ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« 2024年8月 | メイン | 2024年10月 »

2024年9月 アーカイブ

1234

今週の見どころ(9/28~9/30)

2024年9月26日(木)

 年間25開催で実施されているばんえい十勝は、今週からの第13回開催で折り返しとなります。30日(月)に組まれている秋桜賞は、11月3日に行われる3歳二冠目・ばんえい菊花賞の前哨戦です。なお次開催・10月13日のナナカマド賞からは2歳重賞もスタートします。
 29日(日)には帯広競馬場にて、『オッズパークpresentsガールズケイリンDAY 2024 in帯広競馬場』が行われます。今年の女子オールスター競輪ファン投票にて2位となった日野未来選手をはじめ4選手が来場し、エキシビションレースへの騎乗やトークショーなどを行います。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…2万2,120円
5重勝単勝式…27万9,370円

帯広競馬場コースの砂の入れ替えを実施します(詳細はこちら

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら
※オッズパークのキャンペーン情報についてはこちら

【第13回開催1日目】
 9月28日(土)のメイン第11レースには、ペルセウス特別(B1級-1組・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 ◎エムタカラは、3開催前の涼風特別(B1・B2級混合)が2番人気で2着。人気薄の馬に振り切られましたが、切れ味を発揮し見どころ十分。1開催休んでのB1昇級初戦だった前開催は平場の4組で勝利。近2走でこのクラスで通用する力を示しています。今回は賞金ハンデ5キロを課されますが、相手なりに駆けるタイプで大崩れはないでしょう。
 ○ホクショウカップは、昨季A1格付で実績上位。今季降級しても勝ちみに遅いのは変わりませんでしたが、馬場のロータリーハローがけが始まってから5戦2勝、2、3着各1回と上昇。前走は格上A2級混合の特別戦を差し切っており、砂の入れ替えはマイナスには働かないはず。
 ▲ローランドは、涼風特別で逃げて3着。続く一戦5着で、前開催の野分特別(B1・B2級混合)2着からのB1昇級初戦です。前走から重量25キロ増でも、充実しており突破できそう。
 △ジェイホースは、涼風特別が実質のB1級初戦で5着から、菊月特別(B1・B2級混合)4着、平場の4組・3着と安定。障害巧者で特別戦は向き、前走でコンマ4秒先着されたエムタカラと5キロ差つけば逆転も十分です。

【第13回開催2日目】
 9月29日(日)のメイン第11レースには、ガールズケイリンDAY24(A1級・20:00発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前走が、秋陽特別(A1級)か千樹橋特別(A1・A2級混合)だった馬の対戦。
 相手関係が厳しかった秋陽特別組に注目で、なかでも中心は◎カイセドクター。夏場にオープン混合戦で連対しており、2番人気に推され6着でしたが、2着ヤマノコーネルとは2秒2差で着順ほど負けていません。引き続きチャンスのある組み合わせです。
 ○センリョウボスは、単勝最低人気で逃げ切って波乱を演出しました。7月の旭川記念に挑戦後の2戦が見せ場に乏しかったものの、オープン混合だった2走前の5着が復調の兆しだったのかもしれません。
 ▲ヤマノコーネルは、接戦の2着争いを制しました。障害で苦戦した2走前(8着)を挟んだ4走はすべて馬券に絡んでおり、ここも上位争いが見込めます。
 千樹橋特別組では1着△ホクセイウンカイに期待。前走は格下相手だったとはいえ、勝ちみを覚えたとしたら侮れません。引き続いての鈴木恵介騎手も魅力です。

【第13回開催3日目】
 9月30日(月)のメイン第11レースには、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:15発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 8月25日に実施された4歳混合重賞・はまなす賞を使われていた馬が上位でしょう。
 ◎ミチシオは、7月7日に行われた3歳一冠目・ばんえい大賞典では、ホクセイハリアーとの追い比べの末1秒3だけ先着され2着、はまなす賞は3歳として最先着の5着と世代上位の実力馬です。今回はA2級の負担重量680キロでトップハンデですが、2走前のA1級混合の特別戦で685キロながら障害ひと腰と、克服できる素地はあります。
 ○スマイルカナは、黒ユリ賞を圧勝した2歳シーズンの女王で、イレネー記念でも2着。今季もばんえい大賞典4着、はまなす賞はミチシオに次ぐ6着と牡馬相手に健闘しており、上位争いできるはず。
 ▲ウルトラコタロウは、重賞を5戦してうち4戦が3着と重量が増えるのを苦にしないタイプです。はまなす賞こそ8着でしたが、4歳馬が相手だっただけに度外視可能。
 △ホクセイハリアーはばんえい大賞典馬で、はまなす賞は回避しています。ミチシオとは引き続き10キロ差だけに今回も有力な1頭といえます。

9/22銀河賞回顧

2024年9月24日(火)

タカラキングダムが人気に応え二冠達成

 9月22日(祝・日)には重賞・銀河賞(4歳オープン)が行われ、単勝1番人気のタカラキングダムが優勝。逃げ粘るクリスタルゴーストを離れた2番手の一線から差し切って4歳シーズン三冠に王手をかけました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.キタノミネ(710) 74.2
 2.タカラキングダム(750) 2.4
 3.ホクセイタイヨウ(730) 37.3
 4.サクラヤマト(710) 50.7
 5.クリスタルゴースト(720) 2.8
 6.マルホンリョウユウ(740) 5.1
 7.ジェイライフ(720) 6.7
 8.ジェイヒーロー(720) 119.0
 9.アシュラダイマオー(710) 53.7
 10.スーパーチヨコ(690) 14.5

 4歳シーズンの二冠目。この世代は一冠目・柏林賞、3歳との混合重賞・はまなす賞ともに1着タカラキングダム、2着クリスタルゴーストという結果。今回もタカラキングダムがトップハンデながら単勝2.4倍の1番人気、クリスタルゴーストが2.8倍の2番人気で、人気を分け合いました。3歳二冠馬で柏林賞3着のマルホンリョウユウが5.1倍の3番人気。6月から自己条件4連勝のあと、はまなす賞では3着に入るなど充実のジェイライフが6.7倍の4番人気で続きました。

 サクラヤマトが第1障害をわずかに先頭で越えますが、差なく越えたクリスタルゴーストが先頭に立つと、マルホンリョウユウ、ジェイライフ、アシュラダイマオーらが追走します。第9レースから降り出した小雨の影響もあり、先行馬は軽快に歩を進めます。中間点を過ぎて一旦はアシュラダイマオーが先頭に立ちましたが、クリスタルゴーストが交わして第2障害下に到達。ここまで46秒と比較的速いペースで流れました。
 第2障害で最初に仕掛けたのはジェイヒーローでしたが、登坂途中で止まり、続いたクリスタルゴーストがすんなりとひと腰先頭でクリア。後続は苦戦し、アシュラダイマオー、マルホンリョウユウ、タカラキングダムがほぼ同時に障害を降ります。
 後続に大きなリードをとったクリスタルゴーストですが、残り30メートルで一杯に。立て直してゴールに向かって歩みますが、一気に差を詰めてきたタカラキングダムが残り10メートルを切って並びかけると、ゴール前わずかに差し切って勝利。クリスタルゴーストはコンマ3秒差で、重賞では3戦連続2着。3着には障害6番手から追い上げた牝馬のスーパーチヨコが入りました。

 タカラキングダムは最大60キロの重量差を克服しての勝利で、重賞は通算5勝目としました。三冠最終戦となる1月の天馬賞では、前年度のキングフェスタに続く史上6頭目の4歳シーズン三冠達成も大いに期待できそうです。

成績はこちら
映像はこちら

金田利貴騎手「厩舎の皆さまや、この馬に関わっている人たちに感謝したいです。乗るたびに凄いことばかりしてくれるので驚いています。(今回は)トップハンデだったので厳しいかという気持ちもありました。(道中は)非常に重たそうにしていて、ペースが速くて大変でした。(第2障害を)降りたときに先行馬がかなり前に見えたので届かないかもしれないと思いました。ただ、脚色が鈍ることなく頑張って歩いてくれました。(三冠という)チャンスに乗れることがなかなかないと思いますので、責任を感じながらレースを頑張っていきたいと思います」

銀河賞 予想結果

2024年9月23日(月)

赤見さんが首位に浮上!

今年度の予想対決第10Rは銀河賞。第2障害を離れた4番手で越えた1番人気のタカラキングダムが逃げ粘る2番人気のクリスタルゴーストをゴール前で差し切って二冠達成。予想対決はタカラキングダムを唯一本命に挙げた赤見さんが3連単を的中。大幅なプラス収支で、総合収支でも首位に立ちました。

赤見:3連単1000円的中! 収支+33,200円

【集計】投資額 6,000円×10R=60,000円

 赤見  +38,000円
 荘司  +24,100円
 斎藤  +16,030円
 矢野  -14,460円
 目黒  -49,950円
 須田  -50,900円
---------------------------------------
 紅組  +12,150円
 白組  -49,330円

9/22銀河賞予想 須田鷹雄

2024年9月21日(土)

4強から条件有利のクリスタルゴースト

 一冠目柏林賞の1,2,3着が、はまなす賞の1,2,4着。はまなす賞3着のジェイライフを加えた4頭とその他の間には差がある印象だ。柏林賞を上位人気で大敗した馬はというと、ホクセイタイヨウ(当時2番人気)は久々に加えて今回乗り替わりで強調しづらい。サクラヤマト(当時3番人気)はその後のレースぶりが冴えない。

 あとは「4強」にどう序列をつけるかだ。◎はクリスタルゴーストにする。柏林賞の時点でのハンデ差は▲タカラキングダムに対して20キロ、○マルホンリョウユウに対して30キロ。はまなす賞では両馬に対して20キロで、☆ジェイライフに対しては10キロを与える立場だった。

 今回はタカラキンクダムとのハンデ差が30キロに広がり、マルホンリョウユウに対しては20キロをキープ。ジェイライフとは並びになった。◎にとって有利な状況になったのは明らかだし、ここは最低でも連対を期待したいところだ。

 1頭くらいは配当が伸びる馬を入れるという趣旨で△キタノミネ。堅実さはあるので隣の▲に食い下がっていきたい。ただ馬券としては3着候補でよいだろう。

◎5 クリスタルゴースト
○6 マルホンリョウユウ
▲2 タカラキングダム
☆7 ジェイライフ
△1 キタノミネ

3連単
5→2,6,7→1,2,6,7 各200円
2,6,7→5→1,2,6,7 各200円
5→2,6,7→2,6,7  各200円
2,6,7→5→2,6,7  各200円 計6000円

9/22銀河賞予想 荘司典子

ジェイライフの成長力にかけてみる

 ジェイライフは今シーズンに入って12戦6勝【6-1-2-3】と好成績で、はまなす賞では3着に好走。前走A1混合のポテト特別ではキョウエイリュウやカイセドクターらを相手に、第二障害を先頭で降りるとそのまま後続を寄せ付けずに快勝。6月に馬体重1000キロを超えてからすべて馬券圏内で、4連勝を含む快進撃。確実に力を付けている印象です。

 この世代のばんえいダービー馬・タカラキングダムは、今シーズンに入ってからも6月の柏林賞、8月のはまなす賞を制していて最上位の存在。前走マロニエ賞ではインビクタ、クリスタルコルドをはじめとする歴戦の強豪相手に勝利を挙げていて、今回750キロでも同世代相手なら上位争い必至。

 柏林賞、はまなす賞ともにタカラキングダムの2着だったクリスタルゴーストの健闘、さらにマルホンリョウユウの巻き返しもありそう。

 以上が見解ですが、馬券はジェイライフとタカラキングダムの2頭に絞って勝負。ジェイライフが30キロの斤量差を活かし、タカラキングダムにどこまで迫れるかの1点にフォーカスしてみたいと思います。

◎7 ジェイライフ
○2 タカラキングダム
▲5 クリスタルゴースト
△6 マルホンリョウユウ

馬複
2-7 2000円
ワイド
2-7 4000円 計6000円

1234
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.