26期以前の選手による捌き合戦!
伊勢崎オートでGIIレジェンドカップが開催される。26期以前の選手たちによる戦いで、若手は不在。通常のスピードレースとはまた違ったバトルが展開されそうで、道中はかなりゴチャ付く争いになりそう。前回覇者は松尾啓史で、近年は外来勢の優勝が目立つ。果たして今回は地元勢の奮起があるか。
前回優勝の松尾啓史は近況も好調の部類。前走の浜松GIでは準優勝の結果だった。この時は全国ランク1位の鈴木圭一郎の前に屈したが、レースは最後方から猛烈な追い込みを見せていた。その動きを今回も出せれば、昨年に続き優勝も十分達成できそうな勢いだ。
地元S級は高橋貢、内山高秀、岩田行雄の3者の予定。絶対王者・高橋貢は今年4節を消化し、まだ優勝はない。優出も1回と、数字としては寂しい限りだが、今回は走り慣れている地元走路。エンジンをしっかり合わせて地元勢のけん引役になるか。
内山も今年はまだ勢いに乗れていない。しかし、今回は最も若い期となるのでスピード戦に持ち込めばチャンスが生まれる。岩田は前走の山陽ではオール連対。還暦を越えても、まだまだ元気一杯の走りができている。
昨年末のSS王座決定戦を制してからは調子イマイチだった永井大介。ただ、直前の地元一般開催では鋭い差しを連発させ、優勝を決めてきた。今回に向けて良い形で入れそう。川口勢では池田政和も調子はマズマズ。前走の山陽ではオール連対。その前の地元では準優勝と、高い水準でエンジンを推移させている。このレジェンドカップは2016年の覇者で、3年ぶりに同大会優勝を目指す。
他では松尾啓史と同期の木村武之、篠原睦、松山茂靖なども近況の動きは活発。木村武は前走の地元GIで優出。優勝戦は良いスタートを切ったものの、その後はズルズルと後退し、まさかの8着。調子の波は大きい方だが、当地との相性は悪くないのでキッチリと仕上げてくるか。松山も木村武と同様に地元GIで優出してきた。優勝戦では再試走したが元々、試走タイムは出るほうではないので、人気薄になった時などは穴党にとって狙いの選手。篠原も前走は浜松GIで、準決3着だったが初日から3連勝を決めていた。
他のS級では、全天候型の佐々木啓、岩崎亮一、岡部聡などの山陽勢にも注目。また、A級では有吉辰也、東小野正道、岡松忠などS級並の実力を持っている選手たちが上位争いに加わってくるかも。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-6(22期)〕
内山 高秀〔伊勢崎 S-33(26期)〕
永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
若井 友和〔川口 S-12(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-7(26期)〕
木村 武之〔浜松 S-11(26期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-17(26期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 S-43(15期)〕