外来S級は高橋貢のみ、地元勢が包囲網を敷く!
今年3度目の開催となる川口オートは、1月31日以来のレース。その時は浜松の木村武之の優勝で幕を閉じた。今回は外来S級が高橋貢だけ。非常に強力な選手ではあるが、地元勢は総力をもって優勝を確保したい。
地元川口でランクトップは中村雅人。前走の浜松GIでは準決6着で優出ならずだったが、4日目と最終日は試走26が出ていたのでエンジン面はそう悪くない。2番手は永井大介。永井も前走は浜松のGI。初日こそ白星だったが、そこからはまさかの4着4本。不本意な結果に終わったので、地元の今回で挽回を図りたいところ。
前走が浜松GI組は他に若井友和、鈴木清、佐藤裕二、斎藤撤二など。鈴木清は永井同様、初日に白星を挙げたが、その後は失速。斎藤はシリーズを通して見せ場がなかった。佐藤裕は準決3着で、惜しくも優出を逃した。ただ、それ以外のレースも佐藤裕らしい走りができていた。若井も成績こそ中間着が多かったが、エンジン自体はある程度の位置で推移していた様子。
大木光と平田雅崇は前走が伊勢崎3日間開催だった。準決8バトルで、1着のみが優出条件という中で、両者とも準決2着だった。しかし、大木の方は1着だった渋沢憲司がそのレースでフライングをしたため、繰り上がりで優出。平田はそのまま特別選抜戦回りとなった。大木は優勝戦で5着。どちらもエンジンはまずまずといったところ。
森且行は前走の飯塚GIIで優出し6着。得意の冬場で結果を出している。山田達也は地元で連続あっせん。前走の4日間開催では準決4着だったが、それ以外の3走は全て連対していた。
注目の高橋貢は前走が地元3日間開催。準決では精彩を欠き3着。優出を逃したが、今回の川口走路ではお正月開催に初日から3連勝を決めて優出。その時と気候が大きく変わっていないので、セッティングはある程度掴んでいるか。地元S級陣をきりきり舞いにするシーンが見られるかも。
A級では黒岩明や田村治郎が前走で優出と好気配。33期の黒川京介は、前走の伊勢崎GIで揉まれて力を付けている。地元はお正月開催で優勝して以来の登場。今年早くも2Vを達成するか。同期の吉松優輝も1月31日の方の川口優勝戦に乗っていた。成長盛りでレースごとの飛躍に注目したい。
______________________________
主な出場予定選手
______________________________
中村 雅人〔川口 S-3(28期)〕
永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
若井 友和〔川口 S-12(25期)〕
大木 光〔川口 S-15(28期)〕
鈴木 清〔川口 S-18(23期)〕
山田 達也〔川口 S-23(28期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-31(24期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-6(22期)〕