★重賞・絆カップ/ナムラタイタン敗れる!勝ったのはナリタポセイドン
今季の盛岡開催で最後の重賞となった絆カップ。半年ぶりの実戦となったナムラタイタンが、それでも単勝1.4倍の断然の人気に支持されましたが、直線の攻防で競り負ける波乱に。勝ったのはこれが転入2戦目のナリタポセイドンでした。
レース全般にわたって主導権を握ったナムラタイタンだったのですが、中団から徐々に接近してきたナリタポセイドンも直線入り口を前に馬体を並べるような形。二頭の競り合いの結果、ナリタポセイドンがわずかにハナ差先着を果たし、岩手に転入して2戦目にして金星を挙げました。
11月7日の今日月曜は今シーズンの盛岡開催ラストとなる日です。今年はいわて国体開催の影響で例年より盛岡での開催が多く、ここまでのべ11開催にわたって盛岡競馬場での戦いが繰り広げられてきました。それもいよいよ今日がラスト。最後の戦いをごゆっくりお楽しみ下さい。
今日は『レディスヴィクトリーラウンド』の盛岡ラウンド2戦が行われます。今回はその2レースの予想をしましょう。
■10R レディスヴィクトリーラウンド盛岡第1戦/ダート1400m
本命は(9)トーコーキズナを採りました。ここのところは1600mに苦戦が続いていますが春の転入直後は1400mで連続好走していました。南関時代もやはり距離が短いほど健闘していたタイプ。距離短縮はプラス材料でしょうし、マイルで好走して勢いをつけて得意の距離に挑む事になるのも魅力です。
対抗は(6)ラブレジェンド、三番手は(3)ゴールデンボーダー。以下(8)(2)である程度前残りパターンを前提に。
(10)マルケイフロイデは、どちらかというと軽い馬場の時の方が走ると見て今の馬場では軽視。ただし当日の馬場状態次第かも。
●10Rの買い目
馬単(9)=(6)、(9)=(3)、(6)=(3)、(9)→(8)、(9)→(2)
■11R レディスヴィクトリーラウンド盛岡第2戦/ダート1600m
こちらは本命(3)コスモタウルスとしました。下級条件からとはいえ余裕溢れる3連勝は魅力十分。地元鈴木麻優騎手の健闘にも期待しての◎です。
(6)プレミアムフレンチはここのところ着順の数字以上にしっかりした競馬をしている点を評価してみたいですね。枠順も内すぎず外すぎずで手頃なのではないでしょうか。
三番手は(9)ラブミージェームス。前走は確かに嵌った面もあるでしょう。しかし今回も騎手対抗戦にありがちな乱ペースになれば前走の再現も。
以下、鞍上に魅力を求めて(8)サンギルロイ、前走はハイペースに巻き込まれる形になった(5)カタオモイを。
●11Rの買い目
馬単(3)=(6)、(3)=(9)、(6)=(9)、(3)→(8)、(3)→(5)
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★オッズパークLOTO 5重勝/11月7日(対象7R~11R)
7R/評価A: 8番、 5番 評価B: 6番、 4番
8R/評価A: 7番 評価B: 9番、 6番 穴:1番
9R/評価A:10番、 9番 評価B: 5番 穴:1番
10R/評価A: 9番、 6番 評価B: 3番、 8番
11R/評価A: 3番、 6番 評価B: 9番、 8番 穴:5番
3日、川崎競馬場で行われた「第16回JBC」は入場人員2万8717人にも驚いたが、売り上げ48億7402万2850円にさらに驚いた。
昨年暮12月29日、東京大賞典48億5144万4950円の地方競馬売り上げレコードを塗り替えるとは。これぞJpnI3連発の威力だと改めて思った。
今年は画面越しだったが、3レースとも興奮した。ホワイトフーガの2連覇、ダノンレジェンド悲願のG(Jpn)I制覇。クラスターカップでも逃げ切りを決めたとき、村山明調教師はこう語った。「アメリカのトレーニングセール出身馬なので左回りが合う。昨年は大井で2着だったが、今年のJBCは川崎。自信を持って臨める」と。
前走(東京盃)比マイナス11キロ、445キロはデビュー最低の馬体重。究極の仕上げだったに違いない。
そしてダートの頂上決戦・JBCクラシックではアウォーディーがコパノリッキーを徹底マークから競り落とし、前を走っていたホッコータルマエを交わして完勝。ダート転向後、無敗6連勝で頂点を極めた。
武豊騎手の騎乗もさすがだった。コパノリッキーの強さと弱点を知り尽くしていた。田辺騎手が仕掛けると離れず追走。常にプレッシャーをかけ続け、息が入れられないコパノリッキーは直線一杯となってしまった。
この戦法はもろ刃。共倒れの可能性も十分あるが、アウォーディーなら大丈夫だという確信があったに違いない。どうやら先頭に立つとソラを使うタイプ。逆に前に馬がいると気を抜かず走り、理想的な展開に持ち込んだ。感服した。
6日メインは「第6回絆カップ」(盛岡ダート1600m)。ナムラタイタンが半年ぶりに復帰する。
当初、青藍賞の登録もあったが、絆カップまでずれ込んだが、大型馬でも久々を苦にしないのが強み。テッポー駆け7勝は地力の違いでもある。陣営は坂口裕一騎手の復帰に合わせた感。
あとは馬体重、馬体もしっかりチェックしたい。加えてパドックの雰囲気昨年の南部杯で13着大敗したとき、珍しく入れ込んでいた。その場合は割り引きが必要だ。
相手はライズライン、ナリタポセイドン。ライズラインは赤松杯で大きく体重を減らしたが、徐々に回復。すずらん賞を制し、重賞二けた10勝目をマークした。
南部杯でも地方最先着7着。盛岡マイルの自己タイムも更新した。スクリーンヒーローの初年度産駒が打倒ナムラタイタンに燃えている。
ナリタポセイドンの衝撃の岩手デビューを飾った。前半は最後方でじっくり待機して3コーナーからスパート。流れはスローだったが、まったく関係なし。豪快なまくりで中央オープンの底力を見せつけた。本質的にはステイヤーだろうが、マイルでもナムラタイタンを敗れる可能性がある。
ロンギングエースは初戦3着だったが、出遅れながらもメンバー最速の上がりを披露した。しかも2ヵ月半ぶりを叩かれて気配アップ。前がやり合えば台頭十分。
タイセイメテオは岩手の水が合って芝ダートを問わず活躍。ここでも軽視できない。あとは差し脚堅実ミトノレオが3着押さえ。
◎⑩ナムラタイタン
〇③ライズライン
▲⑤ナリタポセイドン
△⑨ロンギングエース
△⑥タイセイメテオ
△④ミトノレオ
<お奨めの1頭>
5R ヤマニンレガリーノ
転入初戦は出遅れて6着だったが、以降は2勝2着1回。前走も余裕の逃げ切りを決めた。距離延長も問題にせず、信頼の主役
盛岡競馬場の紅葉がようやく始まった。今年は夏が長く、なかなか秋が来なかったが、ここ1、2週間で一気に気温が下降。
11月2日は最低がマイナス1度、3日がプラス1度だったが、盛岡競馬場は山の上にあるため下界(市内)とは3度ほど寒い。よって紅葉も市内より結構早いが、今年はかなり遅い。
しかも正直、きれいな紅葉ではない。いきなり秋を飛び越して冬が到来して木々もとまどっている感じだ。
とは言っても変わりゆく木々を眺めていると癒されるのは自分だけだろうか。黄色は弱いが、ポイントポイントで観ることができる紅(あか)は陽にあたると本当に鮮やか。今週は画面超しで盛岡競馬場の紅葉を楽しんでほしい。
5日メインはオープン馬による盛岡ダート1200m戦「スプリント特別」。帯に短し襷(たすき)に長し。どの馬にもチャンスがあり、馬券的にも面白い一戦となった。
主軸はニーマルキング。中央芝1勝、盛岡芝1勝・1000万下から今年9月に転入。ダート対応がネックだったが、初戦を完勝。2戦目は濃霧のアクシデントでレース取り止めとなり、3戦目2着。
ただ、この時の勝ち馬ユッコはJBCレディスクラシックでも8着に健闘。結果からさかのぼればユッコが強かった。
もう一つの敗因はプラス11キロ。レース取り止めでローテーションに狂いが生じ、太目だったのは否めなかった。それを考えれば連対確保したことを誉めるべき。
不安は1200m。過去にデビュー3戦目の中山で一度経験したが、このとき10着。以降は芝へ路線変更した経緯があり、決してプラス材料ではない。
それでも各馬が死角を抱え、順調度が何よりもニーマルキングの武器。先行力がマズマズだし、終いもしっかり。このメンバーなら距離も克服できると判断した。
ブラックバイキングは南関東C2から転入。一戦ごとに着順を上げ、距離1200m短縮の前回快勝。南関東で3勝をマークした1200m適性を存分に発揮した。今回はオープン馬が相手だが、破壊力はここでも見劣りはない。
エゴイストはアッサリ逃げ切りまで十分。芝1000m・ハーベストカップを逃げ切り、OROターフスプリント2連覇を狙ったが、ケイアイユニコーンの差し脚に屈して3着。これは展開のファクターを考えれば仕方なし。1200mは気持ち長いが、中央時2着4回。好枠も後押しする。
エーシンシャラクはすずらん賞以来、3ヵ月ぶりの実戦だが、テッポーがきくタイプ。馬場が軽かったにせよ岩鷲賞1分10秒7のタイムが不気味。
ゼンザイは前走5着だったが、流れも合わなかった。自分の競馬ができれば巻き返す余地はあるはず。
ダイワマッジョーレは芝タイトルを手にできなかったが、次第に調子を上げているのは確か。ダートでも押さえたい。
◎③ニーマルキング
〇⑨ブラックバイキング
▲①エゴイスト
△⑦エーシンシャラク
△⑤ゼンザイ
△⑧ダイワマッジョーレ
<お奨めの1頭>
6R グルーヴィー
転入初戦は7ヵ月ぶりの実戦だったが、地力の違いを見せつけて圧勝。叩かれてさらに気配アップは歴然
★重賞・知床賞/北海道ダンストンレガーメが差し切り勝ち
北海道と岩手の2歳馬の交流重賞として行われた知床賞は、北海道のダンストンレガーメが岩手のメモリーダンスを差し切って優勝しました。
先に抜け出したメモリーダンスを直線外から追い上げたダンストンレガーメ。内外離れた叩き合いはゴール寸前で鼻面が揃う大接戦に。結果はハナ差でダンストンレガーメに軍配があがりました。
デビュー7戦目で重賞勝ちを果たした同馬ですが、この後は岩手に移籍して戦う事になるとのことです。
本命は(3)オールドラゴンです。前走が転入初戦でしたが結果は惜しい2着。初物尽くしだった点を思えば上々の内容といえるでしょう。今回は、その前走で負けた相手に加えその他にもライバルが増え敵の歯ごたえは増していますが、この馬もコース二度目の上積み分で突破可能と判断しました。
相手はその「前走で負けた相手」(8)マリネリス。こちらは前走が転入2戦目。コース2戦目できっちり変身した格好ですが、転入初戦も敗れていたとはいえJRA500万下相手の条件交流戦、そこで勝馬から0.8秒差の6着だったわけですから前走の勝利も決して不思議ではないものです。連勝のチャンスも十分にあるでしょう。
3番手は(5)コスモロングソードで。前走が盛岡の芝で5戦目の待望の勝利。ですが、3歳の芝重賞でも好走していたように力量そのものはいつ勝ってもおかしくないものを持っている馬です。ここは昇級の形になりますが力的には遜色ないはず。あとは展開ひとつ。
ヒモはまず(9)タイセイマジック。芝の1000mで強い勝ち方をしていますがこの距離でも大きな問題はないはず。一頓挫後の叩き二走目で変身期待。(1)ロケットボールも本来この辺のクラスなら・・・の存在。秋になって一時の勢いがないのが気がかりで△に止めましたが、あくまでも流れひとつではないでしょうか。
●10Rの買い目
馬単(3)=(8)、(3)=(5)、(8)=(5)、(3)→(9)、(3)→(1)
岩手競馬の全レース予想を公開中!「岩手競馬・勝ちそーチャンネル」へ
★オッズパークLOTO 5重勝/10月31日(対象7R~11R)
7R/評価A: 7番 評価B: 1番 穴: 6番、 2番
8R/評価A: 8番、 7番 評価B: 9番 穴:1番
9R/評価A: 1番、 4番 評価B: 9番 穴:5番
10R/評価A: 3番、 8番 評価B: 5番 穴:9番
11R/評価A: 6番 評価B: 4番、9番
先週の話になるが、岩手伝統の3歳重賞「第48回不来方賞」は圧倒的1番人気に応え、エンパイアペガサスが圧勝した。今回の勝利を含めてデビュー3戦目から8連勝。また重賞5連勝を飾り、岩手No.1を不動のモノにした。
父はエンパイアメーカー。馬格の良さを産駒に伝えながら、なかなか大物が出ず、持ち込み馬のフェデラリスト(現在、種牡馬)、イジゲン(武蔵野ステークス)ぐらい。結果、アメリカへ買い戻されたが、そんなケースで活躍馬が出ることがままある。もしかするとエンパイアペガサスがそれかもしれない。
期待どおり二冠を達成し、次のターゲットはダービーグランプリ。今年も強豪が参戦するともっぱらの噂だが、エンパイアペガサスがどんな戦いを見せてくれるか。今から楽しみだ。
30日メインは「第7回知床賞」(M3 盛岡ダート1400m)。北海道、岩手2歳馬の交流戦で重賞昇格後、北海道勢が4年連続で制している。
主軸に地元岩手メモリーダンスを指名する。デビュー戦は芝、2戦目はダート1200mの距離が短すぎて3、2着だったが、3戦目の水沢1300mを快勝。
直後に菅原勲調教師はテンコートレセンへ移動を決断。この時期に坂路で鍛え直せばさらに強くなると確信した。
その読みはズバリ。復帰戦こそ3着止まりだったが、マイル延長の前走を強いレースで圧勝。走破タイム1分40秒9は当日、古馬B2の勝ちタイムに匹敵する。
不安点は距離が1400mへ短縮されること。忙しい競馬対応が課題だが、前走の手応えを見る限り克服できると判断した。
逆転候補はココロヲコメテ、ホープライズの2頭。ココロヲコメテは、さすが札幌トレーニングセール出身馬。能力検査レコードをマークした。
デビュー戦は芝にとまどって3着だったが、2戦目のダート1200mを2秒1差の大差で圧勝。周囲の度肝を抜いた。
ここ3戦は2着だが、差し競馬を身につけて砂をかぶっても問題なかったのが収穫。1400mが舞台なら逆転も十分。
ホープライズはデビュー3戦3着から4戦目に初勝利を飾った。続くヤングチャレンジカップは7着に終わったが、プラス22キロの大幅体重増がこたえた。
その後2戦を3、2着にまとめ、いいムードで知床賞を迎えた。母プリマビスティーはエーデルワイス賞(JpnIII)3着、東京2歳優駿牝馬を優勝した強豪。先に記したとおり北海道4連覇の足跡からも優勝の可能性は十分ある。
ダンストンレガーメは小柄な牝馬で輸送がネックだが、ハイレベル地区での2勝が光る。ニードアフレンドは集中力が持続できるかがカギだが、実力は引けを取らない。あとは目下2連勝と波に乗るモリノスイセイも侮れない。
◎⑪メモリーダンス
〇⑤ココロヲコメテ
▲③ホープライズ
△⑥ダンストンレガーメ
△⑩ニードアフレンド
△②モリノスイセイ
<お奨めの1頭>
2R コトブキエース
2戦2着のうっ憤を晴らし、前走破格タイムで快勝。これで弾みついたのは確実。連勝をどこまで伸ばすか