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3/2ポプラ賞予想 須田鷹雄

2025年2月28日(金)

4歳馬からホクセイハリアーを狙う

 昨年は5歳馬のワンツースリーだったポプラ賞。しかし、過去のレースを振り返ると4歳馬の扱いこそが馬券のポイントのように思う。

2023年は7番人気(4歳馬で人気3番手)のヘッチャラが1着
2022年は6、5番人気(人気上位はすべて5歳)の4歳馬が1、2着
2021年は7、3番人気(4歳馬では人気3、1番手)の4歳馬が2、3着
2020年は4歳馬が4、6、3番人気で1、2、3着
2019年は5番人気(4歳馬で人気最上位)のキタノユウジロウが2着

 といった具合だ。現5歳世代は1年前、ひとつ上の世代に上位独占を許した世代でもあり、なおさら4歳馬を狙う動機にもなる。

 4歳馬で脈がありそうなのはホクセイハリアーとウルトラコタロウ。780キロのライジンサンは3着があるかないかというところだろうし、それよりハンデが厳しいスマイルカナはさらに厳しい。

 人気は☆ウルトラコタロウのほうが上だろうが、過去の4歳馬は「4歳馬の中で人気最上位ではない」という馬も好走しているので、◎ホクセイハリアーを試す。勢いがあってハンデも手ごろな○ジェイホースと、780キロは微妙だが安定感のある▲マルホンリョウユウを相手にとって3連単マルチで。

◎6 ホクセイハリアー
○3 ジェイホース
▲8 マルホンリョウユウ
☆7 ウルトラコタロウ
△9 ジェイヒーロー

3連単2頭軸マルチ
3,6⇔7,8,9 各200円
6,8⇔7,9  各200円 計6000円

3/2ポプラ賞予想 斎藤修

オープン好走の実績でマルホンリョウユウ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎8マルホンリョウユウ
 ◯3ジェイホース
 ▲9ジェイヒーロー
 △2クリスタルゴースト
 △6ホクセイハリアー
 △4タカラキングダム

 馬複
 3-8 2000円
 9-3,8 1000円 計2000円
 3,8-2,6 500円 計2000円

今週の見どころ(3/1~3/3・3/2 ポプラ賞)

2025年2月27日(木)

 今季のばんえい十勝は残り3週で9日間。3月2日にはポプラ賞、9日はイレネー記念、シーズン最終日の16日はばんえい記念と、毎日曜日には重賞が行われます。2日(日)に実施されるポプラ賞は、明け4歳と5歳の混合戦。今季の4歳シーズン(明け5歳)三冠は、タカラキングダムが全制覇し、夏の同じ2世代混合重賞・はまなす賞も勝利。対する3歳(明け4歳)は三冠の勝ち馬がすべて異なる混戦でした。毎年ハンデ差も大きい重賞ですが、将来のばんえい競馬を担う若馬たちの激闘に注目です。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…なし
5重勝単勝式…なし

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【第24回開催4日目】
 3月1日(土)のメイン第11レースには、ラビッツプラネット杯(A2級-1組・19:30発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催のA2級-1組はB1級混合のアメジスト特別で、上位3頭はここにも参戦しています。
 ◎コマサンタカラは、A2級-1組の特別戦(混合戦を含む)を今季5戦して1~5着各1回とすべて掲示板内を確保しています。1着は馬場水分1.4%の新雪特別で、同0.6%だった吹雪特別は4着とはいえ勝ち馬とはコンマ6秒差の惜敗。アメジスト特別(同2.3%)は9番人気の伏兵サクラヤマトが制しましたが、今回の馬場なら前走2着から巻き返しが可能。
 ○ローランドは、アメジスト特別がA2昇級初戦ながら3着といきなり好走。軽めの馬場が向いた可能性は否定できませんが、7戦連続馬券絡みと充実しています。追いかける手でしょう。
 ▲サクラヤマトは、吹雪特別の9着に対しアメジスト特別は1着だけに、馬場は軽いほうが歓迎でしょう。ただ賞金ハンデ10キロ増でも勝ちきった前走を評価したいです。
 △マツノタイガーは、吹雪特別3着、アメジスト特別6着。重めの馬場で反撃がありそうです。

【第24回開催5日目】
 3月2日(日)のメイン第11レースには、第46回ポプラ賞(4歳・5歳混合・19:30発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 オープン馬には今季の収得賞金280万円につき10キロの賞金ハンデが課され、4歳シーズン三冠馬タカラキングダムの810キロから、B1級の牡馬2頭の740キロまで最大70キロ差つきます。
 注目は賞金ハンデがそこまで課されていないオープン馬。◎マルホンリョウユウは、定量で争われる4歳シーズン三冠の最終戦・天馬賞では、タカラキングダムに差されたとはいえ2着に踏ん張っています。当時の着差はわずか2秒7。今回の30キロ差を考えれば雪辱に期待できます。
 ○ライジンサンは、今季のばんえいダービー馬。夏のはまなす賞にも出走しており、そのときは10着でしたが、時間をかけて立て直され、ばんえいダービー制覇につなげました。明け4歳馬にとって700キロ台後半の重量は厳しいですが、メドの立つ走りを期待したいところ。
 ▲ジェイホース△ジェイヒーローは、天馬賞では各3、4着ですが、A1級馬のため賞金ハンデが課されません。タカラキングダムと50キロ、マルホンリョウユウと20キロ差つけば好勝負に持ち込めそうです。
 △ホクセイハリアーの740キロは、ばんえい大賞典を制した実績を考えれば恵まれています。3着くらいはあっても。

【第24回開催6日目】
 3月3日(月)のメイン第11レースには、サッポロビール杯(A1-1組混合・19:40発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 オープンとA1級の混合戦。アアモンドキーマンが回避しての9頭立てです。
 ◎コマサンブラックは、今季苦戦続きでしたが、年明け後の4戦は5、2、2、8着と動きが良くなっています。3走前のオープン-2組・睦月特別では障害ひと腰から2着に粘りました。格下相手の特別戦なら主役で通ります。
 ○センリョウボスは、前走が準重賞・ウインターカップで7着ですが、相手が強すぎました。2走前には平場戦とはいえA1級混合を勝っており、巻き返しに期待。
 A1級馬では▲ダイリンファイターが筆頭格。障害が立て直された近走は安定感さえ感じさせます。
 △スイは、近5走で2着3回とスランプを脱した感も。特に2走前の牝馬重賞・ヒロインズカップではサクラヒメには完敗でしたが、ダイヤカツヒメ、シンエイアロイらに大きな差をつけての2着は価値があります。決め手はここでも通用しそうです。

今週の見どころ(2/22~2/24)

2025年2月20日(木)

 今週からばんえい十勝は準ナイターとなり、薄暮開催だった先週までより時間を繰り下げての実施となります(詳細はこちら)。
 この3日間に重賞は組まれていませんが、24日(振・月)のメインには、定量500キロでのスピード路線の決勝戦・スピードスター賞が行われます。今年で15回目(11年の第1回のみスピードスターファイナルとして実施)。超軽量で変わり身を見せる馬はもちろん、第1回を制したフクドリは帯広記念、第2回、第4回と勝ったオイドンは岩見沢記念でも勝利。第11回、第12回と連覇したメムロボブサップは先日のチャンピオンカップで重賞22勝目をマークと、いわば二刀流の活躍を見せる馬も。どれだけ速い勝ち時計が出るかにも注目です。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…79万6,810円
5重勝単勝式…なし

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【第24回開催1日目】
 2月22日(土)のメイン第11レースには、然別賞(オープン・19:30発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 ばんえい記念前、最後のオープン特別戦は、メムロボブサップが回避しての9頭立てです
 ◎ヘッチャラは、準重賞・ウインターカップでは3番人気で8着でしたが、障害はひと腰で越えており、詰めを欠いたとはいえ悪くない走り。780キロだった前走から15キロ軽くなるのは歓迎で巻き返すチャンス。
 ○クリスタルコルドは、重賞のチャンピオンカップ3着。30キロ差あってもメムロボブサップに並びかけることさえできませんでした。若い6歳でばんえい記念へ出走するかは分かりませんが、同世代でこの馬より古馬戦で実績がないオーシャンウィナーと同じハンデなのは恵まれています。
 ▲オーシャンウィナーは、キングフェスタが回避したとはいえウインターカップを逃げ切って快勝。今回は相手強化で賞金ハンデが10キロから15キロになるのも不利ですが、克服できる地力は備えています。
 △インビクタは、4頭立てだったとはいえ2走前の柏林馬事公苑特別(オープン-1組)でオーシャンウイナーに先着しての2着があります。流れが落ち着けばここでも軽視できません。

【第24回開催2日目】
 2月23日(祝・日)のメイン第11レースには、雪月花特別(A1級-2組・19:30発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前走がA1級のオーナーズクラブ杯だった馬が有力。
 ◎ヤマトタイコーは同レース3着で、またもや勝ち切れませんでした。しかし前走の勝ち馬で、近走A1級の特別戦で逃げて好勝負を続けていたアアモンドキーマンがオープンへ昇級。戦いやすくなるのは間違いのないところ。
 ○マルホンリョウダイは、オーナーズクラブ杯でメンバー最先着の2着。ヤマトタイコーと同様、この条件の上位常連で、こちらもひと押しきけばいつ勝っても不思議ありません。
 ▲ジャパントップは、同7着でしたが、3走前の昇級初戦(2組の平場戦)で1着マルホンリョウダイから4秒4差の4着に健闘しています。クラスにも慣れてそろそろ出番があっても。
 △トワトラナノココロは、特別戦にあまり良績がありませんが、2組のメンバーに入れば力差は感じません

【第24回開催3日目】
 2月24日(振・月)のメイン第11レースには、準重賞・スピードスター賞(4歳以上選抜・19:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 10月の疾風賞、12月の地吹雪賞の2つの予選上位馬による定量500キロ路線の決勝戦です。
 ◎サクラヒメは、22年疾風賞、23年地吹雪賞、24年スピードスター賞、疾風賞と同条件で4戦して無敗。今季の疾風賞は、2着がこの馬が競走除外だった23年スピードスター賞を制したキングフェスタ、3着は24年スピードスター賞3着ツガルノヒロイモノとハイレベルな一戦。そこを勝ち切ったとなれば期待せずにはいられません。
 ○キングフェスタは、持ち時計ナンバーワン。今季の疾風賞は追い比べを演じたサクラヒメとともに後続を突き放しコンマ4秒差の2着。負けて強しでした。当然相手候補の筆頭です。
 ▲ブラックサファイアは、地吹雪賞の勝ち馬。メンバーに恵まれた印象はありましたが、逃げ切って完勝でした。スピードスター賞では2年連続2着なだけに、期するものがあるはず。
 疾風賞3着△ツガルノヒロイモノを押さえに。

2/16チャンピオンカップ回顧

2025年2月18日(火)

メムロボブサップが断然人気に応える

 2月16日(日)には重賞・チャンピオンカップ(4歳以上選抜)が行われ、メムロボブサップが単勝1.4倍の圧倒的人気にこたえ逃げ切りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.キングフェスタ(810) 3.9
 2.リュウセイペガサス(790) 149.3
 3.メムロボブサップ(840) 1.4
 4.タカラキングダム(810) 28.0
 5.クリスタルコルド(810) 8.8
 6.コウテイ(820) 16.0
 7.ホクセイハリアー(750) 71.8
 8.スマイルカナ(780) 54.7
 9.インビクタ(810) 36.0
 10.ミュウ(730) 119.7

 前走帯広記念で2着と今季初の黒星となったメムロボブサップは、今回最大110キロ差のトップハンデと厳しい条件でしたが、22年にこのレースと勝った時と同じ840キロ。帯広記念で先着を許したコウテイとは30キロから20キロ差に縮まったこともあり、単勝1.4倍と今回も人気を集めました。昨年9月に復帰後8戦4勝、2着4回と充実ぶりがうかがえるキングフェスタが3.9倍で2番人気。シーズン後半は1勝止まりも、今季重賞2勝のクリスタルコルドが8.8倍の3番人気。以下、単勝二けた以上の人気となりました。

 メムロボブサップとキングフェスタがほとんど同時に第1障害を先頭で越え、クリスタルコルド、ホクセイハリアーが追走。コウテイも位置取りを上げてきます。トップハンデをものともせずメムロボブサップが先行しますが、中間点を過ぎたあたりから後続が徐々に差を詰めると、そのなかからホクセイハリアーがわずかに先頭で第2障害下に到達。前半は58秒というペースで進みました。
 第2障害ではホクセイハリアーが最初に仕掛けますが、1、2歩進んだところでひと息。これを見てメムロボブサップが仕掛けると障害の天板で膝を折りましたが、すぐに立て直して先頭でクリア。クリスタルコルドがひと腰2番手で続き、以下、ホクセイハリアー、コウテイ、インビクタの順で障害を越えていきます。
 メムロボブサップは降りた勢いでクリスタルコルドを引き離します。トップハンデとあって最後は後続との差は縮まりましたが、止まらず歩き切って先頭でゴール。粘るクリスタルコルドにコウテイが差を詰めるところ、離れた障害6番手から一気に追い込んできたキングフェスタがゴール前で2頭を交わしますが、ゴール線上で一杯に。クリスタルコルドとコウテイもゴール線上で一杯になると、立て直したキングフェスタが2着。クリスタルコルドも立て直して3着に入りました。

 勝ったメムロボブサップはこれで今季10戦9勝、2着1回。チャンピオンカップは22年以来2度目の勝利で、重賞は通算22勝目となりました。この勝利で通算収得賞金が9135万7500円となり、年度末の大一番・ばんえい記念を勝てばスーパーペガサス以来、史上8頭目の"1億円ホース"誕生となります。なお手綱を取った阿部武臣騎手はこの勝利で通算2200勝となりました。

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阿部武臣騎手「(帯広記念から)調子良く来ていました。若馬もいたので少しペースが速く、(トップハンデで)辛いところもありましたが、よく頑張ってくれました。(第2障害の)天板で膝を折りかけましたが、よく踏ん張ってくれました。今日は一生懸命頑張ってくれましたが、ゴール前までギリギリのラインでした。(ばんえい記念は)去年は(2着と)悔しい思いをしたので、このまま調子良くいって、今年は優勝したいと思っています」

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