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今週の見どころ(1/22~1/24)

帯広競馬場の開場について

 第21回開催の後半戦には、B1、B2、B3、B4級それぞれの決勝戦が組まれています。年末年始は日程が詰まっており、1開催2走使い戦を組みにくかったとはいえ、これだけの決勝戦が行われるのは稀。予選、決勝とも一般戦のためハンデの変動はなく、好調馬同士の戦いに注目です。
 1月16日の第11レースで藤野俊一騎手(山本正彦厩舎)が通算3500勝を達成。ばんえいでは藤本匠騎手に続く2人目の快挙です。現在61歳のばんえい最年長騎手は、現役として最多のばんえい記念5勝を誇ります。高重量となる終盤戦で、豊富な経験が生きてくるはずです。

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【第21回開催4日目】
 1月22日(土)のメイン第11レースには、柏林馬事公苑特別(オープン-1組・18:25発走予定)が行われます。年末年始は、牝馬や世代の限定戦、定量500キロ戦など選択肢が多かったため、オープン-1組の特別戦としては、12月13日のターコイズ特別以来の実施です。

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 ◎アアモンドグンシンは、ターコイズ特別が1番人気にこたえての逃げ切り勝ち。前走910キロの帯広記念では障害を6番手で越えると、キタノユウジロウに5秒5差まで迫って3着と充実の近況です。重賞で大敗し、重量が軽くなる次走で巻き返すというパターンが定着していましたが、近走では10コースで追走に苦労した11月28日のドリームエイジカップ(10着)以外、障害での腰入り安定。以前より信頼度が増しています。今回はターコイズ特別に続き、アオノブラック(3着)がトップハンデなのは変わりませんが、アアモンドグンシンとメジロゴーリキ(5着)の賞金ハンデが5キロ増えたため、3頭が最重量775キロで並びます。アオノブラックも年末の定量500キロ戦・地吹雪賞1着をはじめスピードには定評があり、同重量でも先着できれば、いよいよ本格化といえるかもしれません。
 ○アオノブラックは、3着だったターコイズ特別では5キロ、5着だった帯広記念では10キロ差あったアアモンドグンシンと今回は同重量での争い。10月4日の神無月特別(オープン)では同じ740キロで先着されていますが、不振から脱出をするキッカケをつかんだレースであり、状態は万全ではなかったはず。その後北見記念を勝ち復活を遂げており、今度は違った結果も見込めます。
 ▲カイセドクターは、ターコイズ特別が9月のオープン昇級後、初の馬券絡みで2着。こちらもアアモンドグンシンとのハンデ差が5キロ広がっています。
 △ゴールドハンターは、ターコイズ特別が追い込み切れず6着でしたが、天馬賞では逃げて勝ち馬とはコンマ2秒差。追い込んで3着カイセドクターには1秒8差をつけています。しかし今回は前走より相手強化で年長馬との対戦だけに、ターコイズ特別と同じように終いを生かすレースになりそう。展開の味方は必要だけに、同重量ならカイセドクターを上位視するほうがベターでしょう。

【第21回開催5日目】
 1月23日(日)のメイン第11レースには、山羊座特別(A1級混合・18:25発走予定)が行われます。

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 オープンはコウシュハレガシー1頭で、ほか9頭はA1級。うち6頭は前開催のニューイヤーカップ(A1級)で対戦し、昇級初戦だったサクラドリーマー、12月11日の射手座特別(A1級)を勝ち実績上位のセンリョウボスが1着同着でした。
 しかし注目は、他路線組から◎マルミゴウカイ。メンバー中で唯一、古馬オープン重賞勝ち(18年岩見沢記念)があり、7月には同条件の層雲峡特別を障害2番手から抜け出し圧勝。前走で重賞の帯広記念に挑戦とA1級ではキャリア上位です。競走除外明けだった3走前の射手座特別では7着もセンリョウボスの3秒9差まで伸び、オープン馬相手の地吹雪賞3着、帯広記念も6着と近3走いずれも人気以上にまとめています。賞金ハンデ10キロも重くはなく7月以来の勝利に期待します。
 ○サクラドリーマーは、ニューイヤーカップを勝って4連勝。昇級の特別戦で45キロも重量が増えていましたが、ともに決め手を生かすレースをしたセンリョウボスと1着同着に持ち込んでいます。前走より相手強化となるものの、勢いは見逃せません。
 ▲アフロディーテは、6月のA1昇級後未勝利も、特別戦(混合戦含む)では3、4着各3回、6着1回、7着2回と善戦多数。ニューイヤーカップは着順こそ7着でしたが、逃げてこそのタイプにとっては苦しいはずの差す競馬でも4秒2差と崩れていません。障害を越えるタイミングひとつでしょう。
 △センリョウボスは、前走1着でしたが、2年以上連勝がありません。好調さはうかがえるものの、2、3着候補に止めます。

【第21回開催6日目】
 1月24日(月)のメイン第11レースには、吹雪特別(B1級-1組・18:25発走予定)が行われます。

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 前開催の同条件・新雪特別は、昇級初戦で7番人気のサクラジョージが障害3番手から抜け出して勝利し、2着は逃げた5番人気アアモンドキーマン、3着も9番人気ホクショウユヅルと人気薄が上位を独占。1番人気リュウセイペガサスは障害4番手から伸びきれず4着、2番人気ジェイトップ、3番人気シュトラールはともに障害で苦戦したのが響き、8着と10着でした。この6頭を含む8頭が引き続き参戦しています。
 ◎サクラジョージは、7番人気の低評価を覆す鮮やかな抜け出し。B2級ラストの特別戦が競り合いを制す強い勝ち方で、勢いそのままにB1昇級初戦を突破しました。とはいえ、3開催前のB1級-1組・冬月特別の勝ち馬ジェイトップとB2級時代に接戦を演じていた戦歴を考えれば、通用する余地はあったでしょう。しかし新雪特別で凡走した馬たちも、今回は黙っていないはず。上位人気に推されプレッシャーもかかりそうなここでも結果を残すことができれば、B1級は単なる通過点になるかもしれません。
 ○リュウセイペガサスは、11月の昇級後すべてB1級-1組特別戦に出走し、2着1回、3着2回、4、5着各1回。障害を直行で仕掛けていく馬もいたほどの軽馬場だった冬月特別の7着を除けば、すべて掲示板内を確保と経験を積んでいます。同条件で馬券絡みした3回ではすべて障害を2番手で越えていることから、新雪特別のように離れた4番手では届きません。サクラジョージとの8秒2は決して小さな差ではなく、前半どれだけ詰めていけるかでしょう。
 ▲アアモンドキーマンも同条件の経験が豊富。近6戦のうち5戦で使われ4、3、5、4着とあとひと押しでしたが、2走前の定量500キロ戦・地吹雪賞でアオノブラックの2秒3差に逃げ粘ったのが自信になったか、白雪賞ではこれまで以上に粘って初の連対を果たしています。前走のほぼ再戦だけに、前残りはありえます。
 △ホクショウユヅルは明け10歳ですが、減量ある若馬の比率が高いこの条件でも末脚を生かし度々見せ場を作っており、冬月特別2着、新雪特別3着。このところ特別戦で続けての馬券絡みがないのは障害にムラがあるためで、今回もその点の克服がカギでしょう。

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