16日(日)のメインには、2歳最初の重賞・ナナカマド賞が行われます。デビューから半年足らずの若駒たちの争いで、勝ち馬にはもちろんその後、成長を欠く馬もいますが、10年オイドン、14年センゴクエース、18年メムロボブサップなど古馬になってから重賞を制した馬も。近年では牝馬の活躍も目立ちます。
【第14回開催1日目】
10月15日(土)のメイン第11レースには、ペルセウス特別(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。
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前走で馬券絡みしたのは、3歳ヤマノコーネル1頭のみと1組にしてはひと息のメンバー。
前走で疾風賞を使われた◎ジェイコマンダーに注目します。平場戦でも障害に注文がつき、4走前の2組もそうでしたが、鮮やかな追い込みを決めています。前走で500キロのスピードレースを使われたことが刺激になり、カカリに変化があることを期待し、今回だけ狙ってみたいです。
○カネサスペシャルは、5走前にB1へ昇級後すべて特別戦を使われ、2走前を勝利。前開催の銀の匙帯広展開催記念は格上A2級相手でしたが、終いに伸びての6着は今回のメンバー中最先着。反撃のチャンスはあるでしょう。
▲ヤマノコーネルは、前走の秋桜賞(3歳オープン)では、同じ670キロだったツガルノヒロイモノ(今開催からA2へ昇級)をゴール前で交わして2着に健闘しています。今回がB1昇級初戦とはいえ、ツガルノヒロイモノは、今回のほぼ再戦だった9月3日のイキリアクマ一発逆転杯(B1級-1組)を勝利していたことを考えれば格負けはなさそう。
△カツゲンは、3走前がヤマノコーネルと3秒4差、2走前はカネサスペシャルと5秒1差。ともに先に障害を越えながら差されていますが、2頭とも障害に不安があり、どちらかが崩れれば連争いを演じる場面も。
【第14回開催2日目】
10月16日(日)のメイン第11レースには、第45回ナナカマド賞(2歳・20:10発走予定)が行われます。
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第1回能力検査をパスし早期にデビューした馬が勝つことが多い重賞。しかし、今年の主役は第2回能検でトップタイムをマークした◎キョウエイプラスです。ここまで青雲賞(2歳牡馬オープン)を含む7勝を挙げ、唯一の敗戦は3走前の2着だけ。今回賞金ハンデ10キロ増はこの馬を含め4頭ですが、唯一、実際に10キロ増で勝利経験がありむしろ恵まれた重量という印象です。
2歳は平場戦では、賞金120万円につき5キロ増ですが、今回は150万円につき10キロ増という条件。前走時の賞金額が120~149万円で5キロを課されていた馬は、今回も149万円以下ならハンデなしで出走可能。
そのなかから○マルホンリョウユウに注目します。青雲賞、前開催のA級-1組ともキョウエイプラスの3着。しかしハンデ差が各5キロ広がることで食い下がる余地はあります。
▲タカラキングダムは、キョウエイプラスより先ににゴールしている唯一の馬。青雲賞では同じ重量でマッチレースの末、コンマ8秒差の2着と力量は互角といえます。
△コーワホープは、マルホンリョウユウと同じ理由で今回はノーハンデ。キョウエイプラスが競走除外だったとはいえ、7月24日のA級-1組を勝った実績があります。
【第14回開催3日目】
10月17日(月)のメイン第11レースには、狩勝賞(オープン-1組・20:10発走予定)が行われます。
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前走がオープン-1組・寒露特別、オープン2組・神無月特別だった馬の対戦です。
力量上位は寒露特別組で、注目は1番人気で3着◎ミノルシャープ。障害を先頭で越えたものの、ハマると鋭い脚を使うゴールデンフウジン、実績上位アオノブラックに差されてしまいました。詰めが甘い面は否定できませんが、引き続き牡馬の最軽量ハンデで、2着アオノブラックが不在ならまず勝ち負けでしょう。
ゴールデンフウジンは、前走が8頭立て7番人気での勝利だったように成績にムラがあります。
相手には、差し馬でも○マツカゼウンカイを取ります。神無月特別では障害でもたついたものの直線徐々に加速し、今回も出走している2着コマサンブラックに1秒5差と迫っての3着でした。重賞以外では4戦続けて3着以内と安定感があります。
▲インビクタは、寒露特別では2番手で障害をクリアして4着。逃げたミノルシャープとの差は障害を降りてからゴールまでほぼ変わらなかったことから、こちらが先なら、逆転も十分。
△コマサンブラックにとって今回は相手強化ですが、2着に粘った神無月特別と同様、自分の競馬ができれば差はないはずです。