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今週の見どころ(6/19~6/21)

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の期間延長に伴うばんえい十勝の対応
6月20日(日)までは無観客開催

 6月20日(日)のメインには、今季の古馬重賞(牝馬限定戦除く)第2弾・北斗賞が組まれています。第1弾重賞のばんえい十勝オッズパーク杯は昨季の収得賞金額による選抜のため、年によっては条件級の馬も出走。古馬オープン重賞は実質このレースからとなります。ばんえい十勝オッズパーク杯を制したアオノブラックは賞金ハンデ20キロ増となり、790キロでの出走は、帯広単独開催になってから(2019年以前は同時期の旭川記念が対象)はじめて。この馬の実力はもちろん、賞金が増えていることの表れともいえるでしょう。
 また、21日(月)には、昨季1着が多い馬による選抜戦・ゴールドトロフィーが行われます。

※開催日程/時刻についてはこちら

【第5回開催4日目】
 6月19日(土)のメイン第10レースには、ムーンストーン特別(B1級-1組・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前開催の同条件・黒岳特別を使われた馬が6頭、また昇級初戦で臨む馬も3頭います。
 ◎オレワチャンピオンは、水無月特別(B2級-1・2組決勝)2着からの昇級初戦。ためずに障害で仕掛けていく馬もいるほどの軽馬場でしたが、ホクショウユヅルには交わされたものの障害を降りた2番手で辛抱しています。昨季A1級(混合戦含む)で2、3着各3回、2シーズン続けてオープンまで昇級した実績は上位。いきなり主役を演じてくれそうです。
 ○オレノタイショウは、黒岳特別では4着。2走前のB1級-1・2組決勝戦と同様の軽馬場で着順も同じでも、逃げて勝ち馬からコンマ9秒差に粘ったあたり、特別戦が合う印象です。黒岳特別1、2着馬は今回も出走しているものの、勝ち馬コウシュハルパンは当時から賞金ハンデ5キロが課されており、2着フナノダイヤモンドともコンマ6秒差なら展開次第で逆転は可能。なお鈴木恵介騎手はこの日から復帰します。
 ▲フナノダイヤモンドは、前走9番人気での快走でした。とはいえ5月にB1へ昇級してから、重めの馬場だった3走前、そして前走と、特別戦でも障害をひと腰でこなせるようになり、クラス慣れを感じさせます。負担重量は変わらないだけにこちらも上位争い候補です。
 黒岳特別で接戦をモノにした△コウシュハルパン、水無月特別を勝って昇級初戦△ホクショウユヅルは、賞金ハンデ5キロのぶん割引は必要でしょう。

【第5回開催5日目】
 6月20日(日)のメイン第10レースは、BG3・第29回北斗賞(20:10発走予定)。別定770キロで、アオノブラックに20キロ、メムロボブサップとウンカイタイショウに賞金ハンデ10キロが課されています。

※出馬表はこちら

 ◎メムロボブサップは、今季2走目のばんえい十勝オッズパーク杯では、障害にふた腰要し、4番手から差し届かずの2着も、逃げ切ったアオノブラックとは2秒6差と惜敗でした。しかし、続くさつき特別(オープン)を逃げ切って今季初勝利。今回と同じ10キロ差でアオノブラックを3着にしりぞけています。前走のスタリオンカップ(3歳以上選抜)はライバル不在ながら2着でしたが目標はここのはず。ばんえい十勝オッズパーク杯の雪辱を果たし、古馬重賞初制覇なるでしょうか。
 ○キタノユウジロウは、昨季の帯広記念で3着と健闘。そして初挑戦のばんえい記念では5番人気で堂々の2着。急遽の乗替わりで菊池一樹騎手が役目を果たしています。今季のばんえい十勝オッズパーク杯は軽量で流れに乗れるか心配されましたが、第1障害は最後方ながら、徐々に位置取りを上げると第2障害2番手クリアから3着。春の軽量戦でも好走して、菊池騎手が新味を引き出しました。怪我で休養していた松田道明騎手が先週から復帰しており、この馬の手綱も戻ります。菊池騎手のためにも松田騎手は結果を出したいところでしょう。
 ▲センゴクエースは、ばんえい十勝オッズパーク杯を回避。今季初戦となったスタリオンカップでは、障害をひと腰4番手から追い上げて3着を確保しています。2着メムロボブサップとの10秒5差は小さくありませんが、今回10キロ差つくのは有利。久々のコンビとなる鈴木恵介騎手で変わり身を期待したいところ。
 ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬△アオノブラックは、重量差を克服できるかがカギ。△ミノルシャープにも警戒が必要。昨季はこのレースを勝つと、旭川記念、ばんえいグランプリと重賞を3連勝しています。

【第5回開催6日目】
 6月21日(月)のメイン第11レースは、ゴールドトロフィー(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季の勝利数が多い馬による選抜戦で、出走9頭中4歳が5頭、5歳が3頭というメンバー構成になっています。

※出馬表はこちら

 ◎コマサンブラックは4歳だった昨季9勝を挙げ、オープンまで出世。2月には前日の北斗賞に挑戦したキタノユウジロウの2着もあります。A1格付でスタートした今季は4戦して、初戦の青葉特別(A1級混合)の3着が最高着順ですが、3走前にはばんえい十勝オッズパーク杯に挑戦するなど相手を考えれば仕方のない結果。680キロを課された前走の大雪賞(オープン・A1級混合)では、障害5番手からそのまま5着に入線。20キロの重量差があったとはいえ、ばんえい十勝オッズパーク杯勝ち馬アオノブラック(7着)に先着しています。今回はコマサンエースとともにトップハンデの670キロ。最大50キロ差の重量差さえ克服できれば、今季初勝利が期待できます。
 ○ゴールドハンターは、昨季7勝していますが、最後の勝利は8月。その後はシーズンをまたいで16戦して2着2回、3着4回に対し、8着以下も7回と成績が安定しないタイプといえます。しかし、3着だった前走のライラック賞(4歳オープン)で見せたような鋭い決め手が武器。離れた5番手で障害をクリアし4秒4差まで追い上げました。今回は金田利貴騎手のお手馬が3頭いますが、コマサンエースでもアアモンドキーマンでもなく、唯一勝利経験のないこの馬とコンビを組むということは、手ごたえをつかんでいるのかもしれません。
 ▲コマサンエースは、昨年12月デビューの金田利貴騎手がはじめて特別戦を勝った馬で、昨季は9勝を挙げています。2月にオープンへ昇級してからは未勝利で、2走前のエメラルド特別(A1級混合)では、障害3番手から粘れず4着でしたが、5着コマサンブラックには2秒5差先着しています。同馬と同じくトップハンデの克服がカギになりますが、19勝を含む3着以内51回のうち、34回で手綱を取っている藤野俊一騎手へ乗替わって変わり身が期待できます。
 △アアモンドキーマンは、昨季8勝を挙げています。B3級と格下ですが、コマサンブラックとは50キロの重量差があります。最軽量を生かして先行できれば粘り込むシーンもありそうです。

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