10月3日のメインレースは第11Rになります。JRA条件交流の芝1700m戦『フレンドリーカップ・シリウス賞』。当初JRA6頭・岩手5頭の11頭で争われる予定でしたが、5番タイセイマジックが出走取消となり10頭立てになりました。
岩手・JRA勢共に芝経験豊富な馬が多いですが、本命はJRA(2)パラノーマルを採ります。3歳牝馬ながらここまでの戦いは強敵相手の連続。二走前のカーネーションカップなどは後に重賞に駒を進めるくらいの馬と1秒程度の差で戦っていますし、前走も対古馬戦で着順こそ13着でしたがタイム差は0.8秒、まずは互角と言っていいでしょう。距離も問題無さそうですし上位争い出来ると判断。
対抗は芝の中距離でこそのタイプに思える(10)コスモツケマ、三番手は未勝利ながら堅実さでは差を感じない(3)マリネリス。
ヒモは少し穴っぽい所を狙って芝で変わり身感じる(9)サンレイフローラ、一発の魅力ある(11)ピアノコンチェルト。何かあるとすれば外枠の差し馬が突っ込んできてもつれるパターンではないでしょうか。
●11Rの買い目
馬単(2)=(10)、(2)=(3)、(2)=(9)、(2)=(11)
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★オッズパークLOTO 5重勝/10月3日(対象8R~12R)
8R/評価A: 2番 評価B: 1番、 6番 穴:7番
9R/評価A: 6番 評価B: 1番 穴:4番
10R/評価A:12番 評価B: 7番 穴:3番、11番
11R/評価A: 2番 評価B:10番、 3番 穴:9番
12R/評価A: 5番 評価B: 2番 穴:1番
次週10日、盛岡ダート1600mを舞台に行われるJpnI「第29回マイルチャンピオンシップ南部杯」の出走予定馬が発表された。
◇JRA代表
・アスカノロマン
・キョウエイギア
・コパノリッキー
・ベストウォーリア
・ホッコータルマエ
・モーニン
・レーザーバレット
(補欠・ノボバカラ、ラテンロック、ディーズプラネット)
◇他地区地方代表
・タッチデュール(笠松)
・テムジン(浦和)
・ナムラビクター(北海道)
・ハッピースプリント(大井)
・ロイヤルクレスト(北海道)
(補欠・オグリタイム、デュアルスウォードほか)
◇岩手代表
・シークロム
・ライズライン
・ツクバコガネオー
・コミュニティ
(補欠・メテオライト、ワールドエンドほか)
JRA・モーニンは日本テレビ盃(2着)を使ったばかりなので自重する可能性が高いが、それでも稀に見る強豪が顔をそろえた。
3連覇を狙うベストウォーリア、かしわ記念、帝王賞連勝でさらにパワーアップしたコパノリッキー、G(Jpn)I日本記録10勝ホッコータルマエ、ジャパンダートダービー馬キョウエイギア、ダートグレード2勝アスカノロマン、レーザーバレット。
秋のダートGI戦線スタートにふさわしく、そうそうたる顔ぶれとなるのは確実。今後の動向に注目してほしい。
2日メインはB1特別「白神賞」(盛岡ダート1400m)。昨年は3歳馬シークロムが優勝。その後、南関東から里帰りして南部杯トライアル・青藍賞を逃げ切って快勝。出世レースになる可能性を秘めている。
主軸はケイジースワロー。昨年、中央未勝利から転入して連戦連勝。9戦8勝2着1回の驚異的な成績を残した。
今季始動は3月の特別開催だったが、まだ本来の張りが戻らず入着止まり。C1から一気にB1へ昇格して頭打ちかとも思わせたが、4戦目から3連勝をマーク。
レインボーカップは実績のない芝で3着に敗れたが、ダートに戻って2着。この時の勝ち馬リトルキングは青藍賞6着を前後してA級で3勝なら仕方なしの結果。前回完勝で雪辱を果たした。得意の1400m戦で連勝態勢に入った。
チャイヨーは前々走でケイジースワローに完敗2着。イーハトーブマイルは3歳No.1エンパイアペガサス、昨年の2歳チャンプ・メジャーリーガーの3着。いずれも仕方なしの結果だった。
今回もケイジースワロー有利は動かないが、今が充実期に入った3歳馬。成長力で逆転の可能性は十分にある。
スパンコールは追い込み一辺倒の脚質で好、凡走の落差が激しかったが、近走2勝2着2回とコンスタントに勝ち負けを演じている。1400m戦は2年前の8月以来だが、切れを生かせる短距離戦は望むところ。
ゼンザイは持ち前のスピードで盛岡ダート1200m1勝、水沢1300m1勝。前走・水沢1400m戦はケイジースワローに水を開けられた3着だったが、中央1勝はダート1400m戦。適性がない訳ではなく、引き続き押さえ必要。
以下、ハイペースで前崩れになった際にレイズアスマイル、中央ダート1000m1勝の快速が怖いスティルプリンス押さえ。
◎①ケイジースワロー
〇⑧チャイヨー
▲⑦スパンコール
△⑪ゼンザイ
△②レイズアスマイル
△④スティルプリンス
<お奨めの1頭>
2R マニワッショイ
目下2連勝中だが、いずれもワンサイドで圧勝。同じく2連勝シャイニーエルフと一点勝負
森下淳平調教師
「昨年、OROカップを勝った後、脚元がパンとしなかったので2月のレースを使って社台ファームへ移動。向うで態勢を立て直して、しっかり乗り込んでもらいました。
きゅう舎へ戻ってきたのは8月。芝を意識して調整を進め、まだ完調とは言えませんが、調教検査を使っていい状態で臨めたと思います。
元々、気のいい馬で仕上がりに手間取らないタイプ。プラス体重で臨めたのも好結果につながりましたし、吉原寛人くんがうまく乗ってくれました」
これが先週9月25日、OROカップ2連覇を達成したロゾヴァドリナ=森下淳平調教師のコメント。常識的に7ヵ月ぶりは厳しいと思ったが、見事覆した。体ができていれば久々でも勝てると踏んだ森下調教師の手腕に感服した。
実際、休み明け前2戦に騎乗した吉原寛人騎手も「冬に騎乗したときより数段良かった」と語った。そしてこう付け加えた。「完調で臨んだらどこまで差を広げたか。盛岡芝では地力が一枚上だったということだと思います」
2着はトライアル・桂樹杯を優勝したブレークビーツ。ロゾヴァドリナに半馬身差まで肉薄した。こちらも盛岡芝との相性抜群。
共通して言えるのは鞍上の指示に鋭く反応できること。盛岡芝は実力もさることながら、器用さも要求される。
総合的な芝実績では2頭より上回るダイワマッジョーレ、ブレイズアトレイルらがいた。自分はこの2頭が本線と見たが、6着5着だった。また一つ学習した。
10月1日メインはB2級・芝1600m戦「オクトーバーカップ」。先週のOROカップの反省を基に◎マイネルテンクウ、〇ブライテストムーンが本線に採った。
マイネルテンクウは中央芝2勝、園田、笠松を経て転入。当初はダート戦で凡走を繰り返していたが、芝に替わって動きが一変。一戦目は不利が2度重なって5着に終わったが、2戦目を快勝。続く芝でも2着を確保し、交流重賞・せきれい賞にも挑戦した。
前走はブライテストムーンの強襲に屈したが、クビ差2着。むしろレースを作ったのはマイネルテンクウで負けて強しの一戦だった。首位奪回に燃える。
ブライテストムーンは中山芝1600m・2歳新馬戦2着。その後は精彩を欠いて園田移籍後も着外の連続。岩手へ新天地を求めてきた。
初戦はマイナス13キロの397キロで臨んだが、芝適性を存分に発揮。3コーナーまで最後方にいたが、満を持してスパートをかけると素早く反応。鮮やかな直線一気を決めた。
今度は最低でも中団につけると思うが、その場合に上がり34秒8の脚を再現できるか。そこに不安点があり、逆転筆頭とした。
ラブミーリルは前走こそ札幌芝2000mで10着だったが、それ以前は毎回のように上位争い。盛岡芝と同じ札幌、函館の洋芝で残した実績だから心強い。加えて先行力もあるのが武器だが、盛岡芝は特殊コース。アッサリか、はたまた凡走かの▲評価に落ち着く。
コスモロングソードは盛岡芝未勝利だが、適性は引けを取らない。前走は1枠に入り、一完歩遅らせて外に進路を変更。そのロスがあったため直線伸びながらも0秒1差3着にとどまった。しかし今回は大外を引き当てたのが好材料。道中スムーズに運べれば単まで可能。
エイプリルラヴは盛岡芝1600mの持ちタイム一番。しかも休み明け3戦目と走り頃を迎えたのが不気味。あとはカグニザントの芝適性も軽視できない。
◎⑨マイネルテンクウ
〇⑥ブライテストムーン
▲④ラブミーリル
△⑪コスモロングソード
△⑩エイプリルラヴ
△⑤カグニザント
<お奨めの1頭>
7R ホープトウショウ
中央未勝利から初戦2着だったが、相手が強すぎた。2戦目を順当勝ちし、走破タイムも優秀。弾みつけて連勝態勢
★重賞・岩手県知事杯OROカップ/ロゾヴァドリナが連覇
芝1700m、今季の芝チャンピオンを競う重賞『岩手県知事杯OROカップ』。ここまでの3歳と古馬の芝重賞の勝馬が全て揃うという好メンバーに注目が集まりましたが、勝ったのは昨年のこのレースの覇者・ロゾヴァドリナでした。
2月以来の実戦という事の影響も感じさせない力強い走りを見せたロゾヴァドリナ。これで盛岡の芝では4戦3勝2着1回。ナターレに続いての連覇達成となりました。鞍上の吉原寛人騎手はそのナターレでの2勝に加えてのOROカップ3勝目です。
●11Rの買い目
馬単(7)=(1)、(7)=(6)、(1)=(6)、(7)→(10)、(7)→(4)
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★オッズパークLOTO 5重勝/9月26日(対象8R~12R)
8R/評価A: 7番 評価B: 2番 穴:10番
9R/評価A: 7番 評価B: 9番、10番 穴:2番
10R/評価A: 7番 評価B: 6番、9番 穴:10番
11R/評価A: 7番 評価B: 1番、 6番 穴:10番
12R/評価A: 2番 評価B: 1番、 6番 穴:8番
先週18日(日)、高橋悠里騎手(鈴木七郎きゅう舎・水沢)が第2Rでキョウビジンに騎乗。単勝1番人気に応え、余裕の逃げ切りで1着。地方競馬通算500勝を達成した。
高橋悠里騎手は山本聡哉騎手と同期で2005年デビュー。2008年に早々と100勝を突破。同年にマカオで行われた国際見習騎手招待競走へ遠征。トーホウライデンとのコンビで岩鷲賞、青藍賞の重賞2勝をマークした。まさに順風満帆だったが、同じ年に頭部骨折で長期休養を余儀なくされた。
続いて2011年も落馬で肩甲骨骨折と左肩脱臼。また昨年7月から約8ヵ月間にわたって韓国ソウル競馬場で騎乗。399戦26勝の成績を残したが、これは海外騎乗なのでカウント外。500勝達成まで11年かかったのは以上の理由も大きかった。
高橋悠里騎手「落馬ケガで2度の長期休養、韓国遠征などもあって思った以上にかかりました。帰国当初は日本の競馬にとまどったのも大きかったかもしれません。
先週時点であと1勝に迫り、昨日達成できるかなと思っていましたが2着。今日の早いレースで達成できてホッとしました。
デビュー当時を考えると500勝達成は考えられなかったが、同期の(山本)聡哉騎手は倍の1000勝していますからね。
ですが、焦ることなく一戦一戦を大事に乗り、次は1000勝を目指したい。このペースだと10年後ですかね(笑)」
本人は否定するが、周囲の評価は『天然』。ボケをかますケースも多いが、ここ一番での思い切りの良さ、集中力には定評がある。10年後と言わず、5年で達成してほしい。
24日メインはA級二組・B1一組による混合戦「長月特別」(盛岡ダート1600m)。各馬が一長一短なら、安定度でリードするジャーグラットが主軸に落ち着く。
7ヵ月の休養を経て今年4月に復帰。8戦4勝2着2回3着1回と馬券対象から外れたのは一度のみ。前走も先手を取り、余裕の逃げ切りを決めた。時に取りこぼしもあるが、軸の見方では一番。
ニーマルキングは中央芝1勝、盛岡での芝条件交流1勝。転入前の格付けは500万下だったが、1000万下に在籍した。
ダート対応もデビュー戦の東京ダート1600m2着なら、おそらく大丈夫。移籍直前のレースで落馬競走中止のアクシデントがあったが、その影響もないとのこと。アッサリ首位まで十分。
ドリームファイアはここ2戦は大敗だったが、コースに敗因を求めたい。盛岡に替わると反応が一変し、2勝とも強いの一語。しかも1600mがベストの距離。狙い妙味だ。
トーホウパルサーは中央ダート1800m1勝、金沢1戦2着1回から転入。揉まれるとモロさを出すが、スンナリなら渋太さを発揮するタイプ。好枠を引き当てた。
スマートレジェンドは南関東C1から転入。A・B1混合2戦4、3着と堅実なタイプ。軽視できない。クライフォザムーンは前走流れにも恵まれたが、2着確保した。
◎②ジャーグラット
〇⑩ニーマルキング
▲⑤ドリームファイア
△③トーホウパルサー
△⑥スマートレジェンド
△⑫クライフォザムーン
<お奨めの1頭>
8R ハコダテキミコ
転入初戦を好タイムで完勝。メンバー強化感もなく、同じ1200m戦なら連勝ほぼ確実