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今週の見どころ(6/12~6/14)

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言に伴うばんえい十勝の対応について

 6月14日(月)のメインには、3歳オープンによる特別戦・とかちダービーが組まれています。5月17日に行われた同じく3歳オープンのとかち皐月賞は、2番人気カイセキングオーが勝利。しかしその後昇級したことで前回ほどハンデの恩恵は見込めません。1番人気で7着だったイレネー記念馬オーシャンウイナーに、同レースは回避した重賞勝ち馬アルジャンノオー、イオンも参戦してくれば3歳の有力どころが揃い踏みのメンバー。一冠目・ばんえい大賞典が楽しみになるレースが期待できます。
 また、6月14日(月)から当面の間、月曜日は12レース編成で実施。メインは第11レースとなりますのでご注意ください(※詳細はこちら)。

※開催日程/時刻についてはこちら

【第5回開催1日目】
 6月12日(土)のメイン第10レースは、ジュノー特別(A2級・20:05発走予定)

※出馬表はこちら

 前開催の旭岳特別(A2級)は馬場水分3.5%という軽馬場で実施され、今回のメンバー中最先着の3着だった◎アフロディーテに期待です。前半40秒と息が入りにくいペースでしたが、今回も出走している6頭中、最も前の2番手で障害をクリアすると、勝ったカネゾウから5秒6差に善戦しています。極端な馬場状態にならなければ、前走と同様に障害ひと腰から、今度こそ押し切りが期待できます。
 ○ノエルブランは、2走前のつつじ特別(A2級-1組)で4着と、アフロディーテ(5着)に先着歴があります。旭岳特別は障害4番手から後続に差されて5着でしたが、前述のとおり極端な軽馬場での結果。つつじ特別ではアフロディーテより先に障害を越えており、前半の位置取りが勝負を分けそうです。
 旭岳特別不出走組からは▲ミノルシンザン。つつじ特別は3番人気でしたが、8頭立ての離れた8番手を追走から8着。しかし旭岳特別を楽々と逃げ切ったカネゾウがハナを取れず3着だったことから、相手も流れもきつかったかもしれません。4着ノエルブラン、5着アフロディーテから10秒以上離されており、好走には展開の助けが必要でしょう。
 △オールラウンダーにとっても旭岳特別は展開が忙しかった印象で、障害3番手から粘りを欠き6着。アフロディーテと同型だけに、すんなり先行態勢に持ち込めば粘り込みも可能でしょう。

【第5回開催2日目】
 6月13日(日)のメイン第10レースには、シルバーカップ(オープン・A1級混合・20:10発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 オープン、A1級、A2級の3クラス混合戦。A2級の6頭はすべて今季1勝以上しているのに対し、オープン(1頭)、A1級(2頭)は未勝利。格と勢いのどちらを重視するかでしょう。
 ◎インビクタは、5歳シーズンの今季4戦して勝ち星はなくても2、2、2、4着。A1級と格上位で勢いもあります。3走連続2着時の勝ち馬ウンカイタイショウ(現オープン)は、前走で選抜戦のスタリオンカップも勝って目下4連勝。2、3着がメムロボブサップ、センゴクエースと一線級だったことを考えても、インビクタの力量は推し量れます。今回のオープン馬ゴールデンフウジンはスタリオンカップ6着で、相手は、A2級勢になりそうです。
 ○ココロノタカラは、今季3戦目のB1級混合の特別戦を勝利しています。今回のA2級馬のうち4頭が出走していた前走旭岳特別(A2級)は3秒差の2着でしたが、年に何度もないであろう馬場水分3.5%の軽馬場。逃げて止まらないカネゾウとの差を縮めており、力は出したはずです。5月23日のエメラルド特別(A1級混合)は、インビクタが2着で、この馬は3着。インビクタを早めに射程圏に入れれば逆転は可能でしょう。
 ▲コウシュハレガシーはA1格付。今季4戦ともインビクタと対戦しすべて先着を許しています。しかし今回はほとんどが格下A2級馬だけにハマる可能性があります。
 △ハクタイホウ△マルミゴウカイは、旭岳特別では、9着、4着と人気より下の着順。とはいえ前述のとおり前走は超軽馬場だっただけに、結果は度外視できるもの。特に、ハクタイホウは2走前にA2級-1組の特別戦を勝っています。

【第5回開催3日目】
 6月14日(月)のメイン第11レースは、とかちダービー(3歳オープン・20:10発走予定)

※出馬表はこちら

 出走10頭中7頭はとかち皐月賞で対戦。勝ったのは△カイセキングオーで、障害2番手から早めに抜け出しています。しかし、オーシャンウイナー、ネオキングダムなど格上位馬が当時から20~30キロ増なのに対し、カイセキングオーと2着シュトラールは40キロ増になるのは不利。今回は連下評価に留めます。
 ◎アルジャンノオーはとかち皐月賞には不出走。前走のB3級-6組では、逃げ粘れずの2着でしたが、勝ち馬とは3秒差と惜敗でした。ここは同世代との特別戦になりますが、昨年のヤングチャンピオンシップを制した実績は上位。イレネー記念を制したオーシャンウイナーや、2歳シーズン三冠ではいずれも2着のネオキングダムより10キロ軽く、今季障害は毎回ひと腰で越えていることからも勝機は十分といえます。
 イレネー記念馬○オーシャンウイナーは、とかち皐月賞では7着。1番人気に推されましたが、牡馬同士で最大30キロ差のトップハンデを課されていたことに加え、今季初戦で仕上がりの差もあったかもしれません。しかし、今回は牡馬同士なら10キロ差しかつきません。2歳王者の反撃に期待です。
 ▲ネオキングダムは、とかち皐月賞では優勝争いから離されたものの3着に好走しています。1、2着馬との重量差が10キロずつ縮まることで前進はありそう。イレネー記念2着の実力発揮に期待します。

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