前週10月3日(月)のメイン・神無月特別でキタノユウジロウが障害2番手から抜け出して勝利。これで、昨季の古馬重賞(牝馬限定戦除く)を勝っている現役馬はすべて今季勝ち星を挙げたことになります。9月の岩見沢記念ではインビクタという新たなスターが誕生しており、月末の北見記念へ向け主役が出揃いつつあります。
【第13回開催4日目】
10月8日(土)のメイン第11レースには、寒露特別(オープン-1組・20:10発走予定)が行われます。
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岩見沢記念4着メムロボブサップ(出走してくれば賞金ハンデ30キロ)の登録がなく、牡馬同士では最大15キロ差しかつきません。
岩見沢記念の上位5頭からメムロボブサップを除く4頭が出走。注目は2着だった◎ミノルシャープです。重賞3戦で5、3、2着といずれも掲示板に載っていますが、今季1勝のため、賞金ハンデ5キロで牡馬最軽量の735キロで出走できるのが有利。岩見沢記念は、インビクタに逃げ切りを許したものの、同じく詰めに課題があったこの馬も障害2番手から粘っており、軽めの馬場がよかったのでしょう。今回も雨の影響がありそうで、今季2勝目のチャンス。
○アオノブラックは、トップハンデ850キロのメムロボブサップより10キロ軽かったにもかかわらず、同馬に先着を許し5着。しかし、1~4着が障害を降りた順番でゴールしており、展開が向かなかった面はあるかもしれません。メムロボブサップが不在のためトップハンデですが、使ってきたのなら低い評価にできません。
▲インビクタは、岩見沢記念を勝っても収得賞金額の関係で、2開催前の自己条件から賞金ハンデ5キロ増(計10キロ増)で出走可能です。これまであまり人気がありませんでしたが、直近の重賞ウイナーとして今回は他馬のマークを受ける立場。プレッシャーを考慮し3番手です。
△メジロゴーリキは、軽馬場ではどうかと思われましたが、人気以上の3着。負担重量が軽くなっても大きくは崩れないはずです。
【第13回開催5日目】
10月9日(日)のメイン第11レースには、銀の匙帯広展開催記念(A2級-1組混合・20:10発走予定)が行われます。
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前開催は通算収得賞金順の編成。通常1組(相当)の特別戦で上位争いしているシャンハイオトメ、マルミゴウカイ、ヒメミヤは、2組の特別戦"ようこそウマ娘ゴルシ記念"で1~3着と力を示しました。今季の収得賞金順となる今回は、格下B1級との混合とさらに相手に恵まれています。
◎シャンハイオトメが連勝を狙います。今回と同じく今季の収得賞金順だった2開催前のポテト特別で2着に健闘。逃げた3歳馬ヤマカツエースをとらえることはできませんでしたが、昇級初戦でこれだけやれれば、ようこそウマ娘ゴルシ記念での勝ちっぷりは納得です。
○マルミゴウカイは、ポテト特別、ようこそウマ娘ゴルシ記念ともシャンハイオトメより1つずつ下の3、2着でした。前走と同様、今回も軽めの馬場が予想されるため、シャンハイオトメに先手を取られると逆転は厳しそう。ただ軽量のB1級馬が加わったことで展開に紛れがあれば、A2昇級後の初勝利が期待できます。
▲ヒメミヤのポイントは馬場状態。近2走とも障害はひと腰でまとめていますが、ポテト特別(馬場水分0.8%)は直線一杯になり10着だったのに対し、ようこそウマ娘ゴルシ記念(馬場水分2.7%)ではしぶとく差してきました。とはいえ、この馬にとってベストといえる軽めの馬場コンディションでもシャンハイオトメに11秒1差つけられており、3番手評価が妥当でしょう。
△マサタカラは、7月の4歳重賞・柏林賞2着からA2に昇級後は結果が出ていません。ただポテト特別では7着とはいえ障害をひと腰で越えており、メンバー中3番目に高い着順でした。B1級馬が相手なら浮上の余地はあります。
【第13回開催6日目】
10月10日(祝・月)のメイン第11レースには、疾風賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)が行われます。
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年明け3月5日に実施される準重賞・スピードスター賞の予選第1弾です。40秒台後半と速い持ちタイムがあるのがゴールドハンター(47秒5)とジェイコマンダー(48秒5)ですが、ともに決勝のスピードスター賞でマークしたもの。勝負がかりとは言い切れない予選だけに、他馬にチャンスもあるでしょう。
この条件初挑戦馬から4歳牝馬◎サクラシュンカに期待します。昨年の疾風賞を逃げ切ったのが、同条件初出走だった4歳ゴールドハンターでしたが、メムロボブサップ(21、22年とスピードスター賞連覇)を2着にしりぞけて驚かせました。4歳の減量はスピード勝負では大きく、なにより1開催2走使いで臨んでくる意欲を買いたいです。
○サクラヒメも初挑戦の4歳牝馬。昨年のばんえいオークスで直線一気を決めている末脚自慢(サクラシュンカは3着)。ゴールドハンターも同タイプであることからこちらも期待がかかります。
その▲ゴールドハンターは、5歳になって若馬10キロ減がなくなったのがどうか。ただ、昨季の疾風賞1着、スピードスター賞2着という実績は抜けています。
△キングフェスタは、3歳でもちろん今回がこの条件初出走。スピードは通用しそうですが、今年3月以来の実戦でもあり、息持ちの面でやや不安が残ります。