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2025年2月 アーカイブ

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2/9黒ユリ賞予想 須田鷹雄

格上位馬から軽馬場向くサッコ

 大雪で調教スケジュールがだいぶ狂ったようだが、その影響については正直私のような立場では分からないし、考えてもきりがない。ここはストレートに予想したい。

 定量戦になることで、基本的には格上重視の予想にならざるをえない。通算賞金上位の2頭、キョウエイカスミとサッコの2択だが、ここは積極的に仕掛けられるぶん◎サッコでいく。負担重量が重くなるところに不安があったようだが、馬場が軽くなったことで相殺されると考える。馬格のある馬だし、そもそも負担重量についても深刻に考える必要はないという可能性もある。

 ○キョウエスカスミも末脚がしっかりしている馬なので、障害を切るまでに離されなければ逆転も十分。この2頭の絡みを買うということは配当はあまりつかないので、▲以下は計3頭のみとする。◎○の1、2着と、◎1着○3着の3連単で。

◎9 サッコ
○5 キョウエイカスミ
▲4 ホクセイヒラリ
☆10 ウンカイマジック
△1 パワフルクィーン

3連単
5,9→5,9→1,4,10 各800円
9→1,4,10→5   各400円 計6000円

今週の見どころ(2/8~2/10・2/9 黒ユリ賞)

2025年2月 6日(木)

 9日(日)のメインには、明け3歳牝馬による重賞・黒ユリ賞が組まれています。2日に行われた3歳牡馬の翔雲賞は、4番人気スターイチバンが勝ち、2着は9番人気のココロノニダイメ。人気を集めたトップハンデの2頭は3、5着に敗れる波乱となりました。今回は定量660キロでの争いで4年連続で1番人気が勝利。しかし24年は6勝馬(今年の最多勝は5勝のサッコ)がおり、17~23年には出走できなかった2勝馬が3頭と混戦といえる組み合わせ。前週と同様波乱に終わる可能性もあるかもしれません。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…32万2,630円
5重勝単勝式…601万6,920円

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【第23回開催1日目】
 2月8日(土)のメイン第11レースには、如月特別(B1級-1組・18:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催にはB1級の特別戦は組まれておらず、1月20日のガーネット特別(1組)以来の実施です。
 ◎ウルトラコタロウは、ガーネット特別の2着馬。B1昇級初戦だった3開催前(1月9日)のオリオン特別がしぶとく歩いてサクラジョージの2着で、続けての連対でした。前走は4歳オープン・白雪賞で格上ミチシオの4着と悪くない走り。3度目の1組特別挑戦で勝利をつかむか。
 ○エムタカラは、ガーネット特別5着をはじめB1級-1組の特別戦で出走機会として、7走続けて掲示板に載っています。前走は平場戦とはいえA2級相手に勝利。B1級でのキャリアは長く、そろそろ順番がまわってきても。
 ▲コマサンリキは、B1昇級2走目の初夢特別(1月2日)3着、ガーネット特別4着と続けて惜敗。ガーネット特別は2着争いが4頭による接戦で、2着ウルトラコタロウとのコンマ7秒差なら展開ひとつ。
 △ジェイアースは、B1昇級後すべて平場戦に出走し【3-2-2-2】と堅実な走り。障害のキレはよく、特別戦でもやれそうです。

【第23回開催2日目】
 2月9日(日)のメイン第11レースには、第50回黒ユリ賞(3歳牝馬・18:25発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 ◎サッコは、この世代の牝馬として目下最多の5勝をマーク。父ブラックシシ譲りのスピードが武器ですが、馬場のロータリーハローがけの範囲が広くなった近2開催の3歳A級-1組でも3、1着と進化を示しています。4年連続で十勝産駒が勝利しており、この馬も続くか。
 ○キョウエイカスミは、半兄が23年の翔雲賞馬キョウエイプラス。8戦続けて馬券絡みがありませんが、白菊賞1着、いちい賞2着など牝馬オープンで活躍し、前開催の3歳A級-1組では、牝馬として1着サッコに次ぐ5着。ここなら侮れません。
 ▲ホクセイヒラリは、今季牝馬の新馬勝ち第1号。しかし2勝目が2開催前の3歳A級-3組と勝ち切れないタイプですが、叔母が21年の黒ユリ賞馬イオンという血統面を含め注目です。
 △マツサンブラックは、白菊賞3着、いちい賞1着という実績馬。近走成績は冴えませんが、ノーマークにはできません。

【第23回開催3日目】
 2月10日(月)のメイン第11レースには、アメジスト特別(A2級-1組混合・18:45発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 A2級とB1級の混合で、4歳と5歳が出走10頭7頭を占めています。
 しかし注目は7歳馬◎コマサンタカラ。今季A2級-1組の特別戦で5、3、1、4着と崩れなし。前開催が世代限定の特別戦だったA2級据え置きの5歳馬は自己条件ではひと息の面々。格下B1級もいるここなら引き続き勝ち負けです。
 10歳馬○マツノタイガーは、年明けのA2級-1組の特別戦で3、3着と好調。2開催前の吹雪特別(1月20日)では障害で苦戦しましたが、前半で無理をしなかったぶん余力があり、コマサンタカラらとの3頭横一線の優勝争いを繰り広げました。評価は互角以上。
 ▲トウケイレーヴは、前走のダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)で3着に健闘。今回のB1級馬では実績最上位といえ、A2級馬とのハンデ差をいかせば見せ場以上も。
 △ローランドは、ダイヤモンドダスト賞では早め先頭から押し切る強い競馬。ただこの勝利でB1からA2へ昇級したため割引が必要でしょう。

2/2翔雲賞回顧

2025年2月 4日(火)

スターイチバンが接戦を制す

 2月2日(日)には重賞・翔雲賞(3歳牡馬オープン)が行われ、単勝4番人気のスターイチバンがゴール前の接戦を制し、重賞初制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.アルイテイコウ(640) 7.9
 2.スターイチバン(640) 16.0
 3.ホクセイテンリュウ(640) 49.0
 4.ココロノニダイメ(640) 70.3
 5.ウンカイダイマオー(650) 52.3
 6.ビックコンボ(640) 123.1
 7.キョウエイエース(660) 3.8
 8.スーパーシン(660) 1.5
 9.アバシリタカラコマ(650) 16.3
 10.スタージャガー(650) 28.6

 明け3歳牡馬による重賞に10頭が参戦。2歳シーズン二冠目・ヤングチャンピオンシップを圧勝し、目下3連勝のスーパーシンが今回は最大20キロ差のトップハンデながら単勝1.5倍と圧倒的1番人気。そのヤングチャンピオンシップは4着も、ナナカマド賞制覇などスーパーシンとともに7勝を挙げる実力馬キョウエイエースが3.8倍で2番人気。前走3歳A-1戦で2着と調子を上げてきたアルイテイコウが3番人気、前走の馬体重が出走メンバーで最も重い1066kgと成長うかがえるスターイチバンが4番人気で続きました。

 スターイチバンが勢いよく第1障害を先頭で越え、アルイテイコウが差なく追走。ホクセイテンリュウも降りてから位置取りを上げてきます。道中はスターイチバンとホクセイテンリュウがかわるがわる先頭を進み、人気のスーパーシンがそれを見るようなかたちで続きます。降雪があった前週とは打って変わって馬場水分は1.0%と重めの馬場で各馬慎重に息を入れながら進み、ホクセイテンリュウがわずかに先頭で第2障害下に到達。ここまで53秒というペースで進みました。
 第2障害ではスターイチバンが最初に仕掛け、すんなりひと腰先頭でクリア。スーパーシンが2番手で続き、その後はホクセイテンリュウ、キョウエイエース、アルイテイコウという順で障害を越えていきます。
 障害を降りた勢いでスーパーシンが徐々に前との差を詰め、残り20メートルで先頭に替わります。しかし、残り10メートルを過ぎたあたりからスーパーシンの脚色が鈍くなり、ゴール前で一杯になると、止まらずに歩いたスターイチバンがこれを交わして先頭でゴール。離れた障害6番手から追い上げた9番人気のココロノニダイメが2着に入り、立て直したスーパーシンは3着。人気を分けたキョウエイエースは5着という結果になりました。

 勝ったスターイチバンは、5月のデビューから3連勝で2歳A-1戦を勝利。その後夏場は1度しか使えませんでしたが、11月に復帰後、2戦目から3着以内の好走を続け、今回は1077kgとさらに馬体を増やし、重賞初挑戦ながらスーパーシン、キョウエイエースの2強を破っての制覇となりました。年度末の大一番・イレネー記念は定量戦となりますが、その雄大な馬格から引き続き好勝負に期待です。

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西 謙一騎手「春と比べてだいぶ乗りやすくなっていたので、そこが一番良かったと思います。こちらの言うことを聞いてくれるようになっていました。(重量について)みんなが同じような重量なので、その点は大して気にしていませんでした。(ポジションは)思ったとおり、先生からの指示通りに前でレースを運べました。(第2障害を降りてからも)最後までしっかり歩いてくれたので良かったです。春からずっと体が大きかったですし、それに併せて成長分もあるので、まだまだ楽しみのある馬です」

翔雲賞 予想結果

2025年2月 3日(月)

今週は矢野さんの単独的中に

今年度の予想対決第22Rは翔雲賞。断然人気のスーパーシンが障害2番手から先に越えたスターイチバンを残り20メートル手前で交わして先頭に立ちましたがゴール前で一杯に。最後まで止まらずに歩いたスターイチバンが先頭でゴールしました。離れた障害6番手から追い上げた9番人気のココロノニダイメが2着に入り、波乱の決着。立て直したスーパーシンは3着でした。予想対決は二強の一角キョウエイエースが5着に敗れたこともあり、スーパーシンを軸に指名した矢野さんの単独的中となりました。

矢野:ワイド500円ダブル的中! 収支+1,450円

【集計】投資額 6,000円×22R=132,000円

 赤見  +33,400円
 斎藤  +1,460円
 荘司  -20,900円
 矢野  -21,980円
 須田  -49,740円
 目黒  -95,100円
---------------------------------------
 白組  -70,260円
 紅組  -82,600円

2/2翔雲賞予想 荘司典子

2025年2月 1日(土)

キョウエイエースとスーパーシンが並び立つか

 先週は810キロだったサクラヒメが断然人気に応えて快勝。800キロ以上の負担重量馬のヒロインズカップ勝利は2011年のフクイズミ以来14年ぶり、レース史上2頭目の快挙。斤量差を理由に不安視した自分が恥ずかしいです。サクラヒメ、お見事でした。

 さて、気を取り直して3歳重賞・翔雲賞の予想に参りましょう。ばんえい2歳シーズン三冠の一冠目ナナカマド賞を制したキョウエイエース、二冠目ヤングチャンピオンシップを制したスーパーシンの2頭が上位を形成。3月に行われる三冠目イレネー記念へ向けて、次につながる良い戦いを見せて欲しいところです。

 とはいえまだまだ成長途上の明け3歳馬たち。馬体重を見ても秋のナナカマド賞の頃から比べると3、40キロ、中には50キロ以上増えている馬もいて、数字を見るだけでも成長をひしひしと感じることができ、愛おしくなりますね。

 各馬、数字だけではなく心身ともに成長しているこの時期。巻き返しも充分考えられるので、馬券は着順が入れ替わった場合も考え、3連複で勝負することにします。

◎7 キョウエイエース
○8 スーパーシン
▲9 アバシリタカラコマ
△10 スタージャガー

3連複
7-8-9
7-8-10 各3000円 計6000円

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