日曜日、寒かったですね!なんでも北の方では雪が降ったそうで、高速道路が通行止めになったとか。4月下旬に高速が雪で通行止めなんて、ちょっと記憶にありませんよ。
水沢競馬場も冷たい雨と風で冬に戻ったかのようでした。これが来週、5月になると20度近くまで上がる陽気になるようですから、冬と春と夏が入り乱れている感じですね。皆様、お体にはお気を付け下さい。私は、こういう気候の変動が苦手なもので、今からビクビクしています・・・。
阿部英俊騎手の地方通算1000勝は月曜日に持ち越しとなりました。日曜終了時点で「999」、つまりあと1勝。月曜日は有力馬が多いですし、いきなりの2Rで達成、なんて可能性も十分でしょう。その瞬間に注目を!
まずはその不動の軸から行きましょう。それは(1)サンシャインヘイロ。あまりにも無難な選択ですが、前走の勝ち方を見る限り無理に逆らう必要はなさそう。
この馬は最近、春のスタートをちょっと躓くパターンが続いていて、昨年は4月に1勝を挙げたものの結局夏までピリッとしませんでした。
しかし今年は、そんな昨年を11月で早めに切り上げて休養に入ったおかげか、春のスタートが順調です。前走なども、決して万全には見えなかったにもかかわらず余裕のある走りで優勝。それだけ調子がいいという事なのでしょう。ここは黙って連勝に期待。
対抗が悩むのですが、(5)グッドストーンでどうでしょうか。3月の春初戦はいいところなく終わりましたが、叩いて体調アップならもう少しやれていいはずの馬。昨冬はA級一組戦であわや逃げ切りというレースをしています。ここは、同じような展開が期待できるメンバー。
3番手は(7)ハルサンヒコ。未だ復調途上という現状ですが、前走なども気配はそれほど悪くなかった感。そもそもこの馬は重・不良の鬼。今のコース状態はプラスになるのでは。
取捨が難しいのが(6)オヤマハリケーン。実績的には足りていいのでしょうが、JRA時代は基本的に短距離で走っていた馬。枠順が枠順でもあり、ひとまず今回はすんなり先行できた場合を考えての押さえまでと見るべきでしょう。
(4)トーホウライデンは、この馬も不良馬場はかなりの巧者。ある程度前に行く事もでき、展開や上積み等を考えれば押さえておいていいのでは。
◆買い目
馬単(1)=(5)、(1)→(7)、(1)→(6)、(1)→(4)
◆お奨めこの一頭
11R:ウメノキャロル
負けはしたものの前走は、一介のスピード馬ではない事を示して見せた。今はマイルも怖くない!
26日(日)メインはC1級「田沢湖賞」(水沢1600m)。特別戦にふさわしく12頭中9頭までが前回1着馬。馬柱にこれほど“1”の数字が並べば実に爽快。どの馬を主軸視か非常に迷ったが、前走の走破タイムが抜けていたヒカルアルタイルから入る。
(ヒカルアルタイル 写真・佐藤到)
中央3勝(ダート2勝、芝1勝)後、金沢では3着3回が最高で名古屋でも4着止まりだったが、これはA級へ編入されメンバーがきつかったから。岩手ではC1級へ編入し、相手有利は明白。前半は後方待機策を採り、3コーナー手前からスパート。4角で先頭に立ったケージールドルフは余裕でゴールするかに見えたが、ヒカルアルタイルがキッチリとハナ差交わして快勝。
2頭のレベルが高かったことは、3着以下を5馬身も離しているのでも証明。また馬場差があったにせよ、翌日の大屋梅賞の勝ちタイム(1着・リーガルマインド)より0・4秒上回っていたことも主軸にした理由だ。
逆転筆頭はそのリーガルマインド。中央0勝(地方交流・名古屋で1勝)から金沢8勝、名古屋0勝から転入。ほぼヒカルアルタイルと同じような履歴だが、大屋梅賞では豪快に突き抜けて圧勝した。
前半ハイペースを形成する中、後方9番手でジックリ待機。向正面からスパートをかけるや、居並ぶ馬をごぼう抜き。直線に入ると更に加速して後続を突き放す一方。2着に6馬身差もつけ、初戦3着のうっ憤を一気に晴らした。決め手勝負に持ち込めば逆転首位も十分あり得る。
グラスバラードは12月末から3連勝をマークし前回、C1昇級初戦も難なく突破した。ネックは大幅にメンバー強化をどう克服するか、それに尽きるが、好位キープからシャープに抜け出す中味は小回りコースに打ってつけ。ここでも好勝負に持ち込めれば将来の活躍も約束された。
キングハーバーは中央未勝利からの転入だが、<2.1.1.0>とすべて3着以上。依然、底を見せていない。500キロを超す大型馬でパワーの要るダートコースが持って来いの舞台だろう。
鮮やかな追い込みで2連勝中モエレアンドロメダ、降格後3連勝マークするゴッデスフラワーも侮れないし、他にも伏兵が多士済々。馬券的にも妙味たっぷりとなった。
◎?ヒカルアルタイル
○?リーガルマインド
▲?グラスバラード
△?キングハーバー
△?モエレアンドロメダ
△?ゴッデスフラワー
3連単は9、7の折り返しから2、8、12流しが本線だが、2、8から入る手も
馬複は 7−9、2−9、8−9、9−12
<お奨めの1頭>
11レース ダンディキング
前回は惜しくも勝利を逃がしたが、負けてなお強しの一戦。今度こそ首位奪取
25日(土)メインはA級三組「東根山(あずまねやま)レース」(水沢1600m)、10頭立て。ケイジーウォリアに勝機到来した。前走・A級二組戦では3コーナーからスパートをかけ4角で2番手まで進出し、そのままゴールに突っ込むかに見えたが、キタサンダイオーの強襲に遭ってハナ差2着。実に悔しい一戦となった。
岩手転入後、着外に沈んだのはオープン特別・赤松杯へ挑戦4着後の2度のみ。他では堅実に上位争いを演じ、昨年10月以来の白星に待ったなし。
ハウプトローレは同じレースで3着。スタンド前では2番手だったが、2コーナーで先頭。マイペースに持ち込んだが、直線で2頭に交わされて0・2秒差。毎回見せ場を作ながら、最後の詰めの甘さに泣いている。それでも相手なりに駆ける堅実さは評価が高く、このメンバーなら次位筆頭は譲れないだろう。
マイネルアンセムは中央時代、長距離をメインに使われて芝で4勝。おそらく盛岡芝を狙っての転入だと思うが、せきれい賞5着が最高。残念な結果に終わったが、12月の水沢1800m戦を快勝。最優秀古馬へ選出されたカネショウエリートを破って岩手初勝利を飾った。その後も2着を一度確保するなどし、安定感はないが時に大駆けを披露する。
休み明けは格下相手にも4着止まりとひと息のレースだが、ソロソロ一発があって不思議はない。
サクラアリエルの評価が難しい。前々走を快勝し、幸先のいいスタートを切ったのだが前回は伸びひと息で4着。いつもの?サクラアリエルに戻ってしまった。それでも入着を果たしているのは事実、引き続きマークが欠かせない。
南関東で1勝し、再転入ケイジーウィザード。岩手<8.9.4.1>と抜群の安定感を誇り、唯一の着外は忙しい競馬が合わなかった盛岡ダート1200m戦8着のみ。最高格付けがB2級で今回からA級へ編入とクラスはきつくなったが、実質的にはB1級のメンバー。やはり軽視はできないだろう。
マイネルティーダは頭打ちの感があるが、それでも前回5着。うまく流れに乗れれば反撃の余地はある。
◎【3】ケイジーウォリア
○【8】ハウプトローレ
▲【5】マイネルアンセム
△【7】マイネルアンセム
△【2】ケイジーウィザード
△【4】マイネルティーダ
3連単は3を1着固定に8、5、7流し。あとは2、4を押さえ
馬複は3−8、3−5、3−7、2−3
<お奨めの1頭>
11レース ケージールドルフ
前回はハナ差負けと実に惜しい2着。このメンバーならタイムが抜けており、勝機ガッチリ
水沢競馬場の桜が、この週末ちょうど見頃を迎えていました。先週の段階では平日の間に満開になってしまいそうな勢いだったのですが、この中間、天気が崩れたりしたおかげで本当にこの週末ぴったりに満開になってくれました。
見たところピークは金・土あたり。花は散り始めてなく葉もほとんど無いほぼ完璧な『満開』。日曜日はだいぶ葉が出てきましたがそれでもまだ十分満開といっていい状態で、天気にも恵まれて桜を存分に楽しむ事ができました。
悩んだ末、本命は(11)ヒカルメイオーで押す事にしました。昨夏に転入後16戦12勝2着2回・3着2回。つまり3着以下がない実力馬。2kg背負わされていますがそれでも“3馬身差が1馬身差になる程度ですよ”とうそぶきたくなるくらい抜けた力を持っています。
なので、気になるのは11頭立て11番枠という枠順です。ここからすんなり好位を獲れるかどうか?獲れさえすれば当然優勝争い。いや、万が一獲れなくても大きく崩れるシーンは想像しがたい。
少し気になる要素はあるけれど、それでも力の差が現れるはず・・・というスタンスでここはこの馬を本命にします。
対抗は(4)ヒドゥンアジェンダ。ここ2戦はヒカルメイオーに完敗の格好ですが、距離や重めのコース状態も合わなかったのは確か。今回は手頃なマイル戦だしコースも今シーズンここまでの中では軽め。おまけに、現級で好走していながらハンデ無しに留まっているのもプラスになるでしょう。
(10)シルクライムライトは快速で押すタイプだけにこの枠順が不安。ただ、行ってしまえば非常に粘り強い馬だし、ここまでの快速ぶりからすれば行き切れる可能性大。不安があるとすれば3月の初戦から仕上がっていたので、ここで大きな上積みまではなさそうな点。
(7)アルゴはやはりマイルあたりが良さそうな印象。ここも上位争いしていい力関係ですが、気性面であてにしづらいというリスクはあります。(3)サンワードグローは距離短縮+内枠で再度狙い直していい条件に。この馬向きのハイペースの展開も十分に期待でき、穴で狙ってみるならこの馬でしょう。
◆買い目
馬単(11)=(4)、(11)=(10)、(11)=(7)、(11)=(3)
◆お奨めこの一頭
6R:ロイバーブリング
先週は圧勝。今回はかなりの相手強化となったがそれでもまだいける。相手は(6)で“ムラムラ”決着だ。
19日(日)メイン11レース(発走16時35分)は岩手版・皐月賞「第9回阿久利黒(あくりぐろ)賞」(水沢1600m)、10頭立て。
トライアル・スプリングカップ上位5頭がすべて出走、再戦ムードが濃厚だ。主軸はマヨノエンゼルで動かない。
(スプリングカップ ゴール 1着・マヨノエンゼル 写真 佐藤到)
芝ダートでデビュー2連勝を飾ったものの、その後は着外の連続。オープンでは通用しない印象を与えたが、重賞・若駒賞(盛岡ダート1600m)3着から反撃に転じ、続く南部駒賞でワタリシンセイキにアタマ差2着まで肉薄。9番人気の低評価を見事に覆した。寒菊賞はワタリシンセイキ=関本淳騎手の絶妙プレーに3着に屈したが、12月末の2歳A級戦で白星をマークしてシーズンを終了した。
今季はワタリシンセイキが南関東へ移籍。第2グループから抜け出すのはどの馬かが焦点だったが、休み明け初戦の3歳A級戦で2着に1・1秒差をつける圧勝劇。マヨノエンゼルが最有力候補に浮上したが、それ以上に収穫は前で競馬ができるようになったこと。4番手を追走して3コーナーから徐々に進出。直線入り口で早々と先頭に立つや、あとは後続を突き放す一方だった。
そして前走、スプリングカップではスタートで出遅れ、厳しい競馬になるかと思ったが、2コーナー過ぎからロングスパートをかけて直線でアッサリ抜け出して完勝。自身の連勝を3に伸ばし、今回のレースに臨んできた。
400キロ前後の小柄な牡馬ながら、全身がバネの塊。インタビュー記事をテシオ特集に掲載したが、中間の動きも文句なし。待望の重賞タイトル獲りに賭ける。
逆転候補はスプリングカップ2、3着トキワノマツカゼ、ダンストンジールの2頭。その時はマヨノエンゼルが一度、実戦を使ってきたのに対し、トキワノマツカゼは5ヶ月ぶり、ダンストンジールは3ヶ月ぶりのハンデがあった。そこに逆転の可能性を秘めている。
トキワノマツカゼは北海道2勝馬でJpn?・北海道2歳優駿で7着。現役馬セールでトレードされ、すでに昨年、村上昌幸厩舎へ移動していたが、無理をさせたくないとの判断で休養。3月の能力検査を叩いての出走だったが、なんと能検の馬体重がプラス40キロの490キロ!
これには陣営も驚いたが、ちょうど成長期に入ったからだった。実際、スプリングカップでは476キロまで絞ってきたが、太め感はまったくなし。元々、トウカイテイオー産駒にある傾向だが、足長に見える馬が多く、パドックで見た馬体に惚れ惚れ。おそらくちょうどいい感じの体重で出走できたと見ている。
しかし5ヶ月ぶりの影響でレース勘が戻っていなかったのも事実だし、生涯初の逃げの手に出たのは1枠に入って包まれるのを嫌ったから。今回は大外に入ったが、これはむしろ好材料となるに違いない。今後も含め、早くも正念場を迎えた。
ダンストンジールは寒菊賞でマヨノエンゼルに先着2着。気性に幼さが残り、それが成長を妨げていたが、精神面でどこまで大人になったかが見ものだった。
スプリングカップ当日、装鞍所でずっと追いかけていた。体重的にはさほど変化はなかったが、まだ絞まっていない感じ。他の馬が暴れたのに反応し、うるさい面を覗かせて幼さは解消されていないと思ったが、レースでは集中力を欠くことはなかったのでホッとした。
直線でトキワノマツカゼを一旦交わして再び差し返された点が村上忍騎手には不満だったみたいだが、内容は合格点。変わり身を見込めば実績的にも逆転の余地は十分にある。
以下は大きく離れてセンリグランピー、クラサッキーが続き、あとは南関東から転入初戦を1着同着リュウノシンゲンが押さえ。なんたってリュウノシンゲンの父は皐月賞の人気2頭ロジユニヴァース、アンライバルドと同じネオユニヴァース。JRA、岩手連動説があるかもしれない。
3連単は2、10、1の3点ボックス勝負。あとはけん制し合った際に2、7が浮上するか
馬複は2−10、1−2、2−10、2−3
<お奨めの1頭>
9レース コアレスアミーゴ目下5連勝中と破竹の進撃。今回からB2へ昇級したが、能力値の違いを見せつける