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2005年5月 アーカイブ

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レース回顧(5/7~5/9)

2005年5月 9日(月)

 ゴールデンウィーク最後の開催となった今回、7日(土)はなんと降雪に見舞われました。旭川での5月の降雪は9年ぶり、また積雪は17年ぶりとのことです。
 8日に行われた大雪賞(800万円未満)は、今シーズン650万クラスで2、3着と好走していたヤマノキャプテンが優勝しました。単勝1番人気のツルマキシンザンと並んで第2障害をクリアすると、ゴールまで一騎打ち。0秒5差の接戦を制して、今シーズンの初勝利を挙げました。
 9日のオープン混合は、今季初出走となるミサキスーパーと、アンローズ、トカチプリティーなど有力牝馬勢との対戦に注目が集まりました。ゴール前ではミサキスーパー、トカチプリティー、キタノコクホーの3頭が並ぶ大接戦。しかしミサキスーパーが貫禄を見せて牝馬2頭をねじ伏せ、今シーズンの初戦を飾りました。まずは好スタートを切ったミサキスーパーの今後に、ますます注目したいところです。

今週(5/7~5/9)のみどころ

2005年5月 6日(金)

 ゴールデンウィークもいよいよ終盤です。あれ? ゴールデンウィークというのは5月5日でおしまいで明日からはただの週末なんでしょうか。ま、どっちでもいいですね。
 明日からの3日間開催は、8日のメインレースに第29回大雪賞(3歳以上条件)が行われます。シルバーカップ、北彩都特別の上位メンバーが中心で、なかでも注目は北彩都特別を制したキタノスサノオでしょう。ばんえい記念4着のほか、オープンで好走している実績もあり、ここは貫禄を見せたいところ。ほかではライジングサン、シンザンウィークに注目ですが、650万クラスで好走しているヤマノキャプテンも争覇圏と言えそうです。
 翌9日のオープンにはアンローズ、トカチプリティー、スターエンジェルなど、強力牝馬勢が出走予定。今シーズン初出走となるミサキスーパーもスタンバイしており、注目の一戦です。

やっぱり馬が好き(第1回)  旋丸 巴

田舎暮らしの基礎

 東京での宮仕えにも飽きて、馬のいる土地に引っ越そうと思ったのが、もう13年も前のことである。北海道の中でも、今住む十勝に居を定めたのは色々な事情あってのことだけれど、知人達はこれを大いに怪しんだ。
「どうして日高に住まないの?」
 馬好きであれば馬産地に住むのが当然、というご高察だろうが、皆の衆よ、十勝を甘く見てはいけない。何しろ、当地には種種雑多、色とりどりの溢れて、例えるなら、犬かと見紛うミニチュア・ポニー、西部劇御用達のクォーター・ホース、ブチ模様も美しいアパルーサ、繋駕レース用トロッター、輝く白馬リピッツア、旧ソ連の名馬種ドン等々。(この中で、あなたが知ってるのは何種類?)
 そんな馬の宝庫・十勝にあって、しかし、私が最初に出逢ったのは、巷に溢れるサラブレッドでもなければ前述の馬種達でもない。
 十勝に移り住んで間もなく、我が豚犬を連れて近所を散歩していたら、防風林の向こうに何やら私の琴線を掻き鳴らす影が……。林の小道を突き進むと、目の前に広大な放牧地が広がり、そこには大きな体に優しい瞳を輝かせる重種馬達が!
 当地では「ばんえい競馬」が盛んだと知ってはいたけれど、こんなに近くで、この巨漢馬達が飼育されているとは迂闊(うかつ)にも予想していなかったから驚喜した。
 以降、私は、この地で様々な馬に出会い、運命に翻弄されてアラブ馬の生産まで手がけることになったけれど、そんな馬三昧暮らしの幕を切って落としたのは、この日の重種馬との出会いである。だから、私は今も、ばんえいの熱心なファンであり、レースも勿論、彼らの品評会にも駆けつけて、その力みなぎる巨体を眺めては陶然するのである。

レース回顧(4/29~5/5)

 今週、地方競馬は各地で重賞がたくさんあり、ばんえい競馬では重賞こそなかったもの、連日の開催で有力馬が続々と登場しました。
 4月30日の北彩都特別では、ばんえい記念4着馬キタノスサノオが接戦を制し、このクラスでは力の違いを見せました。
 すでに2歳戦も連日のように行われていて、5月4日に行われた、デビュー戦を勝った馬たちばかりのレースでは、牝馬のキタノマンテンが10キロ減の入澤和也騎手で勝ちました。また4月30日に行われた、デビュー戦1着馬と2着馬によるレースは人気のマルミシュンキが勝ちました。どちらも次走が楽しみなところです。
 5月5日に行われた3歳馬による端午特別は、最初に障害を越えたナリタボブサップが逃げ切り、スーパークリントンが最後追い詰めて惜しい2着。別定重量のため人気を落としていましたが、やはり力のあるところを見せました。イレネー記念馬カネタマルはさすがにスーパークリントンより30キロも重い重量だったので8着はしかたありません。今シーズンの3歳戦線も、やはりこの3頭を中心に展開していくのでしょうか。
 同日のオープンさつき特別では、今シーズンの緒戦を4着に敗れていたスーパーペガサスが押し切り、貫禄を見せました。グレートサンデーが2着で大友栄人厩舎のワンツーでした。1番人気に推されたサダエリコも差のない3着で、今シーズンも男勝りのレースを見せてくれそうです。

5/5 特別予想 斎藤修

2005年5月 4日(水)

 はじめまして。重賞だけでなく、注目馬が出走している特別についてもできる限り予想をアップしていこうと思いますので、いろいろな意味で参考にしてください。

9R 端午特別(3歳牡馬オープン)
 昨シーズン最後のイレネー記念で世代最強をアピールしたカネタマル、ホクレン賞馬スーパークリントン、そしてイレネー記念で1番人気に推された(6着)ナリタボブサップと、この世代の3強が今シーズンはじめて顔を揃えた一戦。640キロならナリタボブサップの巻き返し。イレネー記念は人気薄ながら2着に逃げ粘り、その後も成績が安定しているスーパーロイヤルも差がない。以下、スーパークリントン、キタノカイザー、キョウワテンリュウで、カネタマルは他馬より30キロ以上重い重量ではいかにもきびしい。
 ◎ナリタボブサップ
 ○スーパーロイヤル
 ▲スーパークリントン
 △キタノカイザー
 △キョウワテンリュウ

10R さつき特別(オープン)
 今シーンズン開幕週4/17の旭川えぞまつ特別からアンローズが抜けただけでまったく同じ顔ぶれ、同重量での再戦。やはりその上位馬からになるだろう。昨シーズン終盤から好調持続のサダエリコ、ヨコハマボーイが中心。取捨が難しいのが史上初のばんえい記念3連覇を果たしたスーパーペガサスで、障害で苦戦した前走を見ると軽量のここでは軽視してよさそう。
 ◎サダエリコ
 ○ヨコハマボーイ
 ▲グレートサンデー
 △ミサイルテンリュウ
 △スーパーペガサス

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