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オートレース情報局 オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。

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6月5日~9日 伊勢崎オートの展望

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雨巧者が多く日々の天候もカギ


 青山周平は近5年の稲妻賞に全て優出して3度優勝。3年前は準優勝、重走路で実施された昨年は8枠からスタート決まらず後方のまま終わった。今年は雨走路を7走して3勝・2着も3回と着順は悪くないが、2月のSG全日本選抜(川口デイレース)決勝は0メートルオープン戦の3枠からトップスタートを切りながら徐々に後退して5着。遠征車にも全国区の雨巧者が名を連ねて梅雨の時期におこなわれる今回は、雨が降った場合の対処がひとつのポイントとなりそう。直近2節はSGオールスター(飯塚ナイター)優勝からの、浜松デイレース一般開催をスーパーハンデで準優勝と、エンジン面は問題ない。
 3年前に青山周に完勝して通算4度目の稲妻賞Vを果たした高橋貢は直近の優勝から丸1年遠ざかっており、大勢の地元ファン来場が見込まれる今回は闘志に一層の熱が入りそう。前節の伊勢崎ナイターでは晴雨とも上々の走りを見せており、機力・乗り手ともリズムは良い。
 対照的に早川清太郎はSGオールスター6日間が未勝利、続く地元ナイターは初日~2日目に連勝しながら3日目の準決勝戦が妨害失格。最終日4日目は勝利したが、その後2節・6走は勝ち星なし。昨年12月を最後に優勝できてなく、勢いの面では物足りない。ただ近5年はムーンライトチャンピオンカップ(伊勢崎)、キューポラ杯(川口)などナイターのグレード開催に何度も優勝しており、この稲妻賞も2016年に制覇、2020年には陽がすっかり暮れた18:30発走のプレミアムカップ(山陽)優勝と、夜の大舞台に実績を上げているので、伊勢崎の夜空へ8年ぶりに稲妻を轟かせるシーンは十分ありうる。
 地元車から伏兵を1名挙げるなら大月渉だ。通例となっている冬季のお休みを経て4月はじめに再開した伊勢崎ナイター開催(アフター5を含む)の6節に出場して4節に優出。準優勝2回に優勝1回と優秀な成績をマークしている。特に5月下旬の通常ナイター決勝は高橋貢を振り切って快勝。地元の夜の気候にエンジンがマッチしている強みをグレード開催でも発揮するか。


 中村雅人は昨年11月に伊勢崎ナイター一般開催を優勝。翌12月のG2レジェンドカップと今年1月、伊勢崎デイレース一般開催にも優出した。そのレジェンドカップを優勝したのは加賀谷建明。伊勢崎ナイターは昨年8月のSGオートレースグランプリ6日制の後半3日間を3連勝で締めくくった。今回の出場選手では森且行と西原智昭も前回レジェンドカップに優出している。


 佐藤貴也は過去1年に伊勢崎ナイター6節へ出走して4節に優出。うち1節はSGオートレースグランプリ。グランプリが伊勢崎ナイターで開催されるようになってから昨年で9年、うち3度も優出している(=8周回でおこなわれる準決勝戦を3度も突破している)ように、伊勢崎の夏の夜の長距離戦は得意な舞台といえそうだ。
 丹村飛竜は過去1年の伊勢崎ナイターはSG・G1・G2に1節ずつ出場して、9月のG1ムーンライトチャンピオンカップに優出。今年1月の伊勢崎G1シルクカップ(デイレース)にも優出した。
 荒尾聡は過去1年の伊勢崎はナイターとデイレースに2節ずつ出場。雨中決戦となった昨年6月の稲妻賞を制覇した。8月のSGオートレースグランプリは5日目準決勝戦の不安定な濡れ走路を中村雅人に届かず僅差の3着だったが、今年は5月3節すべて優出と良い流れで来ており、大会連覇へ視界は良好といえる。
 そのほかの遠征車の中では比較的に、青島正樹、石貝武之、角南一如、五十嵐一夫、山際真介、北原岳哲が過去1年の伊勢崎ナイターで好成績を挙げている。


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主な出場予定選手

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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-5(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-9(29期)〕
大月 渉〔伊勢崎 A-44(31期)〕

中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-7(29期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-10(27期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-20(29期)〕
森 且行〔川口 S-22(25期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-33(27期)〕


 文/鈴木


6月5日~9日 伊勢崎オート初日の1日出走表

2024/06/04
開催前の展望
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5月22日~26日 川口オートの展望

川口勢が地の利を発揮しそうな今シリーズ


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 ※斡旋されていた青山周平選手は今節休場となりました。


 地元川口の今期エースである黒川京介は、しばらく優勝から遠ざかっているだけでなく優出を逸するケースが最近は多めだが、川口の消音ナイターは昨年6月と9月に優勝しており、この大会はおととしに制覇。実績と相性の良い川口ナイターゆえ、整備で上向かせてくる可能性は十分ある。活躍できた時の整備データを豊富に持っていることは大きな武器となる。
 今ひとりの期待の若手、佐藤励は先月のSGオールスターと前節の川口ナイターをともに予選中のフライングで失権するという無念の形になったが、3月、4月と川口ナイトレースで優勝しているので、こちらもまたエンジンをマッチさせやすそうで、初めての地元タイトル獲得に燃えてくるはずだ。
 森且行がグングン上向いている。2節前の川口デイレースは優出3着、前節の川口ナイターは準優勝。『川口記念』は今からちょうど10年前、当時はデイレース開催だったが1番人気に応えて優勝。長期療養から復活を果たして3年半ぶりのVを地元の大舞台である今開催で決めれば、川口ファン、オートレースファンを熱狂させられよう。
 復権を図っているのは池田政和も同様だ。2月・3月・4月に出場した川口ナイトレース全開催で試走タイム2秒台をマークしており、夜の川口・消音開催は気候を問わずエンジンを合わせられている。
 佐藤摩弥のムードが高まっている。先月のオールスターでは2度目のSG準優勝。前節の川口ナイター5日制は初日から4戦3勝で優出して機力も勢いもバッチリだ。『川口記念』がナイター開催に替わった初年の2016年大会のウイナーであり、今につながる成長・躍進のきっかけになったともいえるこの大会、地元の顔のひとりとして2度目のVを狙っていきたい。
 昨年5月以降の川口・夜開催において地元車は他に、中村雅人が6節出場・4優出、若井友和が10節出場・5優出、永井大介が9節出場・5優出・1V、上和田拓海が11節出場・3優出・1V、平田雅崇が10節出場・4優出、小林瑞季が11節出場・4優出の実績を挙げている。


 大ベテランにして今も第一線を駆け続けている闘将・岩田行雄。直前に出走した浜松デイレース5日制は後半2連勝で締めくくった。高い整備力に裏打ちされた強烈な攻撃力は今も冴えわたっている。
 長田稚也は、川口で開催された昨年のスーパースターフェスタや今年3月の開設記念グランプリではエンジン合わせきれなかった印象だったのが、先週の川口ナイターは3日目の落車で勝ち上がり権利を喪失したものの高いパワーを披露した。4月SGオールスター優出など大レースでの活躍が増えつつあり、今後の飛躍につながるかも含めて注目したい1車だ。ちなみに7月には川口G1キューポラ杯にも参戦する予定。
 木村武之は昨年6月の川口ナイター一般開催4日制をオール2着で準優勝。昨秋と今年1月にも川口の消音・夜でそれぞれ1着を獲っている。
 昨年7月の川口消音ナイターG1キューポラ杯では、伊藤信夫は準決勝戦まで進出。松尾啓史も準決勝戦には進めたが勝利は挙げられなかった。横田翔紀は予選中にフライングで失権したが5日間を通じて好走。
 松山茂靖と石川哲也は過去1年に川口消音へ3節も出場した経験がアドバンテージになるか。
 

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主な出場予定選手

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黒川 京介〔川口 S-3(33期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
若井 友和〔川口 S-12(25期)〕
永井 大介〔川口 S-13(25期)〕
佐藤 励〔川口 S-15(35期)〕
森 且行〔川口 S-22(25期)〕
池田 政和〔川口 A-8(23期)〕


伊藤 信夫〔浜松 S-16(24期)〕
長田 稚也〔飯塚 S-18(34期)〕
木村 武之〔浜松 S-29(26期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 A-7(15期)〕


 文/鈴木


5月22日~26日 川口オート 初日の1日出走表

2024/05/21
開催前の展望
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5月8日~12日 浜松オートの展望

前節に連勝の新記録を樹立した鈴木圭一郎


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 昨年の前回『ゴールデンレース』決勝戦は、雨走路で大逃げ打った浅野浩幸をレース最終盤に捕えた鈴木圭一郎。前節SGオールスター(飯塚ナイター)は決勝戦の発走で前輪を浮かせて敗戦したが、準決勝戦まで通算18連勝しておりエンジンまさに充実。今節は大会2連覇および4度目の戴冠をめざす。


 鈴木圭と同期の鈴木宏和は、いまだタイトル未保持ではあるが今期のランキングを全国4位まで押し上げたように地力アップは明らか。最も成長した点は、捌く腕を上げたこと。スタートの鋭さはキャリアの浅い時期から全国トップクラスであり、あとは雨走路の走りを身に付けられればスーパーグレード獲得も夢ではない。ゴールデンレースは2021年に優出しているが、雨走路で8着に終わった。
 その2021年、第65回大会を制したのは佐藤貴也。レース中盤から鈴木圭との一騎打ちになるも1車身振り切った。先月SGオールスターでは初日から5日目まですべて3着以内にまとめて優出6着。スタートの切れ味が上向いた準決勝戦を走り終えて、直線が弱いけど手前の伸びは良いと語っていた。
 金子大輔、伊藤信夫もオールスターの動きはマズマズ良かったが、木村武之は速い本走タイムが出ていなかったのが気がかりな点。あとは、6日間の着順は3着が最高ながら、栗原佳祐が非凡なスピードを示した。


 2000年代にゴールデン4連覇を果たした浦田信輔は参加しないが、2010年代に4連覇している中村雅人が今回参戦。オールスターは準決勝戦で2着の中村杏亮に僅差届かず優出はならなかったが、6日間に3勝して2着・3着・4着が各1回と良い仕上がりで今回に参戦できる。
 佐藤励はオールスター初日・2日目に快勝して臨んだ3日目、フライングを喫して勝ち上がり権利を喪失。しかしそのレースを2着に大差を付けて圧勝すると、残り3日間もオール3着以内に好走。浜松走路では2級車時代から大敗が少なく、1級車に乗り換わって以降では今年2月に優出している。
 掛川和人がオールスター初日から3走連続で3着。4日目に勝利して準決勝戦まで進んだ。浜松走路は長年相性が良く、久しぶりに浜松へ出走した昨秋の『SG日本選手権』も初日いきなり勝利している。
 消音マフラーでの開催になるが昨年の浜松アーリーレースで梅内幹雄が優勝。同時期にアーリーレースに優出した篠崎実は、さきのオールスター最終日に『SG最年長勝利』の新記録を打ち立てた。柴山信行は今年4月に浜松デイレースで優出したばかり。経験とテクニックと整備力に長けた彼らベテラン勢にも注目したい。


 G1戦を28度も優勝している高橋貢が意外にも獲得していないタイトルがこのゴールデンレース。昨年の日本選手権に優出するなど走路との相性は決して悪くなく、今回が新たな勲章を加える機会になるかも。
 鈴木宏と同期32期の松本康もまたグレード優勝の経験がないが、昨年の日本選手権では6走4勝・3着2回と好成績を挙げていて、今回活躍する可能性が十分ある。
 伊勢崎A級レーサーでは、押田和也が昨年7月の消音アーリーレースを4日間全勝の完全V。岩田行雄は先月中旬にデイレース優出。野本佳章は昨年の春にデイレース準優勝。


 有吉辰也は過去1年間の浜松に、日本選手権をはじめとするグレードレース4節を含む6節に出場して、すべて優出するという素晴らしい安定感。先述した昨年のゴールデンレース重走路3着もそのうちの1節。振り返れば若手の頃に『G2ヤングダービー』、今から5年前には『G2ウィナーズカップ』を制したし、SGレースV3のうち2回はここ浜松でのものだった。
 中村杏亮は先月オールスターで自身2度目のSG優出。昨年のゴールデンレースは大きな着順が多かったが、その後は日本選手権の予選4日間に3勝するなど浜松で活躍するケースが増えてきている。


 山陽勢は参加人数が少ないうえ、近1年の浜松に優出歴を持つのは丹村飛竜と人見剛志のみだが、佐々木啓はデビュー3年でG1を制覇してからも長年、浜松走路で高い実績を挙げ続けてきた。さらに、今年3月ごろから目に見えて攻撃力がアップしており、2021年『SG全日本選抜』以来となる浜松でのグレースレース優出を狙えそうな雰囲気がある。


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主な出場予定選手

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 鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
 鈴木 宏和〔浜松 S-4(32期)〕
 高橋 貢〔伊勢崎 S-5(22期)〕
 中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
 佐藤 貴也〔浜松 S-7(29期)〕
 有吉 辰也〔飯塚 S-8(25期)〕
 佐藤 励〔川口 S-15(35期)〕
 中村 杏亮〔飯塚 S-19(33期)〕
 佐々木 啓〔山陽 S-44(23期)〕
 岩田 行雄〔伊勢崎 A-7(15期)〕
 篠崎 実〔川口 A-111(9期)〕


 文/鈴木


5月8日~12日 浜松オート初日の1日出走表

2024/05/07
開催前の展望
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4月24日~29日 飯塚オートの展望

佐藤励が2強体制に風穴を開けるか


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 SG『全日本選抜』史上最多4連覇の記録を持つ鈴木圭一郎が、今度はSG『オールスター』4連覇に挑戦する。歴史上、オールスター3連覇は高橋貢と鈴木圭の2名のみ。鈴木圭が今回も優勝すれば単独トップに立つ(なお、オールスター通算V回数は、高橋貢が5回で単独最多)
 目下13連勝。先月の山陽G1『プレミアムカップ』~今月の浜松一般開催~山陽G1『令和グランドチャンピオンカップ』を無敗で3連続優勝。山陽2開催とも青山周平を2着にくだしており、これ以上ない勢いを有している。


 青山周は2月の山陽G2『若獅子杯争奪戦』優勝戦も合わせて、大一番で鈴木圭の後塵を拝する場面が最近こそ増えているが、プレミアムカップの前の節『川口開設記念グランプリ』優勝戦は鈴木圭(4着)に完勝してV。鈴木圭が現在16戦連続で2連対を継続中なのに対して、青山周は18戦連続2連対。こちらも高い機力を長らくキープできている。高橋貢が保持していた従来の記録を塗り替えてデビュー最短での通算100Vを達成したことも推進力に転換していきたい。
 他4タイトルのSGはいずれも過去3年以内に優勝歴があるなか、オールスターだけは8年前に1度優勝したのみだが、鈴木圭の前に立ちはだかって大会V2を決める可能性は十分ある。


 黒川京介は3月に入って以降、2連対率が下がるとともに大きな着順に沈むケースが増えていることと、しばらく夜のレースを走っていないことが気がかりな材料。ただ、3節前の川口開設記念グランプリでは、昼開催ながら走路温度が冷え込んだ条件で速い本走タイムを出していたので、まずは当日の気候と試走の気配に注目したい。


 今回の伏兵でも台風の目でもなく主役候補、優勝戦線における先頭集団の1角に位置するといっていいのが、佐藤励だ。3月以降だけで4度も優勝。直近3節に川口ナイトレース→山陽ミッドナイト→川口ナイトレースと夜開催で大活躍して参戦できるのは大きな強みであり自信にもつながりそう。
 全国ランキングは前期A-100から今期S-15へとジャンプアップ。昨年の夏に1級車へ乗り換えたばかりでこれほどの飛躍を遂げたのだから、バイクのスピードに加えて成長の速度もすさまじい。


 成長の著しい若手として、松尾彩の名前も挙げたい。いまだV回数ゼロでありながら、今季はグレードレースでコンスタントに掲示板へ載るようになっている。2節前には令和グランドチャンピオンカップ優出。スタート力こそ高くないものの、道中の捌く技術を着実に磨いてきている。
 吉林直都はデビュー1年あまりのまだ2級車乗りながら全国ランキングをA級の中堅まで上げて、3月には川口G1に挑んで5戦2勝。直近節の浜松一般開催でもエンジンは猛烈に出ていた。
 吉林と同期の栗原佳祐は、ハンデが重くなってから準決どまりの開催が続いているが、前節は山陽G1の5日間で2着2回。最終日はランキングA級の1級車を捲り返すという、価値あるレース内容だった。
 小椋華恋は今年2月の飯塚ミッドナイトでは成績ふるわなかったが、同じく消音マフラーを用いる地元川口のナイトレースでは、キャリアの浅い時期から好走するケースが多く、夜に逃げるとスピードの上がるタイプといえる。
 近況の新井日和は目立った活躍はできていないが、今年は川口SGと川口G1でそれぞれ1勝を、地元伊勢崎G1と山陽G1ではそれぞれ2勝を挙げた。直近の消音開催は、山陽ミッドナイトでまずまずの走りを見せていた。


 大会V5の高橋貢とV3の荒尾聡は先月プレミアムカップに優出。同じくV3の永井大介は2月のSG『全日本選抜』初日~4日目を4連勝と、いずれも今季の推移は悪くなく、タイトル獲得へ向けて活発に動いてくるだろう。
 有吉辰也は今年48走して着外10回、あとは全て3着以内と、安定感の高さは青山周・鈴木圭にすらヒケを取らない。
 金子大輔も高いエンジン水準のままずっと安定。夜開催は久しぶりになるが、寒冷期の2月におこなわれたSG全日本選抜を制しており、走路温度が冷え込む条件にもエンジンを合わせてくるはず。
 岡部聡がオールスターを優勝すると、史上7人目のSGグランドスラマーとなる。飯塚ナイター連戦で迎えられることはアドバンテージになりうるし、23日時点での週間予報では空模様が微妙な見込みであることも雨巧者の岡部にはプラス材料。一級品のスピードを持つ加賀谷建明もまた、雨はチャンスをもたらしてくれる。
 スピードといえば、若手の有望株である中村杏亮と長田稚也の車速も非凡だ。特に長田稚は3月下旬からの飯塚3節、明らかに調子が上向いており、動向に注意を払いたい。
 ファン投票全国1位の森且行は、2節前からスタートの切れ味が上昇ムードにあることが、短ハンデ戦では戦力アップにつながる。
 ファン投票川口1位の佐藤摩弥は2月にSG優出、3月には川口G1と山陽G1をまたいで4連勝した。前節は令和グランドチャンピオン5日間で2勝。最終日は10メートルオープン戦の6枠からトップスタートを決め、伊藤信夫や永井大介を離して逃げ切っている。今回と同じ舞台、飯塚ナイターで実施された昨年のオールスターは準優勝。勝った鈴木圭との差はゴール時点でわずか0コンマ5秒。手を伸ばせば届くところに頂点が見えてきた。

 
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主な出場予定選手

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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
黒川 京介〔川口 S-3(33期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-5(22期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-10(27期)〕
金子 大輔〔浜松 S-11(29期)〕
佐藤 励〔川口 S-15(35期)〕
森 且行〔川口 S-22(25期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-26(31期)〕
松尾 彩〔山陽 A-37(34期)〕


 文/鈴木
 



4月24日~29日 飯塚オート初日の1日出走表

2024/04/23
開催前の展望
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4月10日~14日 山陽オートの展望

100V達成した青山周平が参上


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 「平成チャンピオンカップ」が改元に伴い「令和グランドチャンピオンカップ」へ改称して今回が大会5回目。
 過去の4回は長田恭徳(32期)、丸山智史(31期)、平田雅崇(29期)、中村杏亮(33期)と、期の若い選手による優勝が続いている。今回もその傾向は継続するかどうか。


 青山周平(31期)が今月6日の伊勢崎ナイターで通算100度目(デビューから史上最速)の優勝を達成した。今年2月の「G2若獅子杯」は優出3着、先月の「特別G1プレミアムカップ」は準優勝と、走路改修後の山陽デイレースでの戦い方は掴めているし、過去1カ月の全レースの着順は13戦11勝・2着2回とオール連対を果たしている。


 鈴木圭一郎(32期)は「G2若獅子杯」決勝で青山周を後ろから追って捌いて準優勝。プレミアムカップ決勝では逆に青山周の追撃を完封して8周回を逃げ切り優勝。両開催の間におこなわれた「SG全日本選抜オートレース」(2月・川口デイレース)の決勝でも青山周に先着していて、年明け以降の対戦成績は青山周に対してだいぶ分が良い。


 全日本選抜で両者を破って優勝したのは金子大輔(29期)。9年ぶりのSG制覇となった。ここまで3カ月くらいの間ずっと高レベルのエンジンを維持しており、プレミアムカップも予選~準決勝戦をオール2連対で優出した。


 黒川京介(33期)は3月のグレードレース2節はいずれも優出に至らなかったが、2月の若獅子杯では鈴木圭・青山周をくだして自身5度目のグレードタイトル獲得。2週間後の全日本選抜にも優出を果たした。今月から適用される最新ランキングは全国3位まで上昇。初めて就任する川口レース場「エース」として臨む最初の開催でもある。
 川口勢は山陽デイ新走路における好走実績に乏しい中、スタートは切れていないものの加賀谷建明(27期)が先月プレミアムカップの雨3戦いずれも好乗。


 荒尾聡(27期)は昨年3月と今年3月、山陽で開催されたプレミアムカップに2回連続で優出。前回の優出時は重走路でVを遂げた。
 中村杏亮(33期)は昨年の令和GCを制した後も7月までは山陽デイレースで毎回のように好走していたが、新走路になった12月以降は整備を掴めていないのか良走路は4着、重走路は2着が最高と、4節17走に出場して未勝利が続いている。
 他の飯塚車は、有吉辰也(25期)が山陽デイは無論どこのレース場でもさすがの安定感を示しているほか、北原岳哲(35期)が昼の新走路は初実戦であった若獅子杯の初日から3着・2着・1着と好成績を挙げた。


 伊勢崎車は松本康(32期)が若獅子杯、新井恵匠(30期)はミッドナイトだが2月にG2で優出している。


 浜松勢は、旧走路になるが佐藤貴也(29期)が前回の令和GC準優勝。伊藤信夫(24期)は昨年6月に2節連続で山陽デイ優出。
 新走路では、今期ランキングを全国4位まで押し上げた鈴木宏和(32期)が先月のプレミアムカップに優出。栗原佳祐(36期)は若獅子杯とプレミアムカップで4着以内の上位着順を数多く獲った。
 西翔子(35期)は新走路に初挑戦した昨年12月の山陽ミッドナイトにいきなり3連勝で優出。年を越して2月の若獅子杯は1勝(本走タイム3.37秒)、3月の山陽ミッドナイトでも5戦2勝して、走路との相性の良さを感じさせる。


 地元山陽勢は松尾啓史(26期)がプレミアムカップ初日に本走タイム3.36秒。丹村飛竜(29期)はプレミアムカップはリズムに乗れなかったが山陽ミッドナイトでは好走が続いている。丸山智史(31期)はプレミアムカップの前まで山陽3連続優出(昼夜合わせて)。
 A級車に目を移すと、人見剛志(28期)が4節前にハンデが10メートル軽化して以降、成績上昇。古城龍之介(34期)と松尾彩(34期)が近況に成長を見せている。
 永島潤太郎(35期)は最重ハンにハンデ重化してから捌く展開に苦しんでいる印象だが、今回は短ハンデ戦ばかりになるうえ、たとえば10mオープン戦に組まれた場合は内寄りの枠に置かれると想定されるので、活躍できる可能性が拡がりそうだ。


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 主な出場予定選手

 ______________________________


 青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
 鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
 黒川 京介〔川口 S-3(33期)〕
 鈴木 宏和〔浜松 S-4(32期)〕
 有吉 辰也〔飯塚 S-8(25期)〕
 荒尾 聡〔飯塚 S-10(27期)〕
 金子 大輔〔浜松 S-11(29期)〕
 永島 潤太郎〔山陽 A-13(35期)〕
 松尾 彩〔山陽 A-37(34期)〕
 西 翔子〔浜松 A-74(35期)〕
 古城 龍之介〔山陽 A-166(34期)〕


 文/鈴木


4月10日~14日 山陽オート初日の1日出走表

2024/04/09
開催前の展望
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