4月21日(日) 「第24回留守杯日高賞」(3歳牝馬・地方競馬全国交流 水沢1600m)
スタート直後、エレノーラがつまづいて一瞬ヒヤッとさせたが、鞍上・野畑騎手がうまく立て直して2番手につける。逃げたのはカリフィア。外目の枠を引いたが、ハナを譲らない構えを見せた。3番手外にセイバイラック、4番手にミヤギシリウス。レッドオパールはその内に入れ、外にリトルカリッジ、先団の後ろをファーマティアーズがつけた。
2コーナーを回ってカリフィアがペースダウンしたが、3コーナー手前から有力馬がスパート。エレノーラが3コーナー過ぎにカリフィアを馬なりで交わして先頭。ファーマティアーズが外を回って接近を図る。レッドオパールは進路を内に取ったため馬群がばらけるのを待ち、直線は大外へ。エレノーラは直線を向いて再加速。外ファーマティアーズ、さらに外からレッドオパールが伸びてきたが、エレノーラが2馬身差で余裕のゴール。デビュー3戦目で留守杯日高賞制覇は史上最速となった。
1着・エレノーラ
野畑凌騎手
「スタートでつまづいたが、うまく回復してくれて理想のポジションを取ることができた。今回の課題は折り合いだった。デビュー2戦とも力んで掛かっていたが、今日はリラックスして走っていた。もちろんゴールまで気は抜けなかったが、馬の手応えから勝てるなと思った。新しい環境にも適応して、いい状態で臨めたことも勝因。今後、地元でも遠征でも楽しみ。この先も期待しています」
平田正一調教師
「デビューが今年3月と遅れたが、体質が弱い馬なので丈夫になるまで待った。能力があるのは分かっていましたからね。今回、遠征で勝つことだけではなく、折り合いがついたのも収穫。まだキャリア3戦と浅いので今後も一戦一戦を大事に、段階を踏んで使って行きたい。次走については馬の状態を見ながら、オーナーと相談して決めたいと思っています」
2着・ファーマティアーズ
佐賀・フォーマルハウト賞は後方2番手に待機したが、有力馬が前にいるのを意識して先団グループの後ろ外を追走。向こう正面からスパートをかけ、反応も上々だったが、エレノーラの手ごたえが良すぎた。元々、自在に立ち回れるタイプだが、地元で勝利を手にするには展開の手助けが必要かもしれない。
3着・レッドオパール
普段はおとなしいが、装鞍所に入ると一気にテンションが上がる。今回もパドックで入れ込み気味だったが、激しい時に比べれば上々。馬体重マイナス5キロも陣営の想定内だったと思う。あやめ賞が11番枠に対し、今回は4番枠。折り合いを考えて4番手インに入れてレースを進める。勝負どころの3コーナーから競馬が動いたが、4コーナーまで我慢。直線で外に持ち出して大外を強襲したが、3着まで。ひとまず地元勢では最先着を果たした。今後のテーマは舞台が盛岡に替わった時。転入後はすべて輸送のない地元水沢競馬。輸送、初コース、左回りをどう克服できるか―が課題となる。
今週の岩手競馬
4月28日(日) 「第36回栗駒賞」(オープン 水沢1400m)
4月29日(月) 「桜花特別」(A級二組 水沢1600m)
4月30日(火) 「駒形賞」(C1級 水沢1400m)
4月14日(日) 「第49回赤松杯」(オープン 水沢1600m)。1着馬から3着馬に5月12日(日)、春のマイル王決定戦「第49回シアンモア記念」(盛岡ダート1600m)の優先出走権が与えられる。
戦前の予想どおりグランコージーが先手を奪い、マイペースの逃げに持ち込む。2番手にヴァケーション、3番手外にミニアチュール、4番手インにスズカゴウケツ、中フジラプンツェル、外にライアン。1番人気に支持されたノーブルサターンは後方3番手でじっくり待機した。
快調に飛ばしたグランコージーは3~4コーナーでもスピードが衰えることなく、スムーズに通過。課題だったコーナーワークもうまくクリアー。直線を向くと後続を突き放して4馬身差。3歳時、岩手一冠目(当時)だったダイヤモンドカップ以来の重賞タイトルを獲得した。
2着争いは内ヴァケーション、外ライアンが互いに譲らずゴールまでもつれ込んだが、わずかハナ差でライアンが2着を確保した。一方、向こう正面からスパートしたノーブルサターンは4着にとどまったが、メンバー2番目の上がり38秒4を駆使した。
1着・グランコージー
坂口裕一騎手
「指示がそうだったし、それがベストだと思って逃げるレースで挑んだ。スローに落としすぎず、自分のペースで運べた。過去のレースを見ているとコーナーで並ばれるよりは少し離しながら行った方が良いと思い、他の馬の動きはあまり気にしなかった。今日は急きょな依頼だったが、過去にこの馬に乗った方々から的確なアドバイスをいただけたおかげで勝つことができました」
千葉幸喜調教師
「春はこのレースを目標にしていた。鞍上は初騎乗だったが、どういう戦い方をすればいい馬かは騎手同士で分かっている。この馬の良いところを引き出してほしいと言って送り出したが、狙いどおりの良いレースをしてくれた。次戦はシアンモア記念へ直行。盛岡も苦にしない馬だろうし、良い状態で出せるように一生懸命やっていきたいと思っている」
2着・ライアン
大外枠に入り、不利を受けない4番手外を追走。前2頭グランコージー、ヴァケーションの動きを見ながらレースを進め、3コーナー過ぎからヴァケーションに接近。直線は内ヴァケーション、外ライアンとの叩き合いとなったが、最後でもう一伸び。ハナ差だったが、2着を死守。羽田盃以来の連対を確保した。これで通用のメドが立ったが、ディープインパクト産駒の良血馬。陣営は芝も視界に入っているようだ。
3着・ヴァケーション
2年連続で赤松杯2着を確保し、昨年と同様、赤松杯から始動。馬体重が桐花賞比マイナス3キロ。体的には仕上がっていたが、あとは実戦から離れていたレース勘の差。シアンモア記念に向けて上々の滑り出しとなった。
4着・ノーブルサターン
昨年度の年度代表馬が満を持して始動したが、元々が休み明けは動かないタイプ。馬体重もプラス5キロ。本番・シアンモア記念を意識しての体作り。パドックでも若干余裕があった。今年も昨年と同様、4着に終わったが、メンバー2番目の上がり38秒4をマーク。シアンモア記念2連覇も視界に入る内容だった。
今週の岩手競馬
4月21日 メイン11R 「第24回留守杯日高賞」(3歳牝馬 水沢1600m)
4月22日 メイン12R 「夢・希望・未来へ前進」(B1級一組 水沢1600m)
4月23日 メイン11R 「桜並木賞」(B1級 水沢1400m)
4月7日(日) 「第49回スプリングカップ」(3歳重賞 水沢1600m)
新シーズンの到来を告げる恒例の3歳重賞・スプリングカップ。毎年、3歳戦線を占う重要な一戦として位置づけられているが、今年はより注目度アップ。昨年5戦5勝、満票で2歳最優秀馬フジユージーンがついに始動。昨年11月12日、南部駒賞以来、5ヵ月ぶりに戦列復帰した。
強力な逃げ馬が不在に加え、「返し馬で気が入っていた」(村上忍騎手)フジユージーンが先手を取った。2番手にサンエイキャノン、3番手インにリトルカリッジ、4番手外にリュウノダンマーム、離れた5番手をサクラトップキッドが追走した。
スタートからのラップは12秒9-11秒7-12秒9-13秒5-12秒5-12秒5-13秒2-12秒5。フジユージーンはほとんど追ったところなし。ラスト1ハロンを12秒5に上げたのは村上忍騎手が次走を考えて気合いをつけたため。2着に2秒4差の大差をつけてゴールに入った。走破タイム1分41秒7。これが驚異的なのかは前レースのB2級の勝ちタイムが1分45秒0。9Rが1分45秒1でも一目瞭然。フジユージーンがいかにケタ違いだったか、ご理解いただけるだろう。
村上忍騎手
「1週前の追い切りで乗りましたが、上々の動きだったので、自信を持ってレースを迎えることができました。先生(瀬戸幸一調教師)からはどこからでもいい。リズムだけを気をつけて欲しいと言われましたが、返し馬で気が乗っていたので、これなら無理に抑えないで逃げた方がいいと判断。あとは距離が延びても大丈夫なようなレースを心がけました。体重は増えていましたが、成長分もありましたし、これからの伸びしろも見込めると思います。冬休みも無事に過ごしてシーズンインができましたから、今後も楽しみです
瀬戸幸一調教師
「これで自信を持って次のレース(ダイヤモンドカップ)へ向かうことができます。今回の仕上げは7~8分程度でしたが、想定どおりの状態で臨めました。今日は地元同士の戦いでしたからね。負ける気はしませんでしたが、期待していた以上のレースをしてくれました。パドックもいい雰囲気でしたし、ゲートも上手になった。次走・ダイヤモンドカップでは100%の仕上げでいきます」
2着・サクラトップキッド
冬期間は遠野馬の里へ移動。シーズン初出走だったが、プラス8キロ。成長期を考えれれば体重増加は当然のこと。パドックを見ても臨戦態勢は整っていた。ただ、首が高いのは従来どおり。特に水沢コースでは顕著で昨年終盤戦からシャドーロールを着用したが、今回も追い出しを始めた向こう正面で頭をあげて、加速するのに手間取る。それでも最後の直線で伸びてきたのが地力の証明。課題は残したが、2着確保で今後のメドが立った。
3着・サンエイキャノン
こちらは福島県のテンコートレセンで鍛え直して帰厩。初戦を0秒8差で完勝し。坂路効果がはっきり出た。今回、気になったのがパドックで入れ込んでいたこと。パイロ産駒で元々が2人引きだったが、ちょっと発汗が目立った。このあたりが最後の伸びを欠いたことにつながったと思うが。重賞初挑戦で3着なら上々。
4着・リトルカリッジ
当初、3月の3歳牝馬重賞・あやめ賞にも登録があったが、順調さを欠いてスキップ。スプリングカップから始動した。馬体重は前走(金杯)比プラス5キロ。デビュー当初は箱形の体型だっが、秋以降から全体が伸びた印象。それが終盤2戦の太夫黒特別、重賞・金杯を制した要因だったか。今回は終始3番手インを追走したが、伸びを欠いて水を開けられた4着。まだ本調子を取り戻していなかったが、叩かれて次は変わってくるはず。
今週の岩手競馬
4月14日メイン12R 「第49回赤松杯」(オープン 水沢1600m)
4月15日メイン12R 「卯月特別」(A級一組 水沢1600m)
4月16日メイン12R 「スプリント特別」(オープン 水沢850m)
3月30日(土) 「第1回奥州スプリント」(準重賞・オープン 水沢850m)
逃げたのは昨年10月24日(11月20日は出走取り消し)以来の実戦だったカクテルライト。2番手にアップテンペスト、3番手外をアヴェントゥリストがつけた。ダイセンメイトは外からカクテルライトに被せられたため4番手インに押し込められ、その後ろで1番人気トンデコパが追走し、その外にカタナ。
直線を向いてもカクテルライトが渋太く粘ったが、その内を突いてダイセンメイト、大外からカタナが鋭く伸びてくる。残り50mでダイセンメイトが抜け出し、外カタナの追撃を1馬身差封じて快勝。水沢850m9戦9勝とした。
1着・ダイセンメイト=岩本怜騎手
「ハナを行く予定だったが、周りが速すぎた。決して出負けしたわけではなかった。それで逃げた馬の4番手インを追走したが、その位置で脚を貯めることができたのが勝因だったと思う。内で揉まれても大丈夫でしたし、インを突いても怯まなかったので今後も楽しみ」
菅原勲調教師
「砂を被っても問題ないタイプだが、850m戦で内に包まれる競馬は初めて。どうかと思ったが、内からいい感じで伸びてくれた。収穫の多い一戦だったと思う。まだ昨年のいい状態とは言えないので、これからもっと良くなってくるはず。これで850m戦は9戦9勝。この距離だと本当に強い。今後は最大目標を早池峰スーパースプリントに置いて、ローテーションを考えていきたい」
2着・カタナ
再開初戦の水沢1400mは8着に終わったが、守備範囲外の距離。ベストの850m戦、終いを生かせる流れも合って2着確保。さらにハイペース模様になれば突き抜ける可能性は十分ある。
3着・カクテルライト
3歳時に蹄骨を骨折して1年2ヵ月の長期休養。昨年10月に復帰したが、11着。続く一戦を出走取り消し。結果一度の実戦のみでシーズンを終え、今回が復帰戦。850mは未経験だったが、ロケットスタートを決めて先手を主張。850m戦なら十分戦力になる。
5着・トンデコパ
転入前の南関東・浦和800mを4度使って再転入。初戦の1400m戦で3着に粘り、好ムードで奥州弥生スプリントへ臨んだが、反応ひと息。水沢850mレコードホルダーだが、課題の残るレース内容だった。
3月31日(日) 「第30回白嶺賞」(重賞・オープン 水沢1400m)
2019年(2020年は休止)以来、5年ぶりに復活した重賞。かつては12月中旬がメインだったが、今年から3月に移行。赤松杯、栗駒賞へつながる一戦となった。4歳牝馬フジラプンツェルは疾病のため出走取り消し。
快速ドルズプライスレスが好枠も引き当てて逃げの手に出たが、やはり重賞級では楽に逃げることができず手綱をしごいてハナを奪った。2番手にゴールデンヒーラー、3番手外にアメージングラン。その内にゲンパチプライド。
1コーナー過ぎからドルズプライスレスが後続を離して逃げ、ゴールデンヒーラーはがっちり抑えて終始2番手をキープ。3コーナーから徐々に差を詰めて直線入り口で先頭。ドルズプライスレスは一杯となり、外に持ち出したゲンパチプライドが2着を確保した。
1着・ゴールデンヒーラー=山本聡哉騎手
「自分のペースを崩さず、前を追いかけすぎないよう、前の馬は交わせると信じてじっとしていた。後ろの馬もどれが伸びてくるのが分からないので気配を感じながら仕掛けけた。逃げ馬を交わしたときには凄く良い脚を使ったが、最後の最後でちょっと止まるようなところがあるので気は抜けなかった。ここでしっかり勝たせたいというのが自分の目標だったので勝てて凄く嬉しかった。ゴールデンヒーラーの今日の走りは百点です」
佐藤祐司調教師
「一つ年を取ったことで本来の競馬ができるかどうかは心配だったが、終わってみれば強いレースだった。昨年まではチャンピオンディスタンスにこだわってきたが、今年の2月に下河辺牧場さんに伺った際に今年いっぱいで繁殖に、というお話をいただいたので無事に牧場に返し、それまでにひとつでも良い結果を残したい。だったら長い距離にこだわる事もないだろうというのが短距離に進む理由。水沢では1400mの重賞、盛岡はスムーズに動けるのでマイルまで。そんな路線で進むつもりです」
2着・ゲンパチプライド
中山ダート1200m1勝、東京ダート1400m1勝マークし、いずれもワンターンの競馬。小回り水沢の1周競馬が課題だったが、終始インの経済コースを進んで直線猛追。水沢コース克服のメドが立った。
3着・ドルズプライスレス
水沢1400m4戦4勝とパーフェクト成績。ベスト条件で徹底して逃げて3着。さすがに一線級相手では苦戦を強いられたが、自己タイムを大きく更新。また今季初出走で太目だったことも事実。1400m戦なら今後も持ち味を発揮できる。
今週の岩手競馬
4月7日(日) 「第49回スプリングカップ」(3歳重賞・水沢1600m)
4月8日(月) 「夢・希望・未来へ前進」(B1級・水沢1400m)
4月9日(火) 「エイプリルカップ」(B2級・水沢1400m)
文/松尾 康司
3月24日(日) 「第49回あやめ賞」(水沢1400m)
【レース回顧】
好枠2番枠を引き当てたカリフィアが逃げ、2番手マルーントリック、3番手外ドリームキャッチ。ミヤギシリウスは4番手インに控え、5番手オフビート、6番手インにセイバイラック。1番人気レッドオパールは前走と同様、折り合いをつけることを優先させ、7番手からの競馬。
快調に飛ばしたカリフィアに対し、ミヤギシリウスが徐々に接近。レッドオパールは前走・奥州弥生賞と同様、3コーナーから満を持してスパート。4コーナーで2頭を射程圏に入れた。
直線を向いて物見をして外にふくれたカリフィアを避けるため、ミヤギシリウスが一旦下がる。逃げこみを図るカリフィア、外レッドオパールの戦いに持ち込まるかと思ったが、間を割ってミヤギシリウスがゴール前で突き抜け、デビュー7戦目で待望の初重賞を手にした。
坂口裕一騎手「逃げた馬の後ろにつけてほしい―が指示だったが、そのとおりのポジションを取ることができた。今回が初騎乗。少し頭が高くズブいところがあると聞いたが、実際に3コーナーで外に出したらフワッとするところがあった。直線でも逃げたカリフィアが物見をして外にふくれて一旦下がったが、また盛り返してくれた。瞬発力というより、いい脚を長く使えるタイプ。今回は先入観なく乗れたのが良かったし、タイプ的に距離が延びても問題ない感じです」
畠山信一調教師「冬期間は福島県のテンコートレセンで乗ってきたので、仕上げに手間取らなかった。きゅう舎に戻ってきたのは2月28日。坂路効果もあったと思うが、走りっぷりが良くなった印象。この後は優先権を取ったので、留守杯日高賞へ直行する予定です」
1着・ミヤギシリウス
デビュー2戦目の水沢1300mを1秒4差で圧勝。以降もネクストスター盛岡でフジユージーンの4着、若駒賞ではミヤギヴァリアントの2着に善戦した。昨最終戦・金杯は5着だったが、坂口裕一騎手「外に出すとフワッとする」ところがあったから。結果的に直線入り口で下がりながらも馬群を割ったのも勝因か。どうやら展開に注文がつきそうだが、はまれば今後も重賞制覇の実力はある。
2着・カリフィア
昨年は阿久利黒特別を逃げ切ってシーズンを終了。今季はあやめ賞から始動したが、牧場で乗り込まれてきて前走(阿久利黒賞)比マイナス1キロ。体もできており、持ち味の軽快な先行力と粘りを披露。フジユージーンには離されたが、ネクストスター盛岡3着はダテではなかった。次走は留守杯日高賞へ向かう可能性が高いが、交流レースは総じてハイペース。自分の競馬ができるか否かがカギを握る。
3着・レッドオパール
再開初日の準重賞・奥州弥生賞を優勝し、転入後3連勝。今回も圧倒的1番人気に支持されたが、最後の伸びを欠いて3着。前走よりマイナス7キロ。ひと叩きされて体は絞れ、レース運びも問題なかった。
ただ、今回の1、2着馬とは初対決。ミヤギシリウス、カリフィアはフジユージーン、ミヤギヴァリアントと戦い、完敗を喫したが、レースレベルが高かったのは事実。その経験値の差も出たか。答えは留守杯日高賞で出るに違いない。
今週の岩手競馬
29日(金) メイン11R 「桃花特別}(A級一組 水沢1600m)
30日(土) メイン10R 「第1回奥州弥生スプリント」(オープン 水沢850m)
31日(日) メイン12R 「第30回白嶺賞」(オープン 水沢1400m)
文/松尾康司