ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
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今週の見どころ(4/30・5/1・5/4)

 30日(振・月)のメインレースは、今季第1弾の重賞となる新設のばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜)です。
 このレースは別掲のばんえい十勝オッズパーク杯プレビューをご覧ください。
 この日第3レース、第4レースの2歳新馬戦は、今開催の新馬戦のなかでも注目度の高いレース。昨年10月15日、北見競馬場で行われた「全道祭典ばんば1歳馬決勝大会」牡馬の部で優勝したホクショウジャパンが第3レースに、牝馬の部で優勝したプリンセスビジンが第4レースに出走します。ばんえいの未来を背負って立つ若駒のデビュー戦に注目です。

 5月1日(火)のメインレースは春駒特別(3歳以上500万円未満)です。このレースで人気を集めそうなのがバレットドラゴンです。昨季は800万未満クラスでも連対を果たしており、このクラスなら負けられません。6戦連続連対(うち5勝)で昨季を終えたタケトップクイン、年明けの帯広で8戦6勝、2着1回、3着1回の好成績で昨季を締めくくったイナノプリンセスの牝馬2頭もあなどれません。ほかでは、こちらも800万未満クラスからの降級になるライジングサンや、ヤマトモンジューワカテンザンなどが出走予定です。

 5月4日(祝・金)のメインレースはスーパージョッキー賞(3歳以上500万円未満)です。このレースは、昨年度リーディング上位選定騎手による対抗戦で、騎乗馬は抽選で決まります。ハヤテショウリキバンゼンなど実力馬が出走を予定していますが、普段騎乗しない馬を名手がどのように乗りこなすかも騎手対抗戦の醍醐味です。どうぞお楽しみに。

4/30ばんえい十勝オッズパーク杯予想 矢野吉彦

カネサブラックから馬単で

 祝「ばんえい十勝」新年度開催開幕!
 いよいよ始まりましたね。ばんえい競馬の末永い存続を願いつつ、今年もみなさんと一緒にレースを楽しみたいと思います。どうぞよろしく!

 さて、新生ばんえい競馬の重賞第1弾は、新設の「ばんえい十勝オッズパーク杯」。3月のばんえい記念を使った馬と別路線組との対決になりました。実力からすればトモエパワーがダントツですが、1トンのソリを引いて勝ったレースから1カ月。リフレッシュのためのレース間隔としては、短いような気がします。
 そうなると、前走、スターライト特別で好走した3頭、ナリタボブサップ、カネサブラック、ニシキシャープでも勝負になると思うんですけど。でも、これにトモエパワーを加えた4頭のボックスという予想じゃ、無難すぎますよね。
 スターライト特別組の3頭を比べると、ナリタボブサップとカネサブラックの重量差はそのままですが、その2頭とニシキシャープとの差は、今回20キロも縮まりました。これはニシキシャープにとっては明らかに不利な条件。なので、これを消して3頭のボックスにしますか? エッ、それでもまだ無難な予想ですって? ウーン、それもそうですね。
 じゃぁここは、近走でナリタボブサップがカネサブラックに先着することが多かったので、それを逆手にとって、カネサブラックを頭にした馬単を買ってみましょう。相手はもちろん、ナリタボブサップとトモエパワー。ニシキシャープとタケタカラニシキも押さえておきます。なんたって、帯広は10番の馬が要注意ですから。 
 新チャンピオンのトモエパワーには失礼な予想かもしれませんが、少しでも高配当を狙うならこれでいいでしょう。さて、30日は私も帯広に飛んで、ジョッキートークショーなどのイベントに参加する予定です。主催者に成り代わって言えば、ゴールデンウィークの開催で年度始めの勢いをつけたいところ。みなさん、どんどん馬券を買って盛り上げてください! よろしくお願いしま~す!!!

4/30ばんえい十勝オッズパーク杯予想 斎藤修

未来を担う5歳世代からボブサップ

 めでたく新生・ばんえい競馬がスタートした。たしかに賞金や手当などの経営面を見ると厳しいのだが、廃止の危機を乗り越えたことによって、スタンドが綺麗になったり、パドックがスタンド前に移動してきたり、いろんなものがよくなった。
 仮に、廃止の危機にはさらされず、それでも厳しい中でこれまでとは変わらずにばんえい競馬が続いていたら、こうはならなかっただろう。
 続いたからこそいえることなのだが、この先5年、10年を考えるなら、これまでなんとなく続けられてきた競馬はどこかで大きく変えていかなければならないことは確かで、そういう意味ではいいタイミングだったのかもしれない。

 さて、第1弾重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯だが、シーズンがスタートして、いきなり重賞レースというのも、これまでにはなかったこと。
 たしかに開幕したばかりでは力関係が比較しにくいが、長期間の休催があったかつてとは違い、休みは1カ月ほど。サダエリコ以外は昨シーズンの最終開催に出走していて、久々というわけではない。
 そして、ばんえい記念を勝ち、世代交代をアピールしたトモエパワーと、2着に食い込み古豪健在をアピールしたシンエイキンカイが出てきてくれた。
 スーパーペガサスに代わる新王者・トモエパワーが勝ってくれれば盛り上がるのだろうが、馬券となれば別だ。
 740キロという、このクラスにしては軽量での争いなら、スピードに勝るナリタボブサップを中心にしてみたい。帯広コースは連対率61%と断然。
 トモエパワーも、もちろんあっさりと勝ってもおかしくない。いや、あっさり勝つと考えるほうがむしろ普通か。昨シーズンを通して考えてみれば、充実ぶりは目を見張るものがあった。新王者としても負けられないところだ。
 あとは、5歳世代でも早くからオープンクラスで互角の戦いをしていたカネサブラック。昨シーズンは6月に旭川記念を勝ったことで、後半の同世代同士の対戦では負担重量に苦しんだ。
 オープンクラスは全馬740キロ(牝馬20キロ減)だが、ニシキシャープのみが500万未満のクラスからの挑戦で、30キロ減に牝馬の20キロ減での690キロは有利で、上位に食い込む可能性も考えられる。
 ◎ナリタボブサップ
 ○トモエパワー
 ▲カネサブラック
 △ニシキシャープ
 馬券は、◎ナリタボブサップ○トモエパワーの馬連複を厚く。あとは◎から流す。
 とはいうものの、やはりシーズン替りだけに、馬体重の増減やパドックでの状態を見てから最終的に馬券を決めたいのだが……。

今週の見どころ(4/27~4/29)

2007年4月26日(木)

 4月27日(金)から、いよいよ待望の「ばんえい十勝」帯広競馬がスタートします。
 新生・ばんえい競馬をアピールすべく、帯広競馬場も美しく生まれ変わりました。
 スタンド全体がグリーンを基調にした色に塗り替えられたほか、パドックがスタンド前に移動、エキサイトゾーンも広がりました。これにともない、旧パドックはミニ動物園となり、馬との触れ合いの場となります。
 場内は完全分煙にし、ゴミ箱も多数設置、トイレも便器を洋式化するなど改善しました。
 詳しくは、ニュースリリースをご覧ください。
 また、オフィシャルホームページや、このばんえい競馬情報局もリニューアルされました。

 30日(日)までのメインは、企業協賛レースとして行われます。
 27日(金)のメインレースは、日本レーシングサービス賞(オープン混合)です。牝馬ながらばんえい記念5着と健闘したスターエンジェルが出走します。昨シーズンは帯広記念でも2着と好走するなど力をつけてきているだけに、今シーズンは牡馬と対戦する重賞戦線でも期待されます。
 昨シーズン後半はオープンで走り、特に年明けは6戦4勝、2着3着各1回と好調のホシマツリ、前々走でウイナーズカップを制したタケタカラニシキ、成績の安定しているトカチプリティー、条件クラス6連勝中のタカラボーイなどに注目が集まります。

 28日(土)は、全レースをフサイチネットが協賛する「ばんえいフサイチDay」。メインは関口房朗大賞典(混合600万円未満)です。
 年度替りは、4シーズン前の収得賞金控除による降級組が馬券の狙い目。オープンから下がってきたシンザンウィークが、このクラスではしばらく馬券の中心となりそうです。

 29日(日)のメインは、第9回イーバンク銀行杯すずらん賞(4歳オープン)です。
 ばんえい記念の日に行われたクリスタル特別で、マルミシュンキの2着したヒロノドラゴンは、重量差もあり有利になりそうです。また、昨シーズン終盤に力をつけてきたテンカも注目の1頭です。
 ばんえい菊花賞を制し、ばんえいオークスでも2着だったエメラルド、ばんえい大賞典を制し、ばんえいダービー2着のニシキユウなど重賞ウイナーも出走予定です。

 また、注目の2歳戦も連日組まれています。
 30日以降の見どころについては、29日に更新予定です。

レース回顧(3/23~3/26)

2007年3月27日(火)

 23日(金)のメイン、士幌高原特別(4歳以上470万円未満)は、先頭で第2障害を越えた4番人気タケトップクインがそのまま押し切り、4連勝で今季を締めくくりました。2番手で障害をクリアしたコトノカツマが粘るところ、4番手から徐々に差を詰めたタカラオーシャンの勢いが勝り、差し切っての2着。コトノカツマは3着でした。
 24日(土)のメインは、じゃらんカップ(4歳以上550万円未満)。ヨコハマイサムが先頭を行くタカラテンクウを捕らえると、3番手から追い上げてきたサカノオオマサを振り切って勝利。ゴールライン上で止まったタカラテンクウを捕らえたワカテンザンが3着に入線しました。
 25日(日)には、ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われました。このレースについては別掲のばんえい記念回顧をご覧ください。
 この日の第9レース、ロイズカップ(4歳以上650万円未満)は、先頭で第2障害を越えたアローコマンダーが、後続を寄せつけず逃げ切り勝ちを収めました。2、3番手で障害を駆け降りたバンゼン、キョウエイボーイがそのまま2、3着に入りました。
 第8レースはスターライト特別(5歳オープン)でした。差なく第2障害をクリアした、ニシキシャープ、カネサブラック、ナリタボブサップの3頭が残り30メートルで横一線の激戦。最後まで脚いろが衰えなかったナリタボブサップが抜け出して勝利。2着にはカネサブラックが入り、1、2番人気での固い決着となりました。牝馬のニシキシャープが一杯にながらも3着に粘りました。このレースの上位馬は、来シーズンの古馬オープン戦線での活躍が期待されます。
 第7レースのクリスタル特別(4歳オープン)は、第2障害を先頭で降りたヒロノドラゴンが粘るところ、3番手クリアの1番人気マルミシュンキが残り10メートルで一気に交わして勝利。2番手クリアのメジロショウリキも最後に脚を伸ばしたものの、ヒロノドラゴンにはわずかに及ばず3着でした。勝ったマルミシュンキは昨年度から続く連勝を8まで伸ばしました。
 第6レースの若草特別(3歳オープン)は、ほぼ同時に第2障害を駆け降りたシベチャタイガー、アローファイター、カイセゴールデンの3頭に、プリンセスモモが加わっての末脚勝負。2番人気のアローファイターが最後わずかに抜け出しました。前を追う形で勢いのあったプリンセスモモが2着に食い込み、1番人気シベチャタイガーがは3着でした。
 今開催最終日、26日(月)のメイン大平原特別(4歳以上390万円未満)は、1番人気の紅一点イナノプリンセスが先頭で第2障害をクリアすると、勢いそのまま後続に40秒近い差をつけて圧勝しました。2着争いは、ストロングペガサス、シンエイスターの2頭に、後続から襲いかかったタカラエース、ヤマトチカラ、エビスソルジャーも加わった5頭による大激戦。エビスソルジャーがわずかに抜け出し、そこから5着までが1秒以内の差という、最終日のメインにふさわしい見ごたえ十分の好レースでした。

 2007年度の新生・ばんえい競馬は、4月27日(金)スタート! 30日(祝・月)には、4歳以上選抜馬による新設重賞「ばんえい十勝オッズ・パーク杯」が行われます。どうぞご期待ください。

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