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2011年7月 アーカイブ

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7/17北斗賞予想 矢野吉彦

2011年7月16日(土)

実績上位馬に上昇著しい5歳馬

 いやぁ、カネサブラックがいない古馬重賞なんてねぇ。つまらない、って言いたいわけじゃありませんよ。ちょっとイメージがわかないんです。
 カネサブラックは、オッズパーク杯、旭川記念、北斗賞、ばんえいグランプリ、岩見沢記念、北見記念、帯広記念、チャンピオンカップ、ばんえい記念という重賞路線9レースに、ここ数年"皆勤"していました。出走しないのは、08年のばんえいグランプリ以来。この年は、北斗賞とばんえいグランプリを続けて欠場しています。その後の岩見沢記念以来、足かけ4シーズンの間、ずっと出続けていたわけですから、大したもんです。欠場となった今回、あらためてその存在の大きさを思い知らされました。
 言ってみれば大横綱がいなくなったレースですから、波乱も考えられます。これまでの実績から番付上位と思われるニシキダイジン、フクイズミに、上昇著しい5歳馬のキタノタイショウ、フクドリを交えて1点1000円の馬複ボックスを買いましょう。旭川記念でフクイズミとは差がなかったエンジュオウカンも気になる馬ですが、そこまで手を広げてニシキダイジンとフクイズミで決まったら当たっても大赤字になりそうなので、ここはガマンします。6点買いでも、ひょっとしたら赤字になるかもしれませんが、まぁそれはそれで仕方ないですね。

 馬複
 1-2-3-5 ボックス1000円

 今回は無難な予想でしょう? 来月から3連単が導入されるので、勝負はその先と考えています。とりあえず"馬なり"で他のメンバーに付いていきたいんですが・・・。では今回はこのへんで。

7/17北斗賞予想 須田鷹雄

雨予報でキタノタイショウ中心

 カネサブラックが抜けた今回のメンバーならば、ニシキダイジンとフクイズミが人気だろう。ただ、週末雨の予報が出ているあたりを考えると、ちょっとひねりたくなる。
 そもそもニシキダイジンは2、3着が多いタイプだし、このメンバー構成なら重めの馬場でじっくり地力を競いたいところ。フクイズミも脚質的に、馬場が軽くなると先行馬を捉えられない可能性が強まってくる。
 カル馬場が好都合ということで◎キタノタイショウを中心に据え、脚質だけを頼りに○フクドリ絡みもちょっとだけ買ってみたい。
 両馬とも800キロは正直不安だが、キタノタイショウはチャンピオンズカップで、10キロ軽かったとはいえニシキダイジンとフクイズミには先着している。馬場状態が追い風になれば、勝ち切るチャンスもあるだろう。

 ◎2キタノタイショウ
 ○1フクドリ
 ▲3ニシキダイジン
 ☆5フクイズミ
 △7ホクショウダイヤ
 △8エンジュオウカン

 馬単
 2→3,5 各1200円
 馬複
 1-2 1000円
 2-7,8 各700円
 1-3,5,7,8 各300円

7/17北斗賞予想 斎藤修

ギンガリュウセイに穴の期待

 ニシキダイジンとギンガリュウセイの2頭軸。人気になりそうなニシキダイジンからは人気どころを絞って。人気がなさそうなギンガリュウセイからは薄目にも手広く。
 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎(3)ニシキダイジン
 ○(10)ギンガリュウセイ
 ▲(5)フクイズミ
 △(7)ホクショウダイヤ
 △(2)キタノタイショウ
 △(1)フクドリ

 馬複
 3-10,5,7 各1500円
 5-10 700円
 7-10 400円
 10-2,1 各200円

今週の見どころ(7/16~7/18)

2011年7月15日(金)

 7月17日(日)のメインには、古馬重賞第3弾・北斗賞が行われます。出走してくれば1番人気が予想されたカネサブラックが回避し混戦模様です。また、翌18日(祝・月)のメインには、サマーダッシュが組まれています。昨季から実施されている古馬軽量戦をシリーズ化。来年2月27日に実施予定のスピードスター賞を目指す予選の第1戦となります。日曜は高重量での障害力&パワー勝負、月曜は軽量でのスピード勝負と、異なる適性が要求される両メインレースにご注目ください。

帯広競馬場ミントスポット北見場外、ハロンズ岩見沢場外でのイベントはこちら

 7月16日(土)のメイン第11レースは、ふるさと銀河特別(オープン決勝混合・20:05発走予定)。7月9日第10レース(A2級-1組)、10日第10レース(オープン-3組混合)の上位馬による一戦です。
 7月9日第10レースを逃げ切って圧勝したタケタカラニシキに引き続き期待。前々走こそ30キロ軽い牝馬をとらえることができず2着惜敗でしたが、それを除く今季4戦すべてで勝利しています。今回はオープン混合戦ですが、まだまだ相手関係的には有利。しかも別定重量の加増がなく、軸不動といえます。
 同じ前走でちぎられて2着だったミサキスペシャル、3着カネサテンリュウは5~10キロの別定重量を課せられており、2着争い候補です。
 10日第10レース組は回避が相次ぎ、2頭と淋しくなりましたが、末脚がハマるとニシキセンプーに一発がありそうです。

 7月17日(日)のメイン第11レースには重賞・第19回北斗賞(20:05発走予定)が行われます。牡馬800キロ、牝馬780キロでの争いです。
 今季開幕週のばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念と古馬重賞を連勝していたカネサブラックが回避。その両重賞でカネサブラックと好勝負を繰り広げた2頭にチャンスといえます。
 なかでも期待は、ばんえい十勝オッズパーク杯2着のホクショウダイヤ。今季2戦目のオープン-1組混合特別ではニシキダイジンを、続くオープン-1組特別ではフクイズミを破って連勝しています。今季の収得賞金額に応じた別定重量を課せられた4戦目以降は勝ち星から見放されていますが、負担重量差がつかない今回は巻き返しが濃厚。この北斗賞では、09年2着、昨年も3着と近年好走を続けており、今年こそ勝利を目指します。
 旭川記念で2着だったのがニシキダイジン。今回のメンバー中8頭が出走していた前走のミントスポット杯(オープン)で今季初勝利を挙げましたが、もとより特別より荷物を積まれる重賞のほうが向くタイプ。前走以上に条件は有利といえ、ほぼ再戦のここも上位争い必至です。
 割って入るとすればフクイズミ。旭川記念3着でミントスポット杯も2着でした。第2障害での位置取り次第では勝利も見込めます。
 勢いに乗るのがフクドリ。ミントスポット杯ではトップハンデながら僅差3着に食い込んでいます。初の800キロ克服なるでしょうか。
 ギンガリュウセイは今季不振ですが、障害巧者だけに重賞の舞台で変わり身をみせる可能性もありそうです。

  7月18日(祝・月)のメイン第11レースはサマーダッシュ(3歳以上オープン・20:05発走予定)。500キロの定量(牝馬20キロ減)で争われます。
 中心は4歳のトレジャーハンター。オープン-2組に編入されてからは厳しいレースが続きますが、今年2月のスピードスターファイナルでは今回と同じ490キロで僅差2着に入った実績が光ります。スピード競馬への対応力ならメンバー中上位です。
 アオノレクサスハマナカキングは近走、復調気配がうかがえます。500キロならさらに変わり身があって驚けません。
 目下6戦連続連対と好調なタカラオーシャン、最軽量480キロが魅力の紅一点ビフカミツエも侮れません。

今週の見どころ(7/9~7/11)

2011年7月 8日(金)

 帯広競馬場では、いよいよ7月9日(土)から毎年好評を得ているビアガーデンがオープンします。営業期間は8月29日(月)まで及び9月17日(土)~25日(日)のばんえい十勝開催日となります。ビールを片手にナイター観戦はいかがでしょうか?

帯広競馬場ミントスポット北見場外でのイベントはこちら

 7月9日(土)のメイン第11レースはオホーツク特別(B1級-1組・20:05発走予定)
 前走オニオン特別(B1・B2級決勝混合)で最下位9着と敗れたシベチャタイガーの巻き返しに期待します。雨の影響が残る馬場水分4.1%の軽い馬場が災いしたのか、しんがり追走とまったく流れに乗れませんでした。今季、A2・B1級決勝混合での3戦すべて3着以内と、B1級では力上位が明らか。馬場が回復しそうな今回は勝機十分でしょう。
 ブライトダンサーも前走オニオン特別7着(2番人気)は実力ではありません。よどみのない流れながら積極策に出た結果で、今回は上位進出を狙います。
 オニオン特別を制したカネサローズにとっては、オープン経験馬タケタカラニシキを下したことは自信につながるはず。相手関係的にはさほど強化した感もなく、引き続き好走が期待できそうです。

 7月10日(日)のメイン第11レースは北海道競馬記者クラブ特別(オープン-2組混合・20:05発走予定)。実績あるオープン馬に、勢いある準オープン(360万円未満)馬が挑む構図です。
 準オープンクラスの大将格はアグリミズキ。今季開幕からすべて3着以内に好走しており、別定5キロ増となった前走サホロ特別(A1級-1組)でも逃げ残りをはかるコマクインをゴール前で差し切って快勝しています。
 そのコマクインは、以前は特別では第2障害を越え早々に一杯になるレースが多かったですが、このところは交わされても最後まで歩き通せる地力が身についてきました。尾ヶ瀬馨騎手への乗替わりもマイナス材料ではありません。
 サホロ特別3着など堅実なレースぶりが光るオレワスゴイ、4歳の強豪でA1級-1組勝ちがあるトレジャーハンター、前走A1・A2級決勝混合戦快勝で勢いに乗るキタノダイチも侮れません。
 迎え撃つオープンの2頭、ウメノタイショウホッカイヒカルはなかなか成績が上向きませんが、格下相手のここは地力を見せつける場面があるかもしれません。

  7月11日(月)のメイン第11レースは能取湖特別(B2級-1組・20:00発走予定)。好調馬が揃い激戦が予想されます。
 なかでも注目はコーネル。昨季までは障害次第という面があり、勝利した次走で大敗を喫するなど、なかな成績が安定しませんでしたが、今季はそれも解消。開幕から11戦9勝、2着1回(4着1回)と快進撃を続けています。今回は、別定5キロ増に加え相手強化で、試金石といえますが、現在の充実ぶりなら十分勝ち負けになりそうです。
 先行力が自慢のエメラルドも今季開幕から6戦4勝、2着1回(4着1回)と好成績を残しています。特別の負担重量増は割引きですが、相手関係的には有利な印象を受けます。
 ライズドラゴンも今季12戦してすべて3着以内ですが、勝ち星は3つだけと勝ち切れない面があります。差しタイプで展開に左右されますが、前走オニオン特別(B1・B2級決勝混合)では速い流れながら3着に入ったのは収穫でした。
 前走の4歳重賞・柏林賞で2着に好走したファーストスター、決め手あるヒグマキングも差はありません。

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