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2022年10月 アーカイブ

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10/30北見記念予想 斎藤修

いよいよメジロゴーリキの季節

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎4メジロゴーリキ
 ○3アオノブラック
 ▲2キタノユウジロウ
 △7ゴールデンフウジン
 △10インビクタ
 △5ミノルシャープ

 馬単
 4→3 3000円
 馬複
 4-2,7 1500円 計3000円

10/30北見記念予想 須田鷹雄

この重量ならメジロゴーリキ

 この時期からは◎メジロゴーリキの買い時と言えるだろう。やはり荷物の軽い時期よりは重くなってからのほうが良い馬。今シーズンの重賞ではオッズパーク杯7着にはじまり、北斗賞4着、旭川記念4着、ばんえいグランプリ2着、岩見沢記念3着とそろそろ1着が見えてきた。ばんえいグランプリと岩見沢記念は着差が2秒台で、紙一重のところまできている。

 北見記念は2020年が人気薄での1着、2021年がアオノブラックに2秒差の2着と連続して連対している。昨年はアオノブラックと同斤だったが今年は10キロ貰える立場だし、逆転したいところ。ここはこの馬の1着を基本に、2着になるパターンも少しだけ押さえる。

 相手はやはり○アオノブラックに、▲ミノルシャープ。◎を逆転するポテンシャルを持っているのはこの2頭だけ。あとは3着候補に△キタノユウジロウだけを押さえる。

◎4 メジロゴーリキ
○3 アオノブラック
▲5 ミノルシャープ
△2 キタノユウジロウ

3連単
4→3,5→3,5 各1500円
4→3,5→2  各500円
3,5→4→3,5 各1000円

今週の見どころ(10/29~10/31)

2022年10月27日(木)

 30日(日)のメインには北見記念が組まれています。旭川記念、岩見沢記念から続く4市記念競走の第3弾は、負担重量増と、ロータリハローによる走路整備もあり、スピードだけでは押し切ることが難しい舞台。岩見沢記念から重賞連勝を果たしたのは、過去10年では16年フジダイビクトリーのみとなっています。シーズン後半の主役に名乗りを上げるのはどの馬でしょうか。

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第15回開催1日目】
 10月29日(土)のメイン第11レースには、ばんえいオータムフェスト杯(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 夏場のB1級-1組は、マルミゴウカイ、シャンハイオトメ、ヒメミヤ、オレノタイショウ、ツガルノヒロイモノらがハイレベルな争いを演じていました。それらがすべて昇級した前開催のペルセウス特別(B1級-1組)から、1、5着馬を除く8頭が今回も出走。4歳牝馬オープン・紅バラ賞2着サクラシュンカ、6着ジェイマリアを加えた10頭立てです。
 注目は◎ジェイマリア。メンバーが揃っていた8月20日のアルタイル特別がB1昇級初戦ながら、障害ひと腰から5着、続く9月3日のイキリアクマ一発逆転杯は7着でした。それ以来となるB1級の特別戦ですが、メンバーが楽になっており、チャンス十分です。
 ○カネサスペシャルは、アルタイル特別、イキリアクマ一発逆転杯とも6着で、ペルセウス特別(馬場水分2.1%)では4着に巻き返しています。先着を許した馬はいますが、8歳のベテランで前走より力のいる馬場になりそうなのは歓迎でしょう。
 ▲サクラシュンカは、紅バラ賞では、オープン馬サクラヒメに食い下がって価値ある2着でした。ただ夏場はB2級におり、もう少し経験を積みたいところです。
 △ワンポイントは、イキリアクマ一発逆転杯、ペルセウス特別とも3着と安定感があります。ただ逆にいえば勝ち切れておらず、連争い候補。

【第15回開催2日目】
 10月30日(日)のメイン第11レースには、第43回北見記念(20:05発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 今季ここまでの古馬重賞はメムロボブサップ(2勝)アオノブラック(2勝)インビクタ(1勝)とすべて6歳馬が制しています。そのうちメムロボブサップの登録がありませんでした。
 ◎メジロゴーリキは、今季の馬券絡みは馬場水分1%以下か、重賞。高速決着とはいえ昨季のばんえい記念を制しており適性がうかがえます。北見記念は5歳だった19年が初挑戦で3着、20年1着、21年2着ともっとも相性がいい重賞で、賞金ハンデ10キロ増も不利感はありません。
 重賞勝ちがある6歳2頭はともに20キロ増でトップハンデ870キロを課されています。同じ重量なら、○アオノブラックのほうが上でしょう。岩見沢記念(5着)は小雨のコンディションで、ハンデも展開も馬場も重賞初制覇を果たしたインビクタに向いた印象でした。展開はやってみないと分かりませんが、ハンデと馬場はアオノブラックに味方しそうです。
 ▲キタノユウジロウは、6月の北斗賞7着など今季精彩を欠き、ファン投票6位で選出されていたばんえいグランプリ、岩見沢記念には登録せず、旭川記念は回避。10月3日のオープン-2組でようやく今季初勝利を挙げました。昨季の帯広記念勝ち馬が復活なるでしょうか。
 △インビクタは、ハンデが厳しいここで結果を出せれば、メムロボブサップ、アオノブラックに肩を並べ現役三強という評価を得ることになります。

【第15回開催3日目】
 10月31日(月)のメイン第11レースには、能取湖特別(オープン混合・20:15発走予定)が行われます。

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 今開催のオープンクラスは出走しない馬も多く、北見記念には通算収得賞金で14番目のコウシュハレガシーまで出走可能(登録時点)。賞金が少ない馬はA1級との混合戦を戦います。
 出走予定だったオープンの6歳"コマサン"からコマサンブラックが前日の北見記念にまわっています。
 注目はもう1頭の◎コマサンエースです。2開催前の神無月特別(オープン-2組)で一瞬いい脚を使っての4着はメンバー最先着。前開催の秋雲特別(オープン-2組混合)では逃げるコウテイをとらえきれませんでしたが、詰めの甘さを見せず4秒5差の2着でした。8月のオープン昇級後も障害では崩れ知らずです。
 ○ブラックサファイアは、特別戦で1、3、1着と好調だっただけに、前走A1級の特別戦での7着は残念でした。しかし、ひと腰なら障害離れた7番手から、オープン馬ゴールデンフウジンを追い詰めた3走前の再現もあります。
 ▲ヤマトタイコーは、神無月特別では5着も、メンバーでは、コマサンエースに次ぐ着順。反撃のチャンス。
 △シンエイボブは、前走でオープン-1組を使われています。一気に相手が楽になり、流れに乗れれば食い下がる場面が期待できます。

今週の見どころ(10/22~10/24)

2022年10月20日(木)

 22日(土)のインターネット投票は、オッズパークのみの発売。SPAT4及び楽天競馬での発売はありませんのでご注意ください。

 24日(月)のメインには紅バラ賞が組まれています。11月13日に実施される4歳女王決定戦・クインカップを目指す馬たちの一戦です。今季の4歳牝馬は、ばんえいオークス馬サクラヒメが唯一のオープン馬として看板を背負っていましたが、ミソギホマレが牡馬相手の銀河賞を勝つなど成長。今回はオープンへ昇級し初出走の見込みです。

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【第14回開催4日目】
 10月22日(土)のメイン第11レースには、桔梗特別(A1級・20:10発走予定)が行われます。

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 A2級のツガルノヒロイモノが回避したため、A1級のみ。前開催の特別戦・田山産業ばん馬大会記念から2着馬が抜けての再戦となります。
 ◎ブラックサファイアは、1番人気で鋭く突き抜けました。2走前にオープン混合のデイリースポーツ杯で3着に追い込んでおり、力さえ出せばこれくらいはやれる力があります。ただもともとは障害に不安があるタイプ。今回から5キロとはいえ賞金ハンデを課されるため、ほぼ再戦でも"死角なし"とまでは言い切れません。
 ○サクラドリーマーは、2番人気で10着。障害安定の近況だっただけに残念な結果でした。しかし続けて障害で苦戦するほど状態は悪くないように感じられます。2走前の野分特別ではA2級相手とはいえ、障害7番手からごぼう抜きを演じており、切れ味はヒケを取りません。
 ▲ノエルブランは、デイリースポーツ杯(5着)、田山産業ばん馬大会記念(3着)とも障害は先頭で越えています。2頭が不発に終われば逃げ切りのチャンス。相性がいい島津新騎手と久々のコンビという点でも注目です。
 △オールラウンダーも障害巧者ですが詰めひと息。前走と違い、ロータリーハローによる走路整備が行われるようになっており、これがプラスになれば6着から反撃がありそうです。

 【第14回開催5日目】
 10月23日(日)のメイン第11レースには、秋雲特別(オープン-2組混合・20:10発走予定)が行われます。

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 前開催で疾風賞を使われていた馬が、今開催の前半に2頭出走。6着ジェイコマンダーが15日メイン第11レースで6番人気・2着、4着トワイチロが16日第8レースで8番人気・2着とともに人気薄で馬券に絡みました。
 ここには疾風賞組が3頭いますが、8着◎ウンカイタイショウに注目します。今季未勝利とはいえ、3走前のオーガスト特別(オープン)では障害をひと腰でまとめ5着。先着された4頭を含む5頭がのちに岩見沢記念に出走とレベルが高い一戦での好走で、2組ならいつ勝っても不思議ない力があります。定量500キロの疾風賞を使われたことで、動きが変わってくれば、ひと押しきくかもしれません。
 ○キングフェスタは、疾風賞ではサクラヒメとの一騎打ちの末2着。3月の3歳重賞・イレネー記念を勝って以来の今季初戦ながら結果を出しました。この馬の場合は、疾風賞に出走したことより、一度使われたことのほうが重要。次開催のばんえい菊花賞に近い710キロで、ある程度の結果は求められるはず。
 ▲ヘッチャラは、イレネー記念がキングフェスタの2着。格下A1級ですが3、2走前にオープンとの混合戦で3、4着と通用することを証明済み。牝馬不在で最軽量ハンデ705キロも生きそうです。
 △コマサンエースは、ヘッチャラと同じ3、2走前がともに6着。しかし3歳馬3頭が、ばんえい菊花賞へ向け仕上げに余裕があれば食い込む余地はあります。

 【第14回開催6日目】
 10月24日(月)のメイン第11レースには、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 オープン馬ミソギホマレ、サクラヒメがそれぞれ710キロ、700キロを課されていますが、ほか8頭はB1~B3級で660~650キロ。世代二強とその他のハンデ差が大きい一戦です。
 注目は◎サクラシュンカ。もともとは、ばんえいオークス3着の実力馬で、今季の馬券絡み9回はメンバー最多と充実しています。B1級の660キロは、トップハンデのミソギホマレと50キロ差つき、格下のB2級と同重量、B3級と10キロ差しかないのは有利。ばんえいオークスで手綱を取っていた菊池一樹騎手が7月以来の騎乗となります。
 ばんえいオークス馬○サクラヒメの今季7戦はメンバー最少ですが、4勝は最多タイ。1番人気に推された7月の柏林賞はゴールできませんでしたが、オープンの牡馬オーシャンウイナーとの一騎打ちの末、ゴール前でいっぱいになり転倒しての競走中止だけに評価は下がりません。休養明けを一度使われ、態勢も整っているはずです。
 ▲ブルーレジーナは、黒ユリ賞馬イオンの主戦だった鈴木恵介が、同馬の引退後にコンビを組んでから急成長。20年2着シンエイジョッパリ、21年3着ゲッカビジンなどこのレースが特別初挑戦だった馬が4年連続で馬券絡みしていることからも警戒は必要でしょう。
 △ミソギホマレは、柏林賞3着、銀河賞、山鳩賞(4歳オープン)各1着など牡馬を相手に好成績。710キロという重量に不安はありませんが、牝馬同士で最大60キロ差のトップハンデは厳しい印象です。

10/16ナナカマド賞回顧

2022年10月17日(月)

タカラキングダムが2歳一冠目を制覇

 10月16日(日)には重賞・ナナカマド賞(2歳オープン)が行われ、単勝2番人気のタカラキングダムが優勝。障害先頭から後続を寄せ付けず、2歳シーズン三冠の初戦を制しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ホクセイスーパー(570) 46.8
 2.タカラキングダム(580) 2.5
 3.ジェイヒーロー(580) 24.7
 4.コーワクイーン(560) 17.6
 5.マルホンリョウユウ(570) 4.7
 6.ニシキエース(570) 106.1
 7.タイヨウ(570) 43.4
 8.アバシリモミジ(550) 58.4
 9.コーワホープ(570) 62.5
 10.キョウエイプラス(580) 2.1

 2歳世代最初の重賞にフルゲート10頭が参戦。1番人気に支持されたのは牡馬限定の特別戦・青雲賞の勝利を含め最多の7勝を挙げるキョウエイプラスで単勝2.1倍。近3戦で同馬と1、2着を分け合っているタカラキングダムが差のない2番人気。近2戦で上記2頭に続く3着も10キロ軽いマルホンリョウユウが4.7倍の3番人気で、この3頭が人気を集めました。

 第1障害を降りて先行したのはタカラキングダムで、ジェイヒーロー、マルホンリョウユウ、コーワクイーンらが追走。1.9%の馬場水分のなか各馬軽快に歩を進めますが、中間点を過ぎたあたりからタカラキングダムが後続を引き離して先頭で第2障害下に到達。ここまで40秒と比較的速いペースで流れました。
 2番手以下が続々と障害下に到達するなか、ひと息入れたタカラキングダムが仕掛けると難なくひと腰で障害をクリア。やや離れてキョウエイプラス、ジェイヒーローもひと腰で続き、その後ろはタイヨウ、アバシリモミジという順で追いかける展開となりました。
 タカラキングダムはその後も脚色は衰えず、十分なリードをとったまま押し切って勝利。2番手のキョウエイプラスも止まらず歩いたものの、差を詰めることができず2着。3着争いは5頭による接戦となりましたが、障害9番手から追い上げたマルホンリョウユウが制し、人気上位3頭による決着となりました。

 勝ったタカラキングダムは、ここ2走キョウエイプラスに惜敗していましたが、見事重賞の舞台で雪辱を果たしました。また父キタノオーロラにとっては3世代目の産駒で重賞初制覇となりました。
 2着のキョウエイプラスは、1番人気に応えられなかったものの、デビューから9戦連続で連対。3着以下に差をつけたレース内容から、タカラキングダムとともに今後も2歳戦線を沸かしてくれそうです。

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島津新騎手「重量自体そんなに心配してなくて、馬もまっすぐさえ走ればいいところまでいけるなと思っていました。最近障害の下で結構落ち着いてくれることが多かったので、道中で止めるよりも障害の下で待った方が良いなという作戦で行きました。ここを目標にしていたので獲れてうれしいです。障害はスムーズに越えることができて、降りてからも衰えることなく、全然心配なくゴールできました。結構やんちゃなところがありますが、それが今はいい方向に向いているので、これから落ち着きも出てくればレースに集中できるし、力も発揮できると思います」

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