹〔飯塚 S-24(26期)〕
中村 友和〔浜松 S-25(32期)〕
岩田 裕臣〔川口 S-42(31期)〕
前田 淳〔山陽 A-5(27期)〕
藤岡 一樹〔山陽 A-29(29期)〕
26期以前の選手による捌き合戦!
伊勢崎オートでGIIレジェンドカップが開催される。26期以前の選手たちによる戦いで、若手は不在。通常のスピードレースとはまた違ったバトルが展開されそうで、道中はかなりゴチャ付く争いになりそう。前回覇者は松尾啓史で、近年は外来勢の優勝が目立つ。果たして今回は地元勢の奮起があるか。
前回優勝の松尾啓史は近況も好調の部類。前走の浜松GIでは準優勝の結果だった。この時は全国ランク1位の鈴木圭一郎の前に屈したが、レースは最後方から猛烈な追い込みを見せていた。その動きを今回も出せれば、昨年に続き優勝も十分達成できそうな勢いだ。
地元S級は高橋貢、内山高秀、岩田行雄の3者の予定。絶対王者・高橋貢は今年4節を消化し、まだ優勝はない。優出も1回と、数字としては寂しい限りだが、今回は走り慣れている地元走路。エンジンをしっかり合わせて地元勢のけん引役になるか。
内山も今年はまだ勢いに乗れていない。しかし、今回は最も若い期となるのでスピード戦に持ち込めばチャンスが生まれる。岩田は前走の山陽ではオール連対。還暦を越えても、まだまだ元気一杯の走りができている。
昨年末のSS王座決定戦を制してからは調子イマイチだった永井大介。ただ、直前の地元一般開催では鋭い差しを連発させ、優勝を決めてきた。今回に向けて良い形で入れそう。川口勢では池田政和も調子はマズマズ。前走の山陽ではオール連対。その前の地元では準優勝と、高い水準でエンジンを推移させている。このレジェンドカップは2016年の覇者で、3年ぶりに同大会優勝を目指す。
他では松尾啓史と同期の木村武之、篠原睦、松山茂靖なども近況の動きは活発。木村武は前走の地元GIで優出。優勝戦は良いスタートを切ったものの、その後はズルズルと後退し、まさかの8着。調子の波は大きい方だが、当地との相性は悪くないのでキッチリと仕上げてくるか。松山も木村武と同様に地元GIで優出してきた。優勝戦では再試走したが元々、試走タイムは出るほうではないので、人気薄になった時などは穴党にとって狙いの選手。篠原も前走は浜松GIで、準決3着だったが初日から3連勝を決めていた。
他のS級では、全天候型の佐々木啓、岩崎亮一、岡部聡などの山陽勢にも注目。また、A級では有吉辰也、東小野正道、岡松忠などS級並の実力を持っている選手たちが上位争いに加わってくるかも。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-6(22期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-33(26期)〕
永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
若井 友和〔川口 S-12(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-7(26期)〕
木村 武之〔浜松 S-11(26期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-17(26期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 S-43(15期)〕
山陽で初のミッドナイトレース開催!
オートレースのミッドナイトと言えば飯塚レース場でのみ開催されていたが、今回は試験的に山陽オートで行われる。どちらにせよ無観客試合なので車券を買う側としては開催地はあまり影響ないようにも思えるが、競争をする選手にとっては山陽の走路で今までにない時間帯での戦いになるので、最初は周りの景色の見え方の違いなどに戸惑いを覚える選手がいるかも。そうなるといつもとは違うレース結果になることも想定される。
今回出場する中でランクトップは丹村飛竜。2月14日に行われた地元の優勝戦では、上がり3・361のタイムをたたき出して優勝を決めた。近況は山陽のエースとして自信を持ってレースに臨めている様子。レースの時間帯は変わるが、同じ山陽走路で結果を出していたので、そのアドバンテージがある。
地元山陽のS級は角南一如も参加する。近況、エンジン的にはそこまで悪そうではないが、思うような結果を出せているとは言えないだろう。ただ、角南の場合はスピードが最大の武器なので、ミッドナイトの時間帯で高速戦になるのは好都合。この開催をキッカケに上昇気流に乗りたい。
外来S級では中村友和と岩田裕臣が元気一杯。中村は前走の地元GIで優出し4着。その試走は驚異の22。もう少しレース序盤が安定してくれば、記念タイトルを量産できるスピード力。追い込みは以前より良くなっている。岩田は前走の飯塚で優出。こちらは逆にスタートを含めた序盤に鋭い動きを見せることが多い。
吉原恭佑は前走の飯塚では準決で反則。それ以外の2走はともに1着だったし、その前の節である地元GIでは優勝戦まで進んでいたようにエンジン面は良さそう。SGホルダー久門徹は近況ピリッとしない。どこかで良化の兆しを出したい。
地元のA級では前田淳、藤岡一樹といったS級に匹敵する実力の持ち主たちがおおむね好調。穴見和正は前走の地元では初日から連勝を決め優出。変わらぬイン走法でファンを魅了している。
外来A級は森谷隼人、和田健吾、亀井政和あたりが好気配。また、ミッドナイトで抜群の成績を残している滝下隼平も参戦。山陽の走路にも合わせてくるか。
B級では畦坪孝雄が前走の地元開催で準優勝。もう少しで自身4度目の優勝も決まりそうなくらいの好走を見せていた。また、その優勝戦には稲原良太郎、田中泰彦も乗っていた。
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主な出場予定選手
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丹村 飛竜〔山陽 S-13(29期)〕
角南 一如〔山陽 S-40(27期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-16(32期)〕
久門 徹〔飯塚 S-24(26期)〕
中村 友和〔浜松 S-25(32期)〕
岩田 裕臣〔川口 S-42(31期)〕
前田 淳〔山陽 A-5(27期)〕
藤岡 一樹〔山陽 A-29(29期)〕
浜松3強が地元勢を鼓舞する!
2月11日にGIスピード王決定戦が終わったばかりの浜松で、今度は4日間の一般開催が行われる。地元からは、そのスピード王決定戦を制した鈴木圭一郎を筆頭に佐藤貴也、金子大輔などが参戦し、外来勢を迎え撃つ態勢は万全。
鈴木圭は、GIスピード王決定戦ではエンジン完調だった。5日間の試走は全て24の驚異的な数字。レース間隔が空いておらず、今回もこの超抜機を駆って、連続優勝を目論む。
佐藤貴は前走のGIでは初日に反則を犯し、早々と失権してしまった。それでもその後の4走は全て1着と、高いモチベーションを保っていた。もちろんエンジンの方も乗り手の操作に応えられるだけの仕上がりにある。同期の金子もエンジンはいい。前走のGIではしっかりと優出していた。結果は6着だったが、試走タイムが出ていたように機力的には上位の部類にある。
地元S級の参戦はもう一人。渡辺篤だ。前走のGIでは準決3着で優出はならなかったが、シリーズを通してスピードある走りはできていた。
外来で注目なのは青山周平、荒尾聡、早川清太郎といったあたり。3者とも前走は浜松のGIで、当地は連続参戦となる。青山は準決6着で優出はできなかった。しかし初日から連勝を決めており、スタートの切れ、エンジンの仕上がり共にマズマズの状態にある。早川も青山と同様に初日から連勝。優勝戦には進めなかったが、最終日には試走25をマークし、車の状態は悪くなかった。荒尾は準決4着。ただ、それ以外は3勝を含むオール車券に絡む結果。今回の一般戦ならより強力な存在感を示してくるハズ。
A級は伊勢崎勢に好調な選手が多い。藤本梨恵は前走の地元で優出。0ハンから逃げるレースで最も成績を残せるが、最近では抜いて行く展開でも力を付けてきている。スピード派の三浦康平、仲田恵一朗あたりも冬場のこの時期は活躍が目立つ。長らく軽いスランプに入っていた渋沢憲司は、ようやく良化の兆しが出てきた。
33期の伊藤正真は、いつ初優勝を決めてもおかしくない近況。すでに2度の優勝経験がある木山優輝は、上がり40を切るタイムを連発している。交川陽子も前走では2勝を挙げており、車券の対象になってきている。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-2(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-9(29期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-38(31期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-4(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-10(29期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
人見 剛志〔山陽 S-30(28期)〕
外来S級は高橋貢のみ、地元勢が包囲網を敷く!
今年3度目の開催となる川口オートは、1月31日以来のレース。その時は浜松の木村武之の優勝で幕を閉じた。今回は外来S級が高橋貢だけ。非常に強力な選手ではあるが、地元勢は総力をもって優勝を確保したい。
地元川口でランクトップは中村雅人。前走の浜松GIでは準決6着で優出ならずだったが、4日目と最終日は試走26が出ていたのでエンジン面はそう悪くない。2番手は永井大介。永井も前走は浜松のGI。初日こそ白星だったが、そこからはまさかの4着4本。不本意な結果に終わったので、地元の今回で挽回を図りたいところ。
前走が浜松GI組は他に若井友和、鈴木清、佐藤裕二、斎藤撤二など。鈴木清は永井同様、初日に白星を挙げたが、その後は失速。斎藤はシリーズを通して見せ場がなかった。佐藤裕は準決3着で、惜しくも優出を逃した。ただ、それ以外のレースも佐藤裕らしい走りができていた。若井も成績こそ中間着が多かったが、エンジン自体はある程度の位置で推移していた様子。
大木光と平田雅崇は前走が伊勢崎3日間開催だった。準決8バトルで、1着のみが優出条件という中で、両者とも準決2着だった。しかし、大木の方は1着だった渋沢憲司がそのレースでフライングをしたため、繰り上がりで優出。平田はそのまま特別選抜戦回りとなった。大木は優勝戦で5着。どちらもエンジンはまずまずといったところ。
森且行は前走の飯塚GIIで優出し6着。得意の冬場で結果を出している。山田達也は地元で連続あっせん。前走の4日間開催では準決4着だったが、それ以外の3走は全て連対していた。
注目の高橋貢は前走が地元3日間開催。準決では精彩を欠き3着。優出を逃したが、今回の川口走路ではお正月開催に初日から3連勝を決めて優出。その時と気候が大きく変わっていないので、セッティングはある程度掴んでいるか。地元S級陣をきりきり舞いにするシーンが見られるかも。
A級では黒岩明や田村治郎が前走で優出と好気配。33期の黒川京介は、前走の伊勢崎GIで揉まれて力を付けている。地元はお正月開催で優勝して以来の登場。今年早くも2Vを達成するか。同期の吉松優輝も1月31日の方の川口優勝戦に乗っていた。成長盛りでレースごとの飛躍に注目したい。
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主な出場予定選手
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中村 雅人〔川口 S-3(28期)〕
永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
若井 友和〔川口 S-12(25期)〕
大木 光〔川口 S-15(28期)〕
鈴木 清〔川口 S-18(23期)〕
山田 達也〔川口 S-23(28期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-31(24期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-6(22期)〕