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2018年8月 アーカイブ

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今週の見どころ(9/1~9/3)

2018年8月30日(木)

 平地の地方競馬で活躍する女性騎手3名により争われるシリーズ競走・レディスヴィクトリーラウンド(LVR)。10月7日の開幕に先立ち、9月3日(月)には、帯広競馬場で、LVRレディスヴィクトリーラウンドinばんえい十勝が実施されます。引退騎手2名にばんえいの竹ケ原茉耶騎手も加わりエキシビションレースを戦うほか、各種イベントが行われます(詳しくはこちら)。

【第11回開催1日目】
 9月1日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯(A1級-1組混合・20:10発走予定)
 ◎カイシンゲキは、A1昇級後のとかちえぞまつ特別、ベガ特別と連勝中。ともに今回と同条件のオープン馬との混合戦で、着差こそ小さいものの強い内容でした。今開催から基礎重量が10キロ増え、賞金ハンデ5キロが課されますが、現在の障害のキレなら克服できそうです。
 ベガ特別(馬場水分1.7%)で2、3着の○ハクタイホウ▲キンメダルも有力。両馬とも、とかちえぞまつ特別では人気に反する走りでしたが、馬場水分が0.5%で、馬場が重すぎた印象でした。極端に時計がかかる馬場にならなければ、引き続き上位争いできそう。
 △カネゾウは、A1昇級初戦のベガ特別が5着とまずまず。上位3頭は強力ですが、追い比べに持ち込めれば侮れません。
 4頭いる4歳馬では、はまなす賞4着△ミノルシャープに注目します。

【第11回開催2日目】
 9月2日(日)のメイン第10レースは、マロニエ賞(オープン・20:10発走予定)
 ◎フジダイビクトリーは、ばんえいグランプリでは障害で転倒し大敗を喫しましたが、もともとは障害巧者だけに立て直しは可能でしょう。今開催から基礎重量が10キロ増えるのは相対的に有利で、賞金ハンデの加増がないのも歓迎材料。次開催の岩見沢記念へ向け、メドの立つ走りをしたいところです。
 ○キサラキクは、近6走では、重賞3戦はすべて6着ですが、その他の特別戦は2勝、2着1回と重量への適性の差がハッキリと出ています。基礎重量増はマイナスですが、特別戦なら勝ち負けを期待したいところ。
 ▲センゴクエースは、ばんえいグランプリ2着で、前開催のJRAジョッキーDAY特別(オープン)も3着など、条件を問わず上位争い。
 △コウシュハウンカイも力通りなら当然上位争いに加わってくるはずですが、賞金ハンデ25キロは厳しく勝ち切るまではどうか。

【第11回開催3日目】
 9月3日(月)のメイン第10レースは、白露特別(A1級-2組・20:10発走予定)。上位拮抗で有力馬は五指に余ります。
 まず注目は◎メジロゴーリキ。4歳シーズンの今季A1級スタートと見込まれましたが、大崩れの少ない成績を残しています。近2走の世代限定戦では今回と同じ700キロで勝ちに等しいレースをしており、自己条件に戻っても勝ち負けが期待できそう。
 ○カゲホウトウは、近2走が3、4着と善戦止まりですが、A1へ昇級しての戦いで、しかもオープンと混合だったことを考えれば、むしろ好結果ととらえられます。
 ▲カンシャノココロ△ニシキエーカンは、近2走では、格下A2級と混合の同じレースを使われ、着順を入れ替えてのワンツー。ともにオープンからの降級馬で、A1級同士でしかも2組ならまだまだ相手有利な印象。
 △バウンティハンターは、カンシャノココロ、ニシキエーカンと同じ近2走が3、5着。前走は両馬から離されましたが、障害で置かれたぶんの差で、すんなり越えられれば接戦が可能でしょう。

8/26はまなす賞回顧

2018年8月27日(月)

マツカゼウンカイが初タイトル!

 26日(日)は重賞・はまなす賞(3、4歳オープン)が行われ、単勝3番人気の4歳馬マツカゼウンカイが優勝。ばんえいダービー2着など世代上位の力を示していましたが、5度目の重賞挑戦で初タイトルを手にしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.カネサスペシャル 13.2
 2.ミノルシャープ 3.7
 3.ミスタカシマ 21.0
 4.アアモンドグンシン 2.6
 5.ハマノダイマオー 50.9
 6.マツカゼウンカイ 4.2
 7.メジロゴーリキ 6.6
 8.ジェイワン 11.7

 1番人気に推されたのは3歳馬のアアモンドグンシン。27キロの馬体減こそ気になったものの、2走前のばんえい大賞典制覇を含め、9連続連対中と充実一途。年長馬が相手でも力上位と見られました。以下はミノルシャープ、マツカゼウンカイ、メジロゴーリキの4歳勢が単勝ひと桁台で続き、アアモンドグンシン VS 4歳馬という戦前予想になりました。

 馬場水分は1.8%でゲートオープン。道中はミスタカシマ、アアモンドグンシンなどがペースを握りますが、他馬も離れず追走。中間点通過後も大きく遅れる馬はおらず、ほぼ横一線で第2障害を迎えました。
 最初に仕掛けたのはメジロゴーリキで、ほぼ同時にアアモンドグンシンも登坂を開始。ミノルシャープ、ミスタカシマあたりも反応し、他馬も続々と動き始めます。先頭クリアはメジロゴーリキ。差なくミスタカシマが続き、ミノルシャープが3番手。やや遅れてマツカゼウンカイとカネサスペシャルも突破します。アアモンドグンシンはその間に天板付近でヒザ折りを喫し、苦しい展開となりました。
 障害を下りてから一気に加速したのはミノルシャープで、ミスタカシマも追走。メジロゴーリキもこれに食らいつくような形で、残り30メートル地点を通過します。しかし、先頭のミノルシャープは残り10メートル付近で脚いろが鈍り、淡々と歩いてきたメジロゴーリキが先頭を奪い返すべく肉薄します。そこへじわじわと伸びてきたマツカゼウンカイとミスタカシマが加わり、残り5メートルで4頭が並ぶ大激戦。ここで最後の"ひと曳き"を繰り出したのはマツカゼウンカイ。クビほどの差だけ前に出てゴール線を通過すると、その差を保って荷物を運び切りました。同タイムとなった2着争いは、わずかにミスタカシマが先着し、3着にメジロゴーリキ。さらに0秒9差の4着にミノルシャープという結果になりました。

 ゴール前のひと伸びで栄冠をつかみ取ったマツカゼウンカイ。2着だったばんえいダービーもそうでしたが、容易にバテない末脚があり、ゴール前で先行勢が止まって混戦になるような展開で好結果を残しています。いかにも荷物が重くなれば力を発揮しそうな印象で、これからの飛躍が楽しみです。

成績はこちら
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藤本匠騎手「この馬には苦手な馬場で、かなり厳しい競馬になると思っていましたが、馬が騎手の無理をうまく聞いてくれたので良かったです。後方につけて追い込んでいく競馬をしていたので、最後はうまく交わしてと祈りながら乗っていました。本当に最後までしっかり歩いてくれました」

はまなす賞 予想結果

2018年8月26日(日)

マツカゼウンカイ、初重賞制覇!

障害を5番手で通過した3番人気のマツカゼウンカイが末脚を伸ばし、重賞初制覇。2着にはしぶとく伸びた7番人気のミスタカシマが入り、荘司さんが馬複を的中!なお、1番人気のアアモンドグンシンは障害で転倒し、大差の最下位に敗れました。

荘司:馬複500円的中! 収支+5,950円

【集計】投資額 6,000円×7R=42,000円

 山崎  +4,570円
 目黒  -15,000円
 荘司  -17,100円
 矢野  -29,910円
 斎藤  -40,000円
 須田  -42,000円
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 紅組  -27,530円
 白組  -111,910円

8/26はまなす賞予想 山崎エリカ

ばんえい大賞典のリベンジだ! ハマノダイマオー

 はまなす賞は、3歳馬と4歳馬が対決するようになった2008年度以降、3歳馬が3勝、4歳馬が7勝と、4歳馬に一日の長があるレース。また、4歳馬は過去10年で10連対していますが、それらは全て柏林賞で3着以内の馬でした。

 しかし、柏林賞の優勝馬でこのレースを勝利したのは、2013年のホクショウユウキのみ。大半はトップハンデに泣かされて善戦止まり。逆に、2着、3着馬がこのレースで活躍しているのがポイントですが、今年は不出走。そこで今年は3歳馬に注目しました。

 よって、◎には、とかち皐月賞ととかちダービーでは、優勝馬アアモンドグンシンよりも重いハンデを背負って2着のハマノダイマオーを推します。この馬は障害力と先行してのしぶとさがウリの馬ですが、ばんえい大賞典では、この馬の先行力を生かせませんでした。確かに勝ったアアモンドグンシンは強かったですが、久々の重賞挑戦ということもあって、道中で息を入れて追走したのが裏目に出た感があります。今回も同型が多いですが、積極策ならばんえい大賞典のときよりも、上の着順が拾える可能性もあるでしょう。ばんえい大賞典では2番人気だったこの馬が、今回は過小評価されている間があるので、思い切って本命。

 ○は、柏林賞の優勝馬ジェイワン。この馬は、近走、障害で止まってしまっていることも不安材料。ただし、もともと障害が得意の馬。休養明け3戦目の今回で変われる可能性もあるでしょう。

 ▲は、重賞未勝利ですが、ばんえいダービーで2着の実績があり、常に堅実な走りが見せられているマツカゼウンカイ。柏林賞は端コースで本来の走りが出来ずに5着に敗れたところもあるので、3番手評価としました。

 △は、とかちダービーの3着馬で、ハマノダイマオーやアアモンドグンシンよりも10kg軽いハンデで乗れるミスタカシマ。この馬はハンデを課せられないように、レースを絞って出走しているところがありますが、出走してくれば崩れない傾向があります。

 あとは7連勝目で、前々走のばんえい大賞典を優勝したアアモンドグンシン。この馬は3歳NO.1の存在ですが、前走では格上と戦っているのが不安材料で狙い下げました。今回が本番とするならば、強い相手と戦って善戦していることはマイナス材料でしょう。強い相手と戦って障害で手間取ると、本番でもスムーズさを欠く場合があるので狙い下げました。

 他では昨年のこのレースの覇者ミノルシャープ。この馬は障害も上手で切れ味も抜群。常に見せ場を作ってくれますが、最後に止まってしまうところがあります。スタミナが足りない馬なので、高重量戦では積極的には狙えないでしょう。

 最後に柏林賞の4着馬カネサスペシャル。この馬は前々走で柏林賞の2着馬を降しているように、強いことは強いのですが、前走での山鳩賞では障害がひと息。もともとは障害上手なだけに、苦戦した点が不安で一番下の評価としました。

◎5 ハマノダイマオー
○8 ジェイワン
▲6 マツカゼウンカイ
△3 ミスタカシマ
△4 アアモンドグンシン
△2 ミノルシャープ
△1 カネサスペシャル

馬複
5-1,2,3,4,6,8 500円
ワイド
5-1,2,3,4,6,8 500円 計6000円

8/26はまなす賞予想 荘司典子

2018年8月25日(土)

美しくて強い3歳牝馬、ミスタカシマが上位を狙う

 はまなす賞過去5年の3歳馬と4歳馬それぞれの成績を見ると、3歳馬が2勝・2着4回・3着2回。4歳馬が3勝・2着1回・3着3回。実力ある3歳馬であれば、斤量差を活かしほぼ互角の成績を出しています。

 昨年は3歳馬のワンツー決着となりましたが、そこで2着だった牝馬コウシュハサマーの成績に注目してみました。はまなす賞までの重賞ではナナカマド賞10着、黒ユリ賞6着、ばんえい大賞典3着。経験を重ね着実に力をつけてきた印象で、はまなす賞では最軽量ということもあり3番人気に推され2着を確保。その後11月の3歳重賞・ばんえい菊花賞で7番人気の低評価を覆し、重賞初制覇を果たしています。

 そして今年のメンバー中、唯一の3歳牝馬がミスタカシマ。単純に実績を考えればコウシュハサマーより上。昨年5月のデビューから3連勝。続く2戦は落としたものの、さらに3連勝でナナカマド賞を制覇。年明け2月の黒ユリ賞で重賞2勝目を挙げ、3月の福寿草特別(3歳牝馬オープン)も勝利。今季の戦いは古馬に混じってB1クラスからのスタートとなりましたが、3歳限定戦も含めて7戦2勝【2-1-2-2】と大きく崩れず上位争いをしています。
 今年の3歳世代の牝馬の中で抜けた存在のミスタカシマ。潜在能力の高さから戦えるはず。660kgは自身初となりますが、希望的観測で克服可能とみて本命です。

 印は一応以下の通り打ちましたが、どの馬にもチャンスありの一戦。今回は総流しで勝負させてください。栗毛で金髪の美少女、ミスタカシマの美しい姿にもご注目を!

◎3 ミスタカシマ
○4 アアモンドグンシン
▲8 ジェイワン
△2 ミノルシャープ
△6 マツカゼウンカイ

単勝
3 2500円
馬複
3-1,2,4,5,6,7,8 500円 計6000円

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