12月10日(日)のメインには、4歳以上牝馬による準重賞・レディースカップが組まれています。古馬牝馬にとっての目標レースは、春にカーネーションカップ、冬にヒロインズカップの2重賞と、準重賞の当レース。世代限定で最後の牝馬重賞・クインカップを戦い終えた4歳馬が本格的に牝馬オープンに組み込まれます。昨年は、クインカップ1、2着のサクラヒメ、ミソギホマレがワンツーを決めましたが、今年は両馬が4歳の挑戦を受けて立つ立場に。ほかにも20、21年と連覇したシンエイボブ、18年に4歳で制したナカゼンガキタなども出走予定。新旧対決に注目です。
なお、林康文騎手は、12月4日第12レースで通算50勝に到達。今開催から減量なしでの騎乗となります。
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【第18回開催1日目】
12月9日(土)のメイン第11レースには、射手座特別(A1級-1組・19:25発走予定)が行われます。
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昇級初戦のジェイホースワン以外は、前開催では1組の三国山特別か、オープン混合の平場戦を使われた馬たちです。
◎トワトラナノココロは、3走前のトゥインクルファンファーレ賞(天候・小雨)、近2走のオープン混合の平場戦とすべて2着。以前ほど馬場状態に左右されなくなったのが条件問わず安定している要因といえます。そのためヒーティングが入ってから初の特別挑戦でもさほど心配ないはず。
三国山特別は、メンバー9頭中に4歳が5頭もおり、9歳センリョウボスが1番人気にこたえベテランの貫録を示しました。引き続いて出走する4歳は2着ホクセイウンカイと3着ヤマノコーネル。前走と同じ重量で走れる○ヤマノコーネルが対抗です。中村太陽騎手にとって初の特別戦勝ちとなった9月の菊月特別など同条件(混合戦含む)2勝と実績上位。前走より4歳が少ないここは10キロ減が生きるはず。
▲オールラウンダーは、三国山特別(馬場水分2.1%)で6着。キレよりはパワー勝負型のため馬場が重くなりそうな今回は巻き返してきそうです。
△ホクセイウンカイは、三国山特別でメンバー最先着。しかし賞金ハンデが5キロ増え計10キロとなるため多少の割引きは必要でしょう。
【第18回開催2日目】
12月10日(日)のメイン第11レースには、準重賞・レディースカップ(4歳以上牝馬選抜・19:25発走予定)が行われます。
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賞金別定重量が課されないため、クラスハンデのみで争われます。
◎サクラヒメは、4歳だった昨季に逃げ切って圧勝。続く天馬賞も制し4歳シーズンのチャンピオンになっています。オープン格付の今季は、シーズンはじめこそ経験不足を感じさせましたが、前走の重賞・ドリームエイジカップで古馬オープン初勝利を挙げており、地力強化は確かです。前走より重量が軽くなるのはこの馬だけ。牝馬同士なら負けられません。
未知数なのは初対戦となる4歳馬。○シンエイアロイは、クインカップが1番人気で2着。ゴール前は4頭による大接戦で、懸命に逃げ込みを図りますが、10キロ軽い勝ち馬に差され惜しくも勝ち星を逃しました。また同4着▲ダイヤカツヒメは、5月の3歳以上牝馬による重賞・カーネーションカップでサクラヒメを下しています。今季の4歳の世代レベルを測る面でも両馬の走りに注目です。
4歳が通用しなければ、昨季2着でサクラヒメの5歳ライバル△ミソギホマレや、今年1月に重賞・ヒロインズカップを勝っている△ナカゼンガキタが浮上します。
【第18回開催3日目】
12月11日(月)のメイン第11レースには、ターコイズ特別(オープン-1組・19:30発走予定)が行われます。
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次回の古馬重賞は正月の帯広記念(別定1-b重量・今季の収得賞金220万円につき10キロ増)ですが、年末年始は開催日程が詰まっています。オープンの上位馬は、このレース、17日の師走特別、24日のホワイトクリスマス賞のどれを使って臨むのかにも注目です。
5歳馬◎オーシャンウィナーに期待します。2走前の同条件・オータムカップの2着馬。古馬重賞初挑戦だった6月の北斗賞では障害で苦戦し8着だったことから、少なくとも890キロを課される帯広記念が目標レースとは考えづらく、ここに全力投球できるはず。前走の重賞・ドリームエイジカップは北斗賞と同じ770キロながら2着争いに加わっての4着と、一線級に揉まれながら力もつけています。
○アオノブラックは、岩見沢記念、北見記念と古馬重賞を連勝中。このメンバーでは実績断然で、仕上げ万全でなくても勝ち負けできそう。なお仮にここで勝っても帯広記念のハンデには影響しません。
正月開催には明け5歳の天馬賞も組まれていますが、こちらは定量戦。三冠がかかる▲キングフェスタは、今回乗替わりですが、いいかたちで本番に臨みたいところ。
△インビクタは今回2着以上、△メジロゴーリキは勝つと帯広記念でプラス10キロを課されることになります。ただ、もともと勝ちみに遅いこともあり押さえまで。