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11/6ばんえい菊花賞回顧

ツルイテンリュウが二冠目を制す!

 6日(日)は重賞・ばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われ、単勝4番人気のツルイテンリュウが優勝。悲願の重賞初制覇を果たすとともに、世代上位の力を証明しました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.マルミゴウカイ 2.5
  2.ツルイテンリュウ 13.1
  3.オトコギ 43.5
  4.キタノリュウキ 12.5
  5.サクラダイチ 18.4
  6.アラワシキング 70.9
  7.プレザントウェー 18.8
  8.ムサシブラザー 118.3
  9.ホクショウディープ 2.0
 10.テンノイノリ 14.6

 オッズからは、9月に戦線復帰しフレッシュなホクショウディープと、ばんえい大賞典を制したマルミゴウカイの一騎打ちムード。これに、重賞でも堅実なレースを見せてきたキタノリュウキやツルイテンリュウなどがどう立ち向かうか。さらに、ほぼ拮抗した重量設定や、前日の雪による軽い馬場(2.5%)がどう影響してくるか。さまざまな要素が絡んだなかで、三冠第2弾のゲートが切られました。

 水分を含んでいることもあり、各馬軽快にスタート。難なく第1障害を突破し、早くも中間点に向かいます。道中は横一線のまま推移。第2障害下にも、ほとんど差のない状態で全馬が到達しました。
 ツルイテンリュウとサクラダイチがほぼ同時に動き、マルミゴウカイ、アラワシキング、プレザントウェーも即座に反応。他馬も続々と登坂を開始します。なかでもマルミゴウカイとツルイテンリュウが切れのある登坂を見せ、ほぼ並んで突破。プレザントウェー、サクラダイチ、キタノリュウキもこれに続き、さらにオトコギ、ホクショウディープ、ムサシブラザーも追撃態勢に入るなど、混戦模様を呈して最後の平坦路に入りました。
 ここからはしまいのスピード比べ。先頭の2頭マルミゴウカイとツルイテンリュウは馬体を併せるかたちで逃げ、やや遅れて下りたホクショウディープがギャロップで追走。以下は置かれ加減となり、各馬が一斉に下りた障害から一転。勝負は3頭に絞られました。ただ、マルミゴウカイは若干苦しくなり、ツルイテンリュウが単独先頭。ホクショウディープも懸命に追い上げますが、マルミゴウカイまで届くかどうかといったところ。結局、最後までスピードが落ちなかったツルイテンリュウが逃げ切り、初の重賞タイトルを手にしました。しまいに苦しくなったマルミゴウカイでしたが、何とか追撃をしのいで2着を確保。そのわずか0秒2差の3着に、ホクショウディープが入線しました。

 ツルイテンリュウは昨年のヤングチャンピオンシップで2着、今年のばんえい大賞典3着など、随所で力を発揮してきましたが、三冠第2弾のここで悲願の重賞初制覇。持ち前のスピードをフルに発揮してタイトルをもぎ取りました。世代限定戦では安定して走れており、これなら定量戦のばんえいダービーでも好勝負が期待できそうです。
 マルミゴウカイはしまいに甘くなったものの、かろうじて2着を確保。そうは言っても粘り切ったことは賞賛に値するもので、ばんえい大賞典制覇、はまなす賞2着など、今季の充実ぶりは目を見張るばかり。二冠奪取の可能性も十分です。

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大河原和雄騎手
「ファン、馬主、スタッフの期待に応えることができ、嬉しい勝利となりました。昨日降った雪で湿った馬場もこの馬には合っていました。道中は馬なりで走ることができ、余裕を持ちながら第2障害を越えることができました。これからも頑張りますので、熱い応援をよろしくお願いします」

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