8月4日(日)のメインには、ばんえい大賞典が組まれています。11月のばんえい菊花賞、12月のばんえいダービーへと続く3歳三冠の初戦。今年の3歳世代は、ナナカマド賞、イレネー記念の2歳シーズン二冠を制したメムロボブサップが頭ひとつリード。一冠目を制するのはどの馬なのでしょうか。楽しみな一戦です。
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【第8回開催4日目】
8月3日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク賞サマーカップ(オープン・20:05発走予定)。出走メンバー8頭中、5頭が前走北斗賞に出走。センゴクエースが障害を3番手で通過しすぐ先頭に立つと、徐々に後続を引き離して快勝。しかし今回は不在のため、2着コウシュハウンカイ、逃げて3着メジロゴーリキが人気を集めそうです。
◎メジロゴーリキは、北斗賞では障害先頭で通過も粘りひと息で3着。勝ち味に遅い面がありますが、今季7戦すべて4着以内を確保している安定感が魅力です。今回は、コウシュハウンカイに賞金ハンデ5キロが課されるぶん終いの踏ん張りが利きそう。逆転に期待です。
〇コウシュハウンカイは、北斗賞ではテンに置かれましたが、障害をひと腰でまとめ2番手で通過。勝ち馬センゴクエースの決め手には屈したものの、最後まで脚色が鈍ることなく、歩き切ったのは好内容といえます。この相手関係なら実績上位で通るだけに好勝負必至です。
▲ミスタカシマは、前走4歳シーズン一冠目・柏林賞を制覇。障害を先頭で通過後、一旦は先頭を譲りましたが、持ち前の勝負根性を発揮し、脚色衰えることなく先頭で歩き切る好内容のレースでした。年上馬相手と条件は強化されますが、前走を勝ちっぷりから上位争いに期待です。
△ミノルシャープは、前走北斗賞では障害で手間取り、差のある6着。今回はトップハンデになりますが、715キロの負担重量なら障害の修正が可能。今季特別戦では4戦すべて3着以内と好成績を残しているだけに巻き返しが十分です。
【第8回開催5日目】
8月4日(日)のメイン第10レースは、3歳一冠目の第44回ばんえい大賞典(3歳・20:10発走予定)。出走メンバー9頭中7頭が6月17日のとかちダービーに出走。とかちダービーは、障害を先頭で通過したギンノダイマオーが粘り込みを図るところ、3番手で通過したアオノブラックが差し切って勝利。2番手で通過したジェイエースが3着に入りました。
◎ギンノダイマオーは、とかちダービー2着後の自己条件の2戦では、B1級-1組平場戦は4着でも勝ち馬と2秒5差で、2組平場戦が2着。詰めひと息な面がある分勝ち切れていませんが、近走では好勝負を演じ続けています。2歳シーズンでは三冠とも惜敗の2着だっただけに3歳一冠目の奪取に期待です。
○ジェイエースは、B3へ昇級初戦のとかちダービーで3着。前走のB3級-1組では障害で苦戦し8着に敗れましたが、基礎重量が増える重賞の舞台なら息を入れて追走できそう。重賞初挑戦だった3月のイレネー記念では690キロで5着で、20キロ軽い今回は巻き返しに期待します。
▲メムロボブサップは、イレネー記念1着以来の休み明けで、最大50キロ差のトッブハンデを課されていたとかちダービーでは4着同着。しかし、続くA1級・A2級-3組混合で勝利を挙げると、前走A1級-2組混合では1秒7差の3着と善戦しています。2歳シーズン二冠の実力馬で、同世代限定戦なら上位の存在。最大50キロ差のトップハンデで、初となる700キロさえ克服できれば好勝負必至です。
とかちダービーの勝ち馬△アオノブラックは、2歳シーズン二冠目のヤングチャンピオンシップも制しており力量上位。前走A2級-1組平場戦では6着に敗れましたが、侮れない存在です。
【第8回開催6日目】
8月5日(月)のメイン第10レースは、しし座特別(A1級-1組・20:10発走予定)。出走メンバー10頭中、7頭の前走天の川特別(A1級-1組混合)は、障害を先頭で通過したノエルブランが後続の追撃を凌ぎ切って勝利。じわじわと脚を伸ばしたコウリキが2着で、障害を2番手で通過したコウシュハレガシーが3着に入りました。
◎コウリキは障害をひと腰でまとめると、ノエルブランに迫りましたが、コンマ1秒届かず。ひと押しが足りませんでしたが、降雨による軽めの馬場の影響か、逃げた馬が止まらない展開を考えれば、力は発揮したでしょう。オープン経験馬で、2走前にはコウシュハウンカイを下している実績は上位。勝ち負け必至です。
○コウシュハレガシーの3着は、昇級初戦だったことを考慮すれば上々の内容。今回は前走から10キロ増の695キロになりますが、2走前の4歳重賞・柏林賞では700キロの重量で2着を確保したことから対応可能とみます。好内容だった近2走から、ここでも上位争いは十分です。
▲ノエルブランは、脚抜きの良い馬場が味方した印象も、脚色鈍ることなく歩き切る好内容の勝利。このメンバー構成なら先行力、障害力ともに上位の存在だけに、障害通過後の踏ん張りが利けば粘り込みも十分可能です。
△キンメダルは、近走では流れに乗れず、掲示板確保が精一杯。しかし、天の川特別では息を入れて追走し、障害の下へ到達したのは6番手でしたが、ふた腰でまとめると、じわじわを脚を伸ばし3秒1差の4着と健闘。基礎重量が増え、ペースも前走よりは落ち着くことが見込めるだけに前進に期待です。