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6/23柏林賞回顧

2024年6月24日(月)

タカラキングダムがダービー馬の力を示す

 6月23日(日)には重賞・柏林賞(4歳オープン)が行われ、障害2番手で越えたタカラキングダムが、逃げ粘るクリスタルゴーストを差し切り、4歳シーズン一冠目を制しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.クリスタルゴースト(690) 16.4
 2.キタノミネ(690) 69.4
 3.スーパーチヨコ(670) 24.8
 4.ジェイヒーロー(690) 46.3
 5.キョウエイプラス(700) 33.1
 6.タカラキングダム(710) 5.9
 7.ホクセイタイヨウ(710) 4.3
 8.アシュラダイマオー(690) 109.3
 9.サクラヤマト(690) 5.4
 10.マルホンリョウユウ(720) 2.0

 単勝1番人気に支持されたのは昨季の二冠馬マルホンリョウユウ。前走A1特別を快勝して4歳馬唯一のオープンに昇級しており、トップハンデながら2.0倍と高い支持を集めました。3歳三冠ですべて2着の実績があり、出走10頭全馬が対戦した前哨戦・ライラック賞を勝利したホクセイタイヨウが4.3倍で2番人気。今季7戦6勝、2着1回の上がり馬サクラヤマトが5.4倍で3番人気。ばんえいダービー馬タカラキングダムが5.9倍の4番人気で続きました。

 第1障害を先頭で越えたのはクリスタルゴーストで、その勢いで後続に差をつけましたが、ひと息入れたところでマルホンリョウユウ、サクラヤマト、ジェイヒーローが位置取りを上げてきます。中間点を過ぎてからはホクセイタイヨウも先行勢に加わりましたが、わずかにマルホンリョウユウが先頭で第2障害下に到達。ここまで43秒というペースで進みました。
 第2障害では、マルホンリョウユウが最初に仕掛けますが、登坂途中でひと息。これを見るように後続が仕掛けると、その中からクリスタルゴーストがひと腰先頭でクリア。じっくり溜めたタカラキングダムがすんなり2番手で通過し、差なくジェイヒーロー、立て直したマルホンリョウユウ、キタノミネと続きました。
 障害を降りた勢いのままタカラキングダムが追い上げると、残り20メートル過ぎでクリスタルゴーストを並ぶ間もなく交わし去って先頭でゴール。クリスタルゴーストもしっかりと歩いて2着。2頭から離れた3着には1番人気のマルホンリョウユウが入りました。

 勝ったタカラキングダムは、ナナカマド賞、ばんえいダービーに続いて世代最多となる重賞3勝目。ひとつ上の世代(現5歳世代)には、ここまで重賞8勝のキングフェスタという断然の存在がいますが、この世代は群雄割拠。今回の勝利でタカラキングダムが一歩リードしましたが、9月22日に行われる二冠目の銀河賞も別定重量で争われるだけに、ハンデ次第で再度混戦となりそうです。
 また管理する村上慎一調教師は柏林賞初制覇。手綱を取った金田利貴騎手は、自身の重賞初制覇となった21年ゴールドハンター以来となる2度目の柏林賞制覇となりました。

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金田利貴騎手「自己条件で騎乗できないことも多かったですが、それでもこのような舞台で乗せてくれた関係者の皆さまに感謝します。ここ最近の馬場の感じと、ぱらぱらと雨が降ってきて時計が早くなっていたので、チャンスだなと思いました。まずまずのスタートを切れて、道中は気難しいこともあるんですけど、今日は障害に近づくにつれて前向きになってくれたので良いなと思いました。重賞なので(降りてからの)切れはいつもよりはなかったですが頑張ってくれました。常に世代で上位争いをしてくれる馬なので(二冠目、三冠目も)頑張りたいと思います」

柏林賞 予想結果

今週は2名が的中!

(編集部より)7月8日11時50分ごろまで、集計が誤っておりました。申し訳ございません。現在は修正されています。

今年度の予想対決第4Rは柏林賞。第2障害を先頭で越えたのは単勝5番人気のクリスタルゴーストでしたが、2番手でクリアした4番人気のタカラキングダムが残り20メートル過ぎで交わして4歳シーズン一冠目を奪取しました。予想対決は荘司さん、矢野さんの2名が的中。特にクリスタルゴーストを本命に挙げた荘司さんは馬複を的中し、大幅なプラス収支となりました。

荘司:馬複1000円的中! 収支+25,900円
矢野:ワイド800円ダブル的中! 収支+1,040円

【集計】投資額 6,000円×4R=24,000円

 荘司  +7,900円
 斎藤  +200円
 矢野  -11,160円
 目黒  -13,950円
 赤見  -15,600円
 須田  -24,000円
---------------------------------------
 紅組  -21,650円
 白組  -34,960円

6/23柏林賞予想 荘司典子

2024年6月22日(土)

重賞初挑戦、クリスタルゴーストに期待

 ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞を制したマルホンリョウユウ。ヤングチャンピオンシップ、翔雲賞を制したキョウエイプラス。ナナカマド賞、ばんえいダービーを制したタカラキングダム。アシュラダイマオーはイレネー記念、スーパーチヨコは黒ユリ賞。と、重賞ウイナーたちが揃って争われる柏林賞。重賞で勝ち馬が目まぐるしく変わるこの世代はいまだに混戦模様とみて、重賞初挑戦の2頭に本命・対抗を打ってみました。

 クリスタルゴーストは2月から5連勝と飛躍。3月16日のオープン・クリスタル特別を勝ち、4月27日のすずらん賞ではマルホンリョウユウを下してオープン特別を2勝。その後、障害で手間取り失格のレースがありましたが、前走で立て直して3着。もちろん今回も障害が鍵となりますが、成長力に期待しての本命です。

 相手筆頭もコツコツと勝利を積み重ね、重賞初挑戦のサクラヤマト。以下は重賞ウイナーたちを中心に馬複とワイドで勝負します。

◎1 クリスタルゴースト
○9 サクラヤマト
▲10 マルホンリョウユウ
△6 タカラキングダム
△7 ホクセイタイヨウ
△3 スーパーチヨコ

馬複
1-6,7,9,10 各1000円
ワイド
1-9 1500円
1-3 500円 計6000円

6/23柏林賞予想 斎藤修

能力拮抗の混戦も急上昇サクラヤマト

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎9サクラヤマト
 ○7ホクセイタイヨウ
 ▲10マルホンリョウユウ
 △6タカラキングダム
 △5キョウエイプラス
 △1クリスタルゴースト

 3連単1頭軸マルチ
 9-1,5,6,7,10 100円 計6000円

6/23柏林賞予想 目黒貴子

前走好内容のマルホンリョウユウが決める

 先週の重賞はクリスタルコルドが勝ち、私の本命キングフェスタは最下位と、かすりもしない大ハズレ。ここまではっきりハズレると惜しい!悔しい!という感情はなく、むしろ開き直っていけますよね。さあ前向きにいきますよー。

 しかししかし難しい今回の重賞・柏林賞。4歳の世代重賞です。実績か勢いか。悩ましいですね。

 ◎は実績のあるマルホンリョウユウ。3歳時の世代重賞で二冠を制しました。今回の有力となるホクセイタイヨウには敗れて3着も、重量はこちらが10K重かったのも事実。今回も重量の差はそのままですが、なんと言っても前走が強かった!まだ余裕残しとのことでしたが、あのレースぶりならさらに良くなった今回は期待が持てます。なかなか勝ち切ることができないレースが続いただけに、前走の勝利は良いきっかけになりそうです。

 これが初めての重賞挑戦となる○サクラヤマト。とはいえ、近走の充実ぶりは目を見張るものがあります。常に1番人気に応える成績で、近走で唯一2着に敗れたのは2走前のライラック賞。それでも勝ち馬からは0秒5差で惜敗と言えます。ここでもどんなレースをしてくれるのか楽しみです。

 そのライラック賞で勝った▲ホクセイタイヨウ。こちらも近走は充実しています。これまでも重賞ではいいレースをしてくれているので、ここも重い印になります。

 △にはタカラキングダムとキョウエイプラスを。今回は3連単で勝負します。

◎10 マルホンリョウユウ
○9 サクラヤマト
▲7 ホクセイタイヨウ
△6 タカラキングダム
△5 キョウエイプラス

3連単
10→7,9→5,6,7,9 各1000円 計6000円

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