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今週の見どころ(1/29~1/31)

帯広競馬場開場について

 1月29日(土)より土曜は全11レース編成となり、メインは第10レースとなりますのでご注意ください。
 さて今週からばんえいでは4週連続で重賞が組まれており、その第1弾は30日(日)に実施される4歳以上牝馬によるヒロインズカップです。12月に行われた前哨戦といえる準重賞・レディースカップは4頭が減量ある若馬でしたが、勝ったのは7歳のシンエイボブで、2着は6歳アフロディーテ。なお、シンエイボブは春の牝馬重賞・カーネーションカップも勝っています。今回は前哨戦から若馬が5頭に増えています(登録時点)が、重量増でベテラン相手にどこまでやれるでしょうか。

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【第22回開催1日目】
 1月29日(土)のメイン第10レースには、プロキオン特別(オープン-1組・18:25発走予定)が行われます。

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 シーズン終盤のオープン-1組ということで、各馬10~35キロの重い賞金ハンデを課されています。
 最軽量770キロの◎シンザンボーイに注目します。前開催は2組の睦月特別で3着。年に何日あるかという4%台の馬場水分で8番人気でしたが、しっかり流れに乗ると、コマサンエース、インビクタを交わしてゴール。明け11歳でもスピード比べでヒケを取らず好調ぶりをうかがわせます。今回は1組ですが、賞金ハンデ35キロ増のメムロボブサップ、30キロ増のアオノブラックなどと比べれば重量有利。800キロ台前半までの重量での安定感を考えればチャンスは十分です。
 5頭いる柏林馬事公苑特別(オープン-1組)組では5着〇メジロゴーリキが有力。逃げ切ったアアモンドグンシンをはじめ、6着まではほぼ障害を降りた順で入線しており、ひと押しが課題のこの馬には流れが向きませんでした。しかし第1~2障害の間に砂が増量となり、基礎重量10キロ増に。他馬のスタミナが削がれれば、前進が期待できます。
 柏林馬事公苑特別の勝ち馬▲アアモンドグンシンは、むしろ障害巧者といえる近況。賞金ハンデは2着アオノブラック、3着ウンカイタイショウが前走から5キロ増となっているのに対し、こちらは加増なしと恵まれました。あとは馬場の変化に対応できるどうか。
 △アオノブラックは、今回アアモンドグンシンと5キロ差つくのは不利。しかし危なげのない2着であり、3着馬も賞金ハンデ5キロ増なら大崩れの可能性は小さいでしょう。

【第22回開催2日目】
 1月30日(日)のメイン第11レースは、BG1・第32回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬・18:25発走予定)

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 昨年12月に実施された準重賞・レディースカップの1~9着馬が参戦し、再戦といっていいメンバー。勝ったのは8番人気のシンエイボブで、同じ730キロでトップハンデ(タイ)のミスタカシマは1番人気で4着でした。今回も重量格の別定戦ですが、オープン馬には賞金ハンデが課されるため、シンエイボブのみ790キロに別定20キロを足した810キロ。オープン馬でも今季の収得賞金が少ないミスタカシマとは20キロ差つきます。なお条件級の2着馬アフロディーテ、3着アーティウィング、5着ナカゼンガキタ、7着ニセコヒカルなど残り7頭も基礎重量ぶんの60キロ増での出走です。
 ◎ミスタカシマの巻き返しに期待します。世代限定重賞6勝のこの馬でも古馬オープンの壁は高く、牝馬同士でもクラスハンデを課されるため善戦止まり。このヒロインズカップでも20、21年ともトップハンデ800キロで勝ち馬に8秒前後の差をつけられ1番人気に応えられていません。今回は、5歳シーズン以降の牝馬限定戦ではじめてトップハンデから解放されます。前哨戦といえるレディースカップの2、3着馬とのハンデ差は変わりませんが、重量増のここは一線級の牡馬に揉まれてきた経験が生きるはず。古馬重賞初制覇に期待です。
 ○アフロディーテは、レディースカップが6番人気で2着。ひと押し足りないそれまでとは違い出脚よく運んで、障害先頭クリアから速い時計での決着にも対応したのは驚かされました。とはいえ、やや時計がかかった21年のヒロインズカップでは逃げて2着があり、その1年前のこのレースが重賞初制覇と、現役牝馬ではトップクラスの実力があります。A1格付のためレディースカップから引き続きミスタカシマより10キロ軽く、こちらもチャンスが見込めます。
 ▲ナカゼンガキタは、20年5月のカーネーションカップが古馬重賞初制覇。その後脚部不安のため約1年休養しましたが、昨夏の復帰からの9戦が8勝、2着1回の快進撃。ただ賞金ハンデ10キロを課されA1へ昇級したあたりで勢いは止まり、レディースカップは5着でした。自己条件の前走でアフロディーテをしりぞけており好気配で臨めそうです。
 △ニセコヒカルは、昨年11月のクインカップで重賞初制覇。古馬牝馬のオープン初挑戦だったレディースカップが7着、牡馬相手で740キロの天馬賞は5着とはいえ、ともに障害はひと腰で越えており、初の760キロでも狙ってみて損はありません。

【第22回開催3日目】
 1月31日(月)のメイン第11レースには、白雪賞(4歳オープン・18:25発走予定)が行われます。

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 12月29日のばんえいダービーは730キロの定量で、障害2番手から早め先頭立ったオーシャンウイナーが勝利。ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞と牝馬に苦杯を嘗めましたが雪辱し、3歳の頂点に立ちました。4番手から伸びたネオキングダムが2着で、逃げたタカナミは2位入線寸前でいっぱいになり3着でした。牝馬はその後、ばんえいプリンセス賞がありましたが、ここにはばんえいダービーから7頭が参戦。勝ってオープンに昇級したオーシャンウイナーのみ負担重量が増えており、740キロはもちろんトップハンデ。ほか6頭は10~20キロ減で、2着ネオキングダム、3着タカナミはA2級のため10キロ減の720キロとなります。
 ◎ネオキングダムの逆転に期待です。牝馬が上位を独占した11月のばんえい菊花賞で牡馬として最先着の4着に健闘。脚抜きがよく速い時計の決着で、別定重量だったため、ばんえいダービーと単純比較はできませんが、10キロ差で6着オーシャンウイナーより7秒4先にゴールしています。定量のばんえいダービーでは4秒9逆転されましたが、20キロ差つけば再逆転も可能。近2走の自己条件を、今回より5キロ重い725キロで僅差4着にまとめていることも強調できます。
 ○タカナミは、ばんえい菊花賞が10着でしたが、3着だったばんえいダービーが本来の力といえるでしょう。その後の2走もネオキングダムと同じで、着順こそ冴えないものの、2走前に苦戦した障害を前走はひと腰と、気配よく臨めそう。こちらも近2走からネオキングダムを逆転できるかもしれません。
 ▲オーシャンウイナーは、760キロだった前走オープン-1組でのレースぶりから、息を入れて行ければ740キロは問題なさそう。最大50キロ(牡馬同士で30キロ)の重いハンデを克服できれば、5歳馬が相手のポプラ賞(3月13日)が楽しみになります。
 △アルジャンノオーは、ばんえい大賞典4着、ばんえい菊花賞8着、ばんえいダービー9着と、重量が増えるごとに成績を落としています。600キロ台の軽量でしたが6月のとかちダービーではネオキングダムに先着しており、重賞よりは特別戦のほうが戦いやすそうです。

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