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1/31翔雲賞予想 斎藤修

2021年1月29日(金)

二冠とも2着の雪辱ネオキングダム

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎4ネオキングダム
 ○1タカナミ
 ▲8アルジャンノオー
 △3カイセキングオー
 △5ジェイスター
 △10シュトラール

 3連単1頭軸マルチ
 4→1,3,5,8,10 100円 計6000円

今週の見どころ(1/30~2/1)

2021年1月28日(木)

 1月31日(日)のメインには、明け3歳牡馬による新設重賞・翔雲賞が行われます。3歳牝馬の黒ユリ賞(2月14日・定量)と同格のBG2ですが、こちらは収得賞金額によってハンデが加算されるのが異なる点。しかし、12月30日のヤングチャンピオンシップが収得賞金100万円につき10キロ増だったのに対し、翔雲賞は収得賞金150万円につき5キロ増と、重量差がつきにくい設定。定量戦のBG1・イレネー記念(3月20日)により近い舞台での争いに注目です。

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【第22回開催4日目】
 1月30日(土)のメイン第10レースには、柏林馬事公苑特別(オープン-1組・18:25発走予定)が行われます。
 重量差が最大60キロもあり、重いハンデの馬はあまり無理をしないはず。賞金ハンデが手ごろな前開催の同条件・睦月特別2~4着馬(勝ち馬は今回不在)に注目します。
 ◎マツカゼウンカイは、睦月特別が4番人気で障害を4番手で越えて4着。1~3着馬と同じ障害ひと腰クリアでも、わずかなロスがありました。さらに先を越されたのがセンゴクエース(2着)とホクショウマサル(3着)では、なかなか差が詰まらなかったのは仕方ありません。この2~4着馬は今回も同重量ですが、基礎重量が10キロ増え775キロになるぶん、マツカゼウンカイに逆転のチャンスが生まれそうです。
 ○ホクショウマサル▲センゴクエースは、特別戦や平場戦では、障害で甘さが出なくなっています。しかし、睦月特別(小雪・馬場水分2.9%)ほど今回馬場は軽くならないでしょう。脚を使う先行策になった場合、10キロ増が障害で意外と堪えるかもしれません。
 最軽量750キロタイの△シンエイボブ、牡馬ではもっとも軽い770キロ△ウンカイタイショウが押さえです。

【第22回開催5日目】
 1月31日(日)のメイン第10レースは、BG2・第1回翔雲賞(3歳牡馬・18:20発走予定)。基礎重量は640キロ。収得賞金が150万円を超えているネオキングダム、アルジャンノオー、シュトラールの3頭は賞金ハンデ5キロが加増されます。
 出走馬10頭のうち6頭が1月17日の3歳A級-1組で対戦。勝ったのはシュトラールで障害6番手から追い込みを決めました。逃げた牝馬イオンが2着で、同馬に続いて障害をクリアしたタカナミは詰めを欠いて3着。15キロのトップハンデを課されたネオキングダムとアルジャンノオーはそれぞれ4、9着という結果でした。
 ◎ネオキングダムは釧路産駒特別を勝利し、ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップの二冠ともに2着の実績は世代上位。続く前走3歳A級-1組では、勝ち馬シュトラールと10キロ差で1秒4差の接戦を演じています。ハンデ差が5キロに縮まる今回は重賞制覇のチャンスといえそう。
 ○アルジャンノオーは、北見産駒特別2着からヤングチャンピオンシップに挑戦。障害2番手から抜け出すと、ネオキングダム、カイセキングオーの追撃を振り切って勝利しています。続く前走の3歳A級-1組は9着でしたが、あくまで目標はここ。ネオキングダムとは3走続けて同重量。重賞で逆転も考えられます。
 ▲シュトラールは上記2頭から10キロ軽かった前走3歳A級-1組こそ勝利しましたが、今回は同じ645キロ。北見産駒特別4着で、ヤングチャンピオンシップには不出走だったため、初となる600キロ台の重量も課題となりそうです。
 △カイセキングオーは、ヤングチャンピオンシップ3着馬で、当時10キロあった1、2着馬とのハンデ差が5キロに縮まるのは微妙。とはいえ、北見産駒特別の勝ち馬だけに侮れません。

【第22回開催6日目】
 2月1日(月)のメイン第11レースには、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:30発走予定)が行われます。
 ダイリンファイターを除く9頭が出走していた1月3日の天馬賞(定量760キロ、牝馬20キロ減)は、メムロボブサップが逃げ切って4歳シーズン三冠を達成。障害2番手から伸びたアオノブラックは並びかけるまでには至らず2着。しかし、3着ジェイエースには18秒2もの差をつけており、2頭の実力が抜けていることを示しました。なお天馬賞では、新人の金田利貴騎手がコマサンエースで重賞初騎乗。10キロ減を生かしジェイエースから2秒4差の4着に入っています。
 今回はクラス(重量格)別定戦のため、メムロボブサップがトップハンデ800キロ、アオノブラックは780キロで、最大80キロのハンデ差がつきます。
 そこで注目は◎ジェイエース。定量の天馬賞では上位2頭から離れた3着でしたが、今回の740キロは、メムロボブサップより60キロ、アオノブラックより40キロ軽く有利。世代オープン2勝目のチャンスといえます。
 ○アオノブラックは、メムロボブサップと20キロ差あれば、天馬賞での2秒5差は逆転可能。しかし3着ジェイエースと40キロ差つくと、位置取り的に厳しくなる可能性があり、今回は相手評価が妥当でしょう。
 ▲コマサンエースは、天馬賞後にA2からA1へ昇級したため、本来はジェイエースと同重量。しかし引き続き金田利貴騎手を起用することで、今回も10キロ差で臨めるのは有利といえます。A1昇級初戦の前走では、ジェイエースと同重量で4秒1差の好勝負をしており、ハンデ差をいかしチャンスをうかがいます。
 △メムロボブサップは、天馬賞を勝ち、3歳に続き4歳シーズンの三冠も達成。世代ナンバーワンの存在ですが、今回は最大80キロの重量差の克服がカギとなりそうです。

今週の見どころ(1/23~1/25)

2021年1月21日(木)

 26開催151日間が予定されている今年度のばんえい十勝は、残すところ5開催28日間。前開催終了(1月18日)時点でのリーディングは、騎手部門では、阿部武臣騎手が143勝で1位、鈴木恵介騎手は134勝で2位となっています。しかし、昨季は1月末で11勝あった1位阿部騎手との差を、鈴木騎手が徐々に詰め、最終的には194勝をマーク。2位・阿部騎手に10勝差をつけ12年連続でのリーディングに輝いています。今季も鈴木騎手の怒涛の追い上げが始まるのか注目です。調教師部門は接戦で、1位・松井浩文調教師(105勝)と2位・金田勇調教師(104勝)はわずか1勝差。坂本東一調教師は101勝で3位ですが、4年連続のリーディングへ巻き返しなるでしょうか。

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【第22回開催1日目】
 1月23日(土)のメイン第10レースは、六花特別(A1級-1組混合・18:25発走予定)
 A1級馬7頭のうち6頭は1月4日のニューイヤーカップ(A1級-1組)で対戦し、メンバー中最先着は2着ココロノタカラ。同馬と、8着イズミクィーンは、前開催ではプロキオン特別(A1級-1組)を使われ、ココロノタカラ4着、イズミクィーン5着でした。
 有力なのはその2頭で、◎ココロノタカラが中心でしょう。プロキオン特別(A1級-1組)は減量ある5歳が5頭参戦し、1~3着を独占。この馬は障害をひと腰4番手で越え、3着コマサンエースから1秒2差に善戦しています。その上位3頭は今回不在。今開催から基礎重量が10キロ増えますが、前走コマサンエースに騎乗していた、減量ある金田利貴騎手を起用することで相殺。勝利が期待できます。
 ○イズミクィーンは、ニューイヤーカップ8着からプロキオン特別では着順を上げ5着。この組合わせなら、1組特別戦を差し切った4走前の再現もありそうです。
 ▲サンシルクラポピーは、720キロ超の重量で馬券に絡んだことがなく735キロが課題となりそう。しかしA1昇級後、平場戦で4、3着と通用しており侮れません。
 △ブチオは、ニューイヤーカップが7着。障害にムラがありますが、息を入れて追走できれば上位食い込みが可能でしょう。

【第22回開催2日目】
 1月24日(日)のメイン第10レースには白雪賞(4歳オープン・18:20発走予定)が行われます。
 12月29日のばんえいダービーは730キロの定量戦。セン馬10キロ減があったヤマトタイコーと、カイセドクターがほぼ同時に先頭で障害をクリアしましたが、直後に越えたキョウエイリュウが一気に交わし押し切って勝利しています。同レースに出走していた8頭は、当時から10キロ増から30キロ減での出走となります。
 ◎カイセドクターは、A1級特別戦の前走では745キロながら障害をひと腰で越えて3着と上々の結果でした。今回は15キロ軽く、3着だったばんえいダービーと同じ730キロ。1着キョウエイリュウは今回740キロなら勝機は十分にあります。
 ○キョウエイリュウは、通常の特別戦では重い賞金ハンデを課されるため、レースを絞って出走しています。今回はばんえいダービーより10キロ重くなりますが、ばんえい菊花賞との3歳二冠を果たした底力に期待です。
 ▲ブラックサファイアは、近3走がすべて730キロで、6着だったばんえいダービーと、前走は障害で苦戦。しかし2走前はひと腰で越え追い込む強い勝ちかたでした。10キロ軽い720キロなら、2走前のような持ち味を生かしたレースができるとみます。
 △キタノボブサップは、ばんえいダービーが5着で、クラス別定重量だった11月のばんえい菊花賞では3着。2着カイセドクターとは今回と同じ20キロ差で5秒6差でした。710キロは軽くありませんが、連争いできるチャンスはあるでしょう。

【第22回開催3日目】
 1月25日(月)のメイン第11レースは、中日スポーツ賞(オープン-2組・18:25発走予定)
 ◎キタノユウジロウは、年始の重賞・帯広記念でオレノココロから3秒2差の3着と好走。障害を降りたのは3番手で、勝ち馬に差されたものの、逃げたコウシュハウンカイをゴール線上でとらえています。オレノココロより20キロ軽かったとはいえ、11月の北見記念に続き重賞で見せ場を作りました。今季同条件のオープン-2組特別戦でも5、4、4着と善戦止まりですが、その3戦で先着を許した馬はここにはいません。今季初勝利のチャンスといえるでしょう。
 ○カンシャノココロは、今季オープン-2組特別戦では、2戦ともキタノユウジロウに先着を許しています。しかし前走A1級-3組混合の平場戦で久々の勝利をマーク。相手に恵まれての軽馬場でしたが、障害で真っ先に仕掛けると、降りてからは10キロ軽い2頭との追い比べを制し、オープン馬の貫禄を示しました。オープン馬同士でも同じような戦いができれば連勝もありそう。
 ▲ハクタイホウは、直近の2組特別戦では7、5着。障害はともにひと腰で越えていますが、溜めないと上がらないため、そのぶんのロスが結果に響いているようです。とはいえ近2走の平場戦では仕掛けていって障害ひと腰から1、2着と進境がうかがえます。このタイミングでの特別戦替わりなら、ワンチャンスあるでしょう。
 △ゴールデンフウジンは、前走オープン-2組の平場戦でキタノユウジロウに先着されていますが、今回ハンデ差は5キロ縮まります。今季オープン-1組特別戦で勝利がある実力発揮に期待がかかります。

今週の見どころ(1/16~1/18)

2021年1月14日(木)

 2020年に優秀な成績をおさめた地方競馬の人馬や、地方競馬の発展に功績のあった人馬等を顕彰する『NARグランプリ2020』で、オレノココロ(牡10、槻舘重人厩舎)がばんえい最優秀馬に選ばれました。20年は重賞1勝ながら、ばんえい最高峰レースのばんえい記念を制したことが評価されての受賞です。なお年明けの帯広記念で、自身の持つばんえい競馬重賞最多勝記録を"25"に更新しています。
 さて、ばんえい十勝は年末年始の変則開催が終わり、今週から従来の土曜、日曜、月曜の3日間開催。なお月曜は12レース制で実施されます。

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【第21回開催4日目】
 1月16日(土)のメイン第10レースは、プロキオン特別(A1級-1組・18:30発走予定)。前開催のニューイヤーカップ(A1級-1組)から4頭、5歳重賞・天馬賞から5頭の9頭立てですが、天馬賞組が上位独占が予想されます。
 天馬賞は、先行したメムロボブサップ、アオノブラックのオープン馬によるワンツーでした。2頭から離されたとはいえ、◎ジェイエースは、出走メンバー中最先着の3着を確保。やや離れた障害4番手から止まらずに歩いて、ここにも出走しているコマサンエース、アオノゴッドらとの争いを制しています。定量だった天馬賞と違い、賞金ハンデが適用される今回は、他馬が15~20キロ減なのに対し、この馬の25キロ減は有利。A1昇級後初の特別戦でも連軸として信頼します。
 ○コマサンブラックは、A1昇級2走目から特別戦で2連勝した実績を評価します。2走前の師走特別(A1級-1組混合)では今回と同じ745キロで快勝。逃げるコマサンエースを交わし、突き放しています。天馬賞は障害で苦戦し7着でしたが、当時より15キロ軽く実績ある重量の今回は見直せます。
 ▲コマサンエースは、オープン馬が相手の天馬賞では先行できず。しかし4着を確保し、3着ジェイエースからは2秒4差でした。ここはマイペースの逃げも可能なメンバー構成だけに、障害で差をつけることができれば押し切りも可能でしょう。
 △アフロディーテは、ニューイヤーカップを逃げ切って勝利。前走では1頭もいなかった減量ある5歳が5頭もおり、展開的には厳しそう。ただ、2走前のA1級-2組では、ジェイエースと大接戦の2着争いを演じていました。

【第21回開催5日目】
 1月17日(日)のメイン第10レースには、睦月特別(オープン-1組・18:25発走予定)が行われます。出走してくれば50キロの賞金ハンデを課されていたオレノココロなどが回避しての6頭立て。重量差は最大15キロでどの馬にもチャンスはあります。
 ◎メジロゴーリキは、前走の帯広記念でオレノココロからコンマ4秒差の2着に健闘。11月の北見記念は同タイムながらしりぞけて勝利し、前走では差されたとはいえ、現役ナンバーワンホースと高重量戦で続けて互角に渡り合っています。昨季のスピードスター賞(定量500キロ)で2着があるように現役屈指の速力もあり、雪で軽くなりそうな馬場は苦にしないはず。ほかの有力2頭より10キロ重いだけなら、好勝負に持ち込むでしょう。
 ○センゴクエースは、帯広記念が追い込んで8秒0差の5着。前々走のオープン-1組平場戦(12月26日)は9秒4差の3着でした。重賞より平場戦のほうが着差が大きいということは、ハイペースは向かないのでしょうか。とはいえ馬場が極端に軽くなければ、11~12月に3連勝と実績ある特別戦で巻き返せそうです。
 ▲ホクショウマサルは、帯広記念を回避し、同じ開催のばんえい十勝金杯を貫禄勝ち。目下2連勝と勝ちみの遅さを払拭しています。しかし、11~12月の特別3戦すべてがセンゴクエースの2着。今回はその天敵に加え、メジロゴーリキもおり相手強化となります。
 △アオノブラックは、12月26日のオープン-1組平場戦を逃げ切って楽勝しています。ただ今回は主戦の西謙騎手がメジロゴーリキに騎乗しているぶん△です。

【第21回開催6日目】
 1月18日(月)のメイン第11レースは、吹雪特別(A2級-1組・18:30発走予定)
 出走馬10頭のうち、8頭が前開催の新雪特別(A2級-1組)で対戦。ダイリンファイターが逃げを打ち、離れてヤマトジャパン、オホーツクノタカラが続きました。ダイリンファイターが残り30メートルを切ったあたりで障害を越えたブラックサファイアが一気の脚で伸び、差し切って勝利。ダイリンファイターは2着で、2頭が接戦の3着争いはオホーツクノタカラが制し、1番人気のヤマトジャパンは4着という結果でした。
 ◎ダイリンファイターの逆転に期待します。後続を離しての逃げに出た前走は馬場水分1.1%の重馬場もあり、ゴール線上で一杯になりました。しかし今回は雪の影響で脚抜きの良い馬場が予想されます。踏ん張りがきけば押し切れるでしょう。
 ○ヤマトジャパンは、今季3勝すべて平場戦。特別戦では前走のようにどうしても詰めの甘さが出てしまいます。こちらも軽めの馬場で変化があるかもしれません。
 ▲ブラックサファイアは、息を入れながら追走できたことが新雪特別での勝利につながったのかもしれません。ここは多少ペースが速くなっても、ほぼ再戦のメンバーだけに勝ち負けできるでしょう。
 △バウンティハンターは、A2昇級後は2走し、新雪特別など特別戦で7、7着。昨季A1級-1組の特別戦で3着と通用する力はあり、10キロ減となる金田利貴騎手で変わり身に期待できそうです。

今週の見どころ(1/10~1/12)

2021年1月 8日(金)

 今週は土曜の開催がなく、1月10日(日)~12日(火)の3日間で、12日は12レース編成となります。
 さて明け5歳馬は、年明け最初の前開催から平場戦での10キロ減がなくなっています。年末と年明けの各5日間で、明け4歳・5歳混合のC級(明け5歳の出走があったレース)に限れば、年末は明け5歳4勝、明け4歳5勝に対し、年明け後は5勝ずつ。明け5歳のほうが出走数が少ないことを考えれば、優位に戦えているといえそうです。明け5歳は特別戦での10キロ減は継続となるため、平場→特別の条件替わりで成績を上げてくる馬がいるかもしれません。

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【第21回開催1日目】
 1月10日(日)のメイン第10レースは、ガーネット特別(B1級-1組・18:30発走予定)
 5歳牝馬◎ジェイセリナは、3走前の射手座特別(12月12日)を勝利。5番手で障害を越えると一気に伸びて、先行馬たちをごぼう抜き。展開利はあったかもしれませんが、同条件勝ちの実績上位といえます。続く2走前は障害で転倒し競走中止も、年明けの前走B1級-1組平場戦(1月4日・6着)を叩かれて、減量がある特別戦なら巻き返しが見込めます。
 ○サクラユウシュンは、3走前から障害に安定感が出て、前走4日のB1級-1組平場戦では障害を降り、早め先頭から押し切って楽勝。B1級の特別戦(混合戦含む)では今季2着が最高ですが、現状からそれ以上も狙えそうです。
 サクラユウシュン、射手座特別2着▲サカノダイヤ、同5着△マオノダイマオーも5歳馬。特別戦では押さえておきたいところ。

【第21回開催2日目】
 1月11日(祝・月)のメイン第10レースは、準重賞・ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・18:25発走予定)。10頭中9頭が12月6日の重賞・ばんえいオークス(定量670キロ)に出走。当時より10キロ増から10キロ減での争いです。
 ◎エンゼルフクヒメは、ばんえいオークスの3着馬。続くB1級-1組の特別戦ではさらに5キロ重い675キロでも障害をひと腰で越え3着に粘っています。ばんえいダービーで710キロを経験したのも糧になるはず。ばんえいオークスと同じ670キロなら上位2頭に借りを返せそうです。
 ○ヒメトラマジックは、ばんえいオークスでは障害をひと腰先頭で越えながら詰めを欠き6着でした。同レースを挟んで自己条件では6戦連続連対。スタミナに課題があるなら、ばんえいオークスより10キロ軽い660キロで粘り込みがあるかもしれません。
 ▲アバシリルビーは、ばんえいオークスを制した世代ナンバーワン牝馬。当時より今回は10キロ増で、唯一680キロとなります。その後、自己条件の675キロで大敗しており、今回の重量には不安が残ります。ただ賞金ハンデが課されないのはプラスです。
 ばんえいオークス2着△ニセコヒカル、同4着△フォルテシモは、670キロ据え置き。世代上位の実力は疑いなく争覇圏内といえます。

【第21回開催3日目】
 1月12日(火)のメイン第11レースには、山羊座特別(B2級-1組・18:20発走予定)が行われます。
 前走が1月6日のB2級-1組平場戦という馬が10頭中8頭を占めています。◎ナカゼンダッテは、同レースを逃げ切って勝利。6頭出走していた5歳ではもちろん最先着です。昨年末の2走前・'20ファイナルカップ(B2級-1組の特別戦)でも障害をひと腰で越え3着と、4歳(明け5歳)のなかでは最先着。ここは10キロ減がある特別戦で、まず勝ち負けといえます。
 ○マオノクイーンは、2走前の昇級初戦では格上B1混合ながら、ゴール前10メートルまで優勝争いを演じ3着。6日のB2級-1組平場戦は、5歳で2番目に着順がいい4着と、B2級でも通用する力を示しています。特別戦でも狙ってみたい1頭です。
 ▲キタノボブサップは、前走がナカゼンダッテからコンマ9秒差の2着惜敗。ばんえい菊花賞3着、ばんえいダービー5着と実績ある明け4歳馬だけに、古馬混合で初の特別戦でも持ち味を生かせば見劣りしません。
 △タカラウンカイは、B2級-3組、2組と連勝中。初の特別戦でも勢いが魅力です。

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