先週行われたばんえいグランプリはアンローズが見事に制し、重賞8勝目を挙げました。そのばんえいグランプリは、出走馬ファン投票者にデジタルオーディオセット、ホテルミリオーネ・ペア宿泊券などの豪華賞品が用意されていましたが、その当選者が現在ばんえいオフィシャルホームページ上で発表されています。まだご確認されていないかたは、こちらをご覧ください。
19日(土)に行われるのは藻岩山特別(3歳以上650万円未満)。ここには今季の岩見沢開催5戦4勝のミスターハヤサキがエントリーしてきました。好調なのはもちろんですが、前走は逃げ粘るナリタボブサップをゴール手前で交わす完勝。充実ぶりが目に見えており、今回も勝ち負けが期待できそうです。そのレースで、同じくナリタボブサップをゴール寸前で交わしたプリティブライトも争覇圏でしょう。
この日の第10レースには、別定800万円未満の一戦が行われます。これは14日に行われたゴールデンジョッキー賞出走馬による2度使い戦で、7頭がここに駒を進めてきました。そのゴールデンジョッキー賞で上位入線を果たしたキングシャープ、スミヨシセンショーが中心で、ほかツルマキシンザンあたりまでが好勝負圏内といえそうです。
また第8レースにはオープン混合の一戦が行われ、プリンセスサクラコやシンザンウィーク、ライジングサンなどが出走を予定。前走カエデ賞で2着に健闘したアオノキセキも、上位進出を虎視眈々と狙っています。
20日(日)はメインレースにはまなす賞(3歳オープン)が行われます。これは以前重賞として行われていたレースで、今後の3歳三冠戦線を占う重要な一戦です。注目はなんといってもホクショウダイヤ。今季は14戦して、旭川6連勝を含む8勝。390万までクラスを上げながら、すべて4着以上と好成績で、今回も人気の中心となることでしょう。同じく390万クラスに籍を置くニシキセンプーですが、今季は6月以降出走がないため状態次第といえるでしょう。今季の岩見沢開催で6戦3勝2着2回のカネサテンリュウも、ここは十分争覇圏です。
第10レースは今季初の2歳特別戦、青雲賞(2歳オープン)。シベチャタイガーやアローファイター、コーネルフジなど、2歳戦線を引っ張る各馬が出走を予定しています。中心はやはりシベチャタイガー。ここまで9戦して、取りこぼしたのはわずかに2回。その2度の敗戦も2、3着と、ほぼ完璧な成績を残しています。ここは初めてとなる特別戦ですし、陣営も気合が入っているのではないでしょうか。好レースを期待したいと思います。
21日(月)に行われるのは桂沢湖特別(3歳以上470万円未満)。近走1、2、1着と好調のチヨノキングが、ここでも中心となるでしょう。スギノフィリオを振り切った前走の内容もよく、470万クラスが相手なら勝ち負けを演じるに違いありません。ほか、夕張岳特別でチヨノキングを下したヒカルヨシウメも争覇圏。安定勢力のヨコハマイサム、コトブキライアンも上位に食い込んでくると思われます。