11月6日(日)のメインには、3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。一冠目のばんえい大賞典(7月31日)には重賞勝ち馬が不在で、重賞初挑戦だったマルミゴウカイが圧勝。今回は同レースから7頭が参戦し、再戦模様です。恐らく1番人気が予想されるマルミゴウカイが二冠を果たすことができるのか。ご注目ください。
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【第15回開催4日目】
11月5日(土)のメイン第10レースは、霜月特別(A1級混合・20:10発走予定)。
◎セイコークインは、昇級後、オープン馬同士では善戦が一杯ですが、A1級時代は、オープンとの混合戦を含め特別戦で3連勝していた実績があります。今開催には、重賞・北見記念が組まれたため、今回はA1級混合と相手関係が大幅に楽になりました。障害を早めに抜けられれば、勝機も十分でしょう。
○トレジャーハンターも、今季の勝ち星はすべてA1級時代に挙げたもの。オープン昇級後、前走の狩勝賞(10月17日・オープン)こそ大敗を喫したものの、障害で崩れたわけではありません。格下A1級が相手のここなら、ペースも楽になるはず。巻き返しを期します。
▲シンザンボーイは、前走のペルセウス特別(10月22日・A1級混合)がA1昇級初戦。いきなりオープン馬が相手で、しかも特別戦でしたが、第2障害ひと腰3番手クリアから2着と、目途の立つ走りを見せました。今回もオープン混合で、相手は揃いましたが、どこまでやれるか注目です。
△ハクタイホウは、オープンの壁に当たっている印象ですが、前走の狩勝賞では、4着セイコークイン、5着トレジャーハンターに先着しての3着。課題の障害がスムーズだったことには評価が必要かもしれません。
【第15回開催5日目】
11月6日(日)のメイン第10レースは、3歳三冠の第2弾・第41回ばんえい菊花賞(20:10発走予定)。10頭すべてが牡馬で、ハンデ差は最大10キロしかつきません。
前哨戦のオッズパーク杯秋桜賞(10月2日・3歳オープン)で1番人気・3着の◎ホクショウディープに注目します。半年の休養明け後を3走してすべて3着。障害、末脚ともキレはよく、秋桜賞は、逃げ切り勝ちを収めたツルイテンリュウに走られ過ぎた印象もあります。2歳シーズンでは、釧路産駒特別、重賞・ヤングチャンピオンシップを含む6連勝を飾った実力馬。休養明け初戦で大幅に減っていた馬体も、前走で1トンの大台に乗っています。重賞2勝目のチャンスでしょう。
○マルミゴウカイは、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典(7月31日)が重賞挑戦で圧勝すると、続く4歳との混合重賞・はまなす賞でも僅差の2着に入っています。近2走の自己条件戦はともに大敗していますが、B4からB1へ一気の相手強化に加え、賞金ハンデ(特別戦では15キロ増)も堪えた様子で、あまり気にしなくてもよさそう。二冠制覇の可能性もあります。
▲キタノリュウキは、自己条件戦では結果が出ませんが、ばんえい大賞典2着、ヤングチャンピオンシップ、イレネー記念3着など世代限定戦では安定しています。
△ツルイテンリュウは、秋桜賞では単勝最低人気ながらあっさり逃げ切って快勝。ここも一発の魅力を秘めています。
秋桜賞4着△プレザントウェー、ばんえい大賞典で1番人気・7着の△ムサシブラザーの両障害巧者が押さえです。
【第15回開催6日目】
11月7日(月)のメイン第10レースは、サロマ湖特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級-2組混合(10月29日)、B1級-3組(30日)の両予選上位馬による一戦です。
A2級-2組混合予選2着の◎ニシキエーカンに期待します。アアモンドセブンに逃げ切りを許したものの、前々走の秋雲特別(10月24日・A2級-1・2組決勝混合)では、同馬を早めにとらえて突き放す完勝を収めています。今回は基礎重量が増える特別戦だけに、追走でも大きく置かれることはなく、秋雲特別の再現が濃厚でしょう。
○アアモンドセブンは、3戦連続でニシキエーカンと対戦し、秋雲特別(2着)以外の平場2戦では、同馬を2着にしりぞけ優勝しています。ニシキエーカンとの決め手比べでは厳しいので、障害でどれだけ差をつけられるかがカギになりそうです。
▲ホクショウメジャーは、秋雲特別3着、A2級-2組混合予選4着。決め手の差が出ただけで、ともに見どころの多いレースでした。障害巧者なので、特別戦でも大崩れは考えられません。
B1級-3組予選勢では、5着△テルシゲに注目。大外10コースに入って追走にスムーズさを欠きましたが、障害での腰の入りには進境を示しました。昨季最終開催の特別戦では、イッキフジ(A2級-2組混合予選3着馬で今回は回避)を競り落とし、あっさり突き放している実力を考えれば、ノーマークにはできません。